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アート・ザ・クラウンの殺戮劇。いよいよ“全米が吐いた”という第2作目。
前作で死んだ筈が、ジェイソンよろしく復活。
遺体安置所の職員を血祭りにした足で向かったのは、クリーニング屋。
血まみれの服や身体を汚れ一つないくらい綺麗に。意外と綺麗好きなアート・ザ・クラウンさん。
店内にいた客も血祭りに上げて、さ~て、今宵も殺しに行こ~っと♪︎
前作のマイルズ大虐殺から一年後のハロウィン。新たなターゲットは…
シエナとジョナサンの姉弟。
姉シエナはハロウィンの仮装パーティーの為にアマゾネスの手作りコスプレを作っている途中。弟ジョナサンはアート・ザ・クラウンの仮装をしようとしている変わり者。
ある夜シエナは、夢の中でアート・ザ・クラウンに襲われる。フレディよろしく夢の中での出来事が現実に起こり、あわや火事に…。
何故アート・ザ・クラウンの夢を…?
姉弟の死んだ父親がアート・ザ・クラウンを予知し、警告していた。
シエナはまるで信じていなかったが、ジョナサンは信じ…。
そんな姉弟にアート・ザ・クラウンの魔の手が迫る…。
全く話の無かった前作に比べると尺も延び(ホラー映画としては長尺の140分弱!)、話らしい話も展開。
父親を亡くした姉弟。母親は子供たちに手を焼く。
トラウマや新たな恐怖。
シエナとアート・ザ・クラウンの対比がホラー映画定番のファイナル・ガールと殺人鬼、または天使と悪魔のようにも捉えられるが、とりあえず小難しい事はさておき。
遺体安置所の職員に始まり、ホラーショップの店員、友人カップル、シエナたちの母親、そしてシエナとジョナサン…。関わったほとんどの人が被害に。
シエナの友人の殺し方はえげつねぇ…。
アート・ザ・クラウンの殺しのレパートリーはさらに残虐に。
でも、吐くほどだったかなぁ…? 確かにグロいっちゃあグロいけど、結構覚悟して見たんだけど、正直そこまででは…。
それに、あまりにもグロいのを延々見せられるとダレてくる。クライマックスのシエナとアート・ザ・クラウンのバトルなんて途中で飽きちゃった。
せっかくサービス満点の殺戮劇を見せてくれてるのに、ゴメンね、アート・ザ・クラウン。その代わり、ホラーショップでお金を探すリアクション、ちょっと可愛かったよ(笑)
殺戮の理由は勿論今回もナシ。
あの少女ピエロは何者…?
アート・ザ・クラウンとの闘いの中で、シエナがワンダーウーマンに覚醒…!?
一応今回も最後アート・ザ・クラウンは死ぬけど、これで惨劇が終わりではないのは分かっている。
ラストシーン。前作の惨劇を唯一生き延びたヴィクトリアが隔離されている精神病棟で出産。その子供(?)は…?
残虐さに驚くより、何でもありの展開の方こそ驚き。
アート・ザ・クラウンはおグロいのとトンデモがお好き。