パスト ライブス 再会のレビュー・感想・評価
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異性の友達と観ると盛り上がります
A24なので期待してたけど、すごくパーソナルな映画で知り合いの悩み相談聞いて忘れた頃に後日談を聞かされた感じ。
ナヨンとヘソンの物語っぽいけど、縁や運命というなら夫アーサーは何なのか?幼馴染ですれ違えば運命なのか?
確かに最後の言葉にならない気持ちを映像にしたのは流石だなと思ったが、見た後の味はどこか女の愚痴を聞かされた気持ちに似てた。
自分の身に降りかかるモノはドラマチックに見えるが、
韓国社会の実情を考えれば彼女の決断は一択だし、彼も彼女との未来なんて現実味のない話だと心のどこかではわかってて、でもあの時感じたモノは確かにあったよね?と箱を開けてお互いに確かめたくなるのもわかる。
でもさすがに最初に出会った年齢が若過ぎてここまで引っ張れるほどでもないし、わざわざ旦那をあんな目に合わせてまで箱を開ける程意味があった様に思えないし、説得力に欠ける気がするし、
小学生の頃の初恋の子ガーと言われてもそこに通う気持ちって恋か友情かママごとか分別も出来てないしね。
とはいえ、人生なんてそんな感じで進んでくし、いちいち納得して選んでるわけでも整理してもないから、それが逆にリアルといえばリアルなのかもしれない。
あとNYの街並みが評価されてるが、個人的にはインスタの写真みたいな構図で安っぽく感じてしまった。
ヘソンがガタイが良く長身でイケメンでナヨナヨしてる感じが嘘くさかったなぁ、モテるでしょって。
逆にナヨンは説得力ある風貌で、アーサーも良かった。
いやぁアーサーもなぁ…。
とちょい辛口になってしまったが、パーソナルな映画という意味ではよく表現されてた。あーだこーだ言いたくなるくらいだから。
ちなみにデートには×
余計なこと思い出されて台無しになるパターンあり。
家族や子供×
その面子で観るよりフライみとけ!
1人◎
おセンチな夜に観ると沁みます。
女は上書き保存、男は新規保存。
起承転結がはっきりしてるわけではないのに、そんな冗長に感じず良かった。
新たな広い世界に飛び出した後、前にいた世界の人と話をすると世界が狭いままだなあと感じてしまうの、わかるなあと思いました。
ヘソンの最後の台詞が結構好き。
とにもかくにも、アーサー(キービジュアル女性の旦那)が良すぎた。全部好き。最高。アーサーのために見てくれ。
エンドロール、ノラムンはわかるんだけど、もういっそヤングノラムンじゃなくてナヨンにした方がエモかったな。
グリーンカード:米国永住権。
思い出は美しい
12歳のヘソンとナヨンはいつも一緒で仲良し。
ナヨンは自己主張をはっきりする明るく天真爛漫な女の子。ヘソンは泣き虫なナヨンをいつも近くで守るような優しい男の子。
子供ながらに純粋に惹かれあって、ナヨンは将来の結婚も想像できるほど。きっとヘソンも同じだろう。
けれど高みを目指すナヨンは、家族で移住してしまう。
ヘソンはすごく落ち込んで寂しそうだが、ナヨンはその先の光に満ちていてものすごくドライに見える。所詮子供のころの好きなんてそんなものだろう。
普通はそのまま忘れ去られるが、2人は12年後に再開する。たまたまヘソンのことを思い出したナヨン・・この頃はアメリカ名のノラになっている。たまたまヘソンのことを思い出したノラは、PCでヘソンを検索する。そこでヘソンが自分を探していることを知り、メッセージを送って12年ぶりのコンタクトが叶った。2人は12年ぶりの穴を一瞬で埋め、子供の頃に戻ったような幸せに包まれる。
だがしかしノラはNY、ヘソンはソウル。ネット上でのやり取りを続けるが、実際に会うことは出来ずに自然消滅していく。ここでもノラが、ヘソンもNYに来ることは出来ない、ノラもソウルに行くことは出来ない、でも何かここで成し遂げたいからしばらく話すのをやめたいと、離れていく。
その後ノラは同じ作家の白人男性と結婚し、ヘソンはソウルで彼女が出来る。
そしてまた12年後に彼女と別れたヘソンがNYを訪れ、またノラと再会を果たす。ノラに夫がいる事はわかっていてNYまで来たヘソンはどうしたかったのだろう。どこかノラとまた昔のようにに戻れると期待して来たのではないだろうか。ノラはどこまでも天真爛漫でまたもヘソンを振り回しているようにしか見えない。最後までノラは、夫のアーサーとヘソンのどちらを選ぶのか観てるこちらを翻弄するが、ヘソンを選ぶことはなかった。が、そこまでは私も納得がいった。
最後ヘソンと別れた後のノラのあの涙はなんだったのでしょう。どうしてあんなにも号泣してたのでしょう。
ヘソンはいつでも自分の気持ちに正直だったが、ノラの気持ちは本当は夫よりもヘソンにあったということなのか。
あの号泣にちょっとうるっとしかけたが、それをなだめる夫の気持ちがいかなる気持ちだったのか。なんか私が複雑な気持ちになってしまった。
国と時を超えた三角関係 - 映画感想文 「 PAST LIVES」
・冒頭のBAR
冒頭はBARで男女が話すシーンで始まる。女性が真ん中におり、それを挟んで両脇に男性がいる。
それを見ている人が「彼らはどんな関係なのか?」と話す。「もしかしたら片方は恋人同士で、もう一人の男は兄弟なのでは?」というように。
観客が抱くべき疑問をすべて言葉で代弁してしまう。これはなかなかに説明的で野暮ったいシーンではあった。
・少年少女
物語の始まりは、まず12歳の少年少女がいる。彼らはお互いを好きになるが、少女は遠くに引っ越しして離れ離れになってしまう。
・12年後
12年後、大人になった24歳の男女。女はニューヨークに住み、男は韓国に住んでいるが、Facebookを介してオンラインで再会して、連絡を取り合うようになる。
再会の仕方がさすが現代的だ。ここをドラマチックにお膳立てしないところが「本当にありそうな物語」としての仕掛けだとも言える。
日本よりさらにネット大国の韓国らしいとも。
二人は「ずっと会いたかった」と告白しあう。実は女の方は彼を忘れかけていたぐらいなのだが、男の方は強く彼女に惹かれたままだったのだ。
・アカデミー賞
アカデミー賞にもノミネートされているし、数々の賞を取りまくっているらしき本作。
一見地味にも見える映画だが、何がそんなに素晴らしいのだろうという視点で観てしまう。素晴らしい体験を期待しながら観てしまう。
これが俗に言うハードルが上がるというやつだ。
・2度目の別離
オンラインで連絡を取り合っていた二人だが、お互い国も違い、距離が離れすぎている。そしてまだ学生だ。
女は「ニューヨークまで来て」と言うが男は行こうとしない。
そして女が連絡を止めようというと、男は悲しそうな顔をする。いやニューヨークぐらい飛んでいけよと思うのだが、よく分からない。きっと簡単には行けない事情があるのだろう。
・なぜ男は女に連絡したのか?
電車でイチャイチャする他のカップルを見て羨ましそうな顔をする男。
あまりにも彼女が欲しすぎてゆかりのかる少女に連絡してしまったのだろうか。一見爽やかなのだが、中身はなかなかの非モテ系。
・さらに12年後
男女が連絡をやめてからさらに12年後。女はすでに結婚していた。男はまだ独り身である。
男はついにニューヨークを訪ねる。電撃訪問。
24年越しの思いを抱えながら女を求めて国を越えるなど、曲がり間違えば相当やばいストーカーなのだが、それは相手の受け取り方次第だ。
ストーカーなのか?実は運命の相手なのか?
ギリギリのラインを揺れ動きながら、男はリアルでは20年ぶり以上に女と再会し、自由の女神を観に行ったり、遊園地に行ったり、恋人まがいのデートを楽しむのだった。
そして今度は女の夫もあわせて3人で飲みに行くことになる。それが冒頭に出て来たBARであった。
・女の夫
女の夫は気が気でない。
なぜなら彼は韓国人ではなく、妻は韓国人。女はことあるごとに「韓国ではこうだ」「あれは韓国的で、これは韓国的でない」ということを無意識に口にしてしまう。
しかも妻の寝癖で出てくる言葉も韓国語なのだ。
夫は自分の知らない領域が彼女の中にあることに不安を覚える。しかも今回は、少年少女時代とは言え昔好きだった男が訪ねて来ると言うのだから大変だ。
しかし漢を追い払うわけでもなく、丁重にもてなす夫。BARで男と妻が見つめ合って恋人同士みたいな雰囲気を作っても我慢する夫。頑張り屋。
そこは怒っていいよ。
・キスしない
最後に男とおんなが分かれるシーン。当たり前だが男は韓国に帰る。女はニューヨークでの暮らしを続ける。
今の瞬間が終わったら今生の別れかもしれない。
そして二人はお互いに見つめ合い、もしかしたらキスしてしまうのかと思わせておきながら、やっぱりしない。
「ここでキスさせてしまうようなら駄作だ」と思いながら観ていた。
二人は運命の出会いを果たして結ばれるでもなく、お互いの人生に戻って行くこととなる。
・袖触り合うのも多生の縁
人生で出会う人には前世からの因縁があり、8000層の何かの層を超えて今世で巡り会ったのだと言う。
輪廻転生的な哲学が繰り返し語られる。
もしかしたらほんの少しのタイミングが違えば、二人は同じ道を歩んでいたのかも知らない。それを思うと切ない。
というか学生時代に男がニューヨークまで訪ねていれば一緒になれていた可能性もあったのでは?
行けよ。地を這ってでも。
・国を越えた共作
コットンテールもPERFECT DAYS もそうだったが、今は国をまたいだ共作って流行ってるんだろうか。
初恋は初恋のままとっておいた方が良いと思う
韓国での幼なじみのナヨンとヘソンが24年後ニューヨークで再会するというラブストーリー
この2人の再会よりも、私はナヨンの夫のアーサーの気持ちが一番切なかったです
妻ノラ(ナヨン)の気持ちは知ってるけどそれでもヘソンの存在に不安になるって打ち明けるシーン、3人でバーにいるのに韓国語で話す2人の会話に入っていけず蚊帳の外、切なくて涙でした
夫婦であっても自分の知らない時の妻の過去って踏み込めない世界
ちょっとナヨンがアーサーに対して思いやりがないような
ヘソンの切ない気持ちも良いのです
ぎこちないハグと会話の2人が再会したシーン、あのシーン好きです
ヘソンはずっとナヨンが好きだったのかもです
再会したナヨンとヘソンはそれぞれの人生に戻るって事だけど、私はそれで良かったと思います
だからヘソンとナヨンはお互いがずっと心のどこかにいる人になって、そこがアーサーにとっては切ないところだけど
運命の人=結婚相手ではなくて一番好きになった人と私は思います
ヘソンにとってはナヨンが運命の人で、アーサーにとってはノラが運命の人で、じゃあ彼女にとって運命の人は誰なのか、そこが私にはわかりません
実際付き合うといろいろトラブルは起きて好きな気持ちが消える事もあるし、「あの時こうしていたら」ってずっと思ってしまうだろうけど、やっぱり初恋は初恋のままきれいなままにしといた方が良いかも
両思いだけど片思いしてたっていう初恋、そういう初恋をずっととっておけるのもステキかなと
ノラとアーサーが出会った場所、ニューヨーク、きれいなロケーションでした
「Past」と「lives」の間に開く空間
本日は本作公開1週目のサービスデイ。平日+荒天で客入りはイマイチでしたが、やはり作品性からいっても女性の割合が多かった印象です。
グレタ・リー、私が彼女に初めて気づいたのはAppleTV+作品の『ザ・モーニングショー(Season2以降)』。同作品の出演者として、Netflixで配信されたSAGアワード授賞式でも素敵な笑顔で参加されていましたが、本作はそのグレタが主演し、96回アカデミー賞において作品賞、脚本賞にノミネーションされていて公開を心待ちにしておりました。
まず観て思ったのは、意外なほどに韓国語がメイン言語な作品だったこと。グレタが普通に韓国語で話していたので鑑賞後にちょっと調べてみたら、グレタ自身がLA出身の韓国系移民2世ではあるものの、生まれた時からアメリカ国籍を持つ英語ネイティブ。ノラ役を演じるために相当な鍛錬を積んだようです。(この辺のエピソードはちょっと検索すると見つけられますので、興味があったらどうぞ。)
一方で役の上とは言え、ノラの相手役ヘソン(ユ・テオ)が韓国の大学で工学を学び留学までするくらいなのに、アーサーとの挨拶の際「nice to meet you」が片言なのはちょっとやり過ぎな気もしつつ、そんな彼が一人でニューヨークまでノラに会いに来るほどの切実さも伝わってきます。
106分という観やすい尺ですが、「恋愛orキャリア」と普通にありそうな話ながら、程よくドラマチックで見応えもあります。Facebookで相手を探して再会し、Skypeで昼夜問わず連絡を取り合う様子などみていると、同じ時代に恋愛をしていた40代や50代にとってはノスタルジーも感じられると思います。
そして、本編最後に出るタイトルの「Past」と「lives」の間に開く空間にしみじみと感じ入る恋愛弱者オジサンな私。ずっと煮え切らない態度のヘソンが何故今更、ノラのフィールドに飛び込もうと思ったのか。相手への未練?自分へのけじめ?いずれにしても、あからさまに「捨てきれない思いの丈」だけで飛び込んでいく「土足感」もヘソンくらいの年齢までですかね。。やはり女性監督はキツイところついてきますわ。
知ってるかい?寝言は韓国語だけ。君は、僕がわからない言語で夢を見る。
私モテてるわ、と悦に浸っている韓国系移民女の話。A24作品なので期待したものの、ただの雰囲気映画でした。評価の低さは、この女に対する嫌悪感ゆえです。
シャイなユダヤ系(たしか?)アメリカ人の夫。24年も初恋を引きずっている故郷韓国の幼馴染。その二人の間を爽やかそうに振る舞っていそうで、じつはしたたかに弄ぶ。
なに?幼馴染の気持ちに気づきながら、自分にはもうその気はないのにその思わせぶりは?
どうして?いくら夫が気が優しいからと言って、背を向け放置して知らない言葉で語り合う羞恥プレイの真意は?
おそらくこの三人の関係が、例えば陽気なイタリア人がハワイにでも出かけて行ったとかなら、友達にでもなれただろう。だけど、男二人は、一人静かに家でゲームをしているような大人しい奴と、お堅い韓国の風土に染まり兵役を終えた真面目な奴。そこに、大ごとにはならないだろうという女の甘えがないかい?二人の心情を思えば、自分の行動がどれだけ傷つけているかと気付かないのかい?ましてや、あんたは物書きなんだろう?
だいたい、遠くに住む既婚女性のところにノコノコと言ってしまう男もどうか、だな。奪うつもりもないなら、夫の気持ちを察しろと思う。ただ懐かしくて会いに来た、自分は害がないとしっかり演じろと思う。これが大人のラブストーリーだって?いやいや、大人じゃなくまだ子供だから自制が効かずに会いに出かけてしまうんでしょ。久々の再会にももじもじしてしまうんでしょ。別れ際に、女からキスでもされたらそのまま連れ去っていったのか? 穿ってみれば、君は今いい出会いがないから(もしくは気づきがないから)過去に縋っているだけじゃないのかい?と。前世、現世、来世。そんな言葉できれいごとに済まそうなんて虫が良すぎる、そう思った。
夫も、あれじゃあ疑念は深まるだけだな。彼は純粋にただの幼馴染の関係なのか?(本当はもっと深い仲だったのでは?)、君はただ懐かしかっただけなのか?(あわよくば彼とどこかに行ってはしないか?)、そして君は、本当に僕を愛してくれているのか?(グリーンカード欲しさ?)と。
そうだ、彼は「ファースト・カウ」の彼か。じゃあ尚更幸せになって欲しいわ。(他の映画の結末を引きずってもしょうがないけど)
初恋の残酷な未来=愛おしい現在
大人が見る恋愛ドラマ。悪人がいないのが良かった
東京ラブストーリー
ちょっと、キュッとなりました。
メリーゴーランド前に座る二人のカットが素敵だなと思い、あまり事前情報を入れずに映画館へ。スタイリッシュな印象を持ってましたが、映像も素敵で良かったです。
セリーヌ・ソン監督、今後も楽しみです。
幼い頃の恋心は、同じ好きでも、本気の好きと、仲良しの延長戦上ぐらいの好きもあるでしょうし、ヘソンは前者だなあ…なんて思って見てました。いずれにしても初恋は、うまく気持ちを伝えられないことの方が多いかもしれませんね。
この二人には少し温度差があったような、コンタクトもヘソンから取ったのが始まりだし、ノラ(ナヨン)の方が目指しているものがあるだけに、ドライに感じました。
なので、ヘソンの方が泣き虫キャラっぽく思えました。
10年じゃなく、12年区切りなのは何故だろう、干支が一周まわってしまう…なんてことはさておき、20代の一番動けそうな時に会いに行けなかったもんかなとか思いますが、実際なかなか行かれなかったりしますね。
縁とは、必ずしも現世で一緒になることではないのだなと思い切なくなりました。
俳優さんたちは初見ですが、素敵でした。
ヘソン役のユ・テオが時々、現・松本幸四郎(松たか子兄)に見えました。あと、顔に対して結構がたい がいい。鍛えてるんだろうなあ。
*****
内容は違うけど、離ればなれの二人が海外で会う……ちょっと「冷静と情熱のあいだ」を思い出しました。
そして、最後は割りきってるんだけどスッキリしない感、私には「マチネの終わりに」と同じ気分でした。
なんじゃこりゃ!
この映画を観る前に、GAGA+で
ジェイチョウの言えない秘密をみた。
数年ぶりの3度目の鑑賞。
あまりの面白さと謎解きに5連チャンで自分ハイライトで部分鑑賞した。
脳みそが恋愛脳になってたのと、SNSのおすすめレビュー文章があまりに良かったのでパストライブスを。
ヘソンは男前で胸板厚い。それだけでそこそこモテると思うのに、みみっちいのよ!
そら!長距離恋愛で何年も会えなきゃそうなるだろ!
ナンパしろ!誰かに声かけろ!気持ちは込めなくていい!←って思いながらみてた。
あと、ニューヨークで夫婦と歩いてるシーン。
ファッションがだせーょ!
田舎のおっさんの俺でもそこそこの恰好しまっせ!
映画でのラブシーンは嫌いだけど、わざわざニューヨークまで会いに行って、セクロスせずに帰るんですか?いみわかめ。
いい年こいて純愛とか、純愛?
あーわたしのこころにはそんなものはもとからなかったのかどこかにおきわすれてきたのか
書いてたら怒りがわいてきたので、星半分減らします。
別れられた幼馴染みの再会という泣ける物語
ドキュメンタリータッチ?
「いい女」ぶりに引いた
A24作品だったので期待しましたが。。。
私にはあまり刺さるところがありませんでした。
12歳から36歳までずっとノラを思い続けているヘソンの一途さに驚く。
ノラのほうは、24歳の時点でヘソンのことを忘れていたではないか
オンラインでの繋がりから二人の仲が進展するかと思ったら、会いたい会いたいとお互いが言いながら、結局ノラは仕事を選んで、仕事に集中するためにコンタクトを止めてからさらに12年、二人はなんで再会したんだっけ?
イニョン(前世からの縁)というのは、ノラにとってはヘソンは「番」ではなくそれ以外、タマシイの縁、親友とかそういう意味だと思うがヘソンには番という意味だったんだろう
愛し合うお花畑の二人がそう言い合うのは微笑ましいですが
ノラとヘソンのこの関係性で前世だの縁だのちょっと大げさな気がする
(前世だの縁だの、東洋的で西洋人には受けそうです)
36歳のパートは、ノラに共感が持てない。ヘソンとふたりできゃっきゃっとニューヨーク観光をし、夫には曖昧なことしか言わず、男二人に思わせぶりな態度で、モテモテのアタシ、を楽しんでいるんでは、と見える。彼女の発する言葉や振る舞いがいちいち意味深で、ずっと「ワタシ、いい女でしょ」な雰囲気を醸し出しているようで、引きながらみていました。
ノラは夫と別れるつもりはなくヘソンに釘を刺す前提なのだろうが、夫と二人暮らしの家に迎え入れ、3人で食事をしてさらに飲みに行って、韓国語のわからない夫をほったらかしあろうことか背を向けて、幼馴染男と二人にしかわからない話をするか? 夫に大変失礼で、これをやるノラが高慢に見える。冒頭のバーの3人を見た他の客の会話のように、傍から奇異の目で見られているのは必然、そして夫は観光ガイドかもとか言われてしまう、主役カップルのおじゃま虫のようなシチュエーションなのだ。そんな惨めな場に置かれたら、私なら帰りますよ、お二人でどうぞ好きなだけ語り合ってください、って。そうできないのはノラにベタ惚れだからですかね、自分が席を立ったらそのまま幼馴染に攫われてしまう危機感があって針の筵のようなところに居続けたのかも
そういう夫の心中も、ノラにはわかっていたでしょう。
ノラのいないところで男二人、ぎこちない英語で話ができたので少しマシにはなったが、それでも気まずすぎる。
ヘソンを送って帰ってきたノラが、家の前で待っていた夫の前で泣き出したのにはドン引き。夫、良い人過ぎ。
ヘソンは勝ち気で新世界に臆せず飛び込んでいくノラが好きなのでしょう
韓国の、ヘソンの周囲にはいないタイプなんだと思う
ヘソン自身、保守的な昔ながらの考えに縛られているところがあり、彼自身がそれを解き放ちたいのかそうでないのか、無意識に現状維持な気がするので自分でもどうしたいのかわかっていないのかも
ノラとの仲にはっきりケジメがついたんだから、メソメソしないで次行こう
ニューヨークの風景が素敵でした
賞レースで話題にならなかったら…
縁
現在、三十代の二人の話なので、二十代の頃にはネット環境が当然あり、本来、再会することのない二人がアーダコーダする話
長年生きていれば、あの人今何している⁉の2〜3人は誰でもいるだろう
幸か不幸か、私アラフィフsの若かりし頃はフェイスブックなどなかったので、この映画の二人みたいに現状を調べるなどほぼ不可能
今でも、過去のあの人たちが、幸せに暮らしているのを願っているのはもちろんだが、しかし眼の前でわざわざその幸せを見たいとは思わないのが本音(逆も然り)
いつも思うのだが、男のほうが過去に生き、また感情より理屈を優先して行動するのは否めない(゚∀゚)カナ⁉
ま、昨日観た「インフィニティ・プール」のミア・ゴスがこの映画に登場していたら、「お前ら、ゴチャゴチャ言ってねーで、さっさと◯っちまえよ!」の一言だろう スンマセン…オワリ!
すれ違い、実らぬ恋もあるのです
予告から、大人の泣けるラブストーリーを期待して、公開初日に鑑賞してきました。公開初日の夕方時点での評価は3.7となかなかの高スコア。きっと誰もが自分の恋愛経験を重ねて、共感的に鑑賞したのだと思います。
ストーリーは、韓国で暮らし、互いに好意を抱いていた12歳の少女ナヨンと同級生の少年ヘソンは、家の都合でナヨンがカナダに移住したことで離れ離れとなり、12年後にネット上で再会するものの、それぞれの夢や人生を大切にするために再び連絡を取り合うことをやめるが、さらに12年後、思いを断ち切れないヘソンはナヨンのもとを訪れ、ついに再会を果たすというもの。
人生にタラレバはないですが、それでもそんなことを考えたくなることは誰にでもあります。まして、行動を起こさなかったことで実らなかった恋なら、なおさら後悔し続けてしまうのではないでしょうか。ヘソンがナヨンを思い続けて12年、やっと所在がわかり、オンラインで楽しく会話できたのに、それぞれの夢や生活があって会いに行けず、また距離をおくことになってしまったのはなんとも切ないです。今の自分の夢や生活を優先して相手が来ることを望んでいたのでしょうか、距離に物怖じして会いに行かなかったのでしょうか、会うことで夢をめざす気持ちが揺らぐことを恐れたのでしょうか。そんな自分たちを、互いに子どもだったと振り返る言葉が印象的です。
それでも思いを断ち切れず、やっと再会する二人ですが、今度は思いをきちんとと伝えるものの、それ以上には踏み込みません。互いに、相手の中の自分の存在を確かめられたことで、区切りをつけようとしたのでしょう。それで満足したわけではないと思いますが、これ以上踏み込んではいけないと考えたのではないでしょうか。ラストで、ヘソンを見送った後のナヨンの号泣に、一気に気持ちを持っていかれ、思わずもらい泣きしてしまいました。
そんな彼女を外で出迎え、優しく抱き寄せるアーサーがメチャクチャいいです。ナヨンを愛し、信じてはいるものの、ナヨンとヘソンとの間には決して自分は入れないことを自覚し、そこに嫉妬や不安を感じ、それを感情的にならずにナヨンに伝える姿が素敵です。本作中でもっとも共感できた人物です。彼の人柄に触れたことで、ヘソンは潔く身を引くことができたし、ナヨンも踏みとどまることができたのでしょう。そういう意味では、三人とも大人だったのだと思います。長い年月をかけ、さまざまな経験をして大人になったのでしょう。人生にタラレバがないように、ムダな経験もありません。ナヨンとヘソンの恋が実ることはありませんでしたが、その経験が二人を成長させてくれたことは間違いないと思います。
主演はグレタ・リーで、外国で大きな夢をめざす野心家でありながら、ヘソンへの思いを滲ませるソヨンを好演しています。共演のユ・テオ、脇を固めるジョン・マガロらも、大人の恋を感じさせる抑制した演技が素敵です。
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