戯夢人生

劇場公開日:1993年12月11日

解説・あらすじ

「恋恋風塵」、「悲情城市」で飄々とした名演を見せたリー・ティエンルーは、実は台湾の人間国宝的人形使いである。彼の波乱万丈の人生を、旧日本帝国による植民地時代から日本の敗戦による解放までの50年と重ね合わせ、リー自身の語りとドラマ部分によって描いていく。前作「悲情城市」を第二部とする、ホウ・シャオシェン監督の「台湾現代史三部作」の第一部に当たる作品。

1993年製作/143分/台湾
原題または英題:戯夢人生 The Puppetmaster
配給:フランス映画社
劇場公開日:1993年12月11日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第46回 カンヌ国際映画祭(1993年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ホウ・シャオシェン
審査員賞 ホウ・シャオシェン
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映画レビュー

3.5 日本植民地時代の台湾

2025年12月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

日本では劇場公開とVHS&LD化のみで、DVD化や配信はされていない。日本における権利関係か何かの問題だろうか?

ホウ・シャオシェン監督の台湾現代史三部作の2作目で第一部にあたる映画で、1895年から1945年という大日本帝国植民地時代の台湾を舞台に、初期ホウ・シャオシェン映画の常連で伝統芸能の人形劇「布袋戯(台湾語でボテヒ、北京語でプータイシー)」の国宝的名人でもあるリー・ティエンルー(李天祿、李天禄)の半生が彼自身の回想を通して描かれていく。俳優が演じるドラマ部分とドラマ部分の間にリー・ティエンルーの語り(というかインタビューというか)が挟まれるという少々変わった構成なんだが、その両者がどうも今一つ噛み合ってなかった感じ。セミドキュメンタリーというか、こう言っちゃ何だが高級な再現ドラマのようにも見えた。決して映画の出来が悪かったというわけではなく、傑作『恋恋風塵』『悲情城市』の後だっただけに少々物足りなく感じたのかもしれない。同じ日中・太平洋戦争時代の中華圏でも、戦場となった大陸とは異なる植民地台湾の様相が興味深く感じられた。

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