若き仕立屋の恋 Long version

劇場公開日:

若き仕立屋の恋 Long version

解説

香港の名匠ウォン・カーウァイが、2001年製作のオムニバス映画「愛の神、エロス」の一編として発表した短編「若き仕立屋の恋」のロングバージョン。2004年のベネチア国際映画祭で非公開のプレミア作品として上映されたほか、2018年北京映画祭で上映された。日本では2023年4月に劇場初公開。

1960年代の香港。仕立て屋見習いの青年チャンは、美しい高級娼婦のホアと出会い、魅了される。それ以来、ホアが他の男のために着飾る服を、愛情を込めて仕立て続けるチャン。やがて時は移ろい、ホアはかつての精彩を欠いていき、すべてを失っていくのだが……。

仕立て屋の青年チャンをチャン・チェン、娼婦ホアをコン・リーが演じた。

2004年製作/56分/PG12/香港
原題または英題:愛神 手 The Hand
配給:アンプラグド
劇場公開日:2023年4月14日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0手という性癖

2024年7月4日
Androidアプリから投稿

エロいところは映さない
けど、音が生々しくエロいので映ってないから想像が膨らむ。
もやもやする感じが主人公と気持ちがシンクロするような、しないような。

服や建物がお洒落で素敵でした。
こういう雰囲気好きです。
最後の2人の絡み合いはちょっとだけホロリときました。

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ハル

3.5「手」は口ほどに物を言う

2024年5月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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ありきたりな女

5.0アジアの湿度

2024年4月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

昔DVDで観て大好きだったこの作品を劇場で観られる時が来たことにシネマートさんに感謝しかない!
なかなかセンセーショナルな出だしのこの作品だが、コン・リーと張震の演技が素晴らしく、ひたすら感情を揺さぶられた。
直接的な描写はほとんどないのに、官能的。2人が絡むシーンは僅かなのに痛いほどの感情が伝わってくる。ラストのシーンでは嗚咽してしまった…

今回のlong versionと元のバージョンと細かな違いをどなたか教えてほしい…前回見たのが昔すぎて思い出せない…

[昨年4月に劇場で鑑賞した時の感想]

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らべ

5.0むむ。田山花袋の「布団」の世界ですな。

2023年9月11日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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仕立てたドレスに指を這わせて、妄想と、イメージの”性行為“に耽る(ふける)一人の青年。
娼婦として他の男たちに抱かれ続ける彼女のために、まだだれも袖を通さず、まだ誰のものでもないまっさらなドレスを彼女のためにおろして
処女のシルクの上からチャンは初めてのホアを抱くんでしょう。

「ちまき」は、「無垢な子供時代」の象徴と思われます。
もう戻れない過去の自分を懐かしく思いながらも、二人で ちまきを愛欲の様相でむしゃぶりつく映像は、胸がチクっと痛みますね。
これってプラトニック?
でも吉行淳之介は言いました
― 向かい合って食事をする男女に肉体関係がないはずはない。
ちまきの皮を剥いてゆく・・あそこはエロチシズム、最高潮のシーン。

男女二人。手の動きをカメラが追います。
原題は「愛神の手」。

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東座にしては挑発的な映画にドキドキでした。
どんな顔をしてロビーと もぎりの受付を抜け出せばよいのでしょう、映画の物語の終わりが近づく予感に困ってしまって、
自分のつま先を見ながら駆け抜けて館の外へ出ました。

・・と日記には書きたかったが、残念ー!上映を見逃してしまって、あとからこっそり配信にて個室鑑賞しました(笑)

小心男の妄想レビューは 中年の映画活動 (略して映活)の惑いゆえ。

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きりん