壮大な群像劇「男たちの大和/YAMATO」クランクアップ
2005年8月23日 12:00

終戦間際に、沖縄に向けて出撃した世界最大と謳われた戦艦大和の乗組員の生き様とその家族や恋人を描く、総製作費25億円をかけた壮大な群像劇。6億円をかけて、実寸大の戦艦大和のセットを作るなど、命がけで本作の製作にあたっているという角川春樹は「佐藤監督の前でいうのも失礼ですが、本作は佐藤純彌監督の最高傑作だと思います。それと同時に日本映画史に残る名作であると確信しております。21世紀は角川春樹の時代だと思っています」と本作への自信を語った。
また、質疑応答で「愛する者のために死ねるか(戦地に赴くか)?」と聞かれた反町、中村、渡はそれぞれに「愛する者のために、家族を守るために、日本のために戦地に赴く」と答えたが、それを受けた佐藤監督は「『家族を守るために、戦場に向かうか?』という質問の前に、『戦争をしないためにはどうすればいいのか』を考えなくてはいけません。本当に愛するものを守るということは戦争をしないことです。この映画が10年後、20年後の日本を考える上でのきっかけになれば」と締めくくった。「男たちの大和/YAMATO」は12月17日より全国東映系にて公開。