劇場公開日 2023年8月25日

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エリザベート 1878のレビュー・感想・評価

全54件中、21~40件目を表示

2.5美しさと激しさ

2023年9月9日
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鑑賞方法:映画館

を兼ね備えたエリザベート。年齢もあるけど、たとえ王が何と言っても、自分の意志を貫く強さが際立ちます。盛り上がりが少ないかあ。

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ごっとん

4.0美しいシーンの数々

2023年9月6日
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鑑賞方法:映画館

難しい

150年ほど前のヨーロッパ、陰鬱な雰囲気と馬や犬の動物と共に美しいシーンが多く引き込まれる情景が印象的だった。古い海外のファッション誌のページを捲るような、アートセンスあふれる映像。ストーリーはエリザベートの淡々とした抑圧された日常の中に燻る、40代に突入した女心のモヤモヤを描くというもの。鑑賞後はラストの展開に???だったけど、一晩経ってあれはそういう事かな?と色々思い巡らせてじんわり味わっています。

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つむり

3.5モヤる

2023年9月4日
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鑑賞方法:映画館

劇中でストーンズの「as tears go by」を歌ったり、中指を立ててみたり、時代背景を無視した演出が入れられるものの、映画そのものはそれほど大胆にはならず、刺激的なポスタービジュアルから期待するようなものではない。
ただその美しさを「象徴」的に求められるのが気に入らないのは分かるが、それにしても何したいんだかモヤって終わる。
思いついた作戦、ってのもどうなの?彼女が可哀想なだけじゃない?
モヤる…

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ぱんちょ

2.0皇室ですよねー。

2023年9月2日
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寝られる

王様のおうちの人たちってホント大変な窮屈な生活でお気の毒。日本の皇室とか、美智子さま、雅子さま、紀子さま、愛子さまなどなど。イギリスのダイアナさん、チャールズさんたち、この映画を観たらばきっとご自分たちと思いが被る事が沢山あるのかも知れませんね。昔みた映画で、どこかの国の王妃が自分の国の税金で贅沢三昧の果てに民衆からのブーイングの果てに裁判にかけられたよぅな❓。で、遂に死刑になった話を思い出しましたが。今回のエリザベートさんはそんな悪事を働く人ではなかったようですね。

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Cinemaオタク女

2.5私には理解できなかった。

2023年9月1日
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ぷぷぷ

4.0宮廷パンク / 美尻トレーニング大事ですね

2023年9月1日
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楽しい

ヨーロッパの王室のことは複雑で全然覚えられないシャルルⅢ世です。あはは。
でも、面白かったです。
音楽もシャレていたし。
エリーザベト・フォン・エスターライヒ(1837 - 1898)は、オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世(ハプスブルク家)の皇后。愛称はシシィ。1878年の40歳時の彼女のエピソードを扱った作品。背が高い痩身の美女で、体形維持に並々ならぬ努力をなさったらしい。原題はCorsageでコルセットのこと。キュツキュツと絞りあげたウエストの細いこと。馬術やフェンシング、吊り輪(トレーニング機具)で鍛えあげた痩身ヒップラインに魅せられました。案外ぽっちゃり童顔の人は老けないもんですが、このての美人さんはそりゃ老けますよ。タバコも吸うしね。紙巻タバコでした。葉巻じゃなくて。あの紙巻タバコは日本でいえば菊の御紋に賜の字が入ったハイライトみたいなもの。傷痍兵のベットに添い寝しながらタバコ吸うシーンはなかなかパンキーでした。時代考証にこだわっている映画ではありません。どう見ても現代風のトラクターをドーンと出しちゃうんだから、そっちは気にするな!エリザベート自身(ビッキー・クリープス)を楽しんでくれというメッセージと受け取りました。
なかなか、自由でパンクな映画。流れとしてはダイアナ妃のスペンサー ダイアナの決意(クリステン・スチュワート)とかヘイリー・ベネットの Swallow/スワロウに近い感じ。
とても高貴な方には見えないビッキー・クリープス。容姿の衰えを悲観するような柄じゃない。むしろ、熟女の武器を駆使して好き放題です。
なかなか変わったお妃で、7歳年上の旦那(映画では一回り以上に見える)も手を焼いていたご様子。惚れた弱みですかね。フランツ・ヨーゼフ1世は公務で多忙でお疲れ気味。背も彼女より低くて可哀そうに見えました。
フランツ・ジョセフ1世は実質的なオーストリア最後の皇帝で在位も長くて人気があるのも、発展家の悪妻に耐えてよく頑張ったよな~的な同情票が多いためらしいです。
当時40歳と47歳ですね。
だめですよ。自分の旦那と比べちゃ。
この時代、女性の平均寿命は40歳というセリフが挟まれます。40歳を過ぎて顔のシワが急に目立ってきたのを気にして、ほぼ顔全体を覆うような黒いベールを着けていました。妹を影武者にしたりして、ずいぶん迷惑かけますが、辛抱強くシシィを支えてくれます。ダメな旦那を置いて、好きな時に夜逃げ同然にすきなところにいって、素敵な男子と○○してみたいわと、ついつい妄想は膨らんじゃいますな。ちょっと気弱な息子は心配しつつも優しくしてくれるし、かわいい娘も慕ってくれる。お手伝いさん(女官)は使い放題。
モルヒネ?ヘロイン?なんかも打っちゃう。
何が不満なんだ!って怒りたくなりますが、それを言っちゃおしまいよ的な映画でした。

監督のマリー・クロイツァーさんはどのくらい満足したのでしょうか?とりあえず、カンヌ国際映画祭でビッキー・クリープスが主演女優賞貰えたのでおめでとうと言いたいですね。
私のすぐ後ろの60過ぎのとても品のあるおば様二人組(姉妹?)は終わったあと、あれはどーなのかしら、こーなのかしらと、ずいぶん首をかしげていらっしゃいました。きっとエリザベートの映画や演劇をたくさんご覧になっていらっしゃるからこそなんでしょうね。

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カールⅢ世

3.5エリザベート2022

2023年8月31日
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悲しい

現代から照射されたオーストリー皇妃エリザベートのなまなましい姿。
実際はどんな女性だったのでしょうか。
病院を慰問する場面もありますが、もう少しその功績を描いてもよかったのでは。
エリザベートはミュージカルが有名らしいので、そのへんの知識は観客は持っているという前提で、彼女の苦悩を描いたのか。
ただ、背景を知らないで見ると、これではわがままなこじらせキャラクターかと。
侍女も気の毒。
自由を渇望するエリザベートの気持ちは分かりますが。

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マリエル

4.5濃縮された映像。見事な感情の瞬間。主演女優はもちろん。冒頭の失神含...

2023年8月31日
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濃縮された映像。見事な感情の瞬間。主演女優はもちろん。冒頭の失神含め、何度も身を投げるアクティングアウト以外になかったのか。精神病院慰問は、自身の投影でもある。

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えみり

4.0虎に首輪を着けるかの如く、抗う白鳥にコルセットがギュ~っと締め付ける。

2023年8月31日
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松王○

3.0「もっと締めて!」

2023年8月31日
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悲しい

知的

難しい

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いぱねま

3.0選択ミス

2023年8月31日
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寝られる

正直私にはあいませんでした。
欧州の宮廷物語は好きなジャンルなんだけど、登場人物、展開、内容等ちょっとダメでした。

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エンジェル・ハート

3.01877年のクリスマス、ヨーロッパ宮廷一の美貌と謳われたオーストリ...

2023年8月31日
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りゃんひさ

3.0船首に1人

2023年8月30日
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エリザベート他の作品見たことがあるけれど、嫁姑問題で苦労、美貌と弱々しいイメージしかない
乗馬に不倫にタバコにと自由奔放でそれまでのイメージ覆すような描き方 どこまでホントなんだろう
若さとか見た目とか悩むのは分かる 年取ったらもはやチヤホヤされない、取るとこ無しというのは当人の招いた当然の結果な訳で 上手くシフトチェンジ出来なかったのかしなかったのか
見られる人は大変だ、君主も美貌も努力無くしては維持不可能なのだ

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ゆう

2.5自縄自縛

2023年8月30日
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uz

3.5可もなく不可もなく でもどっちかというと、不可 3に近い3.5

2023年8月28日
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可もなく不可もなく

でもどっちかというと、不可

3に近い3.5

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jung

3.540年後に崩壊する帝国

2023年8月28日
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ああいう立場の女性は見た目と国益が直結するという想像を絶する緊張に日々曝されていた上に自分の性欲との折り合いや子供との関係、夫とのぎくしゃく、そこはかとない男尊女卑などコルセットだけでは象徴しきれないようなストレスを抱え、そりゃああの手のモノにでも手を出さなければ正気を保てないなと思わせる。こうして呪縛に抗い続けた挙句自己を解放するために辿り着いたラストシーンはひょっとしたら彼女の勝利かも?

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ひろちゃんのカレシ

3.0死という自由...。

2023年8月28日
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SAKURAI

3.0更年期なお年頃?

2023年8月28日
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エリザベートで知っているのは、若き日のすこぶる美しい肖像画のみ。どんな人だったの?ワクワク感いっぱいで観にいったけれど???。この方、多くの女性が欲しがる沢山のものを持ちすぎ。美貌、地位、名誉、豪華な生活、立派な夫、まともに育っている子供達、男友達、お手伝いさん、旅行三昧、金に糸目を付けずに美の探求ができる‥なのにちっとも幸せそうじゃない。苛立ちと閉塞感感じる。荒涼とした大地を独り彷徨っているかのようなズタボロの寂しさも。美に対する承認欲求も強い。それがないと生きて行けないの?。美貌の衰え気にして無理なダイエットして、苛立って、煙草ばかりふかして、ごめんやけど全然上品に見えない。生い立ちとか政治的背景とかわからないけど、与えられた環境の中でもう少し楽しく生きようよ、スマイル、スマイル!なんて余計なお世話ですね😅失礼いたしました🙏

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ダリア

4.0象徴を支える最大要素が美であり、それを維持する苦痛を描く

2023年8月27日
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悲しい

 ダイアナ妃の憂鬱を19世紀のオーストリアに実在したエリザベート皇后に託したと言っても、あながち的外れでもないような。不満の方向性に無論差異はありますが、然るべき地位の女性の外部からは伺い知れぬストレスを描きます。なにしろ日中からして曇天覆い、とにかく暗い画面、夜はもちろん日中の屋外とてエリザベートの胸中とリンクしてどんより灰色が占める。ラストシーンのイタリア旅行での陽光輝く画面がほんと唯一の救い。

 ヨーロッパ宮廷一と言われた美貌が総ての不幸の始まりか? 象徴と言う名の公務に美貌程有力な武器はないでしょう。それを維持する象徴としてのコルセットが頻繁にアップで登場する。身長172cm、ウエスト51cm、体重は43kgへの執念を要求されるシチュエーションが本作のベースとなってます。そして周囲からの厳格に反発する自由・進歩的な振る舞いが本作の要となりましょう。

 当然に政治的関心も高く、夫であるヨーゼフ1世と長いダイニングテーブルの両端に座り、テーブルをバンと叩く怒りの応酬は本作のハイライト・シーンでしょう。殆ど四面楚歌の中孤軍奮闘のアンチ行動は、表面的には我儘にしかみえない。が、その根底に本作の作者はプリンセス・オブ・ウェールズの我儘の必然に重ね合わせている。ダイアナ再現に中指立ては難しいでしょうが、エリザベートならば可能と踏んだのでしょう。だからポスターも強烈な中指立てが最も本作を一言で表現できるわけです。

 それにしても豪華絢爛の宮中の日常に目も眩む、ドアを開け門番よろしく立ち続ける従者、豪勢に会食時の多数の給仕の働き、皇后お付き女官達のそれぞれの役割などなど、リアルに再現し教科書のようで興味深い。バスタブひとつとっても随分と違いがあるのね。贅沢三昧の一方で、貧しい民衆や病人たちへのシンパシーもしっかり描かれます。

 しかしそれにしても「ファントム・スレッド」で出世したビッキー・クリープスが美貌か否かが悩ましく、メイクも全然薄く、40歳の設定としても説得力が薄いのが個人的には惜しい。チェーンスモーカーも史実なのでしょうが、アンチを強調するにしても、食事の場でも喫煙をわざわざ再現ってのは違和感しかない。ベッドで戯れあってた従弟に「従者の男との仲はホントだったのね・・」と言い放ち行為を中断されるのが、あのバイエルン王ルートヴィヒ2世とは、合点がいきますね。きっと性格的には相性がよかったでしょうね。

 とは言え、こんなエリザベートの日常を点描してゆくのみで、まるで事件も騒動も描かれず、ことにも前半は退屈地獄でもあります。折角の豪華爛熟を宮廷絵画のように極色彩で描けば、映画的にメリハリついたでしょうに、そうしなかったのは、ひとえにエリザベートを悲劇のヒロインに、単純に収斂させたくなかった意図がまた、ダイアナの背景であるイギリス王室への忖度かもしれませんね。

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クニオ

3.5コルセットからの解放

2023年8月27日
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悲しい

知的

難しい

原題は〔Corsage〕で、
フランス語では元々は婦人服の胴部・身ごろのことらしく、
コルセットに近いものの意か。

とりわけ現代ではフェティシズムの、
しかし本作では女性の身体と精神を共に束縛する象徴として示される。

慣れない者が長時間装着すれば、
それだけで体調を崩すほどの
ほぼ拘束具に近いモノではないか。

邦題の1878年は、主人公が不惑を迎えた最初の歳。

しかし、当時の一般庶民の女性の平均寿命となっても
彼女の心の不安はいや増すばかり。

一つは、当時のヨーロッパ宮廷一といわれた美貌の衰え。

ほぼほぼ食事を摂らぬ厳しいダイエットを自身に課し、
体重を徹底管理、体形を維持しようとする。

男と同等の乗馬やフェンシングにも精を出し、
筋力を維持することにも抜かりない。

それでも、悲しいコトに容姿は日々衰える。
寄る年波への抗いは、並大抵のことではない。

また、旺盛な好奇心は、当時の欧州の情勢へと当然のように向かう。
しかし、政治は男の世界の仕事であり、
彼女が口出しすることはおろか知識として取り込むことさえ許されぬ。

どこまでも籠の鳥。
自身の存在意義は、その美貌を人前に曝し、
夫である皇帝の横で微笑むプロパガンダ的な役割だけなのか。

結果として、窮屈な宮廷や行事を抜け出し、
日々を旅の中に過ごす。
そこには新鮮な出会いも存在する。

また、傷病兵士や、精神病院への慰問も
一時の心の安寧を得る場であったろう。

もっとも、彼女を束縛する旧弊の数々は、
自身のレゾンデートルでもある。
名門の出であり、
オーストリア皇后との立場がそうさせている
なんともアンビバレンツな状態も、他方
使用人を多く使い、我儘を通し放題の暮らしを成立させている
バックボーンでもある。

そこの矛盾に、本人は懊悩することはない。

主演の『ビッキー・クリープス』は
エグゼクティブ・プロデューサーとしても名を連ね、
本作が彼女の強い意志の元に制作されたことが判る。

加えて実年齢も39歳と近似。

過去の中に現在を織り込むことで、
イマイマの女性が置かれている環境のメタファーにもなっている。

女性の身体と精神の解放は、
今だしである。

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ジュン一