iTunes Storeの映画販売をめぐりディズニーと小売チェーンが激突
2006年11月21日 12:00
DVDより安い値段で映画のダウンロード販売を開始したアップル社のiTunes Storeが、アメリカの小売業界を揺るがしている。大手小売チェーンである「ターゲット」は、iTunes Storeに唯一作品提供をしているディズニーの店内広告を取り下げるという措置に出た。これに対し、ディズニーのブエナビスタ・ホーム・ビデオ社は、店内広告を元に戻さなければ、「パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト」や「カーズ」などディズニーの人気DVDを、今後「ターゲット」に卸さないとする警告文を送付。一触即発の事態となった。が、結局ディズニーが「くまのプーさん」関連商品のライセンスを「ターゲット」に独占で与えるという条件で一件落着したという。