ハリウッドのセレブたちも「華氏911」を絶賛!
2004年6月15日 12:00
6月8日、マイケル・ムーア監督のドキュメンタリー映画「華氏911」のプレミア試写がロサンゼルスの映画科学アカデミーで行われた。話題作だけあって、レオナルド・ディカプリオ、メグ・ライアン、シャロン・ストーン、ジョディ・フォスター、ジャック・ブラック、ヴィゴ・モーテンセン、ドリュー・バリモア、ダイアン・レイン、スパイク・ジョーンズ、ビリー・クリスタル、ケビン・スミス、デミ・ムーア、アシュトン・カッチャーなど多数のセレブリティが参加した。ハリウッドでも映画の試写にこれだけのセレブリティが集うことは極めて稀。
上映終了後、ムーア監督がステージに上がると、600人の観客はスタンディング・オベーションで迎えた。映画を観て泣いたというリーリー・ソビエスキーは「高校教育の一環として、アメリカ人みんなが見るべき」、ロブ・ライナー監督は「歴史上、もっとも重要な映画のひとつだ」と感想を述べた。マリッサ・トメイは、「映画が大統領選にインパクトを与えることを望む」と語ったが、ムーア監督の目的はそれではないようだ。「有権者に対し、何らかの影響を与えられればと思う。でもそんな理由で映画を作ったわけじゃないんだ。僕はみんなに楽しんでもらうために映画を作った。見終わった人に、『ぶっとんだよ!』と言ってもらいたくてね」と語る。大反響に気をよくしたムーア監督は、「近いうちに、アメリカがぼくらの手に戻ってくると信じている」と述べた。試写に来場したセレブリティの写真は、オフィシャルサイトで公開されている。
また、ムーア監督は「華氏911」の全米公開に向けて、ホワイトハウスや共和党からの批判が激増することを見越して、ビル・クリントン元大統領の政治顧問2名を雇ったことを明らかにした。計6、7名からなる「作戦司令室」を形成し、映画の信憑性を落としめようとするクレームに対応させるつもりだという。すでにホワイトハウスの広報は、「華氏911」を「デタラメすぎて、コメントに値しない」と批判しているが「なんでも言いがかりをつけてくるがいい。真実をお見舞いしてやる」と、ムーア監督は自信満々だ。
「華氏911」の全米公開は6月25日。日本でも今夏に公開予定だ。
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