ディズニーに蹴られた「華氏911」、新たな配給元が浮上
2004年5月18日 12:00

「ボウリング・フォー・コロンバイン」のマイケル・ムーア監督の新作「華氏911」の北米における配給権を、ミラマックスが親会社のディズニーから買い取ることになった。当初配給権を持っていたディズニーは、ブッシュ政権を真っ向から批判するその内容から同作の配給を拒絶、北米市場ではお蔵入りする可能性が危惧されていたが、ディズニー傘下のミラマックスが配給権をいったん買い取り、別の配給会社に転売するという形で話がまとまりそうだ。配給会社の候補としては、「パニッシャー」などのヒット作を持つライオンズ・ゲートや、「ロスト・イン・トランスレーション」などのフォーカス・フィーチャー、また、最近「パッション」を大ヒットさせたニューマーケットなどが挙がっている。なお、マイケル・ムーア監督は、今年の大統領選挙が始まる前に全米公開に踏み切りたいとしている。
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