双子の悲劇を記録映画的手法で描いた2人の監督
2006年10月27日 12:00
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双子の悲劇を記録映画的手法で描いた2人の監督

70年代のイギリスを舞台に、生まれながらに腹部がつながっている結合性双生児が、ロックバンドで鮮烈にデビューするも、やがて彼らに悲劇が訪れる様を描いた「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」。第19回東京国際映画祭の特別招待作品として上映され、10月26日には、監督のキース・フルトンとルイス・ぺぺが六本木アカデミーヒルズ(東京・六本木)にて会見を行った。
テリー・ギリアム監督の映画撮影が、様々な困難により潰えていく様子を追ったドキュメンタリー「ロスト・イン・ラマンチャ」で注目された2人だが、今回は劇映画。しかし、本作にも実在の人物が登場したり、インタビュー映像が挿入されたりと、ドキュメンタリー的な手法が多く使われている。そのため会見では、ドキュメンタリーとフィクションについての質問が多く寄せられたが、ルイスが「ドキュメンタリーとフィクションを別のものと考えていない。どちらもストーリーテリングの手法」と語れば、キースも「ドキュメンタリーをやっていると人の本質を描こうとする視点が生まれ、それがフィクションを撮る上でもいいツールになった」とコメントした。また、15年来一緒に仕事を続けているという2人だが「双子の間にはミステリアスな関係がある。その親密性は想像するしかないが、それを映画のなかで捉えることができれば」(ルイス)と、実際に双子でもある主演のハリー&ブライアン・ディックの現場での不思議に息の合った様子に、少し謎めいたものを感じていたようだ。
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