「エクソシスト」の悪魔の声の主が死去
2004年3月23日 12:00
「オール・ザ・キングスメン」で、49年のアカデミー賞助演女優賞を受賞した女優マーセデス・マッケンブリッジが死去した。「ジャイアント」や「武器よさらば」などに出演した彼女だが、もっとも有名な出演作は、声のみの出演だった「エクソシスト」。リンダ・ブレア演じる少女に取り憑いた悪魔の声を担当したが、当初はクレジットされず、ウイリアム・フリードキン監督と激しい争いになったことがある。その後、名前を入れる時間がなかったと弁解する製作側との間に全米俳優協会(SAG)が調停に入り、無事マッケンブリッジの名前が明記されることになったエピソードは有名。享年85歳。詳しい死因は明らかにされていない。