劇場公開日:

骨

解説

2018年の初長編作品「オオカミの家」で世界的に注目を集めたチリの2人組監督クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャが、「1901年に制作された世界初のストップモーションアニメ」という設定で描いた短編作品。

新憲法草案について議論が交わされる2021年のチリで、ある映像が発掘される。1901年に撮影されたその映像は、少女が人間の死体を使って謎の儀式を行なう様子を記録したものだった。

「ミッドサマー」のアリ・アスターが製作総指揮に名を連ねる。2021年・第78回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門で最優秀短編映画賞、ひろしまアニメーションシーズン2022の環太平洋・アジアコンペティションで最優秀賞を受賞した。レオン&コシーニャ監督の初長編「オオカミの家」と同時上映。

2021年製作/14分/G/チリ
原題または英題:Los Huesos
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2023年8月19日

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(C)Pista B & Diluvio, 2023

映画レビュー

3.5壮大なる離婚

2024年4月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
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uz

3.0滑稽でかわいらしい部分もある

2024年2月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

萌える

実在の出来事ではないよな?と思ってたけどどうやらそのようです。
少女が髪をとかす仕草がかわいらしい。
ところどころコマドリじゃなくなるところが不気味。
実際に降霊術は祈りのような行為に思えた。

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かやは

4.0受肉

2023年11月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

知的

2023年、美術館建設に伴う調査で、ある映像が発掘された。それは、少女が人間の死体を使って謎の儀式を行っているもので……。1901年に制作された、作者不明の世界初のストップモーション・アニメ(という設定)。

『オオカミの家』と同時公開された同監督の短編アニメーション。
一応これはフィクションではあるが、何故かリアリティが凄い。
現代に発掘された作者不明の世界初のストップモーションアニメとかいう設定のせいで余計紛らわしいし、実際そうだと思って観た人も多いだろう。
歴史という付加価値を付けられた本作からは、ある意味呪いのビデオのように底知れない生々しい恐怖が感じられる。
少女が人間の死体を使い儀式を行い2人の男性が出現し……というだけのストーリー。
ただ、その何か凄い出来事が起きるわけでは無い、セリフも説明もない無味乾燥な映像だからこそ、その裏に何かがありそうで言語化出来ない恐怖を感じるのだ。
映像や音楽の掠れ具合も雰囲気に合っていて、正直『オオカミの家』よりも怖かったし好みの作品だったかもしれないと思った。

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唐揚げ

3.0圧倒的な独自性に向き合う準備運動

2023年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

「オオカミの家」との同時上映にて鑑賞。

『1901年に制作された、作者不明の世界初のストップモーション・アニメ』という設定で描かれた作品。この設定だけでもう面白いし、製作総指揮を担ったアリ・アスターが入れ知恵したっぽいな~(褒めてる)と、ほくそ笑んでしまう。

少女が人間の死体を使って謎の儀式を行なう様子を記録した映像(という設定w)は、少女の人形は一見可愛いらしいし、骸骨はまだ作り物感があるが、儀式によって召喚する少女の両親と思われる人形が妙にリアルで気味が悪い。そして「一体何を見せられているんだ…」という疑問符が浮かぶのである。

白黒でセリフの無い14分の短編ながら強い印象を残す本作を「オオカミの家」の前に上映することで、観客に作者の圧倒的な独自性に向き合う準備運動をさせているのかもしれない。

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yookie