劇場公開日 2023年6月2日

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怪物のレビュー・感想・評価

全833件中、141~160件目を表示

3.0ラストは

2023年7月18日
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yumeko

4.0少年時代

2023年7月17日
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大人は誰もが通過している時代の描写はさすがでしたね。
第一次反抗期が終わり、独自のアイデンティティを獲得しようと、混沌の中で出会うお互いに寄り添える友達。
集団社会との関わりに戸惑う気持ち=自分の正義の前で足掻く少年。
我々も社会の一員になり初めはあの場所にいたのかもしれんなと思い鑑賞しました。
忘れてしまった心を思い出すには老いてしまったようだけど。

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suukaz

5.0子供たちが絡むいくつかの出来事、 誰の目線で観るかによって見え方が...

2023年7月17日
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泣ける

怖い

知的

子供たちが絡むいくつかの出来事、
誰の目線で観るかによって見え方が全く異なる、保護者/教員/子供ら自身…
終わりまで見て、あとでもしばらく考え込んで、やっと合点がいく、緻密で深い映像でした。
納得感があった物語、最後の坂本龍一教授のピアノ、沁みました。彼の最後のサントラですね。

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woodstock

4.5いつまでこんな事が続くのか。

2023年7月16日
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こんな切ない話ってあるのか。

映画が始まってから中盤までとにかく気分が悪くなるシーンが続く。息子ラブな拗らせシングルマザー、組織対応を勘違いしている学校、切り抜き取材のマスコミ、どこを切り取っても「怪物」しか現れない状況にウンザリしていると、ストーリーは意外な展開に転がり始める。

大人の汚れた手で汚され始める少年たちの心を洗い流すような嵐。そして嵐の向こうに広がる眩しい景色。

ふたりの未来が光に満ちていたらいいけれど。

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にゃす

5.0傑作

2023年7月15日
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ゆうすぎ

5.0怪物になれなかった子どもたちのために

2023年7月15日
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Fractal

3.0それぞれ目線良かったが…

2023年7月15日
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是枝作品の中では自分は余り評価出来なかった。題材の怪物がいけないのかそこまでの踏み込みしてないし坂元脚本で期待しすぎたかな…子役は演技良かった。特に柊木陽太将来楽しみ。この監督は子役探し上手いな!

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ムロン

3.5あの予告の編集には、悪意がある。と感じる

2023年7月15日
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だってあの予告のイメージで本編を見たら、
ストーリー、内容が掛け離れてるもの。

田中裕子さんが怪演だった。

それにしても、
担任の先生はツラいね。

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瀬波

4.0ほんとっ「怪物誰だ~」

2023年7月15日
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泣ける

悲しい

鑑賞し終わっって『なかなか~』ってまず思いました。
まずファーストカットで集中して観ないと、思わせられました。
緊張感があり重みがある画でした。
是枝監督は本当にうまい監督なんだなと思いました。
幻の光の頃は「何かイマイチ」って思ってましたが。
今の是枝監督は感覚的なところと、理責めのところがうまくミックスアップしてる感じがしました。
万引き家族が未鑑賞なので観ないといけないなと思っています。
良い脚本を活かす構成力。
丁寧によく考えられていたと思います。
時系列どうりでない構成ですが上手く纏めているので、わかりやすく違和感なくスッとお話が入っってくるのは監督の技だと思いました。
前半のケレン味のある感じから、後半の自然な感じ。
誘導もうまく色々と観客に考えさせるうやりかた。やりすぎると鼻につくかもしれないので、丁度のいいところを押さえられている感じがしました。
そういう演出的な部分もさるところながら、監督の特性なのでしょうか、子役がとても良かった。どういう指示を出してるのだろうと思いました。
どの役者とても良かったのですが、一番目を引いたのは瑛太です。
ホントいい役者。彼のあのなんとも言えないアンニュイ演技。素晴らしいなと思いました。

後半残り1/4くらいから「どう終わらせるのかな~」と思って観てましたが、終わってみて「この終わらし方しかないよな~」と思いました。こういうのって「なんだ結局これか」と思ってしまうことが多いのですが、この映画はスッと納得できました。
今の時代には刺さる内容で、とても悲しいです。
こういう内容は映画の題材になりやすいので、
その目新しさは無いのですが子供でやってるところが『なかなか~』と思わされました。
時代と噛み合ってて『これだけの映画そりゃ賞取るよね』と思いました。
悲しい映画です。
少し経ってもう一回観てみたい気もします。

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93q2q2

2.0是枝監督の限界

2023年7月13日
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難しい

カンヌ国際映画祭パルムドール受賞等など、輝かしい実績を誇り、今や日本を代表する映画監督といえる是枝裕和監督の最新作ですが、私自身は、これまでの是枝作品で満足感を得たものはありませんでした。どれもせいぜい半径500m圏内の出来事をこじんまりとまとめていて、映画館で観る映画としてのスケール感が圧倒的に乏しく、深い奥行きと広大な立体感がしないという感想を抱いてきています。
残念ながら、世評極めて高い本作も同様の印象を持ちました。

本作は3部構成で、1部は母役の安藤サクラ視点の一人称映像、2部は永山瑛太演じる教師・保利視点の一人称映像、そして3部は息子・湊視点で描かれます。視点が変わることによって事象の事実関係の捉え方が全く異なるという、70年前に製作された黒澤明監督の名作『羅生門』に相似するコンセプトであることは、多くの方も言われています。
但し私が思うに、是枝監督が描きたかったのは3部の子供目線での真実の世界で、寧ろ全ての子供に根差す、無邪気な猟奇的残虐性を抉り出して曝け出すのが狙いだったように思えます。私には、世間から殆ど注目されなかったフランス映画『小さな悪の華』(1970年)に通底するように感じました。
大人を客観視して醒めた眼で眺め、諦観し、蔑視する。そして人の生き方に対しては、冷ややかで乾ききったアナーキーで孤独な価値観を感じさせます。でも、本作は、その原点を辿ったり、顕わに曝け出そうとはしません。ただ淡々と映し出すのみです。

坂本龍一の美しく、物悲しい旋律は、専ら人物の心が激しく動揺する時に奏でられます。その静かな曲調とはアンビバレントな使われ方で、観客に、歪曲した人の心を無自覚的に感じさせる効果がありました。

諏訪湖の周りにある、閉鎖的で、空気が重く澱んだ小さなコミュニティーの出来事を通じて、湖水、水道、雨、諸々の”水“で覆われ、”水“が全てを流していく中で、子供の心の深層を描いていると思います。

多くの人が絶賛している校長役の田中裕子の無気力・無感動・無責任の演技は、視点が変わる3部各編を通して唯一、一貫して不変であり、子供と大人の対峙、葛藤を子供視点で描く際の、大人の象徴として捉えられ、彼女こそ本作の真の傍観者であり、語り部として位置付けられているのではないかと感じます。

ただ、125分の間、メリハリがなくダラダラと日常が描かれる展開で、あまりにもテンポが緩慢過ぎます。そもそもクライマックスがなく、シーンの中にアクションも、ラブロマンスも、謎解きも、どんでん返しも一切なく、無論美しい自然描写もありません。観衆をワクワクドキドキさせる、或いは笑わせる、泣かせるといった映画的な娯楽要素が全くない一方で、映像としては寄せアップがなく、やや引き気味のカットばかりなので観衆にとってはドキュメンタリーでも観ているような単調な映像を延々と観させられるという、かなり退屈で、それでいて難解な映画、というのが私の率直な印象です。

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KeithKH

3.0子供の心、大人は知らず。ただそれだけの話し

2023年7月13日
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チャーリー

5.0タイトルに引っぱられたが、、、

2023年7月12日
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胸糞悪い感じが続き、あぁーやっぱりタイトル通り怪物たちが畳みかけてくるんだなぁと思ってましたが。ひとつの視点から始まり、違う視点に移っていく。見事にストーリーが、カタチづいていきどんどん、惹き込まれていく。最後には、清々しくピュアでとてもキレイな自分の心の中に気づいてグラグラに揺さぶられて、涙した。ストーリーの構成と脚本がお見事過ぎて、あえて見返したくない映画となりました。瑛太さんも素晴らしいのですが、何より子ども達2人のこの時、この瞬間、この年齢期にしか表現出来なかったと思うしこの映画の要でした!高畑充希の必要性だけは、?でしたが。

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☆まぁ☆

4.5余韻が残りまくる深い映画

2023年7月12日
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全編通して、今は亡き坂本龍一の音楽が素晴らしい。モンスターペアレントがテーマと思いきや、さすがの是枝ワールド。子供の頃、自分もやった基地遊びも出てきて、創造性豊かな幼少期を思い出しました。

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Ken x 2

4.5私も怪物?

2023年7月12日
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悲しい

知的

難しい

人によって見える風景が違う、見る角度によって見える風景が違う。ただただ普通にあるいは一生懸命に生きているだけなのに。誰もが怪物になる、というか怪物そのもの。

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こばりん

4.5すごい映画

2023年7月11日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

是枝監督のファンです。
期待に応えてくれた作品だと思います!
安藤サクラさん、田中裕子さんら出演者の皆さんがとても良かった。
また観に行きたいです。

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とちぎシネマ

5.0ゲイとして自分がこの社会で生きるということ

2023年7月11日
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悲しい

難しい

幸せ

間違いなくゲイとして日本で生きる自分にとってオールタイムベストに入りこんでくるとても大切な作品になりました。

「海外の賞レースを狙って、あとは見る人が見ればいい」という映画や、当事者への気持ちに寄り添うと言いながらこういった関係性を好む人たちに消費させる事で興行を成立させる映画ばかりの中で、この国の閉塞さを支える根本的な全体の問題に絡め取られている一つの要素として当事者も当事者以外の人たちにも多くの人に真剣に見てもらうという覚悟と気迫をこの映画から感じ、まずそこに勇気づけてもらいました。自分の身を削って自傷的な表現をしてでも真剣にテーマに向き合う作り手の人たちに自分に関連するテーマを描いてもらうとこんなに心強く感じるんだな。

ラストシーンに関しても、自分が映画を見た時は全く「死んで理想の世界に行った」なんて思うこともなく、2人がこれからもずっと一緒に生きていくという2人の決断と覚悟を祝福してるようにしか見えませんでしたし、第二幕の母親と教師の様子を見ても、あの後に湊と依里の告白を受けても真剣に悩み考えてくれそうな雰囲気を感じました。

もちろん、取り返しのつかないことも、解決していないこともありますが、それを安易な形で映画の中に収めず2人の決断そのものが最も重要なことで、それを受けて自分たち大人はどうすればいいのかという問いを観客に渡す姿勢はとても誠実に映りました。

そして、監督や脚本家の2人もラストシーンに関して強い口調で「2人とも死んでいない」「最後に流れたaquaも坂本龍一が娘に送った祝福の曲で、そういった明るさをイメージして採用した」と答えていて、余白のあるラストシーンですがそこをはっきりとしてくれたことも嬉しかったです。もし、ここでラストシーンに関して「みなさんの想像にまかせます」とインタビューに答えていたら5点満点から3点に下げてしまっていたかもしれません笑

また、決定稿であるシナリオブックを読むと、時間の都合で削られた部分には自認や三幕目に関してさらに丁寧に掘り下げている描写が多くあり、ラストシーンもさらに明確に明るく描かれていたので脚本も買ってよかったです。当初、脚本家の方が構想して書き上げていたという3時間verのシナリオや映画も見てみたいとおもいました。

久しぶりにディレクターズカット版がどうしてもみたい映画に出会えたことがとても嬉しく、映画を観終わったあともこの映画に関する続報にワクワクしています。

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ほのるる

5.0ホリセンセイハイイヒトダヨ。

2023年7月11日
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予告の「怪物だ~れだ」が頭から離れず、子供達に陰で酷いことする大人を探し当てるストーリーだと思い込んで映画館へ。正直これはやられた。

小学校で起こるある出来事を多面的に捉えた時、次々と浮かび上がる真実。何が本当で何が嘘なのか。一方通行で誰もが辿り着けない中、その答えを知っているのはもしかしたら私達観客だけかもしれない。母親、教師、子供達、それぞれが背負う生々しい痛みを感じながら嵐のクライマックスへ。

光の中を自由に走り回るラストシーン。この場面をどう解釈するかはこの物語をどう受け取ったかで変わってくると思う。不完全だけどここしかない、私は好きな終わり方でした。

子供達の演技の素晴らしさにただただ感動。本当の事が言えない世界でみんな必死で自分を守っている。そして誰の中にも怪物はいると思い知らされる。展開も早くて、私が今まで観た是枝監督の作品の中では一番良かったです。

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はるたろう

2.0是枝監督版のスタンドバイミー

2023年7月9日
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単純

レビューをざっとみたら、「視点を替えたら見え方が異なる。」的なのが多かったけど、そんな事を伝えたかった訳では無いだろう。タイトルが『怪物』なので、その正体はテーマになり得るが、じゃテーマ設定が余りにも一般的だ。怪物の正体は世間であり、普通という価値観だ。
真実なんてどーでもいい事なの みんなが思う幸せが本当の幸せなのよ、という校長のセリフがそれをよく表していたとは思う。それが本当にこの映画のテーマ?なら、じゃ切口をもっと斬新にして欲しかった。
・星野と麦野との関係性、性指向に目覚めるのが小学五という設定、LGBTQ的な取り上げ方。大事だけど切口にはなりにくい。
・学校の描き方、子どもたちの様子、イジメともはっきりは言えない関係性。中途半端で余りにも一般的、ステレオタイプ。
・母親像の描き方、あれがモンスターペアレントか? 私には全くそうは思えない。むしろ常識的で協力的。
・管理職 校長、教頭、の描き方も中途半端。管理職と市教委は利害関係が一致してるのでもっと一体的だし、保護者に対してあんなふうに冷たくはしない。
・担任の守り方、切り捨て方はもっと段階的で、じわじわ。担任を追い詰めて行く場面も中途半端。

私が思ったこの映画、監督のテーマ設定は、
・人が、子どもが育つとはどういう事なのか、です。そこには真実も正解も色々。だから関わる周りの人、大人も子どもも地域も、行政もマスコミも、丁寧に、ゆっくり、当人達を見守るしかないんだということ。
・現代社会においてそれはなかなかできないよ。だからこそ、[自然に帰れ]のルソーなんですよ。星野と麦野は最後の場面で大地を走り回ってた。目指すものを見つけた様に。周りの大人達が、もちろん、保護者、教員も、あれやこれやと口を出さなかったら、市教委や文科があれやこれやと口出ししなければ、マスコミが人を煽らなかったら、紆余曲折はあるだろうけど、二十歳になれば、まずまずの所に落ち着くのが子どもですよ。

私がこの場面は良いなーと思った所は、
・真実を見ようとしても、嵐で秘密基地の電車が倒れ、次から次へと泥が流れ込む。拭っても拭っても泥で汚れていく。でも、そこにポツポツと風穴を開けるのは人の手、瑛太とサクラ二人の手ではなく、雨粒であり、おそらくトローボーンとホルンの音、だからこそ怪物の正体は『バイアス』のかかった作為的な行為。「自然状態」こそが自立に導く唯一の方法。そう伝えたかったんだと思いました。

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アツサミー

3.5大人たちは「フリ」でしかない

2023年7月9日
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凄いものを見たという気にはならないがクレバーな仕掛けを見たという気にはなる。驚きやワクワクはないけれど、へぇ、みたいな。

是枝作品らしい出来事を追っかけてくタイプのドラマではなく、羅生門方式の坂元脚本を使って、割とテクニカルな構成で描く、エデンの園なのか、誰も知らない知られてはいけない2人だけの世界。
ひとり息子が常軌を逸した行動に出始め、各セクションで怪しき人たちがうろうろ出てくるのだけど、結果的にみな大きな「フリ」で、中心に横たわってるのはボーイミーツボーイ。ちっちゃい子のファムファタールぶりがなかなかのもの。ただ、モンスターペアレント、子どもに向き合わない学校(死んだ目の)、この辺りが結果的に現代の記号・標本のようで、もちろん、それも裏から見れば、という視点が用意されてるのだけど、この構成ではあくまでフリ、になってしまうのがどうも。「こちらあみ子」みたいな壮絶な子ども時代ものを観ると、なんかゆるいドラマにみえる。それと、少年失踪の謎を別の角度から見ていくと、というパートに入っていくと、いろんな答え合わせにはなるのだけど、結局は大人は邪魔なだけじゃん、となるので、この複雑な構成は何か意味があったのか、と思わざる得ない。

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ONI

4.0一言で言い表すなら・・・

2023年7月8日
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DEPO LABO