キングダム 運命の炎のレビュー・感想・評価
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戦場の俯瞰図は圧倒的だが、話のバランスが惜しい
原作はほんの一部を読んだだけである。2019 年の「キングダム」、2022 年の「キングダム2」に続く第3作である。前作では蛇甘高原における魏との戦闘と羌瘣との出会いが描かれた。本作では、秦に 40 万人もの兵を惨殺されて恨みを持つ趙との戦闘が主であるが、前半では趙に人質として残された嬴政が趙から脱出して秦に帰る時の話が回想されている。
脚本に漫画の原作者が加わっているため、原作のリスペクトは徹底している。嬴政の昔話の比率がかなり長くてバランスを欠いていたように思われたが、原作者にとっては思い入れのある部分なのだろう。闇商人の紫夏の物語は感動的だった。紫夏の部下の亜門を演じた浅利陽介が、「相棒」の青木そのまんまだったので笑った。
大軍の陣形を俯瞰して見せる視野の取り方は圧倒的で、非常に見応えがあった。これこそまさに映画でなければ出来ない表現だと思った。大軍を思いのままに動かすのが王騎のような将軍の役割であり、兵の少なさや弱さを補うのが将軍の器だというのはもっともな話で、その器というものの正体こそが軍略の能力である。信は王騎の下で軍略を身につけたのかと思わせられたが、相変わらずの個人技の戦闘力がメインだった。
呂不韋の怪しさや昌平君の血筋の正しさを感じさせる配役は見事だったし、山本耕史の趙荘将軍や片岡愛之助の馮忌将軍は、「鎌倉殿の13人」を思い出させた。ただ、長澤まさみの楊端和の出番が非常に少なかったのが残念の極みであった。王騎が信の百人隊に名付けた「飛信隊」は、字幕が出なかったのでどんな字なのかずっと気になって仕方がなかった。これも不親切だったと思う。
音楽は1作目からの継続で非常に壮大なもので好ましかったが、冒頭のナレーションがかき消されるほど大音量だったのは配慮が足りなかったと思う。また、エンディングの宇多田の歌は映画の雰囲気には全く合っていなかったと思う。今作は前作よりも中途半端な終わり方に思われた。次回作で改善されることを期待したい。
(映像5+脚本3+役者4+音楽5+演出5)×4= 88 点。
疾走感と躍動感のあるアクションは堪能できるが、物語の進捗の遅さが気になる
いつものことながら、合戦のスペクタクルとキレのあるアクションは存分に楽しめる。
特に、信と羌瘣が敵将めがけて突撃するクライマックスは、ラグビーの試合のようなライブ感に溢れていて、思わず体が動いてしまった。
合戦時の陣形や戦術も、河了貂たちがしっかりと解説してくれるので、分かりやすいし、面白い。
その一方で、ドラマとしての見どころは、冒頭、嬴政が王騎に自らの過去を語る部分くらいで、それはそれで胸が熱くなるエピソードではあるのだが、物語の進展としては物足りなさが残る。
何よりも、いかにも「次回に続く」的なエンディングは、尻切れトンボで不完全燃焼な感じが強く、観終わった後にフラストレーションが溜ってしまう。せめて、王騎と龐煖の因縁の対決まで描けなかったものか?
最近観た「ワイルド・スピード」や「スパイダーバース」もそうだったが、さんざん煽ったあげく、次回作まで数年間待たせるのであれば、やはり1本の映画として、ある程度の決着は付けてもらいたかったと思う。
ひょとして、配信時に一気見してもらえるようにこんな作り方をしているのではないかと思えてしまうのは、勘ぐり過ぎだろうか?
原作未読
三作目にして納得
これ、終わんねえな。
アクションは申し分無し、しかし。
大満足‼️ 前半・後半違う面白さ
ストーリーを知っていても「おおぉっ!」ってなる
前半の1時間は冗長でしかなく、
おさらいでも、キャラクター紹介でもなく、
紫夏の話も中途半端に終わり、
つまらないものを長々と見せられた。
第2作から1年間の時間稼ぎのための余談的なものを差し込んだのだろうか?
それにしても、
次回のための伏線や仕込みが多く、
話の展開も少なく、
信の修業話も中途半端でなおざりで、
エンディングロール後の繋ぎも進展性もなく、
長澤さんがまた出演してくれる予告ですか?
この停滞はなんだろう?
この三は飛ばしても成立してしまうのが情けない。
一作一作、
勝負して欲しいものです。
主役の王騎大将軍の大沢たかおさんの
芝居かかったあり得ない演技が、
悪魔的魅力オーラが出ている限り大丈夫、救われている。
この主役が抜けた後、
どんなキャスティングするか?
この作品の命運が決まるな。
童では限界かな⁈
(o^^o)
春秋戦国時代の中国。
天下の大将軍を志す少年・信(しん)は秦の若き国王・えい政(えいせい)と運命的な出会いを果たし、
ともに中華統一を目指すことに。
魏との戦いに勝利をおさめた彼らのもとに、
秦に対して積年の恨みを抱える隣国・趙の軍隊が攻め込んでくる。
えい政は長らく戦場から離れていた伝説の大将軍・王騎(おうき)を総大将に任命。
王騎から戦いへの覚悟を問われたえい政は、かつての恩人・紫夏(しか)との記憶を語る。
100人の兵士を率いる隊長となった信は、
王騎から「飛信隊」という部隊名を授かり、別働隊として敵将を討つ任務に挑むが……。
信役の山崎賢人、えい政役の吉沢亮、
王騎役の大沢たかおら前2作からのキャストに加え、
紫夏役で杏、趙の総大将・趙荘(ちょうそう)役で山本耕史、副将・馮忌(ふうき)役で片岡愛之助、
副将・万極(まんごく)役で山田裕貴が新たに参加。
リアル
ダイジェストを観てるかのよう
もっともっと時間かけてもいい!
そう思ってしまうのは、
原作、アニメを通ってるからなのか。
紫夏編と
飛信隊旗揚げ編前半と
盛りだくさんなのは分かるけど、、
例えば紫夏編は
エピソード紫夏とかで切り離して
ドラマ2夜連続!とかにしてくれたら、
というのは妄想か。
追手が迫る中の
関所を一つずつ抜けていくドキドキ感は
薄かったし。江彰もおらんかった。
時間上、仕方ないとはいえ、、
紫夏が江彰と亜門と育った背景もあっての感動。
政もやっぱり子役でしてほしかったな。
心が壊れたのは、迫害もあったが、
なんといっても実母すら味方ではなく
虐待を受ける辛さ。幼い9歳にして、、
背景も薄いから、あの過酷な過去の過酷さを
じっくり描かれてない分、
薄くなっちゃった感じか。
もっとじっくりじっくり味わいたかったが本音。
もちろんおもしろかったけど!
やっぱり李牧は小栗旬かー!
龐煖はそうきたかった感じ!
吉川晃司好きやから嬉しい。
声も色気があるんよなー!
次作へのワクワクはつながってるので
来季も楽しみ!
実況中継ありがとう、大沢たかお様!
各々が対峙する運命潭
面白かったが?
シリーズ最悪のエンディング
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