コカイン・ベアのレビュー・感想・評価
全127件中、101~120件目を表示
レイ・リオッタの遺作じゃないよ
レイ・リオッタが出てくるとは知りませんでした。上映する作品に窮して、少し古いB級映画を架けてるのかと。レイの遺作はFool’s Paradiseのようですが、iMDbの記述からは日本で公開しなさそうなので(個人の感想)、本邦では最後かもしれません。
Fargo以降、『この作品は実話をもとにしています』と嘘が書いてあることがわかったのですが、これは実話がもとなのは本当のようです。
タイトルや予告を見て想像できる通り、コカインを喰らった熊が襲ってくるというシンプルな内容です。
北アメリカには、クロクマとチャイロクマがいて、チャイロの方が凶暴と言われているのは、映画の中でも説明されています。以前、カナディアンロッキーにハイキングに行った時、『熊が出るので、7人以上で行動するように』と書いてあり、その場に居合わせたドイツ人と7人揃うまで1時間位待ちました。下山してくると、クロクマに出会わしましたが、どんどん観光客が集まってきてみんなで写真を撮っていました。チャイルクマだったら逃げるのかしら?
さて、B級感満載の設定ですが、全編CGと思われるクマの造形やモーションも非常に真面目に作ってあります。MEGみたいに、『それは映画の話だよ』といった作り物風味はありません。全体にコメディー要素が多い一方で、切り株映画でもあり頭から『豆腐』が出てきます。苦手な方は注意が必要です。レイ・リオッタも酷い目に遭うのですが、ハンニバルを思い出しました。
本作のヒロイン(?)、Brooklynn Priceはあの大好きなフロリダ・プロジェクトの女の子です。ちゃんと良い里親に引き取られて、賢く成長して、安心しました。
切り株に拒否がなければ、楽しい娯楽作品です。
粉吹く森の道♩ クマさんに出会った🎵
悪意がありすぎる演出に笑ってしまう。水ダウの藤井健太郎は絡んでないよね?
森林レンジャーのおばさんとか、森林公園にたむろする悪ガキとか、クマさんに襲ってくださいと言わんばかりのキャラがいっぱい。
クマさん以外の思わぬハプニングもあって、笑いどころには事欠かない。それどころか、救急車から飛び出したあの人の悲劇には、笑いをこらえるなんて無理無理。
熊は木に登れる。しかもめちゃくちゃ得意。大好物の蜂の巣があるから。
この事を知っていても知らなくても、怖くて笑えるシーケンスが用意されてます。
この作品では、人間への配慮はございません。時にはグロく、時には笑いのためにお亡くなりになります。
コメディ色は弱め。それにしても今週は動物枠が2枠あるというお話。
今年332本目(合計982本目/今月(2023年9月度)42本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
まず、こちらの作品はR15です。それほど極端にグロい表現ほかはなかったように思うのですが(せいぜいPG12か?)、扱っているものが実話ベースとはいえ特殊な部分があるので仕方なし(日本の法制度によるところが大きい)といったところです。
実話をベースにしているため、あることないこと描くことはできず、最初と最後に何が起きて今現在どうなっているのか、といった解説もされるように、基本的にはアクションもの(一部ホラーものという解釈も可能?)かつドキュメンタリーな部分も否定はできないという特殊な映画です。
そのため、ストーリーはそこそこ実話ベースであるため淡々と描かれるところ、この点「日本ではおよそ起きえない事象」についても本件は海外において実話なので、それを実話ベースで描くといわゆる「文化の差」で違和感が出る方もいらっしゃるのかな…という印象ではあります。
一応、私が見たときは7割埋まりとそこそこの人気作であったようです(今週は結構人気作が多い)。結局のところ、この作品に違和感が出るかどうかは、こうした事象がおよそもって今日の日本では起きえないという事情であり、また日本ではクマが出没するようなところも少ないので(青森や北海道ではあるんでしょうか?)、その「文化の差を埋める力」も求められます。ドキュメンタリー要素1割、アクション要素9割(うち、ホラー要素も数割程度)といったところです。
どうしても実話ベースである以上、あることないこと入れることはできず、多少は誇張した部分等あるのだと思いますが、淡々と進む点は否めないもののアクション映画に分類しうることは確かで、これら、または、「動物枠」で見に行くのもおすすめです。
※ なお、「熊の扱いについて、実際に動物は傷つけていない」という点は最後に明示されます。
採点にあたっては特に減点要素が見当たらないのでフルスコアです。
B級と呼ぶには金かけ過ぎだし、クオリティもBじゃ無くてフツーに楽しいw
子役のディーディー役の女の子に見覚えはあるんですが、どーしても思い出せない。エンドロールで名前を確認してネットで検索して分かりました。フロリダプロジェクトのムーニー役の子だったんですね。順当に成長してるw
モンスターもののテンプレの一つは「最悪の悪役が最後の犠牲者になる」。「死亡フラグバリバリのバッドコンビがいきのこる」も「あるある」。
ただのB級おバカを予想してたんですが、どっこいです。普通のモンスターものの建て付けです。裏切り・ドンデン返しあり。軽く捻りは入れるけど、面倒くさい話にはしない。スーパーマン不在、コメディあり、弱肉強食と言う自然の摂理で落とす、などなど。
おバカどころか、むしろ、ちゃんとし過ぎじゃないですか?
滝のシーンには、「力尽きました」な感じもしましたが、総じて練られてる感のする、締まりのあるモンスターコメディ、でした。
このクオリティ、好き。
楽しかった。
結構。
惨劇のロジックが解りやすい恐怖
熊がらみの事故はそのほとんどが「出会いがしら」という
熊もうっかり人間に近づいてしまい驚いて立ち上がったり、
小熊がいたのでおもわず…というパターンだ。
そういう「わかっている」場合、対策はいくつか考えられるが
”そうでない場合”は難しい。
それがコカインでどうにかなってるならなおさらだ
中毒でおかしくなってるという描写はとても分かりやすい
何がどうなってどういう行動をするのかわからない恐怖
それでもコカインベアの行動はわかりやすい方だ
コカインの匂いがするものの中にはコカインが詰まっているので
それを得るために”開封”しようとしているのだ
そして「一度ロックオンしたらどこまででも執着する」
熊の執念深さがさらなる惨劇を呼ぶ
いやあこわい。マジで怖い
何が怖いって
どの範囲でコカインが散らばったのかわからず当局が回収できていないというオチ
この物語の過程で「人間は弱く(狩猟対象)たまにコカインを持っている」という
学習をしてしまったクマがまだあの山にいるというのが怖い
コカインベアの行動派ときに滑稽で恐ろしく
最後まで息をつかせない
みていて「お前らいったん帰って体制立て直せよ!!」
みたいな気持ちになってしまった。
笑っていいのか、怖がるべきか
中途半端かな テーマはおもしろいがもう少しいじれる気もするし、グロいのもガチなのか笑えるグロなのかどっちつかず。
ゾンビーバー的な振り切った感じがあるとよかったのかな、、、
期待通り
まあこんなものかな…という感じでした。
登場人物紹介パートがダレる。
多分純度の低い混ぜものが多いコカインだからなのか、口にしても子供達が死なない、影響を受けないのはおかしいような気がする🤔木に登った彼もだけど。
そういう事考えだしたら面白くなくなるので、なんにもかんがえずあたまからっぽにしてみるえいが
慌てて銃探してる最後が一番笑えた😃(この後トイレ行っても大丈夫 終わりです)
中毒性。
森に落ちてたコカイン食って暴れちゃう熊の話。
マヌケな薬の運び屋がセスナ機から自分とその大事な薬(コカイン)を森へ落としてしまい…その薬が熊やら他の人間の手に渡ってしまう事で始まるストーリー。
ストーリーもシンプル、気兼ねなく観れて面白い作品!
ストーリーの途中、森の中にあるレンジャー施設のおばちゃんが狂暴になった熊にケツを噛まれるんだけど笑ったね!その後、事務所に戻るも事務所にいた2人の悪ガキ、その内の1人にドアの向こうにいる熊を拳銃で撃つからドアを開けて!と指示するも撃つ瞬間に目を瞑ってその1人の悪ガキの頭撃っちゃって脳ミソ飛び出ちゃうところも笑えた(笑)
ラスト結局勝ったのは悪ガキ3人組の生き残った1人よね!(笑)
アメリカ人の感覚はようわからん(笑)
密輸中に森林公園で紛失したコカインを野生のクマがキメちゃった話。基本的には一般人とコカインに関わる人達がキマッたクマに襲われていくぜ👍(こりゃクマッた🐻)
けっこうグロ要素あるのになんで予告はコメディ調なんだよ!
アメ公の感覚はよくわからんぜ!と思ったけど予告を作ったのは日本人だな(笑)
しかしアメちゃんのパニック映画はグロとコメディが混じってることが多々ある。
グロを基本にコメディ色を追加してるのに最後はちょっといい話を絡めようとする。
やっぱりよくわからん(笑)
だが嫌いじゃないぜ!
意外にも傑作‼️
結構スリルあって本気でビビった場面もあった。コカイン食べてパワーアップした凶暴クマを馬鹿にしてたら意外にも傑作で面白かった‼️ たくさん血が出るがそこは上手くコミカルでグロクないのでご安心を。
あとこちら実話との事。その背景がそうだったのか80年台が舞台に見えた。
終わったら後トイレに行ったら皆んな面白かった〜って言ってた。
それが一般論に感じた。
Powder
邦題はラリックマが良いんじゃないかと話題になってましたし、自分もそれで来たら爆笑するなーと思っていましたがしっかり原題のまま来てくれました。
コカインの密輸を空中から持っていくことで成功させようとしたものの、ブーツが重すぎてパラシュートが開かずにそのまま転落死してしまい、一緒に持ってきていたコカインは全て山に落ちてしまい、それを見つけたクマがムシャムシャ食べて吸ってしまい、コカイン中毒でハイになってしまい…といった感じのあらすじです。実際に山に落ちていたコカインをクマが吸ってしまった事件をベースにしていますが、実際のクマは即死に近かったみたいなので、ほぼほぼフィクションで今作は構成されていました。
知らずに食べてしまったクマのもしもの世界線を描くという発想は本当にお見事で、ある種名もなきクマに捧げた作品なんだなとしみじみとしてしまいました。
人間vsクマでコカイン合戦をするのですが、コカインを撒いてクマの気を逸らせたりするプレーもしてるので、一概にバトルものというわけではなく頭脳戦もわりかし挿入されているので様々な角度で楽しむことができました。
人体破壊描写は特段多いわけでは無いんですが、しっかりと引き裂いてグチャグチャにしたり、顔面をガリガリガリの削り倒したり、腕も足も投げ飛ばしたり、猛スピードで走る車に追いついて最終的に車を破壊して全員死亡いうインパクトの強い絵面が見れました。
コカインを纏ったクマは凶暴そのものなんですけど、見事なまでにラリっているので普段見れない愛くるしいシーンが見れます。
コカインが舞ってたら速攻で吸いに行きますし、袋ごと丸呑みにする大胆さも持ち合わせていますし、美味しすぎてゴロンゴロンしてて可愛かったです。疲れ切って人の上でぐっすり寝てしまったりと人殺ししてる時とは全然違う表情や仕草が楽しめます。
クマのCGのクオリティはかなり高く、実際のクマが動き回っているようでした。ここを忠実に再現してくれていただけでも感謝です。
ホラーとグロとコメディ全部詰めだったので、こういうのが観たかったんだよって人には満足できる逸品だと思います。
個人的にはもっとはっちゃけているのかなと思っていましたが、ずっこけるほどの衝撃は無かったかなと思いました。前半は人体破壊も処理後が多かったので、予算的な問題はあったのかなと考えてしまったりしなかったり。人間サイドの個性の薄さ(キッズたちはコカインを舐めたりとワオ!と思わせる部分はありましたが)はもったいなかったかなとは思いました。
今作が遺作になったレイ・リオッタの悪役ぶりは素晴らしく、どれだけクマにやられるんだろうと思ったら腸まで引き摺り出されちゃうので凄い絵面で大満足でした。ご冥福をお祈りしますいたします。
アニマルパニック映画は長らくサメ映画が牽引していましたし、なんならまだまだ現役ですが、今年はクマのプーも殺人鬼になったり、今作はコカイン中毒になっているので、まだまだ幅は広がっていくと思います。来年はもっと飛躍するんじゃないかなと密かに思っています笑
鑑賞日 9/29
鑑賞時間 11:50〜13:35
座席 E-5
コメディー映画だと割り切れば楽しめます
29日は肉の日なので、この作品を見るために映画館へ行きました!
内容は想像通りといった感じです。
なので、想像を超えるような楽しさやワクワク感は無いです。
登場人物全員がなかなかやべえ奴で、まともなのが指を失った彼位だったような…
最初、どうして男性が飛行機からコカインの入ったカバンを落としているのか分からず(もしかしたら説明を見逃したのかも)、「??」の状態で見ていたらなんか男性が足をすべらせて転落死したときから困惑が始まりました。
(てっきりコカイン摂取による意味不明な行動かと無理やり納得させましたが、実際の事件を調べたらちゃんと理由があったんですね。)
大切な子供を犯罪者の父親に預けたり、熊を見て「きゃ〜可愛い❤」と盛り上がったり、所々感性が受け入れられないところがありました…
本能として熊を見たら気付かれないようにその場を離れるのが普通だと思っていたのでその言動に1番驚きました。
でも、最初からこれはコメディー映画で創作物だと思えば色んな人な変な行動も面白く思え、最後まで飽きることなく楽しめました。
しかし想像を超えるような面白さがなかったのが残念です。
B級。グロ。
コカイン狂いの母グマがジェイソンばりに殺しまくる。
お約束のように子どもたちは無事。実際はどうだったのかな。
タイトルから想像してた系でガッカリ感はないけど、ぶつ切り感ある人物ごとのシーン切り替えやBGM、合間合間に挟まれるギャグ❓ジョーク❓の品のなさは趣味じゃなかった。
アメリカ人のツボ? 全米でバズったラリックマ遂に上陸
たまに見たくなる、何も考えなくていいお気楽映画、いわゆるポップコーンムービー。集中力がいらないから疲れないし、大きな期待を持たないからがっかりもしない。映画館に足を運んでそういう作品に90分を捧げる、なんと平和で贅沢なひとときだろう。
冒頭、アメリカグマへの対処法についてのウィキペディア情報(つまりテキトーということ)にうすら笑い。ノリノリで踊る密売人がヘリからコカインをばらまき、自分もパラシュート降下しようとしてけつまづいて落ちる。そのコカインを摂取したらしいクマが(ここまでが実話なんだよ、というのが本作最大の「引き」だろう)、次々と人を襲うことになる。
実話ではコカインを食らったクマは人を襲わず死んでいたが、本作のクマはそのリベンジを果たすかのように人間を屠りまくる。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(クマ目線)ぽいと言えなくもない。ような気もする。かすかに。
最初に登場したラブラブカップルの、いかにもホラー映画で最初に死にます的なベタすぎるオーラと、「カメラを止めるな」前半並みに雑に飛んでくるちぎれた足。個人的にはこの描写にかなりわくわくした。
その後、行方不明のコカインを探すギャング、その動向を追って来た警官、たまたま森に遊びに来てしまった子供、森でコカインを拾った半グレ(?)グループ、森林公園のレンジャーと管理官など、まあまあ多めのキャラクターたちが登場する。
彼らが森の中で互いに遭遇して絡みつつ、クマと出会っては逃げたりやられたりするのだが、それぞれの見せ場みたいなものが結構ちゃんと割り振られていて、性格不明のモブ状態になる人物がいない。感情移入するまでには至らないものの、意外と(この手の映画にしては)キャラの扱いが丁寧なのだ。
それと、ちょっと驚いたのはCGグマのクオリティの高さだ。
確かに、今時ジャンルを問わなければこれより遥かに超絶品質のCGをほどこした映画はたくさんある。だが、本作は別にCGが売りではないし、見た感じどちらかというと低予算B級映画という印象なので、ちゃんとクマの体重を感じさせるCGに作り手の頑張りを感じた。公式サイトを見たところ、モーションキャプチャーで動きを作ったようだ。あれだけクマっぽい動きができるモーションキャプチャーの中の人もなかなかすごい。
一方、ちょっと突き放して評価するなら、コメディ&ホラーくらいのジャンルと思われる本作、コメディもホラーも両方パワー不足という印象だった。コメディは、アメリカ人にしか分からないニュアンスがあるかもしれないのであまり断定的に評価したくはないが、ホラーの方は見せ方がお決まりな感じで、ほとんど怖くない。
それでも個人的にはそこまで引っくるめて作品の空気感には好意的なのだが、これがアカデミー賞授賞式に着ぐるみが出てくるほど全米でバズった話題作ですよ、と言われると、「なんで……?」と言いたくなるのが正直なところ。やはり何か、アメリカ人にしか分からないツボがあるに違いない。
しかしレイ・リオッタはこの、クマに内臓食いちぎられて死ぬお気楽映画が遺作とは……
いや、プロの仕事に対して、そんな外野の感傷は余計なお世話というものだろう。
日本での一般公開が!
この内容で、よく一般公開になりましたね。7歳くらいの子供2人が、コカイン食べて、「これ質悪いよ!」というのが一番受けます。ナッシュビルは3年住んでいましたが、こんな物語がありそうな良いところです。
まあ、映画としては最高の部類です。
全127件中、101~120件目を表示