空家と家族の再生物語
予告から、のんびり楽しい田舎暮らしが描かれることを期待して、公開初日に鑑賞してきました。確かに序盤はそんな感じでしたが、思ったより重いテーマを含んだ作品でした。
ストーリーは、新型コロナが社会に大きな影響を及ぼした2020年、南三陸の町役場に勤める関野百香が、所有する空家の借り手を募集したところ、東京の大企業に勤める釣り好きのサラリーマン・西尾晋作が内見に押しかけて来て、その勢いのまま始ま... 続きを見る
怪異なるミア・ワシコウスカ
「意識的食事」とは「食べないこと」であると唱道し、それが環境破壊を食い止めるとする栄養学教師の物語。ミア・ワシコウスカ(『ブルーバック』(2023) の海洋学者と同一人物にはとても見えない)の醸す怪異な迫力が少々の無理筋の展開をも切り開く。現代社会の様々なメタファーとも映り、トランプや石丸的世界の陰画と考えると更に空恐ろしい。観終えてからも、あの独特の音楽が耳の奥で鳴り続ける。 続きを見る
かえる→才蔵へと進化は美的、大泉洋のラスト両手刀がかっこよすぎ!
最初から最後まで目が離せない作品でした。シリアス過ぎずに少し笑いも含め
それでいて堤真一との悲しく、切ない別れ。これも男の友情。プラス才蔵との
未来を託した子弟関係の別れもジーン涙腺ゆるむ。個人的には武田ちゃん演じる
弓矢の女性の動きに目が離せなくなりました。”あー人生楽しかったなぁ”との
セリフ私もそう思うような出来事に出会いたい! 続きを見る
本編から感じるのは良くも悪くもカラー臭。
上映時間は81分(CM込みで90分くらい)だが体感は2時間〜2時間半くらいあった。
つまらなくて冗長に感じるのではない。
流れ込んでくる情報の密度が濃すぎて長く感じるパターンだ。
見に行く前の注意点としては『ガンダムの基礎の基礎』くらいは履修した方が良いだろうということ。
これ以上の発言はネタバレになるので控える。
映画は本編の前日譚に当たるであろうBeginningパートと、本編の1話... 続きを見る
77歳の元大学教授に襲いかかる敵の正体は幻覚か、それとも。。。
妻に先立たれた77歳の元大学教授の儀助が、東京都内の山手にある古い日本家屋で慎ましく、日々のルーティンを守りながら暮らしている。とは言え、彼が焼く魚は美味そうだし、たてるコーヒーの香りがこちら側にも届きそうだ。何より、彼は枯れていない。時折訪れる教え子に密かな欲望を抱いたりしている。
ある日、儀助のパソコンに突然"敵がやってくる"というメッセージが届いて以来、彼の意識は一気に混濁していく。... 続きを見る
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