「時代考証はさほど逸脱してないのに残念なコント映画かも」首 麻布豆ゴハンさんの映画レビュー(感想・評価)
時代考証はさほど逸脱してないのに残念なコント映画かも
これは好みがハッキリ分かれると思いまするね。アタシは一応は気に入ったけど予告編で先入観を持たない方が良いです、十中八九そのイメージは裏切られます。構想30年も多分ですが北野流のジョークです。
少なくとも世界の北ニストも絶賛!的なシリアスで皮肉の効いた、凄惨で乾いた本格的な戦国絵巻などを期待してはいけません。そう言うのはリドリースコット監督のナポレオンのナワバリです。もの凄くお金かけて豪華キャストで作ったエログロコント、くらいに思って逆に徹底して笑うつもりでいた方が良いかも知れません。
先行したNHK大河のムロ秀吉が秀逸だったのと、やはり大河先行組の大森南朋さんがいい意味で裏切ってくれてるので、今作で北野武さんが秀吉演じたのはちょっと失敗だったかも知れません、、自ら演るなら北野さんは寧ろ家康か光秀役の方が良かったかもと感じました。
困ったのはこれ以後は加瀬さんが何演じてもダギャァ〜ダニィ〜って脳裏から離れなくなりそうな事。それくらい今回は加瀬亮さんの怪演ぶりが突出してました。
トミーさん、台本のセリフが撮影当日にすっかり変えられたりして俳優さんは大変だったらしいですね。やはり構想したのは30年前でも制作はかなり行き当たりばったりだったのかなと。次作はどっちかにキチンと寄せて作って欲しいでする。
共感&コメントありがとうございます。
監督はへらへら許してと言うかもしれません、まあ今度はもっと面白いのを作って下さいよと言うだけですね。許す許さない迄いかず脱力した口でした。