首のレビュー・感想・評価
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虚無→解体→獣→ナハナハ
ダダ→キューブ→フォーブ
→ナハナハ。
コント、脱力、暴力。
コント、コント、脱力。
脱力、脱力、コント。
北野ブルーと、
一定のリズムのカット数で、
フレームは常に上部ががらんとしている。
この掛算に死生観がシンクロした観客はダダイズムといい、
この引算の解体と構築を新しいキュビスムという。
全員悪人暴力にはフォービズムと褒めちぎった観客もいた。
それらは現代のスーツ、シャツ、拳銃、機関銃で血と暴力が表現された。
本作は合戦、城、甲冑、鎧、刀、長刀、竹槍、、、。
時代劇の方がマッチしている。
ダダイズム、キュビスム、
フォービズムに意外なくらいマッチしていた。
時代劇といえば大河。
大河を小水まで落とし込む、
センスはあいかわらず素晴らしい。
小水を更に唾棄されるような唾レベルまで解体、怒りや虚無を再構築されたようなもの、
茂助を主人公のプロットにしていたら映画的には傑作になっていただろう。
そんな事はどうでもいいんだよ!
と首を蹴る
ダダイズムより、
キュビスムより、
フォービズムより、
ナハナハ。
「3-4x10月」や「ソナチネ」の
エッセンスが残っていた。
世界の北野、
足立区のたけし、
が帰ってきた。
【蛇足】
「ソナチネ」の現場には、
クランクアップ寸前まで、
赤いスポーツカーを準備していました。
北野ブルーは、
北野レッドになる可能性がありました。
詳細はyoutubeで話しています。
流石にこの年までくると織田信長や羽柴秀吉のストーリーは承知で鑑賞し...
みーんな、あほか。
あの時代の人たちは、何を求めていたのか?
敵の首を求めたとしても、それは影武者の首である可能性があったり、汚れて識別できないものであったり、確実なもののようで不確実なものだったりして。何より、混乱を招いた信長の首は実際見つからなかった(信長の首を弥助が持ち去ったって設定は面白かったですね)。
お金を求めるにしても、相当な代償を負うことになる。
快楽や平和を求めた人もその争いに巻き込まれる。
結局、一人の人間に過ぎないはずの為政者の「狂い」とか「情愛」をもとにした騒動に巻き込まれながら過ごしてきた市井の人たちが時代をつないできたのかなと考えさせられました。
そんなことを想像させられたのは、今の世の中と変わらないものを観たせいでしょうか。
テレビの情報番組で監督は、「スマホでなく劇場で観てもらいたい作品をつくった」と言っていましたが、「今」に対して「あほか」とも言いたくて今作に至ったのかなー、なんて想像するのは的外れでしょうか。
何が言いたいのか…?
タイトルなし
【ご意見募集】
冒頭、信長が村重に「役不足」という言葉を使っていたと思うんですが、文脈から誤用かな?と気になって数秒考えてしまいました。信長が嫌味で使った?まさか間違っちゃった?まさか…ですよね。どうなんでしょう。もしくは、かつては現在と逆の意味で使われていた、などの考証があったりするんでしょうか、御存じの方がいらっしゃったらご教示ください!
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なぜこの編集にしたんだろう?という箇所が多く、構成の問題もあると思うが散漫な印象。キレが悪く感じるのもそのせいか?
自分の好きなものを詰め込んだんだなぁとしみじみしてしまう。
だが予告編マックスと言われてしまうのは仕方ないくらい、美味しい画はそれだけだった。
賛否はあろうが、加瀬亮の信長は木村信長より遥かに魅力的に見えてしまった。なんだろ、振り切っているからかな。
期待して観に行ったが、、、
時代考証はさほど逸脱してないのに残念なコント映画かも
これは好みがハッキリ分かれると思いまするね。アタシは一応は気に入ったけど予告編で先入観を持たない方が良いです、十中八九そのイメージは裏切られます。構想30年も多分ですが北野流のジョークです。
少なくとも世界の北ニストも絶賛!的なシリアスで皮肉の効いた、凄惨で乾いた本格的な戦国絵巻などを期待してはいけません。そう言うのはリドリースコット監督のナポレオンのナワバリです。もの凄くお金かけて豪華キャストで作ったエログロコント、くらいに思って逆に徹底して笑うつもりでいた方が良いかも知れません。
先行したNHK大河のムロ秀吉が秀逸だったのと、やはり大河先行組の大森南朋さんがいい意味で裏切ってくれてるので、今作で北野武さんが秀吉演じたのはちょっと失敗だったかも知れません、、自ら演るなら北野さんは寧ろ家康か光秀役の方が良かったかもと感じました。
困ったのはこれ以後は加瀬さんが何演じてもダギャァ〜ダニィ〜って脳裏から離れなくなりそうな事。それくらい今回は加瀬亮さんの怪演ぶりが突出してました。
思っていたよりも質が良くて楽しめました
正直、北野映画はあまり好きではありません。いいと思ったのは「キッズ・リターン」ぐらいかなぁ。なので、気合い入れて作って、なんとかのオープニング!とか言われると、ますます見る気がしなかったのですが、一応見ておくか程度での観賞でした。
質はやっぱすごいと思いました。規模も音響も非常に迫力があり、本格的な時代劇映画でした。それでいて尚且つ、北野節炸裂、しかもそれがうまい具合に超大作時代劇にマッチしていて、見応えがあった気がします。
まぁ、出てくるキャラがことごとく嫌なヤツにしか見えないのは気になりましたが、それも監督のオリジナリティーだと認識できたし、やなヤツやな話やな演出満載なのになんか笑えて有名な時代の一場面を見事なまでに独自の世界観に構築しきっていて、すごいなぁと思ったし、思いっきり楽しむことができました。
「あれっ!?」、返っちゃうの?・・・
これ、おもしろいですか?
信長様…!!!!
これぞまさに戦国風雲たけし城!
いや、破天荒中の破天荒!織田信長ってあくまで冷徹な暴君ってイメージやったけど、これはだいぶ狂ってるな。でもまぁこれもたけし流か。加瀬亮久しぶりに見たけどブッ飛んでてもはや何言ってるか分からんくて最高やった。
天下、天下、天下!首、首、首!日本のあちこちで首獲り合戦が行われ名だたる武将から果ては百姓までもが天下人を夢見た時代。秀吉パートはこれアドリブやろ?みたいなやり取りもあってコメディに振り切っててシリアスなシーンとの対比が面白かった。
終始画面にはおっさんしか映りません。おっさんの腹の探り合い、騙し合い、そんでもって愛です。キラキラした若手の役者さんは出てませんがアマレス兄弟がそのポジションを立派に担っていたと、私は信じてます。で、実際のところ信長ってどんな最期だったのだろうか。私は実はなんとか生きて逃げ延びたんじゃないかと密かに思っている。
ただのどんちゃん騒ぎ
2023年ベストムービー!⭐️⭐️⭐️✨✨
一言で言うなら、"お下劣スプラッター戦国侍ムービー"…血飛沫だらけで、苦手な方はスルーでお願いします笑
カンヌで絶賛とか言ってますけど、もういいんじゃないんですか?ベルリンとかベネチアとか…。
北野監督にはもっとローカルなホラー映画賞でも目指してほしいもんです…笑
まぁ、そんな話はともかく…
この作品、とにかく見所満載で、2時間スクリーンに目が釘付けでした!笑
信長の最期も、なんとも痛快でした。
「Mierda Amarilla!」
笑ってしまいました!笑
新解釈で好き放題やってみた"本能寺の変"…
「シン…」なんちゃらなんてタイトルは、もしかしたらこの映画にこそふさわしいのかも知れません笑
超オススメ!
*最後のカットがちょっと弱い気がしたけど、気のせいかな?笑
時代劇ではなく北野映画
時代劇好きでもあり北野監督の映画好きでもあり、大変楽しみにしていました。
当たり前と言えば当たり前ですが「時代劇の皮をかぶった北野映画」でしたね。時代劇だろうがヤクザだろうが舞台が変わってもやってることは同じで、その北野テイストがかなり強いだけに、だからこそまっとうな時代劇としての表現を楽しみたい人にはお勧めできない内容だと思います。ああ、いつものたけしの暴力+お笑い的ノリの映画だなという気持ちと、変わり種時代劇か…うん…という気持ちです。時代劇でやる良さというものはあまり感じませんでした。戦国時代劇は誰が誰を出し抜いて、裏で糸を引いて、必要なくなったら殺すのも普通、というのが当たり前の元々狂気の世界観なので、そこに北野監督の暴力テイストが入ってもなんか展開としては普通に見えてしまいました。アウトレイジなどは世界観や映像がカッコイイと思っていたのですが、今回全くカッコイイとは感じませんでした。お金はかかってそうだなとは思いましたが。
あと西島さんはいつも何を演じても同じだし表情も声色もあまり変わらないしごめんやっぱり好きじゃない。ストーリー内のターニングポイントの前と後で演技が何も変わってないしラストもカッコつけてるだけ。もっと泥臭い演技ができる役者さんが良かった。加瀬さんが明智の方が良かったんじゃないのと思ったのですが加瀬さんとエンケンのBLはちょっと辛いなwそういう意味で西島さんだったのかなw
サブスクに入れてもらってもう一回じっくり観たいけど入らないんでしょうね。
加瀬亮くんの織田信長がすごくよかった。 首というだけあって頭を切る...
北野武の仁義なき戦国絵巻
荒木村重の乱から本能寺の変、山崎の戦いと一気に見せる絢爛ながらも血生臭さが漂う戦国絵巻で、良くも悪くも北野監督のカラーが出た作品です。百姓も大名も成功のために相手の首を欲しがると言う陰惨なテーマと北野監督の独特のリアルで美しい映像は、絶妙の組み合わせです。グロテスクで残酷なシーンが多い上に男同士の色欲と野望のドロドロした情け容赦ない展開は殺伐となりそうですが、そこにシュールな笑いをぶっこんでくる感覚が凄いところです。一つしかない首をかけて戦っているのに、家康だけはスペアの首(影武者)をいくつも持っていたり、そのスペアが討たれるごとに段々劣化してくるのは、お笑いではなくブラックユーモアの極致ですね。一方で、群像劇のようでいながら、ストーリーの視点が曖昧なので、誰が主人公なのか分かりにくいです。村重でも信長でもなく、曽呂利新左衛門が狂言回しかと思うと、ちょっと違う感じです。また、ビートたけしはじめ、役者さん達の台詞回しが現代劇みたいで非常に違和感がありました。信長役の加瀬亮が熱演している分、もったいないです。役者では、前述のようになんと言っても加瀬亮の甲高い尾張弁でしゃべりまくる信長のブチ切れ演技が最高でした。意外とビートたけしの秀吉はいい感じですが、台詞回しがいつものたけし調で残念。
至って真面目、故に滑稽
というのが徹頭徹尾貫かれたテーマであると感じました。
時は戦国、朝には味方だった相手が夜には敵になる空気の中で、誰もが「俺こそ次の天下人」と目をギラつかせています。
なかでも才気溢れる明智光秀と、農民からのし上がった羽柴秀吉、誰からも狸と呼ばれ油断ならぬやつと睨まれている松平家康に焦点を当てながら物語は進みます。
本気で打倒織田信長を夢見た荒木村重の謀反と信長、光秀の確執がしつこいほどに描かれ、己の出自から生まれる拭いがたき屈辱を晴らそうとする秀吉の姿勢や、意外と頻繁に死にかける家康など、どこをとっても魅力的なキャラクターに溢れ、終始飽きませんでした。
個人的にはもう少し年嵩の俳優に信長を演じてほしくもありましたが、稀代の傾奇者、そして恐るべき狂人を演じきった加瀬亮さんは見事でございました。
千利休の出番は少ないながらもあらゆる企みを目まぐるしく回転させる歯車としての役割がとみに素晴らしく、岸部一徳さんでなければ演じきれなかったでしょう。
西島秀俊さんの凄みのある色気や、中村獅童さんの泥臭くはしゃぎ回る農民姿、なにより、ぽんぽん首が刎ねられ血飛沫が飛び散る世界の中で、おもわず笑わずにはいられないコメディカルな演技ができる北野武さんのパワーは、ほんとうに、感動いたしました。
家族と見に行くのはおやめになったほうがいいでしょう。
あくまでお独りで見に行ってください。
これはまだ、ネタバレが横行していない今のうちに、映画館で。初見がテレビではあまりにもったいない作品です。
怖すぎる。
正直この映画はかなりグロい作品なので、血を見るのが苦手な方には観るのをお勧めできません。私は血が苦手なので非常に怖かったです。非常に北野武らしい作品でした。白黒映画にしてくれた方がちょうど良い気がしました。
作品は2時間以上もあり、長く感じました。
ストーリーがやや複雑で、聞き取りづらい言い回しも多かったため、作品を1度見ただけで全部理解するのは難しいと感じました。ただストーリーが多少分からなくても飽きにくい作りになっていたため、外国人でも楽しめる作品になっていました。
今回の信長のキャラクターが結構好きで、大河ドラマ等で描かれる信長は大抵の場合、カッコよくキザに描かれてしまっていたが、今回は破天荒でめちゃくちゃなキャラクターと言うこともあり、これぞ信長という感じだった。
あまりにも残虐かつ残酷な作品のため、当然ながら地上波では絶対に放送はされないだろうし、北野武作品のため、サブスク等で見るのも難しい作品だと思います。そのため、映画館で見るか、DVDを借りるか買うかして観る方法しかないと思います。ですので、観たい方は映画館で観ることをおすすめします
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