ネクスト・ゴール・ウィンズのレビュー・感想・評価
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1ゴール1勝利
ベタすぎる展開の中で、タイカ・ワイティティ要素が詰め込まれていて、飽きが来なかった。他人を信じれば自分を信じられる。プレッシャーに屈せず、緊張を楽しむ。人生を楽しむヒント的なものも隠されている。ストーリーテラーのワイティティさんが良き。
タイカ・ワイティティ
監督のタイカ・ワイティティっていう名前からしてどこかのマイノリティーの人だろうと思って調べてみたらアベンジャーズの人だった。顔見て思い出した。
経歴見たらかなり有能・優秀な人だった。
監督自身がマオリの血筋を引く人なのでこのテーマになったのかも。
内容はよくある負け犬チームとポンコツ監督の奮闘記だけど、メッセージがとにかくポジティブで、かつ、クスクス笑えるので元気がもらえる。
ワイティティ監督ぽさは感じた。
ワイティティ監督らしいギャグが目立った。
アメコミ映画ではあまり気にならなかったが、スポーツを題材にした今作だと、ちょっと面白くなかった。
低予算でB級臭が漂うもラストで感動するサッカーを題材とした作品。 本年度ベスト級。
何も考えずに観られる作品。
簡単なストーリーで物足りない感じもしたけど実話ベースのストーリーと言うことで勉強になった(笑)
ワールドカップで、0対31で大敗した米領のサモアのサッカーチーム。
試合で1点も捕ることが出来ず、目標はワールドカップで1点を捕る設定。
アメリカからサモアの監督を雇われたトーマスがチームを指導して目標を達成させようとするストーリー。
ダメダメな選手ばかりで指導に苦労するトーマス。
新たに選手を見つけ出しチーム作りに翻弄。
そして本戦に望むものの前半で得点されチームがバラバラになるものの後半の展開が胸熱だった。
後半の試合の見せ方が上手くて感動する!
でもあまり心に残る作品では無かったのが残念。
エンドロールで流れる音楽が何故か豪華(笑)
ストーリーよりも最後の音楽が心に残りました( ´∀`)
ミヤギ先生
歴史的大敗を期したサッカー代表の
米領サモア31-0で。
そこでヨーロッパ出身の監督を招く。
だが彼は気性が荒く、あるチームの監督を
解任された人であった。
監督と馬が合わない選手達が互いに認めあい
高めあっていく。
ベストキッドのマエストロミヤギの真髄が
ちょいちょい出てくる。弱かった者が強い者
に立ち向かって行く気持ちの例えであったの
だろう。Tシャツにもミヤギと書かれてたなぁ。
あの相手を仕留める時のポーズも、何故か
サッカーで。
サモア文化の美しさや家族との絆、相手を威嚇する行動や踊り仕草は丁寧で分かりやすく良かった。ファスベンダーのブチキレ方も最高。
ジャイヤ役のカイマナも良く見つけられた
と思う。ジャイヤさんの笑顔と葛藤が
絶妙なスパイス感を出してた。
誰にでも消し去りたい過去はある。
忘れたいが忘れられない。
だが、それを支えてくれる仲間がいたら
乗り越えられるかもしれない。
ワイティティ監督らしい哲学がある感じがした。
ユーモアたっぷりで米領サモアを満喫し
ホッコリした楽しい映画でした。
たまにはこんなウェルメイドもいい
久々にファスベンダーを見ました。いいですね。
作品は全く予想通りの作品でした。それでも見てよかったと思えたのはあのサモアの会長ですね。素晴らしい人柄です。
しかし、こと勝負事はそれでいいのか?と思いましたが、そもそもの目標がそこまで高くないのでそれでもいいんですね。心身を削ってまで勝負にこだわらないんですね。たかがサッカーだし、チームスポーツですからね。そういう考え方もありだと思いました。
今の日本もそうなって来ているような気がしますが、人を許す事ができない人も多くなっているようにも思えます。
サモアに行ってみたくなりました。
タイカがちょいウザかったです。
感動・痛快・爽快のハットトリック
超弱小のスポーツチームに、まるで違う文化圏からやって来たやさぐれコーチ。
スポーツ物の少年漫画によくある流れだが、そこにタイカワイティティのスパイスが加わるとあら不思議、なんとも素敵な人間味あふれるストーリーが展開される。
普段サッカーを観ないのに、鑑賞中は夢中で選手たちの活躍を祈ってしまった。
とにかくこの監督の作品は、登場人物がみーんなキュート。愛のある笑いとほんのり残る感動の余韻が、なんとも心地良い。
アメリカ領サモアの人々の、穏便で実直で、でも勇気ある人柄が、監督の作風にとても良く似合っている。
爽やかで優しくて愉快な、素敵な素敵な映画だった。
幸せな気分を分けてもらえた
ドキュメンタリー映画
『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦』(2013)
を基にした、実話ベースの物語。
作品中でも説明されていたけれど、「サモア」と「アメリカ領サモア」二つの国は別物、でも、民族的には同じポリネシアなんですね。
実在しているメンバーの他にフィクションも交えながら、万年最下位のチームと、無職か、アメリカ領サモアの監督かの二択を迫られた崖っぷち監督の素敵な再生物語。
しかし、トーマス・ロンゲン監督が就任してから今日に至るまで最下位になったことはないという事実が凄い。
(現在のFIFAランクは作品中の宿敵トンガよりも上なのです)
タイカ・ワイティティ監督が冒頭と、エンドロールの後に神父(?)役で和んだ場を、更に和ませてくれます
幸せな気分を分けてもらえる、そんな作品でした。
たぶん日本人は大好きな作品
「クール・ランニング」のような実話スポーツコメディです
特に本作はスポーツよりお笑いに重きを置いていて
米コメディーにありがちな下品な笑いではなく洗練されたユーモアが炸裂します
丁寧に良く作りこまれた脚本でアメリカから来たプロの監督と
本作の主演がアメリカから来た名優マイケル・ファスベンダーなのは
まさにイメージが被ります
名作「ジョジョ・ラビット」の監督であちらはコメディとは言えない感動作でしたが
こちらはゴリゴリのコメディに仕上がっています
脚本もタイカ・ワイティティ監督が手掛けており繊細で緻密
様々な人物背景やサモアとはが情熱をこめて書き上げられています
娘さんからの電話にもしっかり注目して観てくださいね
クレジットは最後まで観るべし
スポ魂なんだけど、サモアの国民性によって笑いが生まれる
タイカ・ワイティティ監督はツボを抑えてるから安心して観てられるよね、出たがりだけど
ちょっと盛ってるらしいが、実際の映像見て、そこ実話なんだと笑えた
クレジットは最後まで観るべし!
5つの感情的段階
これは外さないだろう、予告からそう感じて鑑賞
米領サモアのサッカー代表は万年最下位の負け犬チーム。そんな負け癖集団を生まれ変わらせるべく任命された新監督(演じるのはマイケル・ファスペンダーさん)がキレまくり。キレまくるけど終始ユーモアが溢れているので「セッション」みたいにハラハラする事なく笑い混じり観れる心地よい作品だと思いました
代表チームの飛躍的な成長もさる事ながら監督自身も人として成長する構成は、実話をエンターテイメントとして描くお手本の様な出来映え
物語の前半で人は受け入れ難い状況に直面すると5つの感情的段階を経験するといった説明があり、その時はサモアへの派遣を命じられた監督に対してのケアでしたが、物語全体を通して監督や選手たちが潜在意識を受け入れて、大切なものを見つけるといった過程が見れました。伏線でしたね
ファスペンダーさんはクールな役が多いですが、本作や「フランク」の様に人間くさい役もピカイチ💯
ありがとうございました
落書きは浮気の始まり
よくあるプロットやけど、それはそれでしっかり感動させてくれますね。ちょくちょく入れ込まれている映画の小ネタに思わずクスッとしてしまった(๑˃̵ᴗ˂̵)劇場にも暖かい笑いに満ちていてこういった作品のありやね!
道に迷い孤独な人へ
ハートウォーミングな実在の物語。
監督も、キーパーの選手も、孤独な負け犬ではない。
傷の舐め合いではなく、シンプルにサッカーを好きで楽しむ心を持ち続けたことが良かったのかもしれない。
帰る場所=ホームは、地図の上や建物ではなく、自分の心に。
厳しい監督と練習についていった選手達もすごい。
楽しめ。結果は後からついてくる。
対戦相手のトンガチームは、きっと勝てる試合、勝たなきゃ、勝つべき、と考えてしまったのかもしれない。
スポーツは面白い。
試合後の自然豊かでのんびりした雰囲気に癒された。
久しぶりにハイキングに行きたくなった。
コミカルに描かれる歴史的敗戦から歴史的偉業に至る過程、その中に紛れる意外な毒が特徴的
2024.2.24 字幕 MOVIX京都
2023年のアメリカ&イギリス映画(104分、G)
原案は2014年のドキュメンタリー映画『ネクスト・ゴール! 世界最弱のサッカー代表チーム 0対31からの挑戦(マイク・ベレット&スティーヴ・ジャミソン)』
歴史的大敗を喫した代表チームを任された問題監督を描く実話ベースのスポーツコメディ映画
監督はタイカ・ワイティティ
脚本はタイカ・ワイティティ&イアン・モリス
原題は『Next Goal Wins』で、「次に勝ち取りたいのはゴール」という意味
物語は、2001年のW杯予選にて、オーストラリア相手に0対31という屈辱的な敗戦をするシーンが想起されて始まる
それから10年後の2011年、米領サモアのサッカー協会は、監督の交代を決め、全米サッカー協会にオファーをかけた
その頃、アメリカU-20の代表監督を務めていたトーマス・ロンゲン(マイケル・ファスベンダー)は、W杯出場を逃したために解雇されていて、次の仕事として米領サモアの監督を言い渡されていた
トーマスは行く宛がなく渋々オファーを受け、僻地の世界最弱チームの底上げを行うことになったのである
映画は、史実ベースのスポーツコメディになっていて、一部の選手だけが実名で登場している
全米協会の会長アレックス(ウィル・アーネット)、トーマスの別居中の妻ゲイル(エリザベス・モス)なども実名登場し、選手としてはジャイヤ・サルエラ(カイマナ)、ダルー・タウムア(ビューラ・コアレ)、ニッキー・サラプ(ウリ・ラトゥケフ)などの主要選手が当てはまる
後半に描かれるのはW杯の予選で、4チーム総当たり戦の第1戦目となっていて、米領サモアは初勝利を手にするものの、トーナメントを勝ち上がれずに予選で敗退をしている
今回は、弱小チームが1点を取ることを目標にしていく様子を描き、その延長線上で公式戦初勝利をする瞬間を描いていく
だが、物語のメインテーマはトーマスの再生であり、事故死した娘ニコール(ケイトリン・ディーヴァー)の心の傷であるとか、妻との別れがサラッと描かれていたりする
物語は、トーマスが米領サモアの雰囲気とかスピリットにふれていく中で理解し、勝つためのサッカーではなく、楽しむサッカーを選択する様子が描かれていく
彼らのサッカー観はトーマスと相容れないものだが、かと言って、精神的に前向きになれないとうまくはいかない
郷に入れば郷に従えというように、米領サモアでの生活が彼の価値観を変えていく様子が描かれているのが印象的だった
コミカルなシーンが多いのだが、事実ベースかどうか不明の「復帰オファーをかけた選手が事故に遭う」というシーンは悪趣味に思える
冒頭と締めで登場する司祭(タイカ・ワイティティ)がストーリーテラーを務めるのだが、明らかに滑っている感じになっているのも微妙だと感じた
いずれにせよ、ガチの経過を知りたい人はドキュメンタリーを観た方が良いし、タイカ節のコミカルな映画を観たいなら本作の方が良いと思う
フィジカルがあってもメンタルが育たないとダメだし、メンタルを支えるフィーリングも大事だと言える
あなたの心はいつもどこかにある、とタビタ(オスカー・ナイトリー)が言うように、トーマスの心はずっと「留守電に入っていた娘のメッセージ」に支配されていた
このメッセージがひとつずつ再生されていくごとに、トーマスとチームの心の距離が離れていくのが印象的で、彼自身が前に向くためにどうしたら良いかを描いていく
ラストはゲイルとの別れを決意し、サッカーから身を引くことになるのだが、心の区切りがつくまで離れるのも悪くないのではないか、と思った
主人公の衝撃の過去には唐突感が否めない
舞台となるサモアの土地柄にマッチしたユーモラスな語り口は楽しめるし、劇中で何度も引き合いに出される「ベスト・キッド」のように、予定調和そのものの展開も心地よい。
クライマックスのゲームにしても、途中から、選手の回想として語られることによって、ドラマチックさが増すように工夫されているのもよい。
個性的でクセ者だらけのチームのメンバーだが、特に印象的なのは、「第三の性」の持ち主であるキャプテンだろう。
彼女(彼?)と主人公の監督が、ビデオを見ながら戦術を考えたり、以前の代表メンバーをリクルートしたりするところは、チームが強くなっていくことに説得力を与えているし、監督が彼女のことを間違えて呼んだ名前が、後に、監督の亡くなった娘の名前であることが明らかになるくだりでは、彼らの関係性の深さが実感できて、思わず胸が熱くなった。
ただ、監督が、自分の辛い過去を打ち明けるそのシーンは、衝撃的ではあるものの、前後のシーンとの脈略があまりなく、唐突な感じがしないでもない。
よく考えれば、監督が、試合中に物に当たったり、職を投げ出そうとするほどイラついていたのは、自分の不幸な身の上を試合展開に重ねていたからなのかもしれないし、選手達に「勝つことに囚われずに試合を楽しめ」とアドバイスできたのは、恵まれない境遇を嘆いてばかりいた自分の姿に気がついたからなのかもしれない。
ただし、そうしたことは、明確な説明がある訳ではないので、脳内で補完するしかない。
物語の鍵となるエピソードだっただけに、そんなところにモヤモヤしてしまったのは、少し残念だった。
これぞ映画エンターテインメント!タイカ・ワイティティ監督の真骨頂!!
ジョジョ・ラビットを鑑賞して以来、タイカ・ワイティティ監督には注目していましたが、
ようやく監督作品が封切られ、めちゃめちゃ期待して鑑賞しました。
題材は事実をベースにした世界最弱のサモアのサッカーチームが
トーマス・ロンゲン監督を迎え、1ゴールを目指して描かれるヒューマンドラマです。
なんとなくストーリーやオチは想像ができますし、それが期待でもあるのですが、
予想通りでも、それを上回るくらいに心を揺さぶられますし、猛烈に感動できて、
近年、これほどモチベーションが上がった映画は観ていないです。
サモアの人たちの大らかな人柄やお国柄が
私たちにとっては、ちょっと笑えてしまうくらいに癒されるキャラクターなのですが、
物語としては、社会問題やシリアスな内容を織り交ぜながら、
単に笑える映画に終始せず、きちんと魅せる、心を揺さぶる、心にぶっ刺さる内容になっており、
そのバランスがタイカ・ワイティティ監督の真骨頂なのだろうと思いました。
主人公トーマスを通じて、サモアの人々から大切な何かをいろいろと教えてもらった気がします。
ラストは涙するほど素晴らしかったです。
映画って本当に良いなと思いましたし、幸せな気持ちになることができました。
今後もタイカ・ワイティティ監督作には注目していきます。
監督も必ずと言っていいほど出演していますし、ゆかいな神父さんでこれまた微笑ましかったです。
本作は結構地味目な扱いになっているように思いますが、
多くの方に観ていただいて是非とも心を震わせてほしいなと思います。
ありがちなパターンにギリギリならない実話ベース ゆったりとした国民性、LGBTQの許容も実話 重すぎない語り口、作り込みすぎず軽妙な感動
2001年、ワールドカップ予選史上最悪の0-31の大敗を喫して以来、1ゴールも決められていない米領サモアチームに、次の予選が迫っていた。破天荒な性格でアメリカを追われた鬼コーチ、トーマス・ロンゲンが就任し、立て直しを図るが、果たして奇跡の1勝は挙げられるのか!?(公式HPより)
実話ベースということと、「アメリカ領サモア」(って馴染みがないですが)の、ゆったりとした国民性、重すぎない語り口が魅力の1本。
ありがちな「弱小チームが新監督を招き奮起して大逆転」というこれまで何百本もあるような超パターン映画にギリギリならない実話ベースで感動できます。
LGBTQの許容も実話。
とっても感動した『ジョジョ・ラビット』のタイカ・ワイティティ監督・脚本・製作で、本人の出演も微笑ましい。
コーチの感動スピーチ後、そのまま試合を描かずに、一人の選手の話や、読み聞かせ?などを交えて描いていたのも、なかなか珍しい描き方だった。
上映時間も104分と長すぎないのもイイのですが、内容が良かっただけに、もう少し、あと10分くらいこの世界に浸っていたかった!
そこだけが少し物足りなかったのですが、足りないくらいがちょうどいいのかも?
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