REVOLUTION+1

劇場公開日:

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解説

「赤軍派 PFLP 世界戦争宣言」「略称連続射殺魔」などの監督作で知られ、元日本赤軍メンバーという経歴を持つ映画監督の足立正生が、安倍晋三元首相の銃撃事件で逮捕された山上徹也容疑者をモデルに描いた作品。「連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)」「止められるか、俺たちを」などに出演したタモト清嵐が、山上容疑者をモデルにした青年・川上哲也を演じ、主人公の川上が手製の銃で凶行に及ぶまでの人生を描く。

普通よりは裕福な家庭で、何不自由ない生活を送りながら育った川上哲也。しかし、仕事と人間関係に疲れ果てた父が自殺したことからすべては一変。兄は病に倒れ、妹は急な生活の変化に戸惑い反抗的になり、哲也自身も大学進学の道を断念せざるを得なくなる。母はすがるような思いで統一教会に入信し、父が残した財産も献金を繰り返してすべて失い、遂には自己破産をしてしまう。そのことで家族はバラバラになり、哲也はすべてを奪った元凶である統一教会への復讐を誓う。一時期、自衛隊にいたこともある哲也は、その経験をいかし、自室に閉じこもって改造拳銃を作り続けるが……。

脚本は「止められるか、俺たちを」の井上淳一と足立の共作。2022年7月8日に安倍元首相が銃撃されて死亡する事件が発生し、それからわずかな期間で脚本執筆から撮影、編集などが行われ、9月27日の日本武道館で行われた安倍元首相の国葬の日には、未完成版ながらも緊急上映されて大きな話題となった。2022年12月24日から完成版が一部劇場で先行上映、23年3月11日から全国順次公開。

2022年製作/75分/G/日本
配給:太秦
劇場公開日:2023年3月11日

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映画レビュー

4.0驚愕

2023年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

父親が飛び降り自殺、兄は縊死。母は宗教団体にのめり込み自己破産。そんな家庭にいたら、精神状態を保つだけでもどれだけ大変だろうと、映画を見終わって1日経ってようやく思い至るほどに、私もこの国の「自己責任」風潮に頭をやられているんだな、と反省しつつ。
この映画を(国葬までに)撮らずにおれなかった監督の切なる想いを考える時、ここまで人に寄り添える熱い人がいるのだということ、ご高齢(失礼)であるにもかかわらず、まるで新進気鋭の監督のようなエネルギーを持って映画を撮られたことに、驚愕しました。
出来の良し悪しといった評価をこの映画に与えるのは、監督の望みではないと感じます。ただただ私は監督がこの映画を撮ったということの意義深さを噛み締めています。
この映画をわずか八日間で撮りあげた監督とスタッフ、俳優の皆さんに、心から尊敬の念を送りたく思います。

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Hime-taro

3.5たった1人世界の外で20年

2023年4月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

 2022年7月8日に大和西大寺駅で起きた安倍晋三銃撃事件は、もはや忘れ去られたように思います。あの日からしばらく、日本を覆った緊張感はやがて、菅義偉の訥々とした語り、統一教会に対し積極的に発言するひろゆき、エリザベス女王の国葬と安倍元首相の国葬儀、12月には救済に関する新法ができて、それからなんでしょうか、フィリピンの特殊詐欺グループの話が続いたかと思えば侍ジャパンのバットで世間はリセットされましたね。アントニオ猪木、松本零士、坂本龍一、コンチネンタルホテルのフロントマンが亡くなり、宮台真司は暴漢にめった刺しされた挙げ句犯人は自殺しまたが、侍ジャパンのバットでリセットされました。まだまだいろいろありましたけどね、岸田の必勝しゃもじとか。
 当然ですが山上徹也に取材することはできないので、作り手の想像力によるところは大きいと思います。私の勝手に考えていた人物像とはまた違う感じであり、映画としてわかるようにするための嘘だとしても、首をかしげつつなるほどなと思った次第です。
 まず犯行の前に妹や隣人に犯行予告をしたことはイメージと違いました。自分の行いを誰か止めてくれ、てのは復讐劇でよくありますね。内心本当はそんなことをしても何にもならないとわかっているのに的な。
 けど山上の20年間にのぼる苦しみを思えば、その程度の自己分裂ではないと思うのです。例えば誰かの胸で思いっきり泣けばガスが抜けるようなものではなかった、実際劇中でも。まだ誰かと通じあい幸せになれるかもという期待、誰か止めてくれよとすがる微かな期待は完全に失われた闇のなかにいたと思います。
 誰かに声を荒げたり、ブルーハーツの一節を歌ったり、そんなことは彼にはできなかったのではないでしょうか。
 世界はいろんな空模様がある。だがその外の彼の世界はずっと雨だった。もはや別の時空で。私に言わせると、雨は飲めるし潤いをもたらすし、何より運動量をもっている。山上の世界はきっともっと、
 ただ凪のような無音の世界にいる。自分以外の世界が自分を全く意に介することなく回っている。自分はそれを外から20年も眺めている。かつて幼い頃入れてもらいたかった世界に、やがて一切期待できなくなり、ただ一人世界の外で銃を自作する。そして、ここだというタイミングで放った銃弾に穿てないものはなかったでしょうね。という想像、いや、共感。

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とびこがれ

0.5激おもんない

2023年3月29日
iPhoneアプリから投稿
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金子和令

2.5現実なので骨太すぎる話

2023年3月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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北枕寝二