お姉さんが笑ってて良かった
映画館を出た時は、誰も救われない話だ、と思って胸が痛くなった。
でも、最後にお姉さんが穏やかに笑ってて、良かった。
お姉さんは弟が好きなんだと思う。
帰る弟に笑顔で手を振って見送る姉。
カメラを向けるとおどけてみせる姉。
具合が悪い時でも弟には怒鳴ってないように見えたし
答えられる時には答えてた。
母に対する特別な感情も弟の前では口にした(みたい)。
どうすればよかったのか、は第三者へ... 続きを見る
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吉田大八監督が問う自己認識の深淵
吉田大八監督の新作である『敵』。公開2日目の夕方の回に鑑賞したが、ほぼ満席の状態で、私は最前列の少し左側から観ることとなった。この「歪んだ画角」での鑑賞が、むしろ映画の本質に合っていたように思える。なぜなら、本作自体が人間の「主観的な現実」の歪みを描いた作品だからだ。
映画は、長塚京三演じる老齢の元大学教授の日常を淡々と映し出す。丁寧に一人暮らしをし、教え子や編集者から尊敬を受ける彼の姿は... 続きを見る
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考えさせられるというより突き付けられる大傑作。
この映画は黒人奴隷時代を描いており、淡々とそれがどれだけ酷かったか表現されています。
音楽が非常に素晴らしく、ただ音楽そのものが素晴らしいだけではなくその劇中の使い方が見事です。
例えば、白人が黒人を無残にレイプする時は美しくて壮大な曲が流れます。普通の映画ならそんな曲は流しません。普通に考えるとレイプの時に美しくて壮大な曲を流すとレイプを肯定しているように感じますが、それがこの映画の凄いと... 続きを見る
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