首のレビュー・感想・評価
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タイトルの通り「首」
「首」にのみ視点を置いて見ると、まぁそれなりには面白かった。
物語全体を「映画」として見ると、ん?となる映画。
良くも悪くも後味が残らないというか、まだそういう作風の監督ですからね。
なーんとも言えない感じでした。
まさに☆5のうち☆3って感じ。
贅沢キャストによるシュールなコント…
北野作品常連のキャストによる、クスッと笑いを狙った作品。けど笑いはしなかった。アウトレイジ以上に裏切り当たり前、どんどん首刎ねる残酷な時代を扱ったが、凄みや怖さが無かっただけに、中途半端だった。数々の男色シーンはキャストの体当たりの演技だったし、中村獅童の怪演もあったが、深みを感じなかった。
相変わらず全員悪人
体の白い犬は尾も白い
映画館で観なくてよかった!
面白かったけど一貫性が危うい時代劇
数日間掛けてぶつ切りで観ました。
北野作品で時代劇は、座頭市以来でしょうか。斬新で過激な切り口で観ていてゾクゾクしました。
狂人、織田信長に支配された家臣達の姿は、現代社会でも姿形は違えど存在し得るので、そういう意味でも怖く感じました。
ただ、映画の中盤以降にワイヤーアクション的なシーンがあり、何だか作風の迷走を感じました。
イカれた信長、男を裏切る光秀、いい様に使われる曽呂利、ブチ切れる弥助など、印象深く観て良かったです。
とは言っても映画館で観たいとは思いません。数日間に分けて観るのが丁度良い塩梅で楽しめます。
、、うぅん?違う視点はよいが、、?
Netflixで先日に観ました、、えっ?早くも映画配信で?と思いながら観ましたが、、映画タイトルの首を象徴するかのような首を斬首するシーンが冒頭から複数回も
有りリアリティーを全面に出した北野監督の手法なのでしょうが、
織田信長を演じた役者さんが何故か違和感を感じ、その他の役者さんが演じる武将にも少し違和感を
感じましたね。あぁ、この武将は
違う俳優が演じたらとも感じた、
北野組の常連の役者で堅め過ぎて
内容が入ってこなかった、、。
脚本は良いのに演じる役者により
良くも悪くもなる作品であるなと
個人的に感じた。
惜しい作品ですね、北野監督がAmazonと映画制作を始めるらしいとニュースが入って来たが次回作品に期待しています。
印
ヅラが…
首が飛ぶ、名古屋弁の信長、侍BL。それだけ。
枯れた北野映画Reprise
20代の頃、北野映画をよく見ました。いちばんはソナチネでしたかね。権力と陰謀。静寂と暴力。死への憧憬に近い執着。溢れ出んばかりの作家性には憧れました。
アウトレイジ以後は、「うまく枯れた」印象があります。持ち味である暴力やねちっこい関係性の描き方を生かしながら、エンターテイメントの文脈にそれを載せ、過剰にシリアス・アーティスティックな描写を控えて、当代の売れっ子役者によるきらびやかな「悪人ショー」に仕立てたのは2000年代以降の北野映画の一つの発明だったかなと思います。
本作も基本的にはそうで、短絡的な言葉ですが、シンプルな話アウトレイジ戦国編でしょう笑 心なしか、火縄銃の射撃音がヤ⚪︎ザの拳銃と同じだったような。
会話劇のすぐ隣に殺戮が転がっていること。偉い人たちがみんな人間関係に翻弄されめんどくさそうな顔ばっかりしていること。皮肉と間を活用した、乾いたユーモア。北野映画ですね〜。そしてオチは「こんなげーむにまじになっちゃってどうすんの」のオマージュを思わせますね笑 なんやねん!という下らないラスト。堪能しました。
この映画は男色もポイントの一つですが、男の濡れ場をやるのは3-4×10月以来かな?そんなに美しい描き方してないのがいいんですよね。生々しくて、欲望!って感じで。
すごく差し迫った表現を感じたわけでもないですし、エンタメとして、とんでもないクオリティ!ってわけではないとも思います。でも、なんか役者も楽しそうですし、こういうエンタメ映画定期的に出してほしいですけどね。ワガママですが。
良くも悪くも北野武
加瀬亮の信長の狂いっぷりが凄く良かった。
これまで散々描かれてきた信長像だが、もしかするとこれが一番近いのかも知れない、とさえ思えた。
劇中の光秀の台詞『所詮は人の子であったか…』と見限られたが、第六天魔王としての雰囲気はあれぐらい狂ってたのかもね。
映画としての問題は、あれだけ豪華な俳優を起用してるのに狂言回しな役の曽呂利、木村祐一の演技が酷すぎる。
逆に茂助が中村獅童なのは役不足すぎる。
たけしの秀吉も…
監督、製作に専念してもらって出なきゃよかったのに。
このキャスト、この設定で中途半端なコント要素を排除したバージョンを見てみたい気もするが、
まぁ、このキャスト、この規模は北野武映画だから出来たことであって…
良くも悪くも、まさしく北野映画な作品でした
首首首、最後も首オチ笑
ずっとずっと観たかった!ようやくNetflixで鑑賞
ビートたけしの映画
今までのお約束を捨てた作品
今までの大河ドラマや教科書で作られた都合のよい戦国時代のイメージをブチ壊してやろうという熱意を感じた。
主への美しい忠義などなく、自分の利益のためには平気で裏切り、嘘をつく…。
そして、今まで現代人がなかったことにしてきた日本の男色文化がこれでもかというほど描かれており、衝撃的で面白かった。
頭では、この時代の武士にとって男色は普通の嗜みだったという知識はあるものの、実際にオジサンたちが愛し合ったり嫉妬するシーンを目の当たりにすると、思わず鳥肌が立ってしまった。笑
ある程度の歴史や時代劇作品を知っていることが前提となるシーンが多いので、知識がない人には楽しめない作品かもしれない…
だが、今までのお約束をブチ壊す数々のシーンは見ていてとても爽快で、批判や酷評覚悟でこんな映画を制作できるのは大御所監督ならではだと思う。
とても良い北野映画だった。
ビートたけし的ヤクザ戦国時代ギャグ映画
内容は、お笑い芸人ビートたけしが監督脚本を務める日本の戦国時代と言われる頃のお話。誰もが良く知る戦国三傑の信長・秀吉・家康が出てくる三角関係主体の時代背景映画。
印象的な台詞は、『ワーッ!黄色いクソ野郎!』弥助の本能寺での一言。ギャップが笑いを誘う事を狙った場面。首で繋がる物語が面白かったです。今なら写真かな?!殆どが時系列もそのままで見易かったが深みに欠けるような感じがしました。
印象的な立場は、どんどん疑い深く疑心暗鬼になる人々のみしか出てこないのが良かったです。個人的には神君伊賀越えが好きです。
この映画は戦国ギャグ映画なのですが、血がよく出るのとガラが悪いので見込み客の年齢層が分かりづらかったです。戦国時代の猿芝居がコメディで、アウトレイジなヤクザ映画そのままでした。
印象的な場面は、戦国時代の衣装や小物がしっかりしていた所です。長篠の戦い・高松城水責め・中国大返し・安土城・本能寺など凄い人数と予算かけてるなあと感心しました。中々出来ない規模での迫力は本物だから絵作りに凄みが感じられました。
全体的に、非常に分かりやすく見やすいのですが、北野武=ビートたけしとの構図が良くわかる良い子には見せられないヤクザ戦国ギャグ映画でした。残念ながら秀吉ではなくビートたけしでした。
久しぶりにビートたけしのシチュエーションコントを見たような感覚が好きな人と嫌いな人に分かれるのではないかと感じます。斬られ芸や死に芸のオンパレード。見ている人の感覚まで麻痺してしまう様な映画でした。
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