BAD LANDS バッド・ランズのレビュー・感想・評価
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なっげんだよ!
この監督の悪い点が出た。
云っておくが自分は原田監督作品のファンだ。
古くは「さらば愛しき人よ」から伝説の失敗作「ガンヘッド」、映画秘宝では散々叩かれた「突入せよ!浅間山荘事件」、近作では「燃えよ剣」、「ヘルドッグス」とお気に入り作品は多々有る。
そんな自分でもこの映画は駄目だ。
原田監督は格好良い絵を撮る天才だと思う。が、いかんせん絵がいい為に編集でカットする事が出来ないのだ。多分。
上記したお気に入り作品の中でも、ここ要らねーだろ。ってシーンが目に付く作品は多い。
本作でも山田涼介は冒頭から登場させて姉弟のコンビネーションを見せて置けば中盤の架空投資詐欺のシーンは全く要らないし、賭場のシーンは結果が見えているのに長過ぎた。ハンコ探すだけにあんな尺使う?
結果犯罪映画なのにテンポが非常に悪い。
あと残念だったのが山田涼介君。
犯罪映画に主演という事でこれまでの駄作請負人イメージを破壊するかと少々期待していたが、相変わらずあのキュートな笑顔以外見所が無い。
演出家も諦めているのか?
もっとイカレたシスコンっぷりを見せて欲しかった。
それでもこの映画に星三つ付けたのは、安藤サクラが素晴らしかったからだ。
これまで個性派女優のイメージしか無かったが、こんな綺麗な女優さんだっけ?と思えるくらい、本作では魅力的だった。
映画のヒロインとして充分な魅力を持った女優さんだと認識を改める事が出来たのは、個人的にだがこの映画最大の功労だ。
もっと弟に対する愛情が伝わるシーンが有れば、切なくていい話になったと思うんだがなぁ。
て事で、原田監督作品としてはハズレなのだが、安藤サクラのファンならば、
オススメ。
蛇足
岡田准一は場をかっさらい過ぎだよなあ。
これはもう安藤サクラさん💕
犯罪者には違いないんだけどなぁ。
好きになるのもやむを得ず。
山田涼介くんが演じた血の繋がらない弟もお姉ちゃんのことが大好きだったんだね。
深い傷を負いながらも走るしかなかったサクラさん。
最後まで「生きろ!」と叫び続けた。
生きて走り抜けることを願った🙏
キャスティングの妙
初期の傑作KAMIKAZE TAXIを彷彿とさせる出来ばえ。キャスティングがうまい!天童よしみなんか登場するまで想像つかなかった。心ない毒親によって、犯罪の世界に負のスパイラルのように入り込んでしまう犯罪者の子供たちの悲哀がよく描かれている。冒頭は、早口の大阪弁と展開の速さで一瞬置いてかれそうだったが、その後の流れは伏線の張り方も良く出来ていて、暴力的な描写が多い割には音楽の使い方のうまさも相まって、不思議な程、見終わった後の不快感がない。
長くて間延びする
個人的に1番面白かったのは序盤。
みてて、長いなぁーって思ってしまう映画でした。
そして山田くんが出てくるまでも長い。笑
安藤サクラの演技と、普段あまりみないダークな山田涼介は良かったものの…
内容かなぁー?
もう少しワクワクする展開や、ヒヤヒヤする展開がほしかった。中盤の中だるみ。長い映画だけに途中がちでしんどい。
原作を知らなくて普通に観た感想でした。
行き当たりばったり姉弟。
序盤の特殊詐欺のお仕事紹介シーンがくどくてちょっと飽きそうになりつつも、中盤からストーリーがあらぬ方へと動き出しこちら側も俄然力が入りました。先の読めない展開でラストも妙な爽快感があって面白かったです。
舞台は大阪。裏社会でしか生きられない姉弟。東京から裏の顔怖すぎ実業家も参戦して結構派手な展開になってゆきます。漫画みたいな分かりやすい登場人物のキャラクターも良かった。曼荼羅かっこよすぎやし、ネリとお姉さんの取引にはめっちゃ痺れた。
社会問題にもなっている特殊詐欺。一度関わると一生ついて回るからね。一時の誘惑に惑わされず、しょうもなくてもやってられなくても給料安くても地道に働くしかない。それしかない。ほんまに。世知辛いけど。
安藤さくらがハマっていた!
昭和のヤクザ映画のような印象が濃い作品でした。でありながら、どういうわけか安藤サクラを応援したくなるのは何故なのでしょう。悪に加担したくはないのですが、何故か応援したくなってしまうのは、ひとえに役者たちの演技がハマっているとしか思えません。3次元の世界では彼らは間違いなく悪党です。しかし4次元5次元の世界になると、善も悪もなくただその現象があって、それを良い悪いと判断するのはひとえに観る人次第であるような気にさせられてしまうほど、物語は魅力に満ちていました。安藤サクラが持つ不思議な虚無感のようなものが、色濃く反映された作品のような気がします。彼女が、いつも月曜日にランニングしている女性の姿に変装して、アジトから脱出する時の爽快な走りと顔の表情は忘れられません。犯罪者ではありますが、過去にあったトラウマを全て振り切ったような喜びの走りに愛おしささえ感じました。劇中においても大阪府警に追われる立場ですが、「捕まらないで」、「逃げろ」とか心の中で思ってしまうのは私だけではないでしょう。人間味あふれる演技に脱帽です。作品での会話のテンポは、かなり早いので聞き取れないところもあります(これがリアリテイさを表現しているのかもしれません)。しかし、特殊詐欺の現場や、組織だった犯罪の構造が良くわかるという意味では、作り方が丁寧だと思いました。弟役の山田涼介も最後には姉をいじめた実業家を倒すために戦いますが、その愛情の深さに心打たれました。
追記 どんな状況に追い込まれようと腹の座った安藤サクラに惚れます笑
もう直ぐ上映館が終わっちゃうよ!と云(イ)う事で…。
公開当初の頃は必ず観なきゃ!なんて言っていたが、何時(イツ)の間にか時は経ち,映画好きの人?の賛否両論が出尽(デツ)くしちゃってる位なのかな? 前置きが長過ぎた。
素人(シロウト)の能書きを此処(ココ)に記載(キサイ?)させて貰おうかと思う。
わりと公開してから時間が経過し&かなりの高い評価を見受けていた事からの見解(ケンカイ)をせざるを得ないとも…。
シナリオとして単純に分かり易(ヤス)く、わりと今をトキメク?安藤サクラも格好良く&えぇ感じに関係を持ってしまう訳は無いかぁ?の弟役との山田涼介との兼ね合いは良かったが…。 宇崎竜童が,私としましてはえぇ所にバッチリなキャストで登場してくれて、好きな訳では決して無いが拍手モノだったと思えた。
終わり方はどうも勿体無(モッタイナ)い気がしたが、アレが1番がいいのかもしれない…,
山田涼介のラスト(一寸安っぽく見えないかい?とも)と,
安藤サクラはいいんとちゃうの?と云う感じ。
安藤サクラと江口のりこの類似度
相変わらずたくさんの人物が次々登場して、聞き取りづらいセリフを早口でまくし立て、話を飲み込む前にスピーディーに場面が展開していく原田眞人監督作なのだが、テンポがよくて飽きさせないのはさすが。大阪の地理には詳しくないけど西成や新世界を舞台に全員いかがわしい連中が詐欺や殺しに踊りまくるというエンタメノワール(って言い方あんのかな?)としてとてもおもしろかった。
登場人物たちのキャラや関係性は漫画っぽくはあるし、IT社長のバブル感・Vシネ感とか笑えるのだが、そーゆー演出でも日本映画にありがちな貧乏くささを感じさせないのが原田監督のうまいところ。今作は山田涼介と岡田君という、話題性と興収を意識したJ案件2名をキャスティングすることで、制作予算も確保しているのだろう。
安藤サクラは演技うまいけど、IT社長があそこまで追っかけ続けるようなイイ女設定より、万引き家族な役が合ってるとは思う(単に熟女顔なだけ!)。
長尺映画ではあるが、飽きずに最後で観れたので良作だと思う。最後の方...
長尺映画ではあるが、飽きずに最後で観れたので良作だと思う。最後の方の資産家をやるところとか、あっさりな演出が個人的に好きなのと、最後の主人公のシーンはなんだかすっきりした気持ちになって好きだった。ただ、関西弁が早くて全然聞き取れなくて、正直前半良くわからなかった💦
安藤サクラさんと、宇崎竜童さんは特に良かった。
うーん。
安藤サクラが見たくて鑑賞。俳優さんたちも皆良かった。サリngROCKさんは初めて知ったけど、怪しい感じがあってた。
でも、この作品に関しては、原作の方が面白かったな。
山田君を弟設定にしてるせいか、情があり、本来は他人の矢代のせいで追い詰められるとばっちりな感じや、孤独に逃走する感じが薄い気がした。
東京の投資家も不要、舞台は関西のみの方が良かったかも。
原田監督の作品、ほとんど見てない。なんと「おニャン子ザ・ムービー危機イッパツ!」以来。
アンダーグラウンド❤
ぶっちゃけ、山田涼介には全然期待せず見始めたけど、ホンマすんませんでした~馬鹿で可愛くて、凶暴な弟役最高!!!
それにしても、安藤サクラの格好良さよ。
皆がみとれる美人てわけじゃない、だがそれがいい。
あの歩き方、帽子のかぶり方……佇まいが、なんとも。
原作では男性の主人公を女性に変え、その背景をつくり込むことで、グッと深みが増したと思う。
ちびネリを可愛がってくれた曼荼羅、発作で苦しみ今ネリに助けられる曼荼羅、終盤で今ネリを救うためにバシッと決めた曼荼羅………いい。凄くいい。
実の親父がクソ野郎で、ジョーの実父である義理の父もクソ野郎、元彼もクソ野郎。
そんな中で、ネリちゃんが人間らしさを保てるのは、ジョーと曼荼羅がいたからなのね。
オタク心を刺激する、やや情報過多…本筋とは無関係の小ネタの数々も楽しい映画。
まぁ、好き嫌いはハッキリ分かれるよね~それは仕方ないと思う。
でも、自分はめっちゃ好きです!!!
配役、演出、演技指導 どれをとっても微妙 失敗作だと思う
監督は主人公をドストエフスキーの”虐げられた人々”のネリーのような女性でやりたかったとか
.
ドフトエフスキーの作品は知らないけれど、エンディングのフランスっぽい音楽とラストシーンから、フランスでよくあるタフな女性が悪に立ち向かうような作品にしたかったように見えました
.
今作は完全に失敗作ですね
配役、演出、演技指導
どれをとっても微妙です
.
前半が退屈
”まんぷく”で関西弁に慣れてるはずの安藤サクラですが、ガラの悪い大阪弁は合わないのか、違和感がありストーリーに入り込めなかった
なんか、薄っぺらいんだよな
その上、役柄からいって色気の欠片もないのが、フランス風のヒロインとしてはアウトです
東京の悪魔が彼女に固執する理由も分かりにくい
後釜の女性を見れば好みのタイプがかけ離れているしね
色気は演出でなんとでもなると思うんだけど、あえて主人公を女性にした意味が無い
はっきりいって方向性が間違っている
メイクも色気のないオバハンみたいで変
お母さんの安藤和みたいに見える時もあった
まあ、良かったのは宇崎竜童くらい
なんであんな死にかけのジジイ役で出すんだろうと思ったけれど最後はキッチリ締めてくれた
突然現れたサプライズ出演のゲスト
ああ、監督は”燃えよ剣”作った人だったね
山田涼介は相変わらず美形
なのにあの色気を生かしけれていない
あれなら彼でなくてもいいでしょう
あんなにビビり人間キャラの演出をしておきながら、最後、簡単に命を捨てるのも変
エンドクレジットで藤島ジュリー景子の名前を見つけて、ちょっと気分がゾワゾワした
これからは、東山紀之の名前がでるんだろうか
痛快でも爽快でもなく見ていて楽しくなかった
最後なんて、してやったりと気分よく終わる所のはずなのに・・・
”燃えよ剣”の時も思ったけど、上手い監督とは言えない
知らない世界
普通に暮らしていると、知る事がない世界の出来事だと思った。でも、実際に存在している世界なのだろう。
最初の詐欺の手口も面白かったが、話が進むにつれての登場人物の繋がりが分かってきて、また面白くなった。
山田涼介がテレビで観るアイドルではなくて、こういう役も似合うのだな…と、思った。
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