劇場公開日 2024年5月17日

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ミッシングのレビュー・感想・評価

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4.0つらいなー。

2024年5月9日
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鑑賞方法:試写会

重いと言うかしんどいと言うか観ていて辛い作品だった。作中の善意と悪意のバランスが偏ってんだよ。映画的な分かりやすい悪者が出てくる訳でもないのに不安感しか無い。観ている客の気持ちの落ち着きどころが無い。滅茶苦茶元気な時に観ても一気に疲れる映画。

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ha2017jp

3.0うーむ。 石原さとみの演技得意じゃない、、 オリジナル脚本とはある...

2024年5月6日
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鑑賞方法:試写会

うーむ。

石原さとみの演技得意じゃない、、

オリジナル脚本とはあるものの某事件が思い出される

見守りボランティアをするようになる結末が全てな気がした。なんでデマを言いふらす人とかってそうゆうことするんだろ。ストレスは人に当てて発散するんじゃなく自分としてや社会的に昇華できるといいよなぁ。だとしても我が子いなくなったらおかしくなるよなぁ。

夫役のあのなんというか夫感がすごくリアルだった!
オープニングの題字までとエンディングの虹の光がやけに綺麗だった
チンピラ集団と口論二人組の演技が、、

・完成披露試写会

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hannnamovie

4.5石原さとみの本気を見た!

2024年5月1日
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Filmarks大阪プレミアム試写会にて。

大好きな吉田恵輔監督の映画に「心揺れる」なんてあまりにも安直な…とハードルを上げて臨んだが。心揺れた。突き抜けた傑作。忖度なしです。

愛娘の失踪からの家族の葛藤や温度差、SNSの嫌な切り取り方や悪意のある書き込み、メディアの印象操作。ここだけ観ると映画で取り上げられがちなテーマのように思えるけど、多層に渡って観客を試すかのように揺さぶった結果のまさかの着地点。こういう映画では珍しい『決着してないのに決着した』結末。お見事。

石原さとみが吉田恵輔監督の作品に出たいと直談判した意味が、上映前に「こういう作品に出たかった」と「一人でも多くの人に届いて欲しい」と言い切った意味がはっきりと分かる。舞台挨拶中の石原さとみは、作品内には出てこない。『ボディーソープで髪を洗う』など、徹底した役作りでオーラを微塵も感じない。あるシーンでの泣き方は、ただ単に「叫ばせとけばいい」というお涙頂戴系で片付けられない、演技力の賜物だと思いました。良くぞこの作品に巡り合ってくれた。

青木崇高との夫婦関係の会話があまりにもリアルで。『温度差』と言うけれど、「夫は冷静」とこっちが勝手にジャッジするのも違う気がするし、かと言って妻の地雷ワードや振る舞いに飛び込んでる気もするし、でも夫は間違ったと思ったらちゃんと謝るし…ぶつかり合っても奥底では繋がってる、けど考え方は違う、このせめぎあいというかピリピリ感が画面越しからも伝わり没入してしまう。

そして、夫が唯一と言って良い泣き崩れるシーンが、対峙する相手も悪意はないのは重々承知で、どれもあなたの立場でそれを言われると厳しいよ…っていうね。この設定はダメだよ…😭妻を「強いね」って言ってから数日後の出来事だもんね…。

この『悪意はない、善意のつもりだけど…』っていうのと『悪意丸出しの悪意』が作品内に共存していて、それを別物として受け取る当事者と、同じ物として受け取る当事者が共存しているのが作品の奥深さだなと思う。「こいつムカつくわ〜」っていうオバちゃんが3人くらい出てくるんだけど、最低で最高なシーン。どこから見つけてきたんだっていうベストキャスティング。

弟役の方も目の奥から狂気が伝わってきて。でもこれを「狂気」と思って決めつけることですらね…という監督の掌の上。

悪質なネットの書き込みを見て、悪質なネットの書き込みのような言葉を弟にぶつける。この表裏一体さ。

メディアとしての矜持に揺れる中村倫也の役。「悲劇の家族」としての演出をつけるシーンのキツさ。求められてる映像と、自分が撮りたい映像、保つべき中立の報道姿勢のせめぎあい。出世する人間は下世話じゃないといけないのか。失敗ばかりの新人もそうやって擦れていくのか。

見逃してるところもたくさんあると思うけど、どのシーンも何かを暗喩しているように思えるけど、はっきりとは説明しないのもこの監督の好きなところ。何かを言ってるけど聞き取れず曇る窓。買い占められたヤクルト1000。バンドTシャツ。見つからないアザラシ。自分も見てて『虎舞竜じゃん』って思っちゃったもん…発言するかは別として、ダメだよ…😭

石原さとみが後半に選んだボランティアがあまりにも不穏で、『頼むから石原さとみも子どもも犠牲にならないでくれ…』と思ったけど、そこは安易に事故に振り切らなかったのも信頼できる作り手。

ほぼラストシーンの虹と影の演出…涙なしでは見られなかった。無の時間があるエンドロールの入りも良かった。

この感想すら自分の見方の一部の切り取りだな…罪だな…と思わされるほど、胸にずしりと重たいパンチを撃たれました。もう一度観たいと諸手を上げて言えないけど、もう一度観ないとなと思わされました。

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わたろー

4.5圧倒的な感情の塊を浴びて、こちら側にいることを再認識する

2024年4月30日
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鑑賞方法:試写会

試写にて鑑賞。

口が裂けても「気持ちがわかる」なんてことは言えないけれど圧倒的な物量で感情が飛んできて、こちらの心も抉られる。
つらい、かなしい、ムカつく、イラつく、後悔、不快、どうしようもない。あらゆる負の感情にどうしようもなくただただ涙が溢れる。嗚咽すら漏れそうになる。
そんな中であるセリフに引っかかる。ふと冷静になる。そこを見越した次のセリフに愕然となる。どんなに感情を揺さぶられようとも、自分は単なる傍観者で、彼らの感情をただ悪戯にエンタメとしてみている現実を突きつけられる。あくまで私は当事者ではなく、こちら側。事実というものを面白がってみているだけのこの気持ち悪さや憤りを醸成する社会というものの一部だとわからされる。
そんなに突き放されるのに、最後にはやはりもう一度感情が引き込まれてぐちゃぐちゃになる。心を掻きむしりたくなる。
ただただ圧巻。

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えび

4.0吉田恵輔らしいテーマ、石原さとみ熱演

2024年4月27日
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鑑賞方法:試写会
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mon-chuck

4.5石原さとみの魂の演技に注目!

2024年4月19日
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鑑賞方法:試写会

試写会当選@新宿ピカデリー🌟 Filmarksさんありがとう😊💕

やってしまった……
グサっと刺さる映画に出逢うと「この感動をどう伝えよう」「どんな風にレビューしよう」なんて素人のくせに書き方悩んでるうちに時間ばかりが過ぎていき……試写会のレビュー投稿期限過ぎていたという悪循環(Filmarksさんごめんなさい🙇‍♀️)。

試写会当選してから観賞までの間に、ひと足先にこの映画を観たという人からとにかく凄かった映画としてオススメされた。邦画で?石原さとみで?(←石原さんすみません💦)んなわけないやーん!と内心ツッコミ気味で挑んだ完成披露試写会当日。
登壇した監督とキャストの皆さんから伝わる仲の良さ。冒頭の挨拶で感極まる主演石原さとみ。その理由がこれまでの自分を壊してほしいと監督の映画に出演したい旨に直談判したのが7年前。一度は断られたけど、新作書きました、と監督が突如石原さんに連絡してきたのが3年前。直後に妊娠が発覚して、出産を終えるまで待ってくれたという監督の思いやり。そして今、公開まで残すところあとひと月のところまでたどり着いた、という石原さとみの想いの強さ。クランクアップ後の打ち上げでは『公開までなんとかみんな不祥事を起こさないで欲しい』と挨拶したとか。気持ちの詰まった作品なんだ〜と観る前からハードル爆上がりwww

でもね、凄かった。
そこに“石原さとみ”は居なかった。
そこに観たのは自分のことは二の次三の次、自分の時間は子供のためにほとんど使っているという世の中によく居る“お母さん”。
突如その子供が消えてしまったらそのお母さんはどうなってしまうのか。想像するは易し。でも想像以上の壮絶さが感じられた新しい石原さとみがそこには居た。
主演だけでなく、周縁キャストも凄い。
ある種モキュメンタリーを観ているような感覚にすら陥る。砂田の後輩が局長賞を獲り、みんなの前でひとこと話して金一封を受け取るシーン。あたしの後ろに座っていた人が「つい」一緒になって拍手してた。それほどリアルでみんな入り込んでたんだと思う。

時代の流れとともに「リアル」のあり方も変わる。そこに感じるべき違和感を切り出してくれた監督の社会への問題提起作。
細かいところまで観たいから公開されたらもう一度行こ💕
いい映画でした♪

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らまんば

5.0キャストの方々の演技が圧巻!オススメ作品。

2024年4月17日
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鑑賞方法:試写会、映画館

泣ける

悲しい

完成披露試写会にて鑑賞。

重い内容ながらも、自ずと周りにオススメしたくなるし、また鑑賞したくなる素敵な作品。

キャストの方々の圧巻の演技や、スクリーン内のこととも思えないリアリティさがあり、かなり引き込まれました。

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ハル吉

4.0劇中に感じる気持ち悪さと違和感を体感してほしい

2024年4月17日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

泣ける

悲しい

怖い

苦しい世界の中、光があたたかくて優しかったりサントラが美しくて希望のようで苦しい気持ちを癒してくれました。劇中に感じる気持ち悪さと違和感は今も起きてる現実なのがとても怖い。これが現状なんだと実感しました。今の時代を生きる全ての人に届いてほしい作品です。

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あき

4.5自分より大事なものが消えてしまったら

2024年4月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

どの言葉も正しく心に響き、一瞬足りとも油断できず、絶え間なくペンチでつねって捻るような痛みが続く。
痛みがわかるってどのくらいわかってますか、は恐ろしいほど真実。
物事を想像で語ってはならない理由がわかった気がする。

彼女が藁をも縋る気持ちで集めてる情報。誰かのいたずらな好奇心で出されるちょっかいにどこまでも引きずられて、更に自分を消耗して行く様はとてもとても心が痛かった。

報道する側も自分の仕事とのジレンマに苦しんでいる辛さが伝わる。
助けて欲しい人と助けたい人も、欲しい結果は同じなのに、それまでの道にどれほど自分も他人も傷付かねばならんのか。

楽しい思い出のかけらが突然ナイフになってザクザク降りかかってくる。
「あんなに怒らなきゃよかった。」は私も子育てをした中でほんとに後悔している事の一つ。
よくあんな可愛い生き物に感情的に怒ってたな自分、と過去の出来事を振り返るたびに反省するけど、一緒にいる今でさえそうなら、今姿が目の前にいない子に対してならどれほど辛く思い出すだろうと思う。

その場所から逃げようにも、いつ子どもが戻ってくるかもしれない希望で逃げられない、もうどうにも行き場がない生き地獄に観ている方も胸が締め付けられる。

この状況で、このどうしようもない気持ちとどう折り合いをつけろというのか。

石原さとみちゃんの熱演が凄かった。
あの慟哭は演技というより役の憑依!
自分より大事なものが消えてしまったら、自分を保てなくなって当たり前だよな。
しかし素晴らしかった。
可愛いだけじゃないのね!!

あと音が必要最低限なのもよかったな。
その分すごく音に敏感になれた。
そしてフライヤーにうっすら写ってたプリズム光が、とても印象的だった。
映画観たらわかるやつ。

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icco

現実は映画のようにはいかない

2024年3月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

怖い

難しい

試写にて。公開日まで先が長いので、ノー点数で。いやでも、この映画に点数なんて付けられないぞ...。「空白」「神は見返りを求める」と来て、吉田恵輔監督の新作は子を失った母親の物語。上記2作品を1つにしたような、完全なる吉田アンサンブル。もう二度と見たくない。それくらい、キツくてキツくてどうしようもない。現代版「福田村事件」。人間の生臭さが、見る者の心をえぐりまくる。ある意味グロ注意。でもこれが、現実なんだよ。

石原さとみはこの映画が育休からの復帰作とのことなんだけど、、、いやいやヤバいだろ。なんちゅう役やらせてるんだ。「そしてバトンは渡された」の時は、まだ綺麗なお姉さんという印象で今回も正直期待していなかったんだけど、育休を経て変わったのか、すっかりお母さんだった。石原さとみと言えば、できる女って感じの役柄が多く、こんな絶望に立たされた人物を演じているイメージがなかったんだけど、上手すぎて驚愕。もう、怖いくらい。

みんな自分のことばっかりで、周りなんて見えてない。昇進のため、好感度のために。自己犠牲を図る、映画のようなヒーローは現実にはいない。当たり前だけど、誰だって自分が一番なんだよ。子も心も失った沙織里(石原さとみ)の、終わりの見えない絶望の世界で、ひたすら身体中が痛くなる。苦しいことばかりでも、微かに差す小さな光を目がけて。公開は5月17日です。万全の体調でご覧下さい。

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サプライズ