劇場公開日 2024年2月23日

落下の解剖学のレビュー・感想・評価

全445件中、341~360件目を表示

3.5巧みな演出とキャスティング

2024年2月25日
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鑑賞方法:映画館
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マクラビン

3.0描きたかったものは…

2024年2月25日
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数々の賞を受賞、ノミネートで期待値が高かった作品。ミステリーかサスペンスか…むむ、気をつけて、これはフランス映画!
いつもならその言葉にならない感情を映像ににじませるフランス作品を楽しむが、これはちょっと違う。最初の5分で英語なんだ…と思ったが個人的に、最初のシーンで音にストレスを感じ、その後も噛み合わない会話や議論にモヤモヤ、イライラ、ストレスを感じるシーンが多かった。落とし所はどこになるのか…と考えながら見るようになり、まさかとは思ったけど…やはり最後までストレスは解消されず。裁判の運び方や、激しい夫婦の口論も含めてネチッこい議論にストレスが募る。裁判さえ感情的に進められる感じが、複雑と言うより、不快とさえ感じる話の運び。夫婦のことはその夫婦にしか分からない、ってことならばここまでストレス与える話にする必要はないのでは。その個々の感情と価値観をぶつけ合う議論の流れを堪能する作品なのか?
最愛の息子を傷つけるかたちとなり、旦那を亡くし、自分の過去の不貞も暴露されつつ強くあろうとする主人公は立派。作品はともかく、複雑な心情を演じきった主演女優の演技はお見事だった。長かった、そして疲れた。

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まっちゃまる

2.5期待しすぎない方が良いです

2024年2月25日
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脚本 18/40 伏線ガン無視でしょうもないです
映像 9/20 可もなく不可もなく
音楽 12/20
俳優 12/20

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RATM

4.5真実の真実は?

2024年2月25日
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やはり証拠不十分で予想通りの結末でしたね。しかしそれだけならつまらんが検察側と弁護士側の息詰まる攻防がお見事でした。
この映画の場合、検察側が敵になるんだか嫌な感じの検察じゃ無かったなあ。
真実はハッキリしない終わり方だったが見応えあり。

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あらじん

3.5終わった後に残ったものは?

2024年2月25日
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無実の証明って難しい。

非常に客観的に、出来事を淡々と映し出している。大きな出来事が次々と起こるというわけではなく、法廷での大逆転劇が起こるわけでもない。現実って確かにこうやよね。

個人的には、傍観者とはいえ主人公たちの様子を見ているとどうしても主人公に感情移入してしまう。特に車で主人公が泣き崩れるシーンには胸が痛くなった。

真相はどうなのかはわからないが、一つの出来事をきっかけにこんなにいとも簡単にすべてが変わってしまうのか。何かをきっかけに全てが変わってしまうという点については自分にも無関係ではないと思う。単純にこうなりました!よかったよかったとはいえないなんともやりきれない後味が残る。

2時間32分あるので、普段あまり映画を観ない人には結構きつい映画かもしれない。(前述のとおりドラマチックな展開もないので)

他のかたはどう感じたのか鑑賞後話してみたくなる映画やった。

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める

3.0余韻と、余白

2024年2月25日
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知的

登場人物の背景とか心情を全部語らず、絶妙な匙加減でチョイ出しして観客に想像・考察の余地を残し、鑑賞後は議論したくなるような作品でした。
ミステリー要素もありつつ、夫婦や家族の普遍的な問題が、ストーリーが進むにつれ炙り出されてゆく。いろいろ考えさせられましたね。
スッキリしないモヤモヤ感はありますが、主演の女優さんの演技に圧倒されました。フランス語、勉強したくなりました。

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吠えない狼

4.0真実とは、裁判判定とは、

2024年2月25日
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怖い

知的

裁判の判断は
サンドラ無実判決
でも、
息子の話がなければ。。。
映画の終わりにぶさかわ犬が
サンドラと寄り添る姿を見て
無実かな~と感じたり。
裁判が終わっても、
すぐに、息子に会いに行かない性格とかは、怪やし~感じもするし。
真実は、サンドラしか分からないのですが、
それを鑑賞相手と話し合うのが楽しい映画なのです。

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tendo

2.0うーむ…

2024年2月25日
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Chisa

4.0様々な現代テーマが潜むヒューマンサスペンス

2024年2月25日
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長回しの口論シーンは思わず見入ってしまいました。
ドキュメンタリーかと思ったくらいです。

家庭内の役割分担や子供のこと、
夫婦揃って作家だということ(夫は色々と
やっていたようですが)、言葉の壁やLGBTQなど
色んなテーマが絡んでいます。

邦題からサイエンス要素が強いのかと
思い込んでいましたが、ほんの少しだけです。

最後の最後に事件の確信を突くのか、なんて
思っていましたがこの映画はそれを伝えたいわけでは
ないのだと、場内が明るくなってから自分に
言い聞かせました。

良質な作品です。

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Yum

3.5152分いっきみ。

2024年2月25日
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脚本がうまいのか長尺いっきみ。主人公だけでなく父や子供や弁護人など様々なひとたちのたちばや心情がわかりやすく描かれるから話に入りやすい。証言全てが真実とは限らないから闇の中感はあるが見応えたっぷりな作品だった。

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peanuts

3.5それでも彼女の心の奥底に積もる雪解けは程遠いだろうと感じた!

2024年2月25日
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悲しい

難しい

幸せ

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The silk sky

3.5愛の欠落

2024年2月25日
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タイトルはオットー・プレミンジャー監督『ANATOMY OF A MURDER(邦題;或る殺人)』からの引用だろう。ジェームス・スチュアート扮する弁護士が、女房を寝とった酒場の主人を殺した軍人の無罪を勝ち取るお話だ。売れっ子作家の女房サンドラが同じく作家の旦那サミュエルを殺したのか、はたまた単なる自殺だったのか、を問うリーガルミステリーという点は共通している。さらにいうと、容疑者が真っ黒にも関わらずそれとは逆の判決が下るというオチもおんなじだ。

しかし、2023年のパルムドールに輝いた本作の場合、事実はどうだったのかが最後まではっきりとはわからない。単なるミステリーとは明らかに異なった余韻を漂わせて終幕するのである。劇中ちゃんと回想シーンが出てくるじゃないか、とおっしゃる方がいるのかもしれないが、監督のジュスティーネ・トリエに言わせるとあれは事実に基づいた回想ではなく、登場人物たちの(曖昧な)記憶らしい。女流作家サンドラ(サンドラ・ヒュラー)の弁護士がこんな台詞を言うのだ。「事実はどうでもいい、周りがどう思うのかが重要なのだ」

この監督の映画を観るのは今回初なのだが、トリエの近作のシナリオは、ほとんど同じ映画監督でトリエのパートナーでもあるアルチュール・アラリとの共同執筆で仕上げているらしい。まさに本が書けずに鬱になっていた(らしい)旦那のサミュエルとサンドラの夫婦とほぼ同じ関係にあるのである。因みに本作の役名とそれを演じる役者の芸名もほぼ同一で、虚構と現実(イメージと事実)を曖昧にぼかす演出効果を狙っているのだろう。

この後、サミュエルが落下した時についた血痕分析、フランス人とドイツ人の経済格差婚問題、サンドラの性癖(バイセクシャル)、ひいては事件が起きていた時に夫が大音量でかけていたインストルメンタルに男尊女卑の意図が隠されているとかいう事件には直接関係ないジェンダー問題まで飛び出し、そのたびに陪審員並びに観客は、やっぱ有罪じゃね、いや自殺だろ、などと監督トリエのイメージ操作によりコロコロと意見を変えさせられていることに気がつくのである。

自分には優しかった父ちゃんの無念は痛いほどわかるのだけれど、問題は起こった事実よりも目の見えない僕にとって今何が必要かってことなんだ。アルベニスのスペイン組曲アストゥリアスを力奏し革命を起こす気満々だったダニエルだが、いつの間にかショパンの葬儀曲に使われたプレリュード第4番を割って入ったサンドラに弾かされてしまうのだ。お父さんの自殺を素直に認めなさいと。初めから誰がこの家のBOSSかってことを最もよく理解していたのは、本作で堂々のパルムドッグ賞に輝いたボーダーコリーのスヌープ(本名メッシ)だったというわけなのだ。

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かなり悪いオヤジ

2.0モヤっとしました

2024年2月25日
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興奮

知的

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はらこ

4.0【落下する映画】

2024年2月25日
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てっぺい

2.5スッキリしないラスト

2024年2月25日
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判決が正しいのかどうかもわからないし映画を観る人に判断を委ねる系の映画なので釈然としない
長すぎるしかなり退屈です
犬の演技力は凄かった

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承太郎

1.5微妙

2024年2月24日
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中山

2.5死人に…無し。

2024年2月24日
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しろくろぱんだ

4.0この感覚は、そう、HUNTER×HUNTERを読んでる気分!

2024年2月24日
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一つの事件にフォーカスして150分描かれる。

法廷シーンはかなりのセリフ量かつ、長時間であるが、そこに夢中になれるかが、大きな分かれ目となる。

まるで、漫画であるのに大量の文字で心理戦と駆け引きが描かれるHUNTER×HUNTERを読んでいるような感覚でなった。
自分は大好きであるので、一言一句漏らさず聞こうと集中して観ることができた。

その心理戦もさることながら、夫婦関係、セクシャリティ、障がい、親子愛など、さまざまな要素が組み込まれながら、観客自身が陪審員のように揺れ動きながら体験できるのが新鮮であった。
法定内のカメラワークも覗き込む視点で、惹き込まれる。

裁判というものは、論理的でありながら、人が判断する以上、感情に左右されるものだと痛感する。(少なくともこの作品では)

真実はどうかはわからないが、いささかキャラクターが立ちすぎているがために、意外性というものは少なく感じた。

とはいえ、さすがの俳優陣の演技で、評価されるのも納得の一作。

にしても、邦題が直訳でも日本語的にハテナで、どれくらい観たいと思えるのか。こういうときにお得意の意訳を使ったほうがいい。

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ひでぼー

4.5脚本は監督とパートナーの共同執筆

2024年2月24日
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カンヌ映画祭パルムドール受賞のフランス映画。
夫が転落して死亡したことを妻が関与しているかを問う裁判。
フランス映画らしく起伏が激しくなく進んでいく。
最後は裁判で結果が出るけど本当に真相なのか。
観終わった後でも真相は分からない。
実際の裁判も真相なんて分からないものが多いかも。
主演の女優が素晴らしい演技なのがこの映画を際立たせる。
この夫婦の子どもが一番の被害者。
判断を迫られるのはツラいと思う。
監督は女性で脚本を監督とそのパートナーとの共同執筆。
この二人も映画の夫婦と同じかも。

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tom

3.5人の本性なんて簡単には分からない

2024年2月24日
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tomato