ゴジラ-1.0のレビュー・感想・評価
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ただの薄っぺらい人情ドラマ
眠くてしゃーなかった
あのボロ船に追いつけないような速度と、高雄の20.3cm砲が有効なゴジラなんて駆逐艦の魚雷でいいだろ
なんならアメリカが1隻でも戦艦貸してくれればそれで片付くレベル
最初にゴジラの存在を教えてれば長門が生き残ってたかもしれないし、それならもっと楽だったね41cm連装砲で瞬殺できる
というか高雄は3万メートル近い射程があるのに、なんであんな至近距離まで近づいてるんですかね…
ラストの特効だけど無意味だろ
海神ダメージありきとはいえ、震電に搭載できるような1kg爆弾でとどめさせるなら
浮上地点に機雷を巻くなり、浮上したところを魚雷や砲撃で容易にとどめを刺せたはず
脱出機構があるとはいえ無理に特攻する必要はない
まああの程度の強さのゴジラなら何回よみがえっても、次からはミサイル1発打てば死ぬだろうし楽でいいね
日本エンタメの歴史がうかがえる
なんと生誕70年!日本でここまでゴジラが愛されるのは、戦後の日本人の魂がゴジラと共に歩いてきたからではないでしょうか。核の象徴で作られたゴジラ。戦争で生き残った当時の制作スタッフのトラウマは、戦後生まれの私のDNAにもそして本作の制作スタッフにも深く刻まれていると感じました。
特効隊で死ぬよりも生きる方法を模索した本作のラスト。反戦を感じました。戦争で死ぬことを美しく描く作品が出てきて久しいですが、私は大嫌いです。やはり、人は戦争で死んではいけないし生きなくてはいけないのです。初代制作スタッフも現在の制作スタッフもその思いは一緒なんですよね。
私はゴジラは《シンゴジラ》しか鑑賞したことがないですし怪獣作品も全く観ませんが、本作に感じたシンパシーはこういうところだと思います。
残念なもったいないゴジラ作品
映画館で一度、プライムビデオで再度(最後の浜辺美波の首あたりを見落としていて確認の為)見ました。
いきなりのゴジラ(ジュラシック・パーク寄りの)に興奮し、大きくなったゴジラが銀座を破壊しまくり、サプライズで震電が登場し活躍する。アカデミー賞を取ったCGは納得いくし、ストーリー的にも面白くなっていたと思います。
しかし、違和感のあるシーンが多く、そこに引っ張らて没入感を得られませんでした。
まず、浜辺美波の登場時にべらんめぇ口調のやさぐれた女だったのにすぐ、清楚な女性になり変わっていたのでキャラクター設定にブレを感じましたし、葬式までやったのに生きていたのって、どこまで飛ばされていたのか?って思いました。
いちばん違和感だったのが海でゴジラが暴れる1500メートルもある深い海なのに海面からすっくと仁王立ちするのが不思議でならなかった。ゴジラは立ち泳ぎが凄くうまいんだなと考えるしかなく、少し笑えました。
大半のセリフも説明的で名優たちもクサイ演技に感じ、子役だけが演技が自然すぎて浮いていました。
主人公については「永遠の0」の要素が強かったので「永遠の0」をベースに脚本書いたような気がします。
基本的に山崎監督の映画は好きで「永遠の0」や「アルキメデスの大戦」は大変面白かった。山崎監督はゴジラ映画には他の人の意見を沢山聞き入れることを余儀なくされてこうなってしまったのかもしれないなぁと感じました。
ゴジラマイナスワンパート2に期待したいと思います。
ゴジラの意味がないゴジラ
山崎監督といえばオールウェイズ三丁目の夕日や永遠の0でお馴染みの名監督。
過剰な説明セリフとミュージカル調の幻想的演技演出を武器としノイズなきノスタルジーとしての昭和を描いてきた監督だ。
そんな監督の手掛けるゴジラは昭和ロマンの極北といえる作品だろう。
マイゴジの登場人物はオールウェイズばりにクリーニングされ漂白剤の香りさえ漂う。
そんなカリカチュアされた役者の大根演技は本作の昭和ロマンを力強く支える。ただし神木隆之介のやたら大声で脈絡なく発狂するだけの棒演技だけは個人的にはきつかった。
さて序盤で主人公を罵倒するおばさんも、話せばいい人で白米を無償でわけてくれる。一事が万事で、この映画に部外者は存在せず、補正された思い出の中だけにあるファンタジーとしての古きよき共同体が描かれる。
こうした本作の描写は共同体が解体し殺伐とした現代日本の社会的矛盾、利己的個人主義の蔓延といった現実からの逃避に過ぎないのではないか?
じじつ本作の舞台は、いわば幻想としての昭和であって現実のそれとは関係がない。そのため時代考証的な現実性を度外視したイメージだけが描かれる。
たとえば戦後にも関わらずGHQが出てこない。またそればかりかゴジラの正体や経緯なども有耶無耶となる。
繰り返しになるがノイズとなる部外者が一人もいないなど本作における現実性の排除は枚挙に暇がない。
なにより個人的に納得しかねるのは、あらゆるノイジーな現実を排した空想としての箱庭的舞台で、主人公たちのトラウマ克服の玩具を演じるだけのゴジラだ。
登場人物がいかにもなデフォルメされたキャラクターを型通りに演じるかのごとく、ゴジラまでもがいかにもなゴジラを忠実に演じ、主人公のトラウマの象徴としての役割に徹しきる。
ゴジラのどこかカメラを意識したキレのあるモーション、モデルあがりの役者がカメラの前でポーズをとるような動き。感情的な表情さえもつ人間的な面構え。
ここではゴジラさえもが主人公の仲間であり外部たりえない。
あまつさえ熱戦を放てば雲があがり黒い雨がふる。もはやゴジラは置き換え可能な記号表現でしかなくその実在性を喪失しているのだ。
だから本作のゴジラはたとえばキングコングに置き換えても成立する。つまりゴジラであることの必然性もない。
個人的には主人公のトラウマとして原爆や敗戦の記号を精密に演じ、カメラ映えを意識するイケメンゴジラの臭すぎる舞台演技には苦笑するしかなかった。マイゴジのゴジラの演技は本作における佐々木蔵之介のくっさい芝居に近い。
噂では本作を見て多くの人がゴジ泣きしたという。
またアカデミー賞を獲得し確固たる国際的地位を築いたようだ。
僕には映画を観る目がないのだろう。
噂によるとこの映画をYouTubeなどで派手に批評すると脅迫されるといった事件も起きているとか。
さて本作では敗戦の反省からその全体主義を改め、海神作戦では自由意志による参加が求められた。
もし本作の批評、批判的感想に対して言論弾圧的な態度や空気、権威に従えという言説をなすのであれば、それこそ本作で批判の対象とされた戦中の全体主義、権威主義の礼賛に他ならないだろう。
もっともこうした現象こそ本作がもつ部外者なき閉じた箱庭幻想の効果なのかもしれないが。
オールウェイズ三丁目の夕日から山崎監督の本質は何一つ変わっていないように思う。
ところで個人的には銀座の黒い雨のシーンの神木隆之介の演技があまりに嘘臭く感じ見ていて本当に困惑した。
「ベタ」で「王道」ではなく「寒く」て「稚拙」
山崎監督ということで期待はしていなかったが、前評判が過大評価だったことを確信するとともに、時間を浪費したことを後悔した。
年々消費者のレベルが下がってきている印象はあったが、互いを批判せず何でも誉める風潮が、ここまで全体のレベルを落としてしまったのかとがっかりさせられた。
■まず、映画としてあまりに起伏が無く退屈で、頭のつかみ、中盤の展開、終盤に向けての盛り上げ方や仕掛け、締め方が単純に出来ておらず非常にバランスが悪い。そのくせ、どうでもいいカットはダラダラと長い。半分くらいまでで、飽きて寝てしまう人もいるんじゃないだろうか。
映画全体のプロポーションを見たトータルプロデュースが全く出来ていないだけならばまだいつもの凡作で済んだが、俳優陣の見るに堪えない演技(全員とは言わないが)、幼稚なセリフ回し、中学生が考えたような稚拙な演出が延々と続き、最後まで見るのが苦痛に感じてしまう。
■CGのクオリティは高く、日本映画でもこれくらいのCGは出来ると示せた点。その点で0.5点としている。しかしながら、これはCGの質感のみに留まる。
ゴジラの演技(動き含め)や扱い方を含め、この映画が「ゴジラ」をダシに使っただけの「三丁目の夕日」であることは見ていて明白であり、このようなゴジラの使われ方はゴジラファンにとっては憤慨ものだろう。
全体を通して薄っぺらな物語の筋書き通りに都合よく動き、誰もが予想できる場面で義務のように咆哮し、代用の「敵」として雑に散っていった、哀れな「物語の傀儡」でしかなかったゴジラに、このCGの質感はむしろ過ぎた代物だったと言わざるを得ない。
ゴジラ自身の生き物としての意思、予測不能な生命体としての不気味さ、手の届かない邪神としての畏怖、全てが足りない。恐らく監督はそんなことを考えてすらいないだろう。
よくシンゴジラと並べて語られるが、この点だけでも、同じスタート地点にすら立てていないというのが正直な印象であり、俳優の演技の次に残念な点だった。
■総評
監督は「シン・ゴジラ」である程度出来上がった「ゴジラ」コンテンツという土壌を利用しても、自分の領域を出ることはかなわず、劣化シンゴジラ三丁目の夕日に留まった。
物語や映画に対する考え方や思慮の深度が「そう」なのだ。恐らくこの先も進化することはないだろう。少なくとも、これを評価してしまっている土壌があるのだから。
これ以上新作を見たいとは思わないし、当然続編など撮らないで欲しいと願う。
監督ではなく、視覚効果のみで参加してはどうだろうか。
ゴジラは許してくれない
とても面白かった。主人公が絶望を感じるストーリーの中で明るい登場人物達が希望へ導いていて良かった。お隣さん?も本当はとてもいい人だったのに最初は嫌味を言ってくるシーンがあったり人格を変えてしまうほど戦争の被害は悲惨だったことを物語っていた。戦後精神的に苦しみ続ける主人公を慰めるのりこのシーン、俺の戦争はまだ終わっていないのシーン、主人公が無事脱出して涙を流す橘のシーンなど自然と涙が出る映画らしいシーンも良かった。
ラストシーンでは、のりこに会えて嬉しいはずのあきこが喜ばず、なぜだろう?と感じた。その後のりこの首筋がおかしかった事からのりこはのりこではなくなってしまっているのではと思った。のりこが生きていればいいのに…と思い望み通り生きている展開だったが、ハッピーエンドのように見えてその後を考えさせられるところが面白い。最後ゴジラが復活するシーンもあり、戦争を起こした人間をゴジラは許してくれないことがよく分かった。
戦時中の心理描写がクドくなくハッキリしていていい
主役であるゴジラの存在感をそのままに、それと戦う人々へ感情移入させてくる手腕が見事だと思う。
旧作の司令塔視点ではなく、現着する方々に焦点を当てることでゴジラとの距離感がより近くなり恐怖を煽ると共に、彼ら一人一人が命ある人間だということを克明にした。
また、シリーズ間でのゴジラが何を餌として何故を襲ってくるのかも筋がキチンと通っている。
また子供でも観れるように戦時難民や退役兵のグロ描写を省いたのも英断であると思う。
わかりやすくしなくとも退役兵についてのトラウマや身体欠損、徴兵制度についてはちょっと考えればわかるだろうし、あまり克明にすると娯楽映画としての域を踏み外す可能性がある。
少なからず現状でも戦地に赴く者が身近にいるアメリカで喝采されたという時点で兵士の心象やトラウマによる発作のリアリティは証明されてるのでこれ以上は過多という事だろう。
異議無し。
さて、内容だけでなく今回はゴジラの絵においても非常に上手く大衆向けに落とし込んでいる。
本来は薄暗い現実を僅かに橙強めのフィルムで配色したことで、これからは良くなる筈の未来への期待感を現した上で、それについて行けない実際に暮らしている人々の心境を家の中の明かりで表現する手腕。主人公のトラウマや希望をハッキリと明暗に分けたことで戦争を知らない者にも嫌な空気を察せられる出来映えはとても上手い作りである。
ゴジラ出現時の波も中々に見れたものだった。
役者の芝居は当然として、船の者達の配役がわかりやすい。
船を一つの身体として見る為に上下関係が然程厳しくない海兵だった船長の陽気さと、その部下の戦争未経験であるが故に突っ走るゲーム脳、博士の(恐らくは)内地勤務であったからだろう引け目を感じさせる物言いが、ガッチガチに空軍で苛め抜かれて特攻隊にされた敷島の鬱屈し歪曲した精神を引き立てる。
陸軍?出るわけ無いだろ死んでるんだから。
情報を持っていれば持っているほど察してしまい辛くなる彼らの時代に、ゴジラ出すとか…鬼畜の諸行する監督であるがまあまあ大衆娯楽映画という事でなんとか上手く誤魔化しきったかなぁという所。
ラストの意味深な痣やなんやもキチンとゴジラのパターンを外さないので、筋が通っていてよかったと思う。
まあ、強いて言えば衣装が借り物なのか全然汚してない綺麗なままで、そんやわけあるかいと違和感凄かったくらいですかね。
主人公に感情移入できない
劇場で鑑賞し今回アマプラでカラー版/モノクロ版を見直したのだが相変わらず序盤で20ミリ機関砲の引き金を引けない主人公の心情が理解できない。
特攻を嫌がり島に来た場面までは良しとして放置したら部隊が襲われる事が確実なあの場面で引き金を引けないのはな。
ゴジラ史上最低な主人公だと思う。
タイトルなし(ネタバレ)
期待しすぎていた。途中話が長い。戦闘シーンや放射熱戦は迫力あって良かったです。歩いてる時は上半身固定されていてロボット感があったのが残念。
最後の典子生きてたのはいらなかったかな。首のウイルスもいらないかな。やっぱり余計なことをする監督だなと思った。ドラゴンクエストユアストーリーの時もそうでした。
ゴジラ倒すだけってのもなんか物足りなかった。まぁそういう映画なんですよね。戦後にゴジラをみんなで力を合わせて倒しました。
個人的にはやっぱりゴジラは怖いけど、人間守っちゃうこともあるよ。ゴジラいいやつやんで終わりたかったです。僕のゴジラってそういうやつなんよ。
タイトルなし(ネタバレ)
前情報全く無しで観たので、まず戦後の設定だったのが驚いた、ゴジラのVFXも迫力満点で良かったけど復興した街並みとかも良かったなぁ
敷島の特攻の話から始まって最初は、これ本当にゴジラなのって感じだったけど、ストーリーは無駄がないというか、全てを綺麗に回収して、尚且つそれが全部と言っていいぐらい良いシーンに活かされてたし凄く良かった
ゴジラは、そんなにシリーズ観てないんだけど、多分初期の頃のゴジラを意識して最新の技を詰め込んだゴジラなんだと思うんだよね
BGMも変にアレンジされる事なく王道のテーマが、これまた見事な場面で使われてたし最近観た映画の中では断トツに良かった
続きを匂わせてたので、このクオリティならまた観たいなぁ
ご都合主義
だがそれがいい
みんなが敬礼した時、ええ、微妙これで評価高いんだって思ったけど
のりこさんが生きてて泣いた
映画の中でぐらい全方面ハピエンでもいい
肌黒いの気になるけど助かるじゃろ多分
見る価値無し。
ゴジラもアメリカのゴジラに勝ってる一面が一つも無し、放射能波を吐く時に背鰭がのびるの絶対に要らんし、ストーリーも最後 は⁉️で終わりました!観なければ良かった。神谷隆之介と浜辺美波は確実に死ぬべきだった!!それだとストーリーは良い映画でかっこいい終わりだった。まるでアンパンマン見た後のようだった!
タイトルなし(ネタバレ)
映画館の無い離島在住なので(ぶっちゃけ小笠原の父島です)気になる映画を公開初日に観るなんてことはほぼゼロに近い生活を三十数年送ってきましたが、息子の高校進学の準備でたまたま上京していたので、この作品に限っては公開初日に大劇場で観るという幸運に恵まれました。
離島とは言え、ネットの環境はかなりしっかり整っているので、山崎貴監督がゴジラを撮ったという情報は得ていましたし、粗筋も大体分かっていました。三丁目の夕日シリーズでの昭和の描写、アルキメデスの大戦で大和戦闘シーンなどが素晴らしいものでしたので期待も膨らみました。幸いにも、と言ったら語弊があるかも知れませんが、私は山崎監督が評価を落としていた幾つかの作品は、元々興味が無かったので観ておりません。なので少なくとも私の中では山崎監督への信頼度は相当高いものがありまして、期待値もかなりのものでした。
しかし、この「期待値」がかなりの曲者で、本作の時代設定から色々な妄想を膨らませてしまいました。長年ゴジラファンをやっていると、自分だけのゴジラ像が出来上がってしまい、自分だけが理想とする設定やストーリーが出来上がってしまいます。
今回、私の中では日本帝国海軍連合艦隊とゴジラが激闘を繰り広げ、「大和対ゴジラ」や「海底軍艦対ゴジラ」の映像化が妄想的な理想と化しておりました。海底軍艦の登場も公開当日まで伏せられて、実は役所広司さんがサプライズ出演で神宮寺大佐を演じるとか、今にして思えば破茶滅茶な妄想を膨らませていたのでございます。当然、時代考証はメチャクチャになりますが、そこは元々ファンタジー映画ですから力技でなんとかしてくれるんじゃないかと実に都合のいい解釈をしつつ。
そんな大盤振る舞いな妄想的期待を持って初日の劇場に足を運んだものですから、実際の作品を拝見して物足らなさを感じてしまいました。戦艦との戦いは有ったにはあったけど尺が短いとか、ウジウジして腰抜けな敷島には非常にイライラしたとか、敷島が気絶する回数が多すぎるとか、ゴジラが脆いとか、ゴジラが波動砲並みの光線をぶっ放すまでの時間がシーンによって違い過ぎるとといった不満点が少なく無く、観終わった直後の満足感はシン・ゴジラには及びませんでした。
ちなみに一緒に観た当時まだ中学生だった息子は、最近見た映画では一番面白かったと言っていました。
私も幾つかの不満は残ったものの、何かが後を引いており、すっきりしない感覚にとらわれていましたので、数日空けて今度は一人で見に行きました。
するとどうでしょう。二度目という事で身勝手な妄想で作り上げた期待値が払拭された純粋な気持ちでの鑑賞となった事で、ようやく本作の良さがストレートに伝わって来ました。なんと一度目よりも二度目の方が泣けてしまったのです。まさかゴジラ映画で肩を震わせるくらいに泣く日が来るとは思いませんでした。劇場内でも他に泣いている人は少なく無かったようです。少なくとも場内のあっちこっちからハナをすする音がずっと聞こえていたのは確かです。
大和も轟天も役所広司の神宮寺大佐もいないけど、この作品はそれで良かったのです。
そしてあらためてこの手の作品は、映画館で大スクリーン、大音響で見る事で真価が分かることも実感しました。後にディスクでも本作を観ましたが、テレビの画面サイズや音の迫力では比較にすらなりませんでした。届くのを楽しみにしていたディスクでしたが、かえって鬱憤を溜める事となり、その2日後、TOHOシネマズ日比谷に足を運んで口直しをして来ました。(息子の受験の成功により、新年度から都内に移住しています。)
この映画はゴジラに全く思い入れが無い人でも十分楽しめる娯楽映画に仕上がっていると思いますが、良い設備の劇場で、二回以上観てこそ、この作品の真価に迫れると思います。
なので、ディスクや配信でしか観ていない人や、まだ一度しか観ていない人、ましてや映画の一部しか観てない人のレビューなど信用するに足ら無いと思うのです。そんなんで批判レビューを書か無いないで欲しいですわ。💢
さて、そこまで絶賛する私なのに何故満点を付けないかと言えば、肝心要のゴジラのデザインに不満が残るからです。最も気になるのは口が小さく見える口角のヒダと、やけにちっこい眼。近年のゴジラの口には皆アレがありますが、口が狭く見えるアレは私はどうも好かんです。あと眼。パンフレットをご覧になれば分かりますが、山崎監督は睨みを効かせた半月状の眼にするつもりだったのが、何度伝えても現場が受け入れてくれなかったとの旨を語っています。温厚な性格の山崎監督ですから、まあ良いかと諦めたようですが、ここは監督の権限で半月状の睨みを効かせた眼で押し切って欲しかった。実際のデザイン画がパンフにも載ってますが、ハッキリ言ってそっちのゴジラの方が映像化されたものよりカッコイイのですから困ります。何で監督の指示通りにしてくれないの?何様なの?
山崎監督のデザインが忠実に再現されていたら、私にとって歴代で最も好きなゴジラになっていたかも知れません。そう思うとつくづく残念な思いに包まれるので、どーしても満点には出来ませんでした。
皆さんもパンフレットを是非ご覧ください。
討伐作戦に度肝抜かれた
CGも違和感なし
キャストも豪華過ぎる配役
肝心のストーリーも展開も演技も
こりゃアカデミー賞納得な作品
討伐作戦も今までのゴジラ映画に例をみないというか考えついたのすごいわ。って思いました。
最初の島でのシーンはジュラシックパーク?を思い出させました。笑
ゴジラ-1.0
神木が、戦闘機の故障(?)で特攻せず、自分だけ戻ってきたオープニングから、突然ゴジラが登場したあとは、全体に展開テンポがどうもじれったかった。戦後の人間模様の要素が強いストーリー主体なのかゴジラ映画なのか、中途半端。
ゴジラから逃げているのに全員が止まって振り向いていたり、金属に反応して機雷が爆発するから木製の船で機雷回収って「金属のカッター使っていたら、その時点で爆発すんべ」と思うが・・・
浜辺美波に至っては、あの吹っ飛ばされかたなら即死だろうと思ったら、頭に包帯で生きているし。
最後の部分だけの視聴
ゴジラ―1,0、あまりにもテレビで絶賛されていたので絶対何かあるなと思って
最後の部分だけを試聴。
やっぱり、”何か”あった。
まず、最後の戦いで作戦を主導しているらしき二人の方が
「上がって来い、上がって来い」などと話していた。
シーンや音楽では緊迫感があった。どう日本からゴジラを守るのか。最後の作戦だからこれが失敗したら日本は終わりだ。そう認識できるほどの緊迫感あるシーンだった。
それなのに何でセリフだけは緊迫感がないのか。
普通、ゴジラが上がってくるところを緊張した面持ちで見るとか。
片方が「上がって来い、上がって来い」と言いったらもう片方の人は黙って見守るとか
色々緊張していることを認識させる撮り方があったと思う。
ちなみにいうが、片方は駆逐艦の艦長、もう片方は研究者であり役職が異なる。
そして、見た目も片方は堂々としていて片方はなよっとしているという
役職に応じたステレオタイプ(まあ、一般的と言って差し支えない)的なキャラクターだ。
この属性の人間が時間差はあれど同じ言葉を、しかも「上がって来い」と
繰り返すような短絡的な言葉を話すだろうか。
次に、作戦が失敗したかに思われ危機的状況に陥ったとき、作戦に携わっている人々が
スローで写される。いかにもわざとらしい。尺稼ぎ?ちなみに、この中に危機的な状況にもかかわらず笑っているように見える人がいる。なんでこれを監督はOKしたのか不思議である。
以上、最後の作戦あたりでもこんなに突っ込みどころの多い映画が評価が高いのは
異常だなと思った。まあ、ドラマパートがよかったのかな…
後、映画が朝ドラ化しているのは気のせいだろうか。先ほど示した短絡的なセリフから
朝ドラ感を感じる…
ドラマとしては面白いけど、演技が軽め
ゴジラVS人間の戦い
戦後間も無くなので限られた戦力で戦うという制限がある中での戦いは、今までにない部分なのでかなり楽しめました。
ストーリーも一個人にフォーカスしたシリアスなもので好きな部類です。震電に乗っての戦いもなかなか見れないのでワクワクしました。
ただ、役者の方の演技力がどことなく不自然感があり、あまり没入できませんでした。悪いというわけではありませんが、滲み出る感情とか言外の表現を期待しすぎて、それほど良い演技には見えませんでした。重みが感じられないといった感じ。ストーリーは面白いので見れたかなと思います。
賛否両論分かれるのはわかるけど。私は大好き♪
基本的には、今まで映画館観賞しないと【映画ドットコム】にレヴューを投稿する気はなかったのですけど・・
去年から起業してから映画館に行けるような時間も予算もなく。
ただひたすらという感じでしたが
この度、Amazonプライムにて『ゴジラ-1.0』を観る機会に恵まれたのと
いろいろとそれぞれの思いのたけをぶつけてる熱い投稿の数々を読んでから
投稿せずにはいられなくて、踏み切りました。
すいません・・前置きが長くて
いろいろ分析については、もうすでに沢山の意見が出てるので、そこまではツッコみませんし・・山崎監督らしい映画だと感じたので個人的にはとても好きな映画になりました。
山崎監督作品は、「永遠のゼロ」「always3丁目の夕陽シリーズ」「ドラえもんSTAND BY
ME」なども好きで観てきたので、今更、唐突な激しい演技がとか脈絡がとか思わなくて(笑)
むしろ、その【行間】みたいなとこを個人的に埋めながら制作者の意図みたいなのも汲み取りつつ観賞するものだと思いながら楽しませてもらってたので
今回のゴジラでの「文脈が!!」みたいなのは一切、なかったです。
むしろ、これまで観てきた作品で個人的に未だにひっかかってて文脈に疑問を持ってる作品が、全然、関係ないのですけど「機動戦士ガンダムF91」と「Gのレコンギスタ」以上に破綻してると感じた作品が無いので、この二本よりはマシだなといつも、納得しております。
さて・・
脱線してしまいましたが
ホント、神木さんの演技も、というか・・個人的には、どの俳優さんもホントに大好きな方ばかりだったので、「おお!この人も出てる!!」みたいな感動がいっぱいで。
全然OKです!!
まぁ・・あの身勝手なキャラ設定はどうなんだろうなぁ~とは思ったりもしたけど
これまでの「ゴジラVSメガロ」とか「ゴジラファイナルウォーズ」みたいな破綻の仕方はなかったので、あれくらいの身勝手さは許されます(笑)
もう、ゴジラが「しぇーー!!」をやらないだけまだいいです(笑)
まぁ・・それはそれでアリなんでしょうけど
低予算とは思えないくらいの緊迫感は、ほんとに素晴らしいと思いました。
ジョーズくらいのハラハラ感でした。
あのハラハラ感が表現されてたのは、ホントに素晴らしいと思います。
人間を食べるゴジラとか、今まで観た事なかったような気がしますし
銀座で電車を咥えてどえらいことになるシーンとか・・
「まるで、ミッションインポッシブルや!」っと夫婦で声を揃えたくらいです。
あれだけ、モノがない戦後に、どうやってゴジラをやっつけるのかと思ったら
ゴジラの口に爆弾ごと戦闘機で突っ込むとか
海底に沈めて浮かべてとか・・もう、いろいろ奇想天外でめっちゃオモロイ!!
爆弾戦闘機も、山崎監督らしさ爆発。
ゴジラの頭部爆発。
あのシークエンスは、まんまジョーズを思い出しました。
最後は・・やはり!生き残ってたじゃん!!よかったねぇ~って感じで
後味もスッキリ!!ほんと、最高の娯楽映画でしたよ!!
前日に配信されてた「シャイロックの子供たち」と連続で観ましたが
ゴジラから観てたら体力を奪われてました(笑)
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