オットーという男のレビュー・感想・評価
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心が温まるいい話
頑固なジジイが近くに越してきた移民系の家族の影響で変わっていくって話、「グラントリノ」を思い出す人が多いんじゃないか。はいはいそんな話ですよね、なんて高を括っていた。
でも、妻を亡くした孤独感を描写するシーンは早々に登場するし、オットーの言っていることもそこまで偏屈ではない。伝え方がぶっきらぼうなだけだ。いるいる、こういうおじさん・おじいちゃん。人の好意を素直に受け取れなかったり、感情表現が苦手な人は本当に多い。特に歳を重ねた人には顕著だ。
そんな頑固さを解きほぐすのはやはり他人の好意善意でしかない。近隣住民や妻の教え子がとにかくいい人。
明らかになっていくオットーの過去が切ない。妻への愛が存分に表現されたシーンばかりだ。「グラントリノ」とは全く違う話だったが、とても心が温まる映画だった。オリジナルは未鑑賞だが、ぜひそちらも観てみたい。
それにしてもトム・ハンクスはすごいな。「エルビス」で嫌な役に挑戦してるなーなんて思っていたら、こんな頑固ジジイの役もやってしまう。もはや全く違和感がなくなってしまった。
猫かわいい
猫ちゃんの可愛い、猫映画でした。
さらには毒のない、善意に溢れた世界の映画でした。
予告編だと、めちゃくちゃ偏屈な意地悪ジジイに見えたオットーも、単にルールに厳格で、それも優しさの裏返しだったりして。
「(実は)めちゃくちゃいい人」なのが滲み出てきて、皆から好かれるキャラだとわかっていく。
意外性のかけらもなく、ある種の予定調和に収束していくけども、逆にいえばストレートで普遍的な人情話ともいえて。
リメイク元のスウェーデン製『幸せなひとりぼっち』と、基本的にはほぼ同じ展開。
『幸せな~』では主人公が本当に頑固じじいでむかつく男だったが、本作ではいい人間に。
さらに、引っ越してきた隣人の女性が、主人公が自殺を試みていたことに最初から気づいていたけれども、本作では気づかないままと変更がされていたが、大きな影響はなかった。
場内の照明がついたら、あちこち涙をハンカチでぬぐう人(老人から若い女性から)だらけだったから、日本ではけっこう受けそうに思えましたよ。
この映画を制作した人に問いたい。なにがやりたくて、こんな映画を作ろうと企画したんですか、と。
停年退職の日を迎え、あとには想い出以外に何一つ持つことができず、強い自殺念慮を有するトム・ハンクスが、周囲の暖かさ、私に言わせればあまりにも過剰すぎる暖かさ、そして過剰すぎるラッキーな偶然の連続のお蔭をもって、なんとか幸せになりましたとさ、という映画です。
トム・ハンクスの演技は、たしかにこういう人はいるよねと思える実在感のある演技で魅せてくれるのですが、なんというかホントお金を掛けていない感が濃厚に漂う小品で、じゃあ、それに見合うような心理劇で観客を楽しませてくれるのかと言えば、そういう部分もなく、これはいったいなんなんだろうと思うしかない作品でした。
この映画を制作した人に問いたい。
泣かせ映画でも撮りたかったのでしょうか? と。
もしもそういう狙いだったなら、完全にマト外れとしか言えませんが。
結論を言うと、「偶然に頼りすぎている映画」という一点ですかね。
感動しませんでした。
頑なな男がほどけていく過程がいい
A big heart ❤️
家族と地域コミュニティ
人生の歩き方
スウェーデンの小説で映画化された「幸せなひとりぼっち」をハリウッドでトム・ハンクスによるリメイクされた作品。
実は、「幸せなひとりぼっち」はみていなく、リメイクされた本作品で初めてこのお話に触れました。
まずは、トム・ハンクスよる安定した演技力で安定的に見ていられます。
本作品の監督さんもマーク・フォースターなので大変に安定してみていられます。
本作品の主人公に共感を覚える人にとっては大変に「痛い」と言うか感情移入しやすい作品であるかな・・・
俺みたいに独身でいた人にとっては、ちょっと感情移入出来ない部分があるかな・・・
もう少しコメディタッチの色が強いといいかな・・・笑わせる部分が中途半端だったかな・・・
めちゃめちゃはめを外してもしっかり伝えたい内容が伝われば名作になるはず・・・
本作品の見どころと言うか、どうやって撮ったのか・・・野良猫の演技がスゲー・・・
映画もアカデミー賞級だったけど、猫の演技にもアカデミー賞を上げたいぐらいにいいね・・・
しかし、ほろっとさせられるし、人間は独りじゃ生きていかないし、独りで生きている訳ではない・・
人ってなあに?自分は何の為に生まれてきて、死んでいくのだろう・・・ちょっと考えさせられました。
良いご近所さんに恵まれましたね〜
トム・ハンクス主演で内容が面白そうなので観賞。
妻を亡くし生きる気力をなくした気難しい主人公オットーが新しく引っ越してきたメキシコ人家族に振り回されながら、生きる喜びを取り戻すお話。
いろんな自殺方法を試みるが、うまくいかない。ついに電車へ飛び込もうとするが逆に線路に倒れた人を救いSNSでヒーローになる始末。こんなに何回も試みて、その度にタイミング良く邪魔が入るのは、出来過ぎの感はある。が、オットーという人物は口やかましく頑固だが、助けを求められると断れない良い面も持ってて、見てるうちに徐々に好感度があがっていく。
奥さんとの出会いの場面からプロポーズ、そして事故の場面とオットーの若かりし頃の映像が挿入され、オットーがいかに奥さんを愛していたか、だからこそ今のオットーの喪失感、死にたくなる気持ちが伝わってくる。
メキシコ人一家の奥さんが真剣に自分を心配
してくれる姿についに自分の本当の気持ち、自殺しようとしてたことを伝える。そして新たに生きる気力を取り戻す。
悲しいけど良いラストだったと思う。
エンドロールの背景が手紙風なのも気に入りました。
ヒューマンドラマなのでまぁ、cinemaで見に行くほどでもないとは...
最高のトムハンクス
『え?あの映画のぱくり?』って思ったら、 リメイクだった ストーリ...
『え?あの映画のぱくり?』って思ったら、
リメイクだった
ストーリーは好き、
トムハンクスも好き
マリソルのキャラがとてもかわいかった
ひとつだけ気になったのが、
タイトルに使われた名前
あの国に多い気がするけれど、
アメリカでよくある訳ではないこの名前を、
あえて嫌われ者に使うのって、ありなの?
制作側は誰も指摘しなかったの?
多様性も大事にしてる作品だからこそ、
西洋社会にありがちなステレオタイプな選び方は、
ぜひやめて欲しかった
心あったまる安定のトム・ハンクス作品
トム・ハンクスの真骨頂
久々に心に沁みる作品だった 泣けた〜
全く派手さのない作品なのに、
ふと気が付くと、涙を流してる自分がいる…
これも、名優トム・ハンクスの演技力がなせるワザなのか?!
もはや過去の幸せな思い出の中でしか、
生きることのできない老人の
なんとも言えない孤独や、
不器用ながらも
隣人たちの愛情を少しずつ受け入れ、
笑顔を取り戻していく様子を
トム・ハンクス以外のオットーは考えられない!
と思うほど、見事に演じていた
誰にでも必ず訪れる「老い」…
でも、人生最後まで、
どんなステキなことが起こるかわからない
そしてまた、
「人と人との繋がり」も
まだまだ現代だって、すてたもんじゃない
…そう、思わせてくれる作品だった
だからこそ、
最後の最期まで、
自分の人生をきちんと「生きる」こと
が大切で、
また、それができれば、
誰かの心の中に、思い出として
そっと留まることができるのかもしれない…
じんわり、心に沁みた
オットーだいすきです。
それでも生きていく‼️❓当たり前やろ‼️❓
私事ですが、目の前で自殺された事が二度あります、一度目は見ず知らずの人が電車に飛び込み、二度目は同僚が職場で飛び降り、悲しい以上にとても迷惑です、地獄です。
それ以来、関係無いかもしれませんが、自分を犠牲にしてでも人を助けるようになりました、命迄はかけませんよ、ほどほどに、それは自分の糧にもなります。
ところで、この映画では、主人公は嫌われることはしてませんね、とても親切で無愛想。
周りの人は、親切で、予定調和のようですが、自殺を防いだりとか。
でも、先ほどの経験則からゆうと、呼び寄せてるんですね、無意識に、親切な他人、死にたく無い自分。
この頃の事件からすると、悪い奴らは掃いて捨てるほどいますが、自分を犠牲にして人を助ける人も掃いて捨てるほどいます。
この映画の主人公の首吊り、電車飛び込み、銃、などはテイですよ、本気ならそんな準備はしません、してはいけないのもありますが。
トムハンクスは今までわざとらしくて嫌いでしたが、今回は自然で好感が持てました。
若かりし頃の夫婦を演じた二人も好感が持てました。
世の中、捨てたもんじゃ無い、それを知るために、是非。
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