コカイン・ベアのレビュー・感想・評価
全137件中、1~20件目を表示
アメリカ人のツボ? 全米でバズったラリックマ遂に上陸
たまに見たくなる、何も考えなくていいお気楽映画、いわゆるポップコーンムービー。集中力がいらないから疲れないし、大きな期待を持たないからがっかりもしない。映画館に足を運んでそういう作品に90分を捧げる、なんと平和で贅沢なひとときだろう。
冒頭、アメリカグマへの対処法についてのウィキペディア情報(つまりテキトーということ)にうすら笑い。ノリノリで踊る密売人がヘリからコカインをばらまき、自分もパラシュート降下しようとしてけつまづいて落ちる。そのコカインを摂取したらしいクマが(ここまでが実話なんだよ、というのが本作最大の「引き」だろう)、次々と人を襲うことになる。
実話ではコカインを食らったクマは人を襲わず死んでいたが、本作のクマはそのリベンジを果たすかのように人間を屠りまくる。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(クマ目線)ぽいと言えなくもない。ような気もする。かすかに。
最初に登場したラブラブカップルの、いかにもホラー映画で最初に死にます的なベタすぎるオーラと、「カメラを止めるな」前半並みに雑に飛んでくるちぎれた足。個人的にはこの描写にかなりわくわくした。
その後、行方不明のコカインを探すギャング、その動向を追って来た警官、たまたま森に遊びに来てしまった子供、森でコカインを拾った半グレ(?)グループ、森林公園のレンジャーと管理官など、まあまあ多めのキャラクターたちが登場する。
彼らが森の中で互いに遭遇して絡みつつ、クマと出会っては逃げたりやられたりするのだが、それぞれの見せ場みたいなものが結構ちゃんと割り振られていて、性格不明のモブ状態になる人物がいない。感情移入するまでには至らないものの、意外と(この手の映画にしては)キャラの扱いが丁寧なのだ。
それと、ちょっと驚いたのはCGグマのクオリティの高さだ。
確かに、今時ジャンルを問わなければこれより遥かに超絶品質のCGをほどこした映画はたくさんある。だが、本作は別にCGが売りではないし、見た感じどちらかというと低予算B級映画という印象なので、ちゃんとクマの体重を感じさせるCGに作り手の頑張りを感じた。公式サイトを見たところ、モーションキャプチャーで動きを作ったようだ。あれだけクマっぽい動きができるモーションキャプチャーの中の人もなかなかすごい。
一方、ちょっと突き放して評価するなら、コメディ&ホラーくらいのジャンルと思われる本作、コメディもホラーも両方パワー不足という印象だった。コメディは、アメリカ人にしか分からないニュアンスがあるかもしれないのであまり断定的に評価したくはないが、ホラーの方は見せ方がお決まりな感じで、ほとんど怖くない。
それでも個人的にはそこまで引っくるめて作品の空気感には好意的なのだが、これがアカデミー賞授賞式に着ぐるみが出てくるほど全米でバズった話題作ですよ、と言われると、「なんで……?」と言いたくなるのが正直なところ。やはり何か、アメリカ人にしか分からないツボがあるに違いない。
しかしレイ・リオッタはこの、クマに内臓食いちぎられて死ぬお気楽映画が遺作とは……
いや、プロの仕事に対して、そんな外野の感傷は余計なお世話というものだろう。
良きブラックコメディ
2025年1月7日Amazonプライムで視聴。
劇場公開された時見たかったが結局見れなかったのがAmazonプライムで公開されていたので視聴、実際にあったクマが放棄されたコカイン食った事件を元に作られたスリラーコメディ。
もっと低予算感感溢れたB級映画かと思ったら結構しっかり作ってあってビックリ。
実際の事件はコカインを過剰摂取した熊が亡くなっただけらしいけど本作はラリった熊が暴れまくってポップコーン感覚で犠牲者が出まくる、スリラー映画らしく結構エグいシーンもあるものの全体の雰囲気はかなり明るくノリも良いので最後まで普通に楽しんで見れた。
色々考えさせられるようなしっかり作りこんである作品ももちろん良いのですがこういう何も考えずに楽しめる単純なノリは実に魅力的だと思います。
ユルくてエグくて笑える🤣
良い。とても良い。たまたまテレビ見てたら始まったんでラストまで観て...
レイ・リオッタありがとう
❇️題名がネタバレ?ハイになった熊さん。💊
コカインベア
🇺🇸1985年ジョージア州のチャッタフーチー・オコニー国立森林公園など
❇️題名がネタバレ?ハイになった熊さん。💊
🌀実話アレンジコメディー
実際はコカインを食べた熊さんは薬物過剰摂取で死んでいただけの様です。
人は襲ってないみたいですし、コカインも発見されてない様です。
🔵軽くあらすじ
山に向かう人々は反応期の娘と少年、コカイン回収悪党と不良青年、そして娘を探す母と公園の管理人と恋人、警察官や救急隊など他多数。
熊の出現で狂う予定に翻弄される群像劇。
実話インスパイアブラックコメディー
◉63点。
★彡B級の笑いも少なく、かといって実話っぽい感じもなく印象が薄い気がしました。
🟡見所5!
1️⃣熊にリアリティが無い感じが気になった。
★彡気配を消し、動きは鋭く早く、なんか微妙。🐻
2️⃣1985年設定なので、携帯がなく、公衆電話や音楽、落書き、服装ややダサすぎてツボ
3️⃣レンジャーのおばちゃんなんか良い。
★彡悪態が可愛い。どうか食べられないでと願う。
4️⃣コメディーよりホラーテイストが強い。
★彡ガッツリ笑えるところは少なくて、思ったより血が飛び散る感じ。
🚪🧸ドアを開けると熊😅カワイイ💖
5️⃣母強し??
★彡ドラッグを食った娘に爽やかなハッピエンドってわけにいかんやろ普通はね😅
どこまでが…
ノンフィクションなんだろう。コカインを森に落下させたところまでだろうか。とにかくB級一直線で、ラリった熊が次々とグロく人々を食い散らかしていく。レスキュー隊のシーンは笑えるほどに。レイ・リオッタ、もう少し明るいシーンで見たかった。
この予告には罠がある
おバカ映画だろ?
そう思ってまだ見てないあなた。予告の罠にハマってますよ🐻
開始5秒でキマりまくった(ようにしか見えない)男が飛行機からコカインをバラまく
そいつをたまたま食べてしまった熊が生息する山に、それぞれの事情で足を踏み入れる人間達
可愛くて恐ろしくて最強の熊と人間のパニックムービーの開幕であるっ!
予告から受けた印象はブラックユーモアありのパニック系おバカ映画だったのだが、実際見てみるととても良く出来た脚本だった
登場人物をしっかりさばき切ったうえで90分台の尺に収めているのがまず見事だ
前半は姿なき殺人鬼のように演出することでホラー感を出しつつ、正体が分かってからは手のつけられないモンスターへと変貌する熊
これによって二度おいしい構成になっているのが上手い
いや、二度どころか見終わる頃にはモンスターなんて思えなくなっている
🐻がやっていることは変わっていないのに、
見え方が全然違ってくるという点でこれは一種の『羅生門』と言って良いのかもしれない
・・・言い過ぎかどうかは自身でご確認あれ
get higher,baby!
実話ベースの、ラリったクマさん
Amazon Prime Videoで鑑賞(吹替)。
元になった実話も驚きですが、コカインを食べてラリったクマさんが人間を襲う笑撃作。ある意味自然の復讐なのか?
人間が森にコカインを誤って投下さえしなければ、クマがコカイン中毒になることもなかったし、犠牲も出なかったはず。
本作はフィクションですが、環境汚染をやめる努力をしないと、いずれ本当に自然からしっぺ返し食らっちゃうかも…
一応コメディーだからと気軽に観始めてしまうと、人体損壊描写が結構グロめですので、くれぐれもご注意下さい。
これが遺作か〜
こう言う感じかぁ…
本当は人を襲わないクマさん
エリザベス・バンクス監督はすごい!残酷でヤバい内容ではあっても実話をブラックコメディに仕立て上げるなんて笑いのツボを知ってる感じ。ちょっと新鮮。麻薬の中でも最悪のコカインなのだから・・・
売人、レンジャー、チンピラ、カップル、子どもたちとママ、救急隊、警察、そしてクマ。すべてはコカインが悪の根源であることは明白だし、振り回された人たちの善と悪を描いたのも見事。ボスの息子は恋人を失い更生しようとしていたし、指を失ったダヴィードもなんだか憎めない。ただし、チンピラの一人が生き残ったのは、新たな悪が生まれたといったところか。
この作品が遺作となったレイ・リオッタの悪党ぶりは凄い。まだまだ現役を続けてもらいたかったなぁ。また、子を思う親という構図はディーディーママとクマ親子とをシド親子に対比させているところなんてニクい脚本。とにかくドラッグは身を滅ぼす!そんなメッセージも少なからず感じ取れた。
全137件中、1~20件目を表示