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ヒトラー政権に立ち向かった少女の勇姿。感動実話「白バラの祈り」

2005年11月22日 12:00

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マルク・ローテムント監督(左)とユリア・イェンチ
マルク・ローテムント監督(左)とユリア・イェンチ
ナチス政権下、“白バラ”と呼ばれるレジスタンス運動に身を投じた女学生ゾフィー・ショルを描く「白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々」。マルク・ローテムント監督と主演ユリア・イェンチが来日し、11月21日、キャピトル東急ホテルで記者会見を行なった。
本作は本年度ベルリン映画祭で監督賞、主演女優賞など3冠に輝いたほか、数々の賞を受賞。アカデミー賞外国語映画部門のドイツ代表にも選出された。高い評価を受けていることについて、イェンチは「単にナチス政権を描いた映画ではなく、人間の勇気についての普遍的な映画として見てもらっているのでは」と冷静に分析。本作を撮るにあたりリサーチに1年半かけたというローテムント監督は、「私たちは誰よりも先にゾフィーの調書を入手することができました。東西ドイツ統一後、歴史家たちは統一政権に精一杯でゾフィーの調書に目が回らなかった。私たちはわずか1ユーロで調書をコピーして入手したのです」と得意げに語っていた。「白バラの祈り/ゾフィー・ショル、最期の日々」は、06年正月第2弾、シャンテシネほかにてロードショー。

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