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「千と千尋の神隠し」、全米公開の評判は?

2002年9月24日 12:00

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日本一ヒットした映画、宮崎駿監督の「千と千尋の神隠し」が、「Spirited Away」という題名でアメリカで劇場公開された。辛口で知られる全米の評論家はそろって同作を絶賛。「アカデミー賞にノミネートされるだろう」(ニューヨーク・タイムズ紙)、「まさにマスターピース(傑作)」(ウォールストリート・ジャーナル紙)、「『オズの魔法使い』『不思議の国のアリス』以来の傑作」(ニューヨーク・デイリー・ニュース紙)、「深遠さと技巧を兼ね備えた偉業」(エンターテイメント・ウィークリー誌)など、今年公開された映画作品の中でも、これほどの賞賛を集めた作品は珍しい。ディズニー映画に慣れたアメリカ人にとっては、宮崎アニメのテーマ性ときめ細やかな描写は新鮮に映ったようだ。しかし、評論家の評価がそのままボックスオフィス成績につながるとは限らないのが、アメリカの映画ビジネスである。これまで宮崎駿監督の作品は、「となりのトトロ」「魔女の宅急便」がビデオのみのリリース、「もののけ姫」は、ディズニー傘下のミラマックスが配給したが、大した数字を上げることはできなかった。「Spirited Away」の全米配給を手がけるディズニーは、「もののけ姫」の反省を生かし、「トイ・ストーリー」の監督であり、宮崎アニメの大ファンを公言しているジョン・ラセター監督に英語版の監修を依頼。さらに、オールスターキャストに吹き替えをやらせた「もののけ姫」と違い、今回は、キャラクターに合った声優を選んだという。さて、気になる成績だが、全米で26館の限定公開なので、オープニング3日間でたったの45万ドル(約5500万円)。しかし、劇場1館あたりの平均成績は1万7300ドル(約210万円)と、トップの数字を稼ぎ出している。今後、劇場数が増大していくことも考えられる。その推移に注目である。

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