劇場公開日 2024年2月23日

落下の解剖学のレビュー・感想・評価

全301件中、21~40件目を表示

4.0何故、夫は落下して亡くなったのか。

2024年10月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

難しい

妻が疑われ、裁判にかけられるが色々な人が関わって息子の行動もおかしく惹き込まれる映画でした。

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未散

4.0夫婦喧嘩と犬

2024年10月8日
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鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

知的

犬の名はスヌープ。『ピーナッツ』のスヌーピーのようにモノトーン。冒頭、なぜか体を洗ってから散歩に行く...時系列を変えているのかな。終盤の白目からの復活はCGではないらしく、その演技が絶賛されている。

三か国語を話せるサンドラに扮するのはサンドラ。名前が同じ。
アマプラにて日本語字幕を出して日本語吹き替え版で観た〈英語の時はこのカッコが付く〉。
弁護士との仲は怪しいとも怪しくないとも言える。

両親とも作家なら才能は有りそうだが、残念ながら視力が弱い息子ダニエル。なぜスヌープでアスピリンを試したのか、なぜその後「僕を助けて」と言ったのか、自分も殺されるかもしれないという意味なのか、それとも自分が知らずに父を殺していたことがわかったのか、母が父を殺したことがハッキリしたからなのか、母が無罪とハッキリしたのか、或いは何も信じられなくなったから助けてという意味なのか。いずれにしても、母親を無罪にするためにクライマックスで父親のセリフを完全に作り上げた描写がある。

見れば見るほど謎は深まるばかり。
録音された夫婦喧嘩、暴力シーンの映像はない。当事者の証言を信じるしかない。
裁判後の何かが起こりそうな雰囲気、遅く帰ったサンドラの行動の詳細は不明...弁護士と何かあったかどうか。それは視聴者の想像に委ねられている。
ラスト、ダニエルがスヌープではなくサンドラの頭を撫でた理由と、スヌープがサンドラの隣に来た意味もハッキリわからない。

序盤からイライラさせたりモヤモヤさせ、計算していて意図的で、印象操作を感じる作品。

夫婦喧嘩と犬が印象に残るエンターテインメント。

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Don-chan

3.0家族の解剖

2024年10月8日
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ミステリーかと思って、
落下の解剖学とはなんぞや?と思って見てたら、
解剖とは父が転落して、それが自殺か他殺かの裁判になり
裁判により家族の関係性が解剖されて行く。
と言う話だった。

結局、家族のことなんて誰も分からず、
自分たちが生きてる社会も、誰かの噂やデマでかなり
印象が左右されてしまっているように思う。
この事件も結局は真実は分からず、
裁判官が息子に言うように主観でしかない。

録音されていたケンカの音声。
弁護士との怪しい関係。
息子の証言。
観客をとことん惑わせ、見終わった後に話し合いたくなる
映画でした。

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奥嶋ひろまさ

1.0生理的に好きになれない登場人物とストーリー

2024年10月7日
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鑑賞方法:VOD

話題性が高かったため、気になり見てみました。

何か・・・冒頭のシーンからちょっと「嫌だなぁ・・・・」
二人の会話の内容が、意味がわからないなりにもキザっぽくて嫌悪感。それに輪を掛けて大音量が流れてくるけれど、その利用されている音楽のメロディーも嫌だし、客人が来ているのに大音量を流す行為を行う夫の性格も・・・・・・

そこから物語が進んでいくうちに、主人公の「サンドラ」がとても嫌なキャラクターだな・・・・・何か、とても図々しい人という印象を受けました。

 それに輪を掛けて息子が可愛そうだな・・・・・と。

 ストーリーも自分の好みではない、鬱々とした展開で前日の夫婦の言い争いの録音テープのシーンで、耐えられず視聴を止めました。(そこからネットで物語の概要を知り、あぁ、見なくて正解だったと思っています)

サンドラが嫌なキャラクターだと印象付いてしまったのですが、それだけ役者さんの演技が素晴しかったのだと思います。

個人的な好みです。自己主張する人間同士の憎しみ会いは無理して見る必要性がない。不愉快。

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ヤナコ

4.5夫婦の仲

2024年10月6日
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夫婦の仲はたにんにはわからないものである。その一面を裁判を通じて見せてもらったが、それすら本心がどこにあるのか夫婦にしかわからないものである。日頃から丁寧に暮らすことが大切だとわからせてもらった映画である。

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まさ

3.5エンターテイメント性はないけど

2024年10月6日
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難しい

判決が出たって真実が解るわけじゃあない

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ぎょうざ

4.0人間だけでなく、犬に注目

2024年10月5日
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【鑑賞のきっかけ】
本作品は、カンヌ国際映画祭でパルム・ドール賞を受賞していることもあり、劇場鑑賞を予定していたが、機会を逃してしまいました。
このたび、動画配信が始まったので、早速、鑑賞してみました。

【率直な感想】
<「ミステリ」ではなく、「人間ドラマ」>
本作品は、フランスの雪の積もった山奥の山荘に、夫と妻(サンドラ)とひとり息子(ダニエル)という三人家族が暮らしているという設定です。
ある日、11歳のダニエルが飼い犬と散歩に出かけ、戻ってきてみると、父が山荘から転落して倒れていて、既に絶命していました。
やがて、警察の捜査の結果、妻のサンドラは殺人容疑で刑事訴追を受け、裁判が開かれることに。
…と、記載してくると、シチュエーションは、完全に「ミステリ」、しかも、ジャンル的には、「法廷サスペンス」なのですが、本作品は、そうではありません。
宣伝用のポスターには、「これは、事故か、自殺か、殺人か」とあるけれど、どれが真相かを追求する作品ではありません。
本作品で描こうとしているのは、「人間ドラマ」です。
夫婦の人間関係はいかなるものであったのか、視覚障害のある少年ダニエルに対して、父と母はどのように接していたのか。
これらが、2時間半という長尺の物語の中で、じっくりと描かれていきます。

<2番目の注目点があります>
多くの映画作品において、冒頭のシーンが後の展開を考えた時、非常に重要だったりします。
本作品は、それに該当します。
本編が開始した時、カメラは階段を下から、映しています。
この階段から、ポンポンとボールが「落下」してきます。
階段の下まで落ちてきたボールを、駆け下りてきた「犬」が咥えて、再び、階段を上っていきます。
つまり、本作品で最初に登場するのは、「人間」ではなく、「犬」です。
「人間ドラマ」重視なのに、「犬」が最初に登場。
本作品は、カンヌ国際映画祭において、パルム・ドール賞のほかに、「パルム・ドック賞」を受賞しています。
私も、今回初めて知ったのですが、優れた演技をした「犬」に対して与えられる賞だそうです。
そうした視点で捉えてみると、この「犬」が物語の中で、重要な役割を果たしていることがよく分かります。

【全体評価】
人間の演技に注目するとともに、「犬」の演技にも大注目という本作品は、強く胸に刻まれる、期待を裏切られることのない秀作であると感じています。

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悶

4.0優れた脚本と今な画作りの傑作

2024年10月5日
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鑑賞方法:VOD

先が読めない羅生門的脚本、観ているこちらもあちらこちらを疑ってしまう共犯関係を2時間半の中で何回も作られ、時折紛れるYouTubeのような生々しい映像で、これはフィクションなのか?本当に?とラストのエンドクレジットまで緊張感が続く、素晴らしい映画を見た!と大声で言いたくなるような映画でした。

最後まで観たみなさん、本当にこれで我々は真実を観たのでしょうか?
映画を観た我々しかみていない冒頭の彼女は善人に見えたでしょうか?
映画とは、フィクションとは、映像作品とは、を考えずにはいられない傑作でした。

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あした

4.0タイトルが秀逸

2024年10月4日
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鑑賞方法:VOD

2024年10月3日
映画 #落下の解剖学 (2023年)鑑賞

冬山の山荘で男が転落死し妻が殺人容疑で逮捕される。裁判で夫婦の確執や前日の口論が暴露される。弱視の息子が証人として出廷することになり

うーん真実が知りたい

夫婦で殺人事件が起きた時のその後の子どもの人生を描いた作品見たいな

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とし

3.5誰しも

2024年10月3日
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いつ何時もずっと仲良く理解し合いながら同じ歩幅、理解で力でいれる相手はいない。
最後の結末がなんとも言えない空気感です
それも全部含めて人間なんだと思いました
ストーリーにすごく起伏があるわけではないので大どんでん返しを期待しないほうがいいかもですが、それでもこれからに向かって前に進まなきゃいけないと教えてくれる作品となっています

最後の方の夫婦間の言い合いはなかなか言葉にできないことを口論し白熱しすぎて…
パートナーと一緒に見ないほうがいいかもです…
吹き替えで鑑賞しましたが字幕では言語が入り混じりまた違った印象になるかもです

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ビタミン

3.0事件か事故か それだけではおさまらない

2024年10月2日
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鑑賞方法:VOD

サスペンスものはあまり積極的には観ていないが、第96回アカデミー賞5部門ノミネートということと、タイトルが妙に気になり鑑賞。
全体を通して決して悪くはない創りのだが、ここまで評価された理由も正直わからない。
確かに事件か事故かどんな判決になるのか的な緊張感は終始ぴーんと張り詰められているものの、結局焦点はそこではなかったの!?って感じだったのは少々肩透かし。タイトルの趣旨も結局自力では解読できず。
観ていて誰とも共感できないまま淡々と流れていく上映時間152分は、さすがにちょっと疲れてしまう。

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いけい

4.0他殺か、自殺か、事故死か

2024年10月2日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

山荘で父親の死体を息子が見つける。
山荘にいたのは父親と母親だけだったため、母親に殺人の嫌疑がかかる。
そして裁判となり、家族の秘められた過去が、次から次へと晒されることになる。
証拠のない事件で、観ている方もわからないが、家族それぞれの人生が裁判という形で、みんなの前に繰り広げられる残酷さは強烈だ。

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いやよセブン

2.5ゲージツは

2024年10月2日
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鑑賞方法:VOD

単純

難しい

いつも曖昧。

フランス映画とは相性が悪い。
パルムドールを獲ったとなればなおのこと。
そして、やっぱりそうだった。

途中までは良かった。
多様な結末が想起され興味を惹かれた。
後半は一転、ヒロインの醜悪さばかりが目につき、
そうなると不必要と思えるタバコや飲酒のシーンが鼻についた。
オリンピックでも色々あったが、フランスとはこういうところ?

そして、結局は当たり前の推定無罪で、真実は闇の中。
ダラダラと裁判の経過を見せられただけで、何も残らない。
あるとしたら、もやもやした不快感。
映画館で見なくてよかった。

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みみず

2.0長すぎる

2024年10月1日
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犬の名前が「スヌープ」なのがずっと気になった

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まこ

2.5勝った時はご褒美があるのかなって

2024年9月30日
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半分法廷劇で話が進むがあんなに夫婦喧嘩で激しくやりやって、それはもう別れた方が皆の為と思われる。ちょっと前なら普通に男女逆で当たり前に与えられていた役割、それが結局不和の原因、録音されていた2人の会話は気が悪くなる。それを聞く息子の気持ちは堪らない。
映画としてはそれほどでもないかなぁ。

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GAB I

3.5良いです

2024年9月30日
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微妙に退屈だけど乗り越えました。検察側が証拠に出してきた録音も、夫があまりに精神不安定、最初は冷静に対応してた妻もしつこ過ぎる挑発にキレただけだし、基本的に妻が全然怪しくない。そこを見せたかったわけじゃないのかな、と自分に言い聞かせました。検察官もちょっと分かり易すぎる悪役感、前にも法廷もののフランス映画観たけどその中でも検察官は勧善懲悪の悪役のような芝居がかった話しぶりだったけど、陪審員の心象操作のためにフランスでは常識なのかしら?だとしたらこれも文句言うことじゃないね。という感じで思い返すと減点ポイントばっかりだったのになぜかその印象がないのは役者の力でしょうか。メインの役柄3人、お母さん息子弁護士が邪魔にならないさらっとした演技をしてる。特に息子役の子いいわー、素朴なのに説得力がありました。

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三毛猫泣太郎

3.0パパが浮かばれないような...

2024年9月30日
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寝られる

サスペンスというよりヒューマンドラマ?
描写が丁寧なのは分かるんだけど、どうにも冗長で退屈に感じてしまった。主人公にもあまり共感できないし...

フランス映画はやっぱり自分には合わないなぁ。

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はりぷ

3.5雪景色と室内の対比

2024年9月29日
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明るくカラフルな法廷と居室。
明るい方で真実は隠され、暗い方で真実が語られる。
いい映画だと思う。
え、これで終わるの…という、ネタバレ無し感ほあるが、そんなものなくとも充分面白い

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Ferma

4.0もやもやが残る

2024年9月29日
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真実がよくわからんまま終わり。こういう構成珍しいのでずいぶんと心に残った映画。まあ楽しめました。

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khapphom

4.5深読みすべき作品

2024年9月28日
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落下の解剖学
落下とはサミエルの死の原因ではなく、人生の落下を描いているように思った。
サミエルの死は事故か自殺か、それとも他殺か?
凶器が見つからないまま、状況証拠だけが積み重なっていく。
さて、
夫サミエルと妻サンドラの口論の録音
裁判で最も白熱したシーン
サミエルの主張とサンドラの主張の対立
それは真っ向からぶつかっているように見えるが、サミエルの主張には自分勝手さが多いように思う。
サンドラは至って冷静だが、冷酷でもあるように感じた。
正論ほど冷酷なものはない。
息子ダニエルの事故の原因
サミエルは書くのに夢中になってしまい、迎えに行けずメイドに依頼した。
帰宅途中で起きた事故で、ダニエルの視神経が損傷し、ほとんど見えなくなってしまう。
この事故を引き起こしたのが自分の所為だと嘆くサミエル
すべての元凶であり、彼の人生の落下地点でもある。
息子の治療費のために教師になり、息子の世話をしながら執筆活動するが、やがてお金の問題を抱えフランスに帰省し、山小屋を買って生活費を抑えるが、山小屋購入分の借金が重くのしかかってくる。
山小屋の修繕に加えB&B開業へ向けての改装
気づけば全く書く時間がないことに気づく。
これが本人を深く傷つけることになる。
サンドラは執筆活動で成功
この差がサミエルの新しい苦悩となる。
そうした背景があって、あの録音された口論となった。
検察は、
そうした状況からサミエルの死を、サンドラによる殺人だと追及する。
さて、
最終的にダニエルの証言が功を奏し、サミエルの死は「自殺」だったと結論付けられた。
彼の遺体の状況から、3階から落ちたのは間違いないようで、彼の人生の落下ポイントが実際に「落下」死ということで終焉する。
解剖されたのは落下そのものではなく、サミエルという人物とサンドラという人物像だったというのがこの作品の締めくくりとなっている。
しかし、
裁判が終わった後の余韻が妙に長く、真実が最後に出てくるのではないかと期待したが、そんなものは出てこなかったことが少し拍子抜けした。
この変な余韻に隠されていたのが、サンドラがようやく自由になれたことで、それが大きな喜びのように感じると思っていたが、実際に安堵感はあったものの自分という人間を世の中にさらけ出してしまったという恥にも似た感覚だったのだろうか?
さて、、
深読みをしてみる。
ダニエル
彼はいつも両親の口論を聞かされていた。
その根源が視力を失う事故に由来する。
失明 高額な治療費 父の人生を大きく曲げたこと 両親の不仲
おそらく彼は家庭崩壊を間近で見続けてきた。
家族の落下を俯瞰的に解剖できる唯一の人物
そして倒れている父の第一発見者
ダニエルは証言する前に、監視人のマルジュに相談を持ち掛ける。
彼女は「自分で決めるのよ」と進言した。
ダニエルには確信がない。
しかし彼女は「確信がなくてもどっちか一つに決めろ」と言った。
「母はやってない」
これはダニエルの希望的観測だ。
これに加わったのが、父と一緒に犬を病院へ連れて行った時の父の話だった。
それは聞きようによっては自殺をほのめかしている。
これが裁判で決定打となった。
そうして無罪を勝ち取ったサンドラは弁護士と一緒に祝杯を挙げるが、気分は思ったほど良いものじゃないと打ち明ける。
それはすなわち、サンドラはサミエルを突き落としたことを、自分だけには隠しようのない事実だと知っているからだ。
良心の呵責
決して晴れることのない心の闇を彼女は同時に持ってしまったと解釈した。
また、
酒と一緒に薬を飲めばどういうことになるのか、大人であれば知っている。
サミエルが酒を飲んで嘔吐して、その中にあったアスピリンの粒という彼女の証言
その嘔吐物を犬が食べた後に、サンドラがそれを片付けた。
ダニエルはその証言を聞いて「何を信じたらいいのかわからなくなった」と言った。
ダニエルは犬がゲロ臭かったのと、その後の犬の様子を思い出す。
当時そのような出来事があったことをサンドラはダニエルには話していない。
犬も頻繁に嘔吐する特徴を持つ。
なのにサンドラは何故それが夫のものだとわかったのだろう?
酒臭かったからか?
しかしダニエルは犬が酒臭かったとは話してない。
単にゲロ臭かっただけだ。
嘔吐物が酒であれば犬はそれを食べたりしないだろう。
このことから、夫は酒と一緒に大量のアスピリンを飲んだのではなく、単にアスピリンを大量に飲み過ぎて倒れ、そこで嘔吐したと考える。
しかも嘔吐物の中には錠剤痕はなかったはずだ。
アスピリンを飲ませたのはサンドラだろう。
つまりサンドラは、当時すでに殺人未遂をしたことになる。
一度やって成功したのではなく、2度目でようやく成功したのだろう。
裁判を乗り越えられたのは、その精神力があったからだ。
つまり裁判後の長い余韻は、サンドラの良心の呵責を描いている。
いま彼女は「これでよかったんだ」と自分に言い聞かせている時期だが、これが彼女に起きた人生の落下地点になるのだろう。

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