デル・トロ初来日。「21グラム」会見
2004年4月27日 12:00

ショーン・ペン、ナオミ・ワッツそしてベニチオ・デル・トロと実力派スターが競演し、昨年のオスカーレースを大いに盛り上げた「21グラム」。本作のPRのため、ベニチオ・デル・トロと監督のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥが来日し、4月27日、東京・新宿のパークハイアット東京で記者会見が行われた。
初来日のデル・トロは、落ち着いた声で一つ一つ丁寧に質問に答えていた姿が印象的。「ハリウッドでラテン系として俳優業をするにあたって、障害を感じたか?」という質問には「言葉や肌の色の違いは関係なく、障害というのはどの俳優にもあると思う。ただ、演技の先生やバスケットボールの先生に言われたことは『人の2倍上手くなれ』ということだった」とハリウッドでの処世術をシンプルに語った。また、監督2作目で早くも「時系列がバラバラな複雑な映画を撮る監督」というレッテルが貼られているイニャリトゥ監督だが「あれだけ込み入ったスクリプトを作りながらも、観客を混乱させないコツは?」と聞かれ、「言いたいことをハッキリと伝えること」とこれまたシンプルに答えていた。「21グラム」は5月下旬公開。
関連ニュース





