「父親たちの星条旗」会見。イーストウッド組は「スイス製の時計」
2006年10月20日 12:00
※06年7月11日より、「ニュース&噂」は毎週火曜日・金曜日の週2回更新となりました
「父親たちの星条旗」会見。イーストウッド組は「スイス製の時計」

「許されざる者」「ミリオンダラー・ベイビー」の巨匠クリント・イーストウッド監督が、太平洋戦争最大の激戦といわれた硫黄島の戦いを、日米双方の視点から描く映画史上初の試みとなる2部作「父親たちの星条旗」と「硫黄島からの手紙」。第1弾として公開されるアメリカ側の視点で描いた「父親たちの星条旗」の日本公開を28日に控え、主演のジェシー・ブラッドフォードとアダム・ビーチ、そして原作者のジェームズ・ブラッドリーが来日。10月20日、東京・六本木の六本木アカデミーヒルズにて来日記者会見を行った。
クリント・イーストウッドの長編第26作目の監督作にして、最高の製作費約8000万ドル(約95億円)を投じて製作された本作。原作者のブラッドリー氏は「スティーブン・スピルバーグが映画化権を獲得し、それをクリント・イーストウッドが監督するということで、私を含めた遺族は大変喜んでいる。正確に私の原作を映像化していたら20時間を超える作品になっていたと思うが、この映画では感情面に的を絞って、2時間強の見事な作品に仕上げていると思う」とコメント。
一方、俳優の2人は、76歳の大監督イーストウッドについて、「彼には“伝染的な落ち着き”がある。自分で威張ったり強がったりすることなく、皆が自然と彼についていくような真のリーダー」(ジェシー)、「クリントは全世界で最もクールな男」(アダム)と絶賛。演出面においても、ジェシーが「500人以上のエキストラを使った大がかりなシーンで3~4回のテイク、あとはほとんど1回のテイクで、スイス製の時計のように正確に撮影が進む」と話すと、アダムは「噂では聞いていたが、本当に1テイクだけ撮って進んでいく。俳優にとっては恐怖だが、やっていく中で自信がついた。このやり方は、クリントが俳優を信頼してくれている証拠」とイーストウッドへの信頼感を表した。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ