丘の上の本屋さん

劇場公開日:

丘の上の本屋さん

解説

「イタリアの最も美しい村」のひとつに数えられるチビテッラ・デル・トロントを舞台に、年齢や国籍の違いを超え、本を通して老人と少年が交流する姿を描いたハートウォーミングストーリー。

イタリアの風光明媚な丘陵地帯を見下ろす丘の上にある、小さな古書店。店主のリベロはある日、店の外で本を眺めていた移民の少年エシエンに声を掛ける。好奇心旺盛なエシエンを気に入ったリベロは次々と店の本を貸し与え、エシエンは、リベロが語る読書の素晴らしさに熱心に耳を傾ける。本の感想を語り合ううちに、2人は年齢や国籍を超えた友情を築いていく。

店主リベロ役は「フォードvsフェラーリ」「我が名はヴェンデッタ」のレモ・ジローネ。

2021年製作/84分/G/イタリア
原題または英題:Il diritto alla felicita
配給:ミモザフィルムズ
劇場公開日:2023年3月3日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

4.0美しい街の景色と、本屋の主人の優しさが心地いい

2024年12月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

イタリアの街の古本屋の主人と、そこに訪れる人々との日常を描いた作品。 私が海外の作品が好きな理由の一つが、その国の日常や時代背景など、日本に居たら知り得ないことを映画を通して知ることが出来るということにある。 隣りのカフェの日常や、本屋に通う少年は隣国からの移民(?)だったり、会話からも色々知ることが出来るのも映画の楽しみのひとつ。 そういった意味では、街や日常の描き方がとても良かった。またこの主人が少年に次はどんな本を渡していくのか、そこにも興味が出てきて、いつの間にかとても引き寄せられてしまいました。

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TOMO

3.5ほろりときました

2024年11月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

吹き替え版でないことを悔やみましたが 最後まで鑑賞できました うすうすと話の展開が見えていたものの 飽きずに見れたのは俳優さんがよいのか撮り方がよいのか… ラストも予想できてはいたけど ボロボロと涙がこぼれました 映画の台詞ではないけれど 本はどこにでも連れて行ってくれるし、いろんなことを教えてくれる そんなことを想い、思い出したそんな作品 父も読書が好きだったな…

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きなこ

4.0イタリア映画ってなんでこんなに綺麗なんやろ

2024年10月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

幸せ

まず映像の美しさに惹き込まれた。 あんまりイタリア映画って見ぃひんけど、なんでこんなに綺麗なんやろな〜。 もちろん「イタリアの最も美しい村」のひとつに数えられるチビテッラ・デル・トロントを舞台にしてるからなんやけど。 物語は、盛り上がりもなく、淡々とした古本屋の日常を描いているだけ。 でも、暖かな日差しと細やかな人情に溢れて、いつまでも観ていられる。 ブルキナファソからの移民であるエシエンの子役が表情豊かないい演技をしていて良かった。 彼なくしてこの映画は成り立たへんと思えた。 古本屋の店主がリベロって名前、『自由』という意味なんやから結末は回収できたんかなと…。 『人にとって最も大切なのは幸せになる権利だ』が映画のテーマであることはリベロとエシエンの会話に散りばめられていた。 もう一度、 イタリア映画ってなんでこんなに綺麗なんやろ。 ✱映画でリベロがエシエンに貸し与えた本をもう一度読んでみよう。

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まーさん

2.5うふん、UNICEF😁!

2024年9月3日
Androidアプリから投稿

知的

幸せ

なるほどね、“世界人権宣言” こういうクダリか… ふむ😌 美しい感受性を持つ利発な少年エシエン。 リベロは、自身が生きて行き着いた絶対なる希求、“地球上の全ての人々が平和で安全に、生きる喜びと価値を感じられる世界” を、未来に生きる若者のひとり、エシエンに託したのだ。 丘の上の古書店と、お隣のカフェだけが舞台の、善き人々が繰り広げる日常の物語。 リベロがエシエンに貸し与える本のレベルアップ。その過程は、一冊ごとに興味深い。 ただ、最後のタイトルを聞いた時、思わず苦笑い😅 優しい気持ちが余韻に残りました。

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Sue