バビロンのレビュー・感想・評価
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たとえ俳優、女優が生涯を全うしても映画の中に生き続ける。
キャストが豪華、ストーリーもしゅうえつ。
映画の進化とスターの浮き沈み、製作側からみた苦労などを浮き彫りにしてくれる作品。
三時間作品とはいえ、ストーリーにのまれあっという間の出来事で、素晴らしい作品で鑑賞できました。
素晴らしい作品をありがとう!ハリウッド。
ハリウッド版『カメラを止めるな』(打ち上げあり)
現場あるあるの物量、規模はハリウッド版『カメラを止めるな』
(打ち上げがハンパねーー)
とも言えなくもない。
さまざまな作品で描かれてきた、
社会、時代のアップデートの変革期に翻弄される登場人物たち。
サイレントからトーキーへ。
うまく適応していくジャックと、
適応どころか自由過ぎて、
ルールも守れないネリー。
その狭間の主人公マニー。
マニーはチャゼル本人の、
悩みや映画に対するスタンスも、
反映されているのかもしれない。
コンプライアンス等、
現場での周りの理不尽さ、
一歩先のアイデアなんて理解されないのは、
現場あるある。
映画にしたい事、
撮りたい事なんて、
ギャングの城の地下のように、
現代では映画にできない事ばかり。
トランペッターの顔に靴墨を塗る背景(当時は白人が顔に靴墨を塗ってパフォーマンスしていた。それにしてもアフリカ系の人に靴墨塗る!?ありえねー!これもコンプライアンス!って言われたんだろう。チャゼルはこのおかしなシーンをカットしないで、あえて残したのでは?)
象からの、豚への◯◯、
ネリーが発射する大量の吐瀉等、
観客が悲鳴をあげればあげるほど、
汚物から目を背ければ背けるほど、
大量の汚物が腹に溜まったチャゼルはスッキリするのだろう。
そんな言いたい事の数々を、
現場あるある風に数々の作品へのオマージュと共に無いようである物語は進んでいく。
ワンスアポンのハリウッド、
反コンプライアンスへの挑戦はソドム、
グッドモーニングバビロン、
スパイディーの顔の白塗りはベニスに死すか、、、
カメラを止めるな、、
そして・・・。
just singin' singin' in the rain
現実の周囲からの、
汚物の雨霰に降られながら、
時計じかけの、、、
いや、
キューブリックへのオマージュ、
そして、
ザッツ・エンタテインメント、
への、
リスペクトなのかもしれない。
薄い酒池肉林の表面だけはカメラに収めても、
酒の池の底に澱む人間の業や、
肉林の皮膚に蠢く匂いのようなものを、
描けない、
ハーバード出のボンボンが、
社会や時代にそんなに興味もなく、
MCUやDCEUのような凡庸な(ジャック曰く)作品(音楽やリズムでごまかせない、緻密なイメージ、技術が必要)のオファーにも乗れない、PTアンダーソンや、イニャリトゥのようになりたくない現状への嘆き。
それはまるで、
イニャリトゥにとって、
バルドが、
偽りの記録と一握りの真実であるように、
バビロンは、
チャゼルにとって、
偽りの記録と一握りの真実なのかもしれない。
以下鰐足、、、蛇足。
50年後、100年後を意識して、
映画の神様原理主義に走るか、
そこはジャックのようにならないよう、
ブラッド・ピットと、
よく話し合って、
『アリゲーター』とか
撮るのはどうだろう。
大傑作を期待!
アリゲーターなめんなよ。
噛まれるのはもっといや。
冒頭に出てた、
権利処理の関係で一部字幕無し、
というのは珍しい。
おそらく、
singin' in the rain。
作品自体はパブリックドメインなのに、
日本語訳が権利発生するかもしれない、、、
問題。
権利元がMGMのみで、
明らかだと権利処理すれば良い。
一般的に、こういうケースは、
権利元が不明とか、
権利元は明快だがグレーな組織とか、
契約書を交わしてないとか、
手が出せない問題が多い。
今回は、
パブリックドメインで、
作詞家との契約が不明、
作曲家とは問題なし?
やっぱりアリゲーター!
下品なハリウッド讃歌ムービー
感想
・物語構成
ハリウッド黄金期とされる1920年代を、映画のスター俳優ジャック、田舎出身の新人女優ネリー、ジャックのアシスタントであるマニーの主に3人の視点で描く群像劇構成。
各登場人物が時代の流れに振り回せれ、キャリア的大成功から陥落するまでの一連の流れを魅せる物語はラ・ラ・ランド味を少し感じた。
総合的に上映時間が長い⁈事以外ではエンタメ映画として楽しかった。
しかし、予告編では気づけなかった下品な要素の数々に未だに困惑している。生物の排泄、性描写(不自然なモザイク...)、嘔吐(長尺)、スプラッター、薬物接種etcなどR15の限界に挑む
"汚い"描写の連続に戸惑い、精神的に疲れた。
よって、『気軽にハリウッド成功物語!』程度の軽いイメージで観ようとしている方は、事前の覚悟が必要だと感じた。
・演技
実力派のハリウッドスターが勢揃いした作品なので、演技力は流石の実力だった。
特にジャックは、ラストの観客と感覚がリンクするシーンの自然な演技が素晴らしかった。
個人的にはマーゴット・ロビーさんが好きなので、今作の『ウルフ・オブ・ウォール・ストリート』×『ワンス・アポン・ア・タイム イン・ハリウッド』の様な天真爛漫だが、芯の強い女性という力強さを感じられる役柄を見事に演じられる様に脱帽だった。
・音楽
ラ・ラ・ランドの監督作品だったので、劇中BGMが常にお洒落でかっこよかった。特に序盤のパーティーシーンで流れるドラムメインの楽曲は疾走感があって好みだった。
総評
フィルムの中での綺麗なイメージを破壊する、現実の汚さ連発のお下品ハリウッド讃歌映画。
ハリウッドスター、アカデミー監督が集結していたので、作品全体通して華やかなイメージをもった。
デイミアン・チャゼルが「ニューシネマパラダイス」を撮ったら、こうなった。的な。
「サイレント」から「トーキー」への変遷期モノです。「Babylon」は「神の門 → パラマウントのゲート」を指しているのか、「混乱」という聖書の解釈からのタイトルなのかは不明ですが。どっちも合ってるよなぁ、って思います。
冒頭の、乱痴気パーティー・シーンの迫力ですよ。ものすごい数の人物が動き回るセットの中で、更に動き回るマニーとネリーと、それを追いかけるカメラ。混乱の中を、流れるように、人の合間を縫うように移動するマニー。これ、どういう演出?どうやって撮った?って驚かされます。
チャゼルらしい、ち密な作りこみはさすがだよ、って感じるし、物語にも惹き込まれる部分はあるんです。満足度も高いです。というか、シンプルに面白いです。なんといっても、金かかってるし、超豪華キャストだし。
でも、なんか、物足りなさがあるんですよ。
まぁ。あれですかね。オチが、というかラストが「ニューシネマパラダイス」過ぎだからでしょうか。設定が「雨に歌えば」過ぎだからでしょうか。またまたハリウッドでブラピとマーゴットだからでしょうか。なんか上手く言えないw
とにかく、見て損はないハリウッド大作、ではあると思いましたが。
やっぱり、ワタクシ的には、安っぽさや駄目さの残るチャンガラ映画が好きみたいです。
いずれにしても、この作品のマーゴットは最高です。マーゴットの演じるシーンの演出も最高です。暗闇に消えていくネリーのシーンなんて、最高すぎます。
良かった。
けど、期待値以上でも以下でもないと言う。
この内容で、優等生的な終わり方が物足りなかったりするけれど。
と。
物足りなさの理由が分かったわw
もしやアカデミー賞への当てつけ?
ラ・ラ・ランドでハリウッドに媚びたが作品賞を逃した監督がまたハリウッドの映画かと思わせられますが、ハリウッドドリームを見せてくれたラ・ラ・ランドに対し今度はハリウッドの現実を見せてくれたとでも言おうか。
上映時間3時間越え、RRRやアバターと違ってこの手のジャンルに3時間は内容が相当面白い物でないとだれてしまう。
実際劇中の主人公が映画館で寝てしまうのだが同じ気持ちである。
無声映画では売れっ子だったスターがトーキーになって落ちぶれていく、自らクソ作品と呼び、自分の落ち目を作品の所為にするがそうではない。
時代は移り変わるもので作品や演者が悪いわけでない。でもそんな作品でも映画というものは後世に伝わり、見るものを魅了する。
そしてラストには数々の映画がフラッシュバックされる。
その作品群だが、およそアカデミー賞とは無縁な作品が映し出されるように思える。
いくらクソと言われる作品や退屈で寝てしまう作品、
映画賞などにも選考されない作品でもそれらを何がしろにしてはいけないし、むしろそれらの作品の方が後世に伝わって愛されていくのでは無いかというメッセージでは無いのだろうか。
突拍子もない解釈をしてみました。
サイレントからトーキー映画に移り変わる時代の歴史が知れる映画
映画製作を夢見るマニー(ディエゴ・カルバ)、
大スターになりたいと野心を燃やす新人女優ネリー(マーゴット・ロビー)、
サイレント映画の大物俳優ジャック(ブラッド・ピット)、
ゴシップジャーナリストのエリノア(ジーン・スマート)、
ジャズトランペット奏者シドニー(ジョヴァン・アデポ)、
サイレント映画の字幕書きと夜に妖艶に歌うレディ(リー・ジュン・リー)、
ハリウッドの裏社会を仕切る大物ジェームズ(トビー・マグワイア)
他にもオリヴィア・ワイルド、キャサリン・ウォーターストン、エリック・ロバーツなど豪華キャストで贈る映画の歴史やをたくさん詰め込んだ超エンタメ大作です。
映画製作に情熱をかける人達の努力もみれる素敵な映画です。
ララランドの監督ということもあり、音楽や衣装がすごくゴージャスで違う観点からみても面白いかなと思いました。
そしてメインキャストのディエゴ・カルバ(マニー)はこの映画がハリウッドデビュー1作目となる。
是非映画好きにはみてもらいたい作品の一つです😳‼️‼️
ゴー クレイジー、ノー リグレッツ
巷では賛否両論と聞いた本作。3時間だし、期待値低めで鑑賞したのが良かったのか、個人的にはシンプルに観て損は無かったかなと思いました。ヘビとの格闘シーンとか、くどく冗長なシーンはいくつか見受けられましたが、役者の演技と重厚な音楽と、迸る熱量みたいなのがそれらを上回って退屈はしませんでした。
しかしホントにあんな狂乱してた時代があったとは。でも時代なんてそんなもので、今から振り返ったら平成もロクな時代じゃなかったなんて思ったり。
時代のうねりに呑まれていくと分かっていても、その中で刹那的に輝く人たちの快楽と哀愁は伝わりました。
ほぼ予習せずに観たので想像越えて楽しめた
舞台は1920年代、ハリウッドの黄金期と呼ばれる時代
あまり昔の映画事情は知らないので前半は学べる部分も多くあり楽しめた
と思いきや物語が進むにつれ「裏」が姿をみせ
人間の刺激を求めて行き着く先を存分に魅せてきた
マーゴットロビー本当凄い!役がマッチしててめちゃくちゃ良かったし求めていた演技をちゃんと魅せてくれました✨
いや〜でも本当この作品終始ドロドロしてました
けど全体的にみて日本で低い評価も所々見受けられますがそこまで酷評する作品ではないんじゃないかなと個人的には思います
映画愛が存分に伝わったのと1920年代のハリウッド事情や時代の移り変わりが生々しく描かれる作品です!
マーゴット嬢は凄かったわ!
ブラビも凄い役者だと思うけどマーゴットもはちゃめちゃな役をやらせたら右に出る役者さんはそう多く無いと思います。
ハリウッド黄金期、サイレント映画からトーキーへと俳優さんたちは台詞を含めた演技の変わりように大変だった様です。
日本で言えば昭和初頭の物語、米国ではすっかり文化生活に馴染んでるようでした。
映画『ラ・ラ・ランド』監督さんらしく大勢のエキストラの演技に目を向けて黄金期のハリウッドの移り変わりが伝わって面白い映画でした!
映画讃歌は人間讃歌
凄い良かったです!!オススメ!!
はちゃめちゃな乱痴気騒ぎ、人が死にまくる撮影現場。なんもかもいい加減だけど、時代を進めるエネルギーを感じたし、やがてそんな時代から取り残され醒めない夢に心を引き裂かれる無情な感じ、グッときました。
映画という夢の世界は嘘の世界、華やかであり虚しくもある。あんなに持て囃されても使い古され捨てられるし、狂乱に身を滅ぼすし、モラルもへったくれもないクソみたいな世界だけど、作り出されたシーンはとても美しくて最高な世界。
ズルくて汚くてどーしようもないのが人間だけど、それだけじゃないし、それもひっくるめて愛すべき素敵なもんだよね、という人間讃歌、映画讃歌を感じました。
栄枯盛衰な哀愁も良かった。
特にラストの映画館のとこが最高過ぎました。
人生と映画が重なって、思い出される1シーン1シーンがキラキラ輝いてて、さらに実際の映画が出てきて、僕自身の映画体験まで重なりだして、
あぁ僕のなんでもない人生も、僕にとっては映画のようだなぁと思ったり思わなんだり。
実際の映画史をもっと知っていればもしかしたら更に楽しめたかも知れないけど、最高な映画でした。
あと、マーゴットロビー素敵。
音楽も素敵。
感想書けば書くほどいっぱい出できて終わらないけど、とにかく良かったです。
最近やたらモラルにうるさい世の中な気がしますが、自分の卑しさを省みず人を叩いてばっかりいる奴はマーゴットロビンにゲロかけてもらえばいいと思います。
あんま、この映画と関係無いけど。
映画に救われたことある人にオススメです。
体感2時間20分 狂乱のハリウッド絵巻
文字で説明することが憚れる狂乱の宴にまずは圧倒される。高音で鳴り響くトランペットに合わせて全裸・半裸の男女が踊りまくり、酒・ドラッグ・セックスあらゆる欲望が吹き上がる。日本のバブル狂騒が可愛く見えてしまう。
時は1926年、狂騒の20年代の真っ只中で、繁栄に酔いしれているアメリカのエネルギーがハリウッドに押し寄せている。
IMAXで鑑賞したのは正解だった。大スクリーンと12.1chのサウンドでとんでもない狂騒ぶりが体感できる。
1920代後半は、サイレントからトーキーに移り変わっていく時代でもあり、声の演技ができない俳優は消えていくしかない。『ダウントン・アビー/新たなる時代へ』でトーキーについていけない女優の様子を見た記憶が蘇ってくる。
サイレントで栄華を極めたジャック・コンラッド役は、ブラッド・ピット。わずかなチャンスをモノにしてスターダムにのし上がっていくネリー・ラロイ役はマーゴット・ロビー。
マーゴット・ロビーの怪演ぶりを見るだけでもチケット代は回収できる。トーニャ・ハーディング、ハーレイ・クインとぶっ飛んだ女を演じてきてるが、さらに振り切ったマーゴを見せてくれる。ガラガラ蛇のシーンは、驚くやら笑うやら忙しい。ファーストテイクでOKだったのかな?
終わってみるとハリウッド栄枯盛衰物語。奢るサイレント俳優久しからず、バクチとドラッグに狂うスター女優の運命やいかに。ゴキブリのように生き残る業界人が語り部となる。
ラストはデイミアン・チャゼルのマジックが炸裂する。映画ファンにとって夢のような映像が続く続く。瞬きなんかしてられません。目をカッピラいて脳に焼き付けました。
体感2時間20分。狂乱のハリウッド絵巻でございます。
ふむふむ…なるほど
観に行こうか悩んだ末に、レビューを見て決意
冒頭〜1時間くらいはまぁまぁ楽しめたし何とかついていけた
マーゴットロビーが美しかったから
随所にクスッと笑えるポイントがあったから
カットなしの通しの撮影手法が見事だったから
音楽がやはり素晴らしかったから…
後半はあまり好きじゃない
ヒヤヒヤだったり、心臓ビクッてなったり、ありきたりなグロテスク混ざってたりで…テンションが下がってしまった
世界的に(特にアメリカ)は評価が高くても私は楽しめなかった
本当の洋画好きな博識の人にはハマる映画なのかな
結局私は、なんちゃって洋画好きな30代の日本人なんだなと改めて認識
音楽と共に、時代を駆け抜ける
音楽の疾走感とともに、彼らは時代を駆け抜けていく。音楽と映像が呼応し合い、唯一無二の、もはや無敵な作品をデイミアン・チャゼル監督始め、製作陣、キャストが完成させた。「音」が映画に吹き込まれる時、ジャックとネリーの居場所は無くなってしまった。時代に、そして映画に振り回され、取り残された。その姿は見ているのが辛くなるほど、痛々しかった。しかし、ジャスティン・ハーウィッツの音楽があることによって、その様子が「哀れみ」と感じられることなく、むしろ、1920年代を生き抜いた賞賛へと変わった。
サイレントを生きた彼らは、とにかく素晴らしかった。音のない世界は、騒々しく、荒々しく、そしてカオスだ。しかし、あまりに自由で、刺激的で魅惑的な世界である。音がなくなると、途端に臨場感も立体感もなくなるが、そこには現実にはない、彼らにしかみれない「夢」があったはずだ。
トーキーの誕生は、彼らの人生を大きく変えたが、今作の「音楽」はその人生を美しく彩り伝説にした。映画音楽の魅力を改めて感じさせる、素晴らしい一作だ。
私には無理だった
とにかく汚すぎるシーンが多い
私は潔癖症ではないけど
吐き気がしそうだった
男性器を模したものが何度も表現され
大便、小便、精液、吐瀉物、血液、
いろんな人が被って汚物まみれになる
クスリをやり、そこら中でセックスする
生きたネズミを食べるところを見て興奮する
戦前のアメリカ映画界は本当にあんなだったの?
あれを観て面白いと言うなら
私には無理だ
それなのに
主人公4人は汚物を一切被らない
セックスシーンもない
胸も出さないお尻すら出さない
どうして?
面白いと思ったのは
前半の映画を撮っているシーン
サイレント時代は撮影中現場で静かにしなくてよかったから余計にエネルギッシュさが溢れていた
最後のジュラシックパークやアバターからの様々な映像
意味不明
面白いと言う人と
面白くないと言う人にわかれているそうだ
それはそれで興味深い
豪華絢爛なカオス
ハリウッドで名を馳せようとする者とスター俳優。
それぞれの栄光と転落を描いた作品なんだけど、想像以上に好き嫌い分かれそう。
当時はそうだったと言われれば言い返せないが、想像以上に下品でビックリ🫢
でも、豪華絢爛な狂乱は見応えあるし、3時間の中にど迫力展開盛りだくさんだったから退屈せず観ることができた。
サイレントからトーキーに切り替わりによってのしあがるものもいれば、淘汰されていく者もいる。
アーティストを想起させられたが、今作はきれいに纏めず
かなりゴリ押し。最後急に感動展開来たがそこは合わなかった。
変化していく業界を望んではいるが、変化についていけない…その悲哀をプラピは見事に表現していた。
マーゴットロビーのどうしようもない、イカれ具合は嫌悪感凄いがハマり役。
ディエゴ・カルバは存じていなかった。二人に振り回される弱々しい感じも、のし上がってビジネスファーストな冷酷さも上手く演じていて主役の一人としてちゃんと張れていた。
ここまで映画への愛を語った作品を私は知らない。
個人評価:4.3
ラ・ラ・ランドと同様に、冒頭シーンで心を鷲掴みにされた。あの酒池肉林なカオス。獣の様なマーゴット・ロビーの舞。今までのデミアン作品では見られなかった、ハードで泥臭い物語が今始まろうとしているのだ。
監督の映画への愛が溢れんばかりに詰め込まれ、ラ・ラ・ランド以上に雨に唄えばへの敬愛が込められている。タランティーノがワンハリでハリウッド映画への愛を語った様に、本作ではデミアン風にハリウッドへの愛と讃歌が込められている。
ジャスティン・ハーウィッツの音楽は今回も素晴らしく、鑑賞後もあのリズムとメロディーが頭から離れない。
今回も十八番の夢追い人の男女を描く構図に加え、ここまで映画への愛を語った作品を私は知らない。
映画の持つ力を信じさせてくれる
無声映画から発声映画への移り変わりとともに、夢の実現に向けて邁進する人々の話。
3時間という長さは感じない。
それは、全てのシーンに重厚感があり当時の活気、圧力を感じさせてくれるからではないかと思った。
映画の持つ力や夢について
作中幾度となく、様々な登場人物からも触れていることが印象的であり
監督、スタッフすべてが映画の持つ力を信じてこの作品を作ったことがはっきりと感じられた。
自分が映画が好きであることを全肯定してくれる作品であった。
全385件中、261~280件目を表示