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チャン・ツィイー、SARSを振り返る。「HERO」来日会見

2003年7月22日 12:00

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(左より)ビル・コン、ジェット・リー チャン・ツィイー、チャン・イーモウ
(左より)ビル・コン、ジェット・リー チャン・ツィイー、チャン・イーモウ
既に続編も撮影中という、アジアの才能が結集した話題作「HERO」。8月の日本公開を控え、監督チャン・イーモウ、プロデューサーのビル・コン、主演のジェット・リーチャン・ツィイーが来日し、7月16日にグランド・ハイアット東京(東京・六本木)で来日記者会見を行った。
まず、イーモウ監督が、「日本に来ることができて大変嬉しいです。というのも私はラーメンが大好きで、一昨日、昨日と2日連続でラーメンを食べました」と笑って挨拶。チャン・ツィイーは「また一緒に仕事ができたイーモウ監督と、大好きなジェット・リーと日本に来られて嬉しい、これからも中国映画をよろしくお願いします」と挨拶し、会見が始まった。イーモウ監督は、初めての武侠映画ということについて「子供の頃から武侠小説が好きで、一度は武侠映画を撮りたいと思っていた」と語ったのに続き、ジェット・リーが「アクション映画や武侠映画では、復讐がテーマになることが多いが、この映画には敵役がいない。だから、人間の相互理解を念頭にアクションを演じました」とコメント。また、衣装にワダエミ、音楽に鼓童と、日本人を迎えていることについて監督は「ワダエミさんは、尊敬する黒澤明監督と一緒に仕事をしたと聞いて、会う前に決めてしまいました。鼓童も以前から気に入っていて、音楽担当のタン・ドゥンが作った曲を聴き、もっと鼓童が前面に出てもいいといまだに思っている位です」と語った。また、「“ヒーロー”とは?」との質問に、チャン・ツィイーは中国始めアジアを襲ったSARSを例に出し、「北京で沢山の人がSARSにかかっている時に、自らの命を捧げて病気の人を助けたという話があり、そういう人は“ヒーロー”と言っていいと思います」と語った。8月16日よりロードショー。

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