ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド
劇場公開日:2007年1月20日
解説
70年代のイギリスを舞台に、結合体双生児のトムとバリーが率いる架空のパンクバンド「ザ・バンバン」の伝説をドキュメンタリー形式に則って描いた劇映画。監督はテリー・ギリアム監督未完の大作「ドンキホーテを殺した男」の企画成立から崩壊までを描いた傑作ドキュメンタリー「ロスト・イン・ラ・マンチャ」(01)のキース・フルトン&ルイス・ペペ。
2005年製作/93分/イギリス
原題:Brothers of The Head
配給:アスミック・エース
スタッフ・キャスト
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2018年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
モキュメンタリーの面白さは作り物だろうと思い込んでいても、いつしか本物だと感じるようになってしまう部分があることでしょうか。この感覚を麻痺させてくれる手法もリアルを追及するものとパロディを楽しむものに分かれるかと思いますが、この映画は前者をさらに独創的なものに昇華させ、アート的なドキュメンタリーを目指しているようにも思えます。
『ビッグ・フィッシュ』(2003)でもちらりと登場しましたが、『ふたりにクギづけ』(2003)という映画では結合性双生児が主人公だった。これもまたリアルな映像で、本物なのかと思ってしまうほど。ベトナム戦争時のアメリカ軍による枯葉剤の影響で多数生まれたと言われる結合双生児。フィクションとして扱うのさえ難しいと思われるのに、欧米では平気で映画にしてしまう。しかもこの映画では見世物にされているのだ。と、感想を述べるのさえ難しい・・・
ドキュメンタリーにしてしまったぞ!という意気込みだけは感じられるのですが・・・