ミッシングのレビュー・感想・評価
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この映画は、泣かせると言うよりは 考えさせられる映画だと思いました...
この映画は、泣かせると言うよりは
考えさせられる映画だと思いました。
泣かせようとするならば、
最初に子供との回想シーンを多くし
どんな性格の子で親子関係がどうであったのかを
深く知ってから入るので
感情も強く入っていきます。
そうでは無いので
誹謗中傷ややるせない気持ちの方を伝えたかったのかと思います。
自分がこんな風に、子供がいなくなり気が狂う気持ちで号泣しながら
無事に保護されてさらに号泣する…なんてストーリーを勝手に作りあげていたので
ちょっとびっくりしました。
夫婦間の温度差が、同じであるのに
旦那さんが 自分は冷静さを保たなければと
必死で堪えている姿が素晴らしかった。
ここに弟さんの存在がある事で
何かまだあるのではないかという気持ちで見ることができました。
結果が出てないという事で
スッキリはしない気がしましたが
言いたいのはそこでは無いのかな…と
何か、涙が止まらない様な
すごい展開があっても良いかなと
個人的には思いました。
今の時代の真実を表現されていると思います。
石原さとみ迫真の演技
石原さとみの迫真の演技が素晴らしかった。娘を探すことに疲れ果てて崩れた表情が、家族の苦悩をよく表していた。「そして、バトンは渡された」もよかったですが、本作でも素晴らしい演技。
何年も捜し続けるのは本当に厳しいでしょう。多くの人から簡単に情報を収集できるSNS。捜索活動に効果を発揮することもあると思うが、世の中には様々な見方や考えを持つ人がおり、聞きたくない意見も耳に入って来て心を乱される。嘘や冷やかしは問題外だが。
また、報道の在り方を問う作品。普段テレビを観ていても、あきらかに発言の一部分を切り取って、製作者側の意図に合わせたようなニュースを見ることがある。バラエティなどは好きなようにやればよいが、ニュースに関しては正確で偏らないようにしてもらいたい。
まじめで優しいが、気が弱すぎる弟。最後、かわいい姪を想う弟の気持ちが分かり、少し和解できたのが救いかな。
なんでもないようなことが
新作が最も楽しみな監督の一人、吉田恵輔。今作もオリジナル脚本だが、しんどいシチュエーションでの心の裡にズバッと切り込んでくるシナリオがすごすぎる。特に、気まずさからくる笑いや、悲しくつらい時に吹き出したくなるネタを差し込むシーン作りは絶妙! 石原さとみの超長回しセリフから、自分もそのフレーズを頭の中で呟いたタイミングでの虎舞竜は、座席からズリ落ちるほどの笑撃だった。
ほかにも、当たる占い師を紹介するという協力者、丸められたビラの捨てカットを撮るカメラマン、しつこく質問してくる通りすがりのおばさん、(鼻水が)よく出ますねのセリフなどなど、ちょっとしたディテールで笑かしにくるので気が抜けない。
話は前作・神は見返りを求めると前々作の空白を合わせたような作り。誰もが自分が正しいと思いながらどこかに抱えている弱味をSNSは突いてくるが、実はマスメディアでもやってることにあまり違いはない。劇的な展開で全部すっきりとはいかないけど、逡巡し過ちを犯しながらもちょっぴり気持ちが変わって一歩だけ進む、わずかな前向きリアリティの着地。キー局に転職した後輩のように己の無欠さを疑わない人間には自分もなれそうにないと思え、ホッとした。
優しい気持ちと希望の光…?
優しい気持ちで映画館を後にして欲しい
今期邦画ナンバーワン
一筋の希望の光を見つけた…
あー、マスコミもSNSも
全部嘘ばかりで誇張して
手段を選ばず兎に角視聴者の興味を惹いて
面白おかしく観てもらおうとする劇中の策を
オフィシャルも踏襲してるということね。
ぶっちゃけ優しい気持ちにもならず
邦画ナンバーワンには程遠く
希望の光も見えなかったというのが正直な感想。
だってあの吉田恵輔監督だよ?
胸糞悪いし共感なんて求めてないに決まってます。
石原さとみの怪演は賞賛に値するかもだけど
女優として一皮剥かなきゃいけないって思うこと自体
なんとなく本人自身が今のポジションに
迷いが出てるのかもね…
私はさとみはいままでのさとみのままで良いです。
最近のドラマでこの映画でついてしまった
癖があからさまに出ちゃってるように見えるけど
果たして吉と出るか凶と出るかはわかんないですね。
ホリプロさんは新人発掘頑張っていきましょう。
石原さとみなのに石原さとみじゃない
自分語りになってしまうが、私は邦画をあまり見ない。
テレビでプライベートや性格をオープンにしてる人達が、全然違う人を演じているのに違和感を持つからだ。
ただ、選り好みは視野を狭めるだけなので、なるべく心に刺さりそうなものを求めてこの作品を鑑賞することに
このサイトを利用した時の評価は★4.2。
「なんや、めちゃ人気作やんけ〜」とぼんやり思いながら上映が始まると、2時間があっという間に感じるくらい引き込まれた。
演技派揃いのキャスト陣が物語の中に託された現実も虚構も胸にせまる形で伝えてくれる。そして制作陣も彼らの演技に応えるように、残酷でたまに優しい世界を美しい映像に起こしてくれている。
そしてこの映画を語るに欠かせない、絶対的異色を放つ石原さとみの演技。
今、母として、女優として、今も世界のどこかで多くの母親が抱えている苦しみを全身で演じきった彼女に畏敬の念を感じるばかりだ。
新境地
数年前に石原さとみが吉田監督に出演を直訴して、
その夢がかなってできた作品
失踪した娘を想う半狂乱になった母親役は見もの
きれいな化粧や洋服を着たいつもとは違う普通の主婦
序盤からずっと重苦しい・・・胃が痛くなるような・・・シーンが続き
以前見た「空白」を思い出しました
報道記者の中村倫也も良かった
まるでドキュメンタリーを観ているようなそんな映画でした
それ故後半~ラストがこうなってしまったのでしょう
個人的にはラストのオチというかストーリー展開が作品の評価
に直結してしまうので・・・
石原さとみの新境地が観れたという点では良い映画でした
とても見応えがあって、意義深い作品
もともと演技力には定評のある石原さとみですが、自身も結婚・出産を経て、この作品で女優として更なる高みへ昇ったように感じました。
彼女が演じる母親役は、おそらく教養はあまり高くなく、感情的になりやすい人物。それが娘の失踪を受けて憔悴し、ときに鬼気迫るものを感じさせるほど感情を爆発させるなど、その迫真の演技は圧巻というより他ありません。
女優として更なる高みへ昇る、その特別な瞬間に立ち会えたような高揚感が、エンドロールを眺めながら込み上げてきました。
また、主役だけでなく、作品全体もとても見応えがあり、意義深い作品に仕上がっています。
このような作品が、真っ当に評価される日本映画界であってほしい。ただただ、そう願うのみです。
タイトルなし
ロゴ入りトレーナーや、どこかボサついた髪型など夫婦の庶民感が上手く表現されていた。
以前の「ヒメアノール」まではいきませんが、姉弟の性格だったり、局の報道方針などなど胸くそ悪さも絶妙にちりばめて描かれていたと思います。
個人的にはこないだから胸くそ映画が続いてて、「オッきたきたー」とブームに成りつつあります。
そして「鼻水出すぎ」や「虎舞竜でしょ」でくすぐりも入っていてよかったです!
作品は良いけど...
ちょっと酷評かもしれません。石原さとみの演技、昔からオーバーリアクションが気になっていましたが、今回の作品でも見られました。なんていうかホラーの時の顔です。貞子3Dでの貞子に怯えた顔と同じ顔をしていました。ホテルのレストランで自分の子供と間違えて駆け寄るシーン、取材陣を追いかけて窓ガラス叩くシーンなどどれもその顔でした。
中でも、子供が保護されたと嘘の情報で警察署に向かい、嘘と分かって叫びながら失禁するシーン。失禁にとやかく言うつもりはありませんが、あれは貞子を見て死ぬ前の人間の表情と叫びに見えました。役作りの為に石鹸で髪を洗って痛めさせたらしいですが、そのくらいは役作りとしては普通。石原さとみだから凄い!となる。まぁ、それでもしいて評価するならば石原さとみ至上1番の熱演だったかもしれません。舌打ちとかクソとかの発言が貴重ですw たとえば安藤サクラみたいな人が演じたら化け物みたいな仕上がりになっていたでしょう。でも監督が石原さとみの為に作ったっぽいですね。アカデミー賞で作品が評価されたらそれは分かるけど、万が一、石原さとみが主演女優賞を取るようなことがあれば、ん?という感じです。ちなみに人の親ではないからか、泣くまで感情が持っていかれることはありませんでした。それよりもネット民の異常さや、報道の闇、実際子供や家族が行方不明になった人たちの、報道だけでは分かり得ない部分を上手く表現していた作品だと思いました。だからか、より主演の演技が気になった((˘・_・˘)
難しいストーリー
子どもを失った親の行動、精神状態について、細かい描写、想いが伝わって来ました。
しかし何を訴えているのか、何処に向かっているのがわかりませんでした。
一度観ただけでは理解出来なかったです。
話もいいけど
一番の見所は石原さとみの演技による解像度かなと感じた
こうなったらこの感情が出てくるというのを納得させてくれるものを魅せてくれる
個人的にはもっと落ちて誰も幸せにならないストーリーなのかなと思ってましたが、上の感情を味わうにはほどよい内容だったとは思う
欠けているとは。。。真実を突きつけられる
全体的に悲壮感があり、主人公の要望は叶いません💦
石原さとみ!凄い!!迫真の演技!!自分の身体を痛めて産んだ娘が行方不明で、見つからない母親を、真実味溢れんばかりに、リアルに演じてます。凄いとしか言いようが無いです。観てて胸が凄く痛くなります(><)青木宗高も、凄い!父親の立場の絶妙な役どころを、見事に演じてます。中村倫也の、中立な立場の役どころも、中村倫也が見事に演じてます✨ 普段、家族で、おはよう、おかえり、おやすみ、いってらっしゃい!と当たり前にシアワセ🍀が送れる事が、どれだけありがたいのかと。。。観てる私達に突きつけて来ます😭。最後に。。。娘さん見つかって欲しかったナ(><)
重くて辛い
しんどい映画。希望の見つけどころがなかなかなくて…最後ようやくこの夫婦の切れそうだった絆が繋がったのが唯一の希望かな。
石原さとみの…スーパーの扇風機の音で我が子を探す所切なくて泣けたし、青木崇高の最後の嗚咽グッときた。
なんといっても弟役の森優作が良くて観終わってお名前調べました。
後味が良くなくて、私にはしんどかった。
作品自体が胸糞なんじゃなくこの作品を他人事と捉えるあんた自身が胸糞なんだよ。
過激なタイトルをつけてしまった。すいませんね。
実は吉田恵輔作品を観たのは初めてで。容赦ないとか救いがないとか胸糞という評判は聞いてたので少し緊張しながらもこれは観たいと劇場へ行って鑑賞してきた。
はぁ、素晴らしかったよ。
個人的に全く胸糞ジャンルには入らない。とても誠実な描き方をしている。
大元の事件解決はしていないし主人公夫婦はこれからもずっと苦しみながら生きていく。
だけど、これがリアルだ。人々の悪意もリアル。だから、それも包み隠さず描いた。
フィクションの世界くらい救いがほしいという人もいるだろう。でも、救いって何?鑑賞する自分自身が救われても、現実世界でこういった事件で今でもずっと苦しんでる人は大勢いる。その事実を無視して、ハッピーエンドを求めることこそ傲慢では。
あ、しまった言い過ぎたな。
自戒でもあるが、この作品を他人事と捉えないでほしい。結婚しているかとか子供の有無とか関係なく。幸せというのは、いつ簡単に崩れ去ってもおかしくない。ほんとに発狂するほど苦しいことが起こるかもしれない。毎日日替わりで入ってくるニュースに麻痺しているかもしれない。だからこの作品を見てどデカいパンチをくらって、少し目覚めることができた。吉田恵輔監督ありがとう。ファンになりました。
脚本もキャスティングもよかったが、なにより映画的な美しさを残す余韻が好きだった。久々に見終わったあと幽体離脱したみたいに頭がずっとぼんやりしてた。すごい作品。
いや、ちょっと・・
キツいスね、連日の不快エンタメは。じゃあ観に行かなきゃいいのに。ま、その通りなんですよ、何を求めているのか自分でも解りません。
最後近くにピアノが流れ出して、世界は美しい、人は捨てたもんじゃないと言われてもね・・作り手側は不快を掬い取るのが、意外と楽しいのかもしれませんね。昨日観た「湖の女たち」の方が、お話なんだと判るのでまだマシですかね。
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