劇場公開日 2023年10月20日

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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのレビュー・感想・評価

全306件中、21~40件目を表示

5.0今の時代必要な映画

2023年12月30日
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いくつかの点から面白かったので順に述べる。

まず、1920代のアメリカの田舎の生活。水は井戸から汲み、ウィスキーをがぶ飲みし、風呂にも恐らく入らず、毎日浮いた儲け話に興じ、邪魔者がいれば消す。この点だけでも観る価値はある。実写で撮れるところはギリギリまで撮ってるんじゃなかろうか。

コマが大物にいいように扱われる点。これは今の時代も変わらず、ディカプリオの間抜けさが、観客を緊張と共に引っ張るので、3時間を越える映画が、常にディカプリオと共にある。

インディアンの誇り高さと、土地に対する強い愛。同時に白人の愚かさと強欲さ。この映画では確実に白人が全員悪人であること。

更に、アメリカという土地に対する反省。アメリカは白人のものではなかったという事実。これは恐らくアメリカ人が忘れがちな事実であって、数年おきにこういう映画を放映する必要がある。特にスコセッシみたいな大物監督が取り扱うことに意味がある。

映画はエンターテイメントを遥か超えて、批判能力の高い文化装置である。このことがわかっていない人は「面白い」「面白くない」で判断したがるが、極めて底の浅い、無教養な批判である。

日本のごみみたいな人気俳優によるおちゃらけた映画を100本観てもなんの価値もないし勉強にもならないが、こう言う映画は100本みたら人生観が変わる。エンターテイメントを否定はしないが、限界がある、というだけの話である。

アメリカはひどい国だ、と突きつけることは、大事だ。自分達が最高だと思い込まないために。
同様に、日本もこのような映画をもっと作るべきである。同じ意味で。
この土地は、たくさんの人の血が染み込んでいる。その実感と理解が、明日を作る。知らない人には、できない。

面白いとか面白くないとかは、知らない。
だが、必要な映画だということは大声でいえる。

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багтазар

4.0滑稽さもあるが不穏さも

2023年12月23日
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知的

ストーリーの前情報はあまり入れずに観に行ったので、なんとなくディカプリオが事件の犯人を探すようなものを想像していたのですが、良い意味で裏切られました。

ユーモラスさも混じりつつテンポよく進みながら、二人が悪意に翻弄される様子はやるせないです。
ディカプリオのどうしようもないダメダメ感は滑稽さもありましたが、悪意がなくとも自分の意思を持たずに流されるような状況は、今現代でも通じる不穏さを感じます。
夫婦の関係性も、複雑な想いを押し込めたようなリリー・グラッドストーンの演技も良かったです。

夫婦の人間ドラマとしても面白かったですが、やはりラストからは、虐げられた人々への視点、根深い差別意識に対する批判的な視点を持った作品でもあると感じました。

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nakadakan

4.0利権に群がる

2023年12月18日
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オーセージ族の居住地に石油が出て未曾有の好景気に湧く。
戦時中糧秣をやっていたアーネスト(ディカプリオ)が職をもとめてヘイル叔父(デニーロ)の牧場へ帰ってくる。
ヘイルは石油の受益権を得るためにアーネストをそそのかして血統を片っ端から暗殺していく。
オーセージ族のモリー(Lily Gladstone)は血統一族だがアーネストと結婚したので暗殺者を愛するという二律背反な立脚点で苦悩する。

imdb7.9、RottenTomatoes93%と84%。

ディカプリオは肥えて丸みをつけ眉根を寄せるので凶悪さも見えたが、流されやすい弱さもかいま見せた。デニーロは安定の悪だった。
総じて白人サイドは全員底意地の悪そうな強面を揃え、インディアンサイドはおっとりした顔立ちを揃えた。

教訓にせず因果応報みたいなところにも落とさず冷徹に叙事を追っていく。ゼアウィルビーブラッドのように重厚で胸が騒ぐ映画だったが、ラジオ収録の体で後日談が語られることで重みがやわらいだ。珍しくスコセッシ自身も出てきた。

すべて実話であり、ヘイルが関わったものを含め1918年から1931年までに60人以上の裕福で純血のオーセージ人が殺害された。その後の調査で死者数は数百人に達した可能性がある、といわれている。

そもそも。

米国議会はオーセージに対し石油から得た富の管理を白人後見人が監督することを義務付ける法律を可決していた。
オーセージは自らの富をどう使うか、白人の後見人にお伺いしなければならず、この制度が搾取のきっかけとなり、その間、多くの白人男性がオーセージの女性と結婚し、死後財産を相続するための暗殺が横行した。

ヘイルはメーソンリーで“教会”の描写もあった。映画でフリーメーソンが描かれるのは珍しいのではないかと思った。
彼は強欲で受益権のためには何でもやるがじぶんは手を汚さずに誰かにやらせ慈善事業家のふりをして生きている。

すさまじい悪なんだけれど、いまにも通じる、と思うところがあった。

近年、公金ちゅーちゅーという言葉が一般化している。オリンピックや万博のようなデカいプロジェクトから有識者会議や一般社団法人に至るまで、殺生こそないが巧妙な“ストロー”を使って税金をちゅーちゅー吸い尽くす。

ウィキによるとインスリンの世界最初の臨床は1922年であり、牛の膵臓から精製した世界で数本しかない注射がモリーの糖尿病治療に使われたのは本当だろう。そのような高額な施術をする一方でモリーを衰弱させる毒を盛っているわけである。その無駄と無意味の印象は、わたしたちが万博のようなとち狂った箱物に感じる無駄や無意味の印象と同じではなかろうか。

表面化した(colabo問題のような)事案は氷山の一角であり、なんのことはないこの国はむしろヘイルみたいな輩だらけであり、それらの不正を取り締まるこの映画でいうとFBIのような上位機関もないわけで、この映画内の世界がとりわけ無秩序な昔話という感じはしなかった。

映画は2023年8月9日に亡くなったロビーロバートソンの思い出に捧げられている。

多数のスコセッシ作品でスコアを書き本作Killers of the Flower moonが遺作になった。ザバンドのころはよく知らないがソロ作はよく聴いた。Somewhere Down The Crazy RiverやSign Of The Rainbowが耳に残っている。

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津次郎

4.5傑作

2023年12月15日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

観たくないものを3時間超も見せ続けられるのに、まったく目が離せない。
演出、撮影、衣装、美術、音楽すべてが高次元。そして名優の名演。死ぬほどイヤなストーリーなのに、至福の時間。

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あげ玉

3.5観ごたえがあることは認めるも いかんせん、やはり長い事は否めない

2023年12月9日
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監督も俳優陣もお気に入りだし、当然興味を惹かれるので、気合を入れて鑑賞に臨んだものの....

冒頭で「駄目かな...」と感じつつも、観進めていくと段々と引き込まれていく感じになって、前半は「流石だな」と、良い感じだなと。
特に、丁度マット・デイモン似の(幼少時代役やった事あり)ジェシー・プレモンスが登場して、後半の事件の解明に動き出す辺りまでは面白かった。

普通、この事件の解決に向かう段階から”様々なことが明らかになって”終盤に向けて面白さが増して行くような展開を期待したいところだが、そうでもなかった。

そこから後半で、段々と”眠い目”状態に陥ってしまったのであった。

映画自体のことで言うと、
主演の二人は、特に近年流石な感じのレオナルド・ディカプリオ氏は今回もやはり良かったと思うが、その役柄的に残念ながら観ていて良い気分ではなかった。
ロバート・デ・ニーロ氏については、まあ、もはや「貫禄」って感じで、それ以上の”特別感”はどうかな?、と。

あと、登場人物が多いが、出ずっぱりではなく長時間に渡るため、理解(認識)しきれず。
それに加えて、「最後の最後に登場」状態の”ラジオ番組のプロデューサー =マーティン・スコセッシ”登場は、明らかに出しゃばり過ぎで余計の、興醒めでしか無い。
お陰でさらに、全体として、方向性がなんか変な感じになった印象を覚えた。

それと、Apple TV+が関わっていることで、初めから「配信ありき」の作られ方のような印象も。
例えば、大失敗作となった『天国の門』などのことを考えると、歴史上の出来事(の一部)を題材に描く長尺の大作作品として、あえて大型スクリーンでの鑑賞を切望したくなる”絵巻”とは違い、家庭用の受信媒体で見栄えすることも十分に考慮されて(寧ろそっちを重視?)いるかのように思えてくるからであろう。
(逆に『天国の門』はそれでも観に来てもらえずの結果となりましたが。)

個人的には、同じデ・ニーロ出演作品でも、表面上だけでない、むしろ人間の内側の”非情さ”、”残忍さ”までも突きつけて来たような、セルジオ・レオーネ作品の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』のことを、今更ながら思い出してしまいました。
こちらは、長尺の大作作品らしく大型スクリーンでの鑑賞には見応え十分なスケールの作品でもありました。
更に、初期公開時の米国編集された「短縮版」以外に、「オリジナル版」、リバイヴァル公開「ディレクターズ・カット」(イタリアTV放映バージョンは4時間とも)という今作もビックリの長時間版まであったが、観ていてダレを覚えたことは無かった。

音楽のことに触れておくと、この『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』はエンニオ・モリコーネ氏の音楽もまた素晴らしかったが、今作『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』は、ザ・バンド解散の『ラスト・ワルツ』からマーティン・スコセッシ繋がりの、つい先ごろ亡くなった”元ザ・バンド”のロビー・ロバートソンによるものであり、恐らく今作が遺作となったと思われます。

あの世では、「生前確執のあった」ザ・バンドのメンバーたちと和解して、元のように仲良く、かつ穏やかに過ごされることを願うばかりです。

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アンディ・ロビンソン

3.5理解出来てないのに何故かつまらなくない

2023年12月9日
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鑑賞方法:映画館

3時間半近い長尺をかけて、オセージ族の連続殺人事件と、その背景に潜む白人の企みをじっくり描いたサスペンス。

登場人物も多く、事件も複数起こり、心情や思惑も様々なので、半分くらいしかちゃんと理解出来た気がしません。

アーネストはどこまで分かっていたのか。
ヘイルが目指したのはただの金儲けなのか。
モリーは何を思ったのか。

もしかすると私の理解は全く的外れかもしれない。そのくらいまだ咀嚼の余地と、理解を深めることで感想が変わっていくであろう作品。しっかり理解ができていないし、派手さはなく長尺、それでも面白いと思えるのは巧みの技がゆえ。
壮大なオクラホマの自然を目と耳で感じ、なんとも言えない余韻を抱え、劇場を後にしました。

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まだまだぼのぼの

4.0やっぱりこの監督は長い

2023年12月7日
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笑える

興奮

知的

ウルフオブウォールストリートの時に思ったけど、この監督さんは本当に長い!!
しかし、見終わってからは疲れた感じもなく作品がスムージに進んだからだろう。

映画の中に映る女優さんはなぜこうも魅力的に映るのだろう。艶かしい色気が映画館全体を覆っていた。

まさに目には目を歯には歯をという、人間悪いことしたらその清算をしないといけない至極真っ当な世界を映し出していた。だから長い。

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ZERO2

4.02023 161本目(劇場14作目)

2023年12月3日
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怖い

知的

ゴールデンタッグ。つまらないはずがない。
作品はドラマだし、長尺だしどうかと思ったが
ディカプリオの素晴らしい演技を観るだけでも価値十分でした。

デ・ニーロの演技も良かったがやはりディカプリオの前ではかすみました笑

あと何作、スコセッシ×ディカプリオが観れるかわかりませんが次作も楽しみです

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しゅん13

3.5重く、長い

2023年11月29日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

難しい

スコセッシ作品にディカプリオとデ・ニーロで期待が大きすぎたかも?
もう少しハラハラドキドキするかと思ったけど、途中少しダレた。
力作ではあるが、3時間半乗り切るには重かった。
演技や風景の描き方は素晴らしいし、劇場で観る価値はある。

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TomTomClub

2.5上映時間ほど長くは感じなかったけど、トイレ対策は必須

2023年11月28日
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今時の映画のテンポ感に慣れてる人にはキツく感じられるかもですね
タイトルから勝手にタランティーノぽいのとかサスペンス色の強い話を想像してたので、「あれ?ちょっと違うかも?」って途中でギア切り替えて観た
古き良き映画の雰囲気?だったのかな

アメリカのちゃんとした歴史は知らないですが、まぁそんな事はあっただろうね、、としか思わないので、実はそこまでショッキングな話には感じられず…誰に感情移入すべきかもよく分からないまま、長い上映時間経ってしまった

長くてしんどい事は無かったけれど、鑑賞後感は何だかグッタリした

何だろう、つい先日、北野武の首を観た時も同じ事思ったからか、、人間の野蛮さみたいなのは何百年前から何にも変わって無いよな…って

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mocAgAcom

5.0一瞬も飽きない3時間半!

2023年11月26日
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鑑賞方法:映画館

my color・・・
予告編を観たときからインディアン対する新鮮な見方が出来そう。しかもスコセッシ+ディカプリオ+デ・ニーロなら鉄板でしょうと勝手に期待を大きくして、観たら期待以上に面白かった。
面白かったと言うとマーベル映画みたいな感じに聞こえちゃうけど、冒頭の何件もあるインディアン殺害が全く捜査されない描写から、エンド・クレジットが始まるまで全く緊張感が絶えなかった。そのサスペンス感が凄いのは脚本、演出もあるけど、この映画は特に説得力ある役者たちの演技がだと思う。
ディカプリオは本当に良い役者になってきたのと、ブレンダン・フレイザーが出ていてちょっと嬉しかった。嫌な役だけど。
ディカプリオの妻を演じたリリー・グラッドストーンのアカデミー助演女優賞は確実じゃないかな?

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じゅんぢ

3.0もう本当最低の史実

2023年11月26日
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それをこういう形で描いたのは凄いことかも。
モリーの表情が素晴らしかった
「マイカラー」とか刺さりましたな。

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JYARI

4.5人間味溢れるって、世界共通

2023年11月25日
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舞台は1920年代
オイルマネーにまみれた人間ドラマ。
ネイティブアメリカンとその財に目をつけた白人の話。

ヒロイン、モーリーの気高い聡明さと、
心広く優しさで包み込む感じ。
信じたいけど信じられない
けれど信じようとする芯の強さに胸を打たれた。

言葉にはしないけれど、
目を見ればわかるとはこのことか。

ディカプリオ演じるアーネストは、
一見どうしようもない欲望まみれの環境に
浸りきった卑しさと、妻を愛する純粋さをも持ち合わせる二面性が良かった。

けれど、最後の最後に。。。
ある意味浸りきったのも、純粋さから来るものか。

ロバートデニーロ演じるキングは言うまでもない。
存在だけで不穏な空気を醸し出す悪どさが秀逸。

ハードなハラハラさも感じないのに、
206分と言う長さを感じさせない脚本は
とても素晴らしかった。

個人的には、
エドガーの名前にピンと来てしまった。
そうだ、あの映画も、ディカプリオか。

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あや

3.5良かったんだよな、きっと...。

2023年11月24日
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評価も高いし、巨匠といわれている部類の監督さんだし、
観ておこうと思って、予告情報だけで鑑賞。

導入部のニュースっぽい映像と音楽に、
おっ!やはり良さげ!!と思ったんだけど、
さすがに、206分は、長いな。

途中、集中力途切れて、
ギルバート・ブレイク観たばっかりだったんで、
ディカプリオ、オッサンになったなぁ…とか思ってました。

一時間ぐらい削れなかったのか?
と、削れそうな場面を考えてみたんだけど、
それはそれで思いつかなくて…
どの場面も、きちんと繫がっていくから、
それはそれで匠みは巧みだなと思ったり、
やはり、実話を元にしているし、アメリカの人たちには、
ナイーヴな話だから大切に描きたかったのかなぁ…。

自分的に、長さのマイナスより、作品自体がプラスに思えたのは、
インディアンという部族を、無知故に漠然とカッコイイと思ってしまっているところと、
ディカプリオとデニーロと、リリーさんの俳優の力が過分に影響していると思います。
ヘイルの最初っから、腹に一物ありそうな顔つきに、終始イライラしたし、
アーネストのアホぼん気質にも同じくイライラしたっ!
しかし、モーリーはなんで、あそこまでこの男を信用してたんだ…。
そこが若干モヤっとしつつ、離婚してくれて良かったです。
と、ストーリーには、どっぷり浸かることができたからかな。

でも、長過ぎ感は拭えないな…。

なんで、自分でも、どっちやねんっ!みたいな感じで、本当に良かったのか???
なんとく良いって言わなきゃいけないような風潮に流されていないか?と思ったり…。

で、後でWikiったのですが、
なんやかんやいうて、
巨匠 マーティン・スコセッシさんの作品、正直、そんなに観てなかったです…。

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hkr21

5.0Best movie!

2023年11月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

It's based on the historical fact. I've loved the movie director Martin Scorsese and two actors, Leonardo Dicaprio,Robert De Niro from a long time ago. many movies i've seen. It's very long but we forget about the time which's so much fun. when I was in the U.S. I studied some ethnic groups, or native Americans. this movie is real and gained a lot for me. Must see!

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kiki

3.5ルシファー デ・ニーロ

2023年11月24日
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長かった。
でも、その分ずっとロバート・デ・ニーロを観ることが出来た。

アンタッチャブルやエンゼルハートのデ・ニーロがいた。

欧米が他民族を支配するときは、戦いという直接的な手段よりも、ジワーッとじわーっと侵していく手段を取る(時に犯罪という手段もとる)。それは、オイルマネーという分かりやすい「富」でなくても。中国みたいにジェノサイドをしなくても。

それって、戦後からの日米関係そのものでしょう…

アーサー・C・クラークが「支配された民族の文明は、せいぜい「観光地のお土産」になるだけだ」と、書いていたのを思い出した。

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night runner

5.0ディカプリオの新しい顔

2023年11月23日
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悲しい

怖い

知的

もう彼のファンになり数十年経ちました。
毎度新しい映画に出るたびキャラクター性から顔立ちまで様変わりする彼の演技には魅せられ続けています。
今作はその中でも今までの熱い情熱や成功者の持つ野心とは違ったタイプの雰囲気を持つ人物を演じています。
映画の内容は勿論なのですが全く新しいディカプリオの顔を観劇出来るという意味でもとても興味深い作品です。
是非尺の長さなどで躊躇っている方は観ることを強くお勧めします!

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映ちゃん怪物

4.0監督いい仕事

2023年11月22日
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長いけど長く感じさせないのはなぜだろう。

アラ50のディカプリオまたいい味出してますね。

映画館で真面目にド映画を観た、という感じです。

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カルカソンヌ

5.0現代の我々を糾す巨匠が描く史実

2023年11月21日
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巨匠の数ある作品の屋台骨を、これまでそれぞれに支えて来た名優2人が、
初めて同監督の同じスクリーン上で相見える3時間半の大作。
二人の名演も相俟って長時間見応えたっぷりの内容なのは流石の一言に尽きる。
西部劇といっても、石油によって莫大な富を手にした米国先住民の財産をめぐる話という、
中々知らなかった史実だけに、顛末に興味が尽きることなく見入ってしまった。
脚本も勿論素晴らしいのであろう。
ステレオタイプの設えではない上に、名優2人に留まらず俳優陣が説明的な演技など皆無の丁々発止を繰り出して、息つく暇がないのである。
映画という総合芸術を構成するあらゆるセクションで素晴らしさを発揮する一本。
個人的には、先住民妻役のリリー・グラッドストーンは大発見だった。
終盤、夫ディカプリオとの決別のくだりは、静かな名シーンだと思っている。

同時期に、我が国のかつての地震騒動の史実を題材にした作品が公開されている…
でも何だろう…作品として何か決定的に迫ってくるものが違うのである。
やはり、脚本というのが映画の土性骨なのかなと言うのは感じる所である。
過去に事件を知らされたり説明されたりというのは、ネットや図書館で十分ということか。

「沈黙」があってその流れで「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」があるようにも思う。巨匠自らも、そして我々も糺されている。

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flushingmainst

3.5人間の黒い部分

2023年11月19日
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鑑賞する側からすると
最初から事件の裏側は、ほとんどわかってしまうが

話が進むにつれて、人間の嫌な部分が露わになってくるところが見ていてゾワっとする。

レオナルド・ディカプリオのダメ男っぷりはすごい。

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nana