告白、あるいは完璧な弁護のレビュー・感想・評価
全65件中、41~60件目を表示
予告から既に始まっていた物語
弁護士、依頼人、互いに情報を切っていく
真実…ウソ、事実…虚構
互いに切ったものすら手札にして白熱していく
まるで自分も居合わせている様な緊張感。たまらない
そして場に『ジョーカー』の様な存在が現れるのだが……驚かない。あまりにも用意周到な布石にするっと飲み込めてしまうのだ。本当にすごい
邦題、予告、キャッチコピー、全てが1つになる素晴らしい作品でした!
素直な人ほど楽しめます!
気になってはいたものの、休日出勤で時間を取られていたのでスルーしようかと思っていた本作。しかし、馴染みのレビュアーさんからのおススメもあり、なんとか時間をやりくりして鑑賞してきました。いやー、これは観てよかったです。
ストーリーは、不倫相手のキム・セヒ殺害の容疑をかけられたIT企業社長のユ・ミンホが、無実を訴えて雇おうとした敏腕弁護士ヤン・シネから完璧な弁護のために嘘をつかずに全てを話すように促され、事件当日のあらましを告白し始めるが、そこに別の失踪事件との関連性が浮かび上がり、隠された真相がしだいに明らかになっていくというもの。
主要人物の対話から真相に迫るという構図には既視感がありますが、本作はテンポのよさと話のわかりやすさが秀逸です。まずは開始10分で観客に状況を把握させ、ここから始まるミンホとシネの対話のお膳立てを整えます。そして、登場人物を必要以上に増やさず、うまく整理しながら話を運んでいきます。そのため、事件はしだいに複雑化していきますが、置いていかれることはありません。しかも、それを緊迫感を維持しながら描くので、スクリーンに釘付けです。
そうして背後に隠された事実が徐々に明らかになり、真相が見えたかと思いきや、そこから二転三転する展開にさらにゾクゾクします。中盤あたりまでは完全に騙され、物語にグイグイ引き込まれます。後半あたりで、「ん!これは…」と思い始めてからは、オチが透けてきてしまい、ちょっとテンポが落ちたように感じたのは残念です。ただ、そこからさらに一押しも二押しもあり、最後の最後まで楽しませてくれます。とはいえ、できるだけ先を考えたり、深読みしたりせずに、展開に素直に身を任せて騙されるのが、もっとも楽しめる鑑賞スタイルだと思います。
ちなみに、私としては、社会的地位と名声、裕福な生活、美しい妻を手にしながら、別の美女と不倫を続けるミンホは、その時点で真相に関係なく「完璧な極刑」です!
主要キャストは、ソ・ジソブ、キム・ユンジン、ナナら。真相推理に合わせて、首謀者だったり、共犯者だったり、被害者だったりと立場が変化するわけですが、その演じ分けがお見事です。そして、ナナが美しすぎます。
ナナが美しかった
IT企業社長ミンホの不倫相手セヒが、ホテルの密室で死亡してるのが発見された。容疑者となったミンホは犯行を否認し、敏腕弁護士シネを雇って事件の真相究明を始めた。ミンホは事件前日に起きた交通事故がセヒの殺害に関係しているかもしれないとシネに告白し、事件の再検証が始まるが、目撃者が現れた、という情報から・・・という話。
ネタバレしそうで、レビーの書きにくい作品。(良い意味です)
どうなるのだろう、ってドキドキしながら観賞した。
謎解きの要素もあり、どんでん返しもありで、伏線回収もされており、面白かった。
不倫相手で殺されたセヒ役のナナは、やはり美しかった。
彼女が出てるだけで加点したくなった。
かなり騙されたけどメッチャ面白い韓国のサスペンス映画。 本年度ベスト!!
後半で本作の真実が解るまで、ずっと騙されたいた感じ(笑)
終わってみれば悲しいストーリーなんだけど大満足な作品だった!
ありがちな不倫から始まる、思いもしない壮絶なストーリー(笑)
ホテルの密室での殺人事件。
道路での交通事故。
この関連性の無い2つの事件が少しづつ繋がって行く展開に引き込まれる!
ホテルの密室殺人の容疑者となった、IT企業の社長のユ・ミン。
無実を証明する為に雇った女性弁護士のヤン・シネ。
この2人を中心に進む展開。
前半の展開に同情してしまった自分がアホらしい(笑)
二転三転する展開が更に転がってしまう感じが面白い!
本作の主人公と思われた人も全然違ってて騙される。
容疑者のユ・ミン。
社長になれるだけの能力があるだけに頭が良すぎる。
関係ないけど不倫相手のキム・セヒ。ショートヘアーがメッチャ可愛いかった。
事件を究明して行く執着心がある登場人物に泣ける。
手錠をかけるシーン。
演出の関係上なのか、タイミング早すぎたのはご愛敬( ´∀`)
最後まで気が抜けない
面白い。
会話劇って想定を超える内容じゃないと眠くなるが、これはもう”あーそうゆうこと”、”え?そうなの?!”、”えええ!”、”車運転してたのって彼女だったよね。ひょっとしてこいつは…”と真実が見えても未だ気が抜けない。二転三転、何転するのよ?!
⭐️が満点では無い理由が、事故の際、ミンホの車のブレーキ痕は調べないのかよと思ったから。
ミンホ役の俳優が大泉洋に見えて仕方がなかった。従兄弟ぐらいのレベルで似てると思ったのは私だけ?
よくできた話ではあるけれど、、、
よくできた話だし、面白いのは面白いんだけど、、、
でも、ちょっと無理あるんじゃないかな。
というか、よく考えたら「そんなアホな」レベルの強引な話というか、設定でもあるよね。
そこまでする気持ちは判るけど、実際にはそこまでできないやろ。
どんだけ頭いいんや?
女優陣が凄すぎて自分の理解力を超える
前半の不倫相手役のナナ、悪女過ぎ。後半真相が分かってきてもその印象が拭えず、しかも名前が全然覚えられないので、ますます頭がこんがらがる。でも徐々に真相が分かってくる良質サスペンス。
ナナとキム・ユンジンの女優陣が特に素晴らしい。
最後の池の氷を割る鉄球、すごいロケ。
邦題もとても良いとは思うが、原語の直訳だと「自白」。「告白」だと少し違うような。
ビスケットブラザーズ原田
公開されたばかりだし、
多くの方に観ていただきたいので
ネタバレなしで頑張ってみます(笑)
.
.
上質なサスペンスといったところです。
会話劇が中心になるので、
途中ちょっと退屈だなと
正直思ってしまいましたが、
あるシーンを境に、目が離せなくなります。
集中力が必要になるほど、
字幕を必死で追いかけ
いつの間にか前のめりになって
脳内で場面を想定しつつ鑑賞したので
終わってからはドッと疲れが💦
.
.
二転三転する展開が最高に面白いです。
巧妙に仕組まれた密室殺人
ぜひ情報何もいれずに鑑賞していただきたいです。
.
ちなみに手斤は出てきません🤣
.
.
【余談ですが…】
ユ・ミンホ役のソ・ジソブ氏が
ビスケットブラザーズの原田に
似ていると言われ、
もう原田にしか見えない問題🤣
丸太で殴り合うパワー型サスペンス
サスペンスなんで、話は二転三転するわけですが、緻密に積み重ねられた伏線が驚くような展開を見せ……というのではなく、ドーン!ドカーン!バッコーン!ズゴーン!っつー、ぶっとい丸太を思いっきり振り回すような話のひっくり返りぶり。
パワー型です。パワー型サスペンスです。会話中心の物語ですが、そのスペクタクルな転換ぶりは、まるでアメコミ映画を見ているかのよう。激しいっ。
大味と言ってしまうこともできますが、わかりやすいエンタメサスペンスとも言える。あんまりないですね、こういう感じは。雰囲気や演出はしっかり本格派なので「小難しいサスペンスはついていけないので苦手」みたいな人にはピッタリではなかろうか。
途中「流石にやりすぎ」って感じで笑けたりもしましたが。
同行者は「伏線が丸見えで展開が読めるけどおもろかった」とのこと。私はあんまり伏線とか気付かないタイプなのですが、同じくおもろかったです。
なので多分ちゃんとおもろい映画です。
※一点だけ。ちょっと字幕の日本語が妙だった。普段気になることとかないけど、ちょっと気になりました。
羅生門的スリラー
アガサ・クリスティ的な謎解き。私は途中で◯◯が◯◯だと気付いてしまいました(笑)。何を語ってもネタバレになってしまいそうなので内容については差し控えますが、主人公の不倫相手役ナナさんは綺麗な方でした。元アイドルグループのメンバーだとか。「ペーパーハウス・コリア」のあの方もさすがの演技。韓国の役者さんたちの目力にはいつも圧倒されます。
頭と頭の戦い
韓流のいつものアクションサスペンスとは違い、静なる戦い映画。話の奥が深くしっかり観てないと置いていかれます。どっちが勝者になるか最後まで分からない。
とても面白かったです。
やっぱり韓流サスペンスは最高です。
話に食らいつく感覚。良いバランスの難解さ
ポスターみただけで、観よう、となる作品。
作風と違ってオープニングのスタイリッシュな映像に惹かれる。
作品はなかなかに難解であった。何が真実かわからない、登場人物が何を目的にしているかもわからない、もやもやしながら見て、最後ようやくわかったかわからないか、というところ。
「怪物」を見たせいか、回想が真実かどうか、一定の疑いを持っては望めたのが、見やすくは働いた。
途中、ツッコミどころはあるが、それも回想とのことで、合点がいく。
登場人物は皆惹き込む演技をしているし、セヒ役のナナははじめてみたが、美人。
真夏に向かうこの時期に、真冬の映画はなかなか入りづらいが、ダークな雰囲気も相まって避暑にはちょうどいい笑
別れる決心に続いての韓国のサスペンス、ハズレがない。
原題は「告白(Confession)」のようだが、韓国映画でよく気になる邦題のセンスには疑問が残る。
2023年劇場鑑賞76本目
コイツは何をどこまで知ってるのか
財閥の令嬢と結婚する才覚に溢れた IT起業家が、ある日突然、自分が犯人にしか見えない密室殺人事件の容疑者になる
被害者がいるから加害者がいるのは間違いない、そんな中で、不幸にも巻き込まれた一人一人が、それぞれに持ってる事実を頼りに、はやる気持ちを抑えてカマをかけ合う
いやー、これは面白い、"なるほど" と "そんなバカな" の間のギリギリを疾走しながらグイグイ広げてくる絶妙な脚本、韓国映画ってこういう感じがほんと上手くて凄い
嘘とミスリードと伏線の嵐
新しい真実が嘘、明かされた真実がミスリードで、頭の中を何度も?が駆け巡る
謎の冤罪に苦しむ男が主人公と見せかけて、実は韓国お得意の復讐ストーリー
一つの事故が連鎖して引き起こした悲劇は、主人公を貶める罠なのか?
弁護士が導き出す答えは真実なのか?
彼の、彼女の、本当の顔はどれ?
徐々に明らかになる胸糞な展開にモヤモヤする気持ちを、見事に晴らしてくれるラストが良き!
「プロミシング・ヤング・ウーマン」のラストシーンに匹敵するしてやったり感
少しだけど、ユージュアル・サスペクツ的な?
創業社長の娘ムコ(たぶん)
美人スタッフと浮気
頭の回転が速い→自信家→傲慢
映画にはよく出てくるタイプの男。
なのに、平凡でありがちなやり取りはまったくない。
浮気相手と別れ話がもつれて、はずみでつい…などというタイプの陳腐さは徹底的に排除され、綿密に計算されたシナリオが何パターンも出てくる。
もしかして『怪物』の羅生門方式?と勘違いしそうに、ひとつひとつのプロットがしっかりしている。
自分が頭がいいと思ってる男の心理をうまく衝いて、真実を導き出していく一連の展開を見ていたら、宮部みゆきさんの超傑作『模倣犯』を思い出しました。
男って、基本的には幼いんですね。
それ言ったらアウトじゃん、という内容の悪事であっても、なんか言いたくなっちゃうところがある。
自慢であったり、認めて欲しかったり、慰めて欲しかったり、言い訳だったり、理由はさまざまだけど、つい口にしてしまうことがある。
(妻や子どもが聞いてくれないからと言って、職場で言って煙たがられている方、いらっしゃいませんか?……私はなんとか二割以下にとどめてます)
主力の3人が、
毎熊克哉さん、寺島しのぶさん、北川景子さん
に見えたのは私だけかな。
全65件中、41~60件目を表示