正欲のレビュー・感想・評価
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普通って何だ
本作の力か原作の力か知らんけどラストセリフの破壊力よ。
普通・・?
知るか!お前らの世界の定規だろ、便利な言葉で殴んなよ。
俺も人生でちょっと思ってたヤツだ、普通って定義の雑な乱用、普通はコレでアレだぞお前は異常だ!
マイノリティコミュニティで小さな幸せ育んでくたら、その中の1人が違法行為。
犯罪者の部屋から趣味のコンテンツが見つかった、どうせお前らも同罪だろ!犯罪者予備軍だ、
弾圧するぞ迫害するぞ。
80年代アニヲタが食らったらヤツじゃ無いか、別にアニヲタはロリコンじゃ無いし、スプラッタホラー好きが殺人予備軍じゃ無いぞ。
と俺はヲタクとして心当たりに受け取ったんだけど、ヲタはヲタでマジョリティ差別してんのよ、カラオケとか行ったらアホ丸出しにアニソンとか熱唱すんだけど、「普通の歌」とか言って歌謡ヒットソング歌い出すヲタあるあるとか。
マイノリティも集団になれば同じ事やんの。
ここ数年映画が趣味になったり、地下アイドルとか、AMラジオの話とか挟むと「お前はサブカルだ」とか言われて、はあ??
とか思ったりしてる。
サブカルとか知らねーし。
マイノリティの中でも上下のマイノリティを作って区別したがるんだな。
ざけんな!俺はゴリゴリのヲタクだわ!
俺の普通はコレだよ。
痛烈な一言に心打たれる
朝井リョウ原作として話が面白いだろうとは思っていたので、一定安心して観られる。
普段の何気ない人間関係から間接的に社会を描く流れはどれも好み。
観客がステレオタイプなのか、変わってる側なのかで作品への入り方が異なってくる。自分はステレオタイプに近いので、最初は稲垣吾郎に肩入れはしてしまう。作品として、個性とか自分らしく、という言葉を多用して違和感を植え付けることで、どちらかに偏ってもいないので、途中まではぱっとしない映画にはなっている。
ただ、そのぱっとしなさが後半へのカタルシスへとつながってくる。
カタルシスを導くのはガッキーの言葉の数々。
ガッキーをみるのは久々で、地味になったなーと思ったらそういう役。地味な役柄から変わっていくグラデーションはさすが。
磯村勇斗とのシーンはどれも魅力的なシーン。
それぞれ独立した舞台がつながっていく展開。なかば無理やりなつなぎではあったので、少し冷めてしまったし、わかりやすくつけたような音楽も短絡的である。
ただ、つながった先にある、最後の一言は、この映画の2時間の物語と俳優陣の顔が思い浮かび、心打たれた。
2023年劇場鑑賞105本目
泉下のあの方にも見せたい作品
本当は★5つをつけたいが、半分欠ける理由は最後に。
毎度の映画鑑賞の習いどおり、ほとんど事前知識を得ずに映画館へ。本当は、スコセッシ監督、ディカプリオ主演の「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」を見たかったが、微妙に時間が合わなかったので、当日封切りの本作を見た。
その日の産経新聞の映画評で取り上げていたので、ちょっと気になったのも見に行った理由。
冒頭、女がひとりで回転寿司を食べる。美人なんだろうが、髪の毛がベタッとしていて疲れている風。確かガッキー(新垣結衣)が出演しているはず。似ているけど、彼女こんな感じじゃないだろう…と違和感。ガッキーといえば、やはり「逃げ恥」ほか、明るい美人、時に清楚…高身長、モデル体型。憂いがありながらもキラキラ感もというイメージ。
疲れてひとり回転寿司はないだろう。
しかし、だんだん話が進むと、この女がガッキー以外の誰でもないことが分かる。
そして、昔の映画記事の表現を使えば、なかなかの体当たりの演技だ。
あらすじなどは他に譲るが、出演俳優の名前と顔が一致するのはガッキー以外では、ゴローちゃん、稲垣吾郎だけ。
僕にとっては、無名に近い俳優がそれぞれ存在感を発揮し、この映画のテーマであるらしい「多様性」を掘り下げていく。
テーマと、俳優の熱演、サスペンスの味付けも効いた脚本と演出があいまってなかなか出来のよい作品。
描かれてい場面に、男子小児性愛に触れた部分がある。これについては、ネタバレになるせいもあるためか、ほとんどの媒体が触れていない。
そんなことは一切知らずに見て、本当にびっくりした。
元ジャニーズタレントの稲垣が、その事件を調べる立場にいる!
かなり「それ」についての描写も生々しく、映画宣伝的にはグッドタイミングのはず。
泉下のジャニーさんは、どう受け取るかが気になってしまった。
ネットで調べると、その点については、夕刊フジのサイト「zakzak」が既に10月に指摘していた。10日に発行された新聞各紙(一般紙)の映画評でもかなり褒められた作品だが、その点(男子小児性愛)にストレートに触れた評はなく、なんとも腰抜けぶり!!
先週、やはり封切り当日に見たゴジラに続いて満点をつけたい、と思うのだが。
見終わって買ったパンフレット(1000円税込み)がいただけない。
売り場のスタッフに「こんなにペラペラで1000円かい?」と訴えたら、「ですよね、せいぜい880円です」と言っていた。
それで、マイナス★半分ですよ。
でも、映画は必見の1本。
高いクオリティを持ち、まったく違うテーストの秀作、ゴジラと「正欲」が同時期に公開されるなんて日本映画、捨てたもんじゃない。
本来は地味な映画で客も来そうにない印象だが、先のスタッフによれば、「ゴローちゃん目当てで結構入りはいい」とのこと。
東京・城東地区のシネコンで鑑賞したが、平日昼下がり、入りはパラパラで男性が多かった印象。今後に期待。
生き延びるために、手を組みませんか?
近年「生きる」というテーマで作品を発表している朝井リョウ先生。
本作の原作となった同名小説は、1年前位に読みました。
まず、この物語は皆が目にして
「共感」出来る作品ではないし、そもそも共感が目的ではないのかもしれないです。
「マジョリティ側の人間が、マイノリティを理解する」って、よく考えると、それこそ上から目線ですよね。
そこを突きつけられたんです。
どんどん増えるアルファベット。
LGBTQIA+
人間なんて100人いたら、嗜好も性癖も全て違って当然だ。と、思っていた私でしたが、そこにも当てはまらない、私なんかでは到底理解の及ばない所にいる人々の存在を知りました。
お互い理解し合えるような関係を築けるのが理想だけど、
中途半端に理解して、わかったフリはやめなくてはと思いしりました。
(性犯罪は勿論論外です)
そして、原作ありきだと、長い物語の中で、どこをピックアップしていくかが重要だと思うのですが、本作は映画で伝えたい事を上手に切り取って、つなぎ合わせていたと思います。
朝井先生お得意の群像劇。
様々な人物が交錯して、クライマックスにむけての見せ方がお見事でした。
夏月(ガッキー)が佳道(磯村君)と擬似セックスしながら抱き合う時の
セリフが印象的でした。
「どうしよう。もう1人で生きてた時間に戻れないかも」
誰か1人でも自分を理解してくれる他者がいて、心が繋がる事が出来た時の安心感や自己肯定感って、マイノリティもマジョリティもないのにね。。
小説で上手く理解出来なかった部分が、本作で少し補完出来た気がしました。
まぁ、ケチをつけようと思えばありますが、それに勝る衝撃と余韻に包まれました。
エンディング曲も良かったです!!
レイトショーで終わりが23時過ぎだったのですが、歩いて帰りたい気分になりました。
車だったので仕方なく窓全開で帰りました。
1人で余韻を噛みしめたい作品。
ガッキー新境地!おでこの吹き出物も敢えてかな?
磯村君は安定安心◎
チャレンジングな役が続きますが、様々な顔を見せてくれますね。
(ちょい渇水かぶりw)
佐藤寛太君。目力が!ダンスもすばらしま!
吾郎ちゃんは吾郎ちゃん。
彼が少年性犯罪を扱う作品をやるなんてビックリです。
俳優さんみなさん達者でした♪
⚪︎おまけ⚪︎
あるシーンのロケ地が近所で驚いた。
生ガッキーチャンス逃す( ; ; )
良い映画を観れました。
ガッキーを期待したが、、、(>_<)
ガッキーは、個人的には、大好きですが役者としての技量は、相変わらずウーン(>_<) 磯村くんは、良かった。東野絢香は、役にはまりすぎて怖かった。吾郎ちゃんも相変わらず演技、、残ねーん。
キャスティングもっとなんとかできまと思いますけど!!!技量の高い役者とのコンビネーションを工夫した方が良いと思った。今回のメインテーマ、多様性だなんだかんだ最近取り上げられてるが、相互理解すれば済む話、、価値観の押し付け、基本、押し付けたい奴がマウント取りたいだけだと思う。所詮、価値観は、千差万別だし、理解しあう努力は、いるよね。犯罪に関する点は、許容できないが、、(>_<)
対立に終わるのではなく、対話による相互尊重への移行に
自閉症者が水にこだわりがある様子はみたことがあるけれども、そのような特性ではなく、フェティシズムとして好む人々がいるということなのだろうか。異性愛者ではなく、偽装結婚までして隠して生きていかないといけないほどのことなのだろうか。新垣結衣氏が演じた「逃げ恥」も偽装だったけれど、異性愛に移行していた。本作ではそうはならなかった。噴水や水飲み場の水を浴びたりするのは社会的にも許容されるけれども、蛇口を盗んだり、ブロックをぶつけて破裂させるのは犯罪行為となるので、止めてほしい。裏切られたと思って、相手の家の窓ガラスを割ったり、自殺未遂をするのも、賛同できない。
セクシュアルマイノリティのパレードをみて少子化に拍車がかかると誤解する年代の人々は、今も確かにいるけれども、30歳くらいの同世代で、結婚しないことに干渉したりする風潮は減っていると思う。余計なお世話だという感じ方が普通になっていると言えよう。
不登校の子どもが社会参加のために動画投稿に活路を見出し、母親が夢中になり過ぎ、父親が非協力的なときに、決裂してしまうのは、極端過ぎると思う。犯罪的な部分について母親に理解してほしいというのは無理からぬところだろう。本作では動画投稿の問題での家庭分解だったが、反社会的な宗教の場合でも、検事の父親の常識的判断が非難の対象になるのだろうか。本作のように無害な宗教であったとしても、『星の子』や『カリスマ』のように、偏見に晒され、偏見を受ける立場でともに生きる覚悟を求められるという描き方もあるのだろう。対立に終わるのではなく、対話による相互尊重への移行は必要であろう。「耳ざわりがいい」という表現は、私にとっては心地良くないものである。
やんわり
原作を読んだとき心が震えました
今まで知らなかった、気付けなかったことにたくさん気付かされ
目を開かれた気がしました
映画はその切なく繊細な世界観を丁寧に表現していて
俳優陣の表現一つ一つが心に染みました
吾郎さんの狂気を孕んでいるマジョリティーの感じが良かった
普通であること、正しいことを自信満々に言っているが
徐々にその価値観では説明できないことに出会い
家族もうまくいかなくなって
疑問を抱きながら少しずつ壊れていく過程がゾクゾクした
東野さんも印象的だった八重子がそこに存在していて驚いた
LGBTQの方々の気持ちに目が向いたのですら最近です
ミッドナイトスワンで衝撃を受け、
LGBTQという言葉が話題に上るようになり、
さらにもっとたくさんの視点があるのだと気付いてきました
少しずつ世の中も変わってきています
深く詮索しなくても理解できなくてもいいけど
いろいろあるとみんながやんわり知っている感じがいいと思います
参りました❗️本当に色々と考えさせられました
参りました🙏🏻
素晴らしい出来に平伏しております。
数年前、あの朝井リョウさんの新作ということで期待の大きかった原作ですが、面白くないな、という印象しか残らなくて内容もすっかり忘れてました。
(そもそも、面白さで感じようとしてた自分が浅過ぎたのかもしれません)
映画が進むに連れて内容も蘇ってきました。
そして、こんなに深くて重かったのか、と自分を恥じることとなりました。
もちろん、脚本、演出、俳優陣の、この映画に込める気持ちの一体感の成せる技。それが一番の要因なのかもしれません。
稲垣吾郎さんは、我々一般大衆の常識🟰正しさと信じて疑わない〝愚昧な部分〟を一身に背負って演じ切りました。いわば、ひとりで人間の原罪を背負ってくれたイエスのような存在。
常識というのは、よくよく考えたら、そういうものだと考える人が多い、というだけのことで、〝正しさ〟を担保するものなんて何もない。
広告や宣伝でも〝常識を疑え〟というキャッチコピーはよく見るのに、本気で常識を疑ってる人は現実社会では少数派。
今や、各種ハラスメントやLGBTQへの配慮や寄り添いが〝常識〟となりましたが、それ以外への(性的)指向についてはまだ常識化していない。
と書いてるうちに、もしかして、常識にも一般大衆への浸透度合いによる序列が生じやしないか?という疑問が浮かびました。
(以下は、極めて個人的な、ということは、極めて非論理的で情緒的にも未成熟な見解です。不愉快に思われる方がいらしたら率直にお詫び申し上げます。)
〝理解されないことによって生じる孤高の精神〟にはある種の高潔さを感じる。
一方で、常識の範疇に入ることについて、〝大衆への迎合〟みたいな、どこか割り切れない心地悪さもあったりする。
少数派で世間からの理解が広まっていない時には、常識派からも一定の支援や応援が得られるが、常識として認知されると、根強く残る差別的な待遇にも自己責任で頑張ってね、と割りと簡単に突き放されるようなことになりはしないか。
ふざけ半分に聞こえるかもしれませんが、〝水〟があるのなら、〝火〟のフェチもある(もしかしたら放火魔というのもそれかもしれない)。排気ガスフェチとか加齢臭フェチとかの性的指向だってあるんじゃなかろうか。
とっ散らかってしまったけれど、色々と考えさせられる映画であることは間違いありません。
肝心なところにリアリティが感じられなかったのは残念としか言いようがない
最初は、地味で、暗くて、無愛想な新垣結衣はうまくいくのだろうかと危惧したが、思いの外、違和感なく受け入れることができた。後半の契約結婚は、「逃げるは恥だが役に立つ」を彷彿とさせるが、理解し合える人と一緒に暮らす時の幸せそうな彼女の表情には、やはりホッとさせられた。
それにしても、タイトルの「正欲」は、その響きから、てっきり「性欲」と絡めているのかと思ったが、2人は、単に「水」に魅力を感じているだけで、性的な興奮を感じる訳ではないし、ましてや、恋愛感情も性的な欲求もないということには、少なからず違和感を覚えてしまった。
もし、それが本当ならば、人に隠さなければならないような恥ずかしい嗜好ではないだろうし、「明日まで生きていたくない」と思ったり、「朝起きたら違う人間になっていることを願う」ようなことでもないと思えるのである。
それから、男性恐怖症の女子大生が、どうして水フェチの男子大学生だけには拒絶反応が出ず、彼を好きになってしまったのかもよく分からない。
そういうものなのだと言われれば、そうなのかもしれないが、かえってフェティシズムや不安障碍を歪曲しているようにも思えるのである。
それから、まったく証拠がないのに、小児性愛者として逮捕され、検察の取り調べを受けるということも、現実ではあり得ないだろう。被疑者となった夫やその妻が、自分たちが「単なる」水フェチであるということを、堂々と主張しないことにも歯がゆさを感じてしまった。いくら、「どうせ理解してもらえないだろう」という諦めがあったとしても、犯罪者に仕立てられようとしているあの場面で隠すようなこととは、どうしても思えないのである。
人と違うことに負い目を感じ、生きづらさや疎外感を持って社会生活を送っている人々の孤独と、共通の価値観を持ち、互いに分かり合える人と繋がることの素晴らしさを実感することができる映画だっただけに、そうした描写にリアリティが感じられなかったのは、残念としか言いようがない。
ダイバーシティってお台場のことかと
ガッキーの無表情最強無敵。
ドアミラーの顔の恐ろしさ。
ゴローちゃん、夕飯がレトルトカレー、オムライス。他のおかずなし。それを普通に食べるゴローちゃん。
あれ?私がおかしいの?
奥さんヤバいでしょ。
息子が不登校だからって。
不登校ネット配信て。
世にも珍しいフェチが同じ学校に2人。これだけで奇跡だと思う。
ダンスパフォーマンスは素晴らしい。でも所詮当事者抜きのパフォーマンスなんだよね。
わーわー言ってる人間だけが目立つけど、そうじゃない。
水フェチは生きづらい?
確かに少数派だ。
でも生きづらいのは水フェチだけのせい?他の要素もあるだろう。
純粋な水フェチに不純物がまざったせいでとんでもないことになる。
ダイバーシティあるある。
ていうか、児童性愛も多様性じゃないの?
いや、ダメだけどね。
説明しすぎないのは良い。
良かったけど映画じゃなくても良かったかもしれない。
台詞が生きている
存在意識の中で
価値観や好み
そして考え方もマチマチ
普通に生きていけない人たちの
…生きづらさを描いている
普通に生きている人には
理解できないところもある
が……次第に
多様性を認めない普通に
どこか違んじゃない
と思ってしまう
その人たちの生きている
…ことばが心に響き刺さる
同じ価値観の人とつながりたい
という気持ちは奥底にはある
共有したい気持ち
感動する場面が…随所にあった
ラストも稲垣の啓喜に
結衣ちゃん夏月が
放った言葉にどう感じたのだろう
と思いをめぐらす
・・強い絆を持ち合わせているのは。
それぞれの俳優さん
素晴らしかったですね
想像させる演出も
原作者 朝井リョウ
何者でも斬新な切り口で
これからの今を描いていて
…興味をそそられます
自分にしか分からないこと
ストーリーは全く違うのに何故か頭の中で怪物だーれだ?が流れた。どこか同じ匂いでデジャヴ感があった。
個性とも違うその人特有のフェチの世界が描かれていて、共感はできなかったがどこか理解はできた。
自分にしか分からない事で、決して共感を誰かに求めてるわけじゃないけど理解し合えるならそれは幸せで嬉しい。人間誰しも人それぞれの形で繋がりが欲しいものと分かる。
結構、精神的な内容なので暗いドラマです。
最後はあそこで終わるんだーって、まさかのエンドロールが流れビックリ。
あんなんで共犯と見られちゃうの⁉️
怖いね。
余談
吾郎ちゃんってやっぱりあーいう役ピッタリですよね(笑)
若い時のドラマの役は違ったのに。
性的少数者
内容とは関係なく、映画を観てふと思ったことですが。
この世界には水ではなく、小児性愛者ですらなく、殺人に性的興奮を覚える「性的少数者」がいるわけですが、この映画を観た人はそういう人に対してはどういう感情を抱くのか気になりました。
そういう人たちに向かっても胸を張って貴方は生きていいって言えますか?
多様性というものはそういうものです。LGBTがどうとかいう甘っちょろいレベルじゃない。
その代表格であるところの酒◯薔薇事件の少年Aがこの映画を観たらどういう感想を述べるのかも気になりますね。
生き辛さ
LGBTQにも収まらぬ特殊な性的指向を抱える人々の生き辛さと安寧を描く。
ガッキーも磯村勇斗もとてもそうは見えないだけに、描き方には細心の注意を払っていたと思われ…
ガッキーのおでこの吹き出物もわざわざそういう生活で作った役作りなのかな、とか、ガッキーが可愛くなってしまわないように細心の注意を払っていたとも感じられる…
無理解な世間の代表として稲垣吾郎を配したのは悪くないが、ジャニーズ問題が雑音になったのも確か。なかなか難しい…
こういう視点をメジャー邦画に持ち込んだことだけでも成果かもしれないですね…
普通とは何かを問いかける映画
だったように思う。
多少、悪意ある表現になっていたが、最後まで水に性的なものを感じることが信じられなかった稲垣さんの役は、この映画での私の救いになっていた。
普通
普通って…?
自分は普通じゃないと自覚して生きづらい人
自分は普通と思って自覚していない人
普通を装っている人
映画始めは、磯村さん、ガッキー
吾郎ちゃん、異性に対してトラウマがある大学生
それぞれの生きづらい毎日の話が続き
中盤までとてもモヤモヤしました。
徐々にお互いが絡み合ってくる
話が進むにつれ
普通とは?
または、普通じゃなくてもいいね
そもそも普通って存在しないかも…
という感覚になってくる。
ある事件が更に話を複雑にするかと思いきや
各々の心に迷いから確信が見えてくる
最後にガッキーが
離婚調停中の吾郎ちゃんを
一言で黙らせるとこが良かった。
それが答えだと思いました。
スッキリしました。
是非映画館で見てください
あ〜
稚拙な文章、読んでくれた方
ありがとうございます。
「生きることへの欲求」を持つために何をすべきかを描く名作
どんな話かあまり確認せずに観に行きましたが、意外にというか、かなり良い映画でした。”普通じゃない”登場人物が入れ替わり登場し、彼らの悩みや秘め事を緩やかに見せるオムニバス形式になっていましたが、”普通じゃない”彼らの行動や思考を前にして、最初のうちは正直拒絶感がありました。それが、物語展開や人物描写、俳優陣の演技のお陰で、登場人物たちがこちらの方に歩み寄って来る感じがし、それがためにこちらにも彼らに対する共感が生まれて来るように創られていたのが、何よりも素晴らしかったと思います。
”変わった人”、”普通じゃない人”、”世間に馴染まない人”というのは、何処にでもいます。かく言う私も、他人から見ればそうした人間かも知れません。でもどうにかこうにか折り合いをつけて何とか生きて行く。それがこの映画のテーマだったのではないでしょうか。題名は「正しい欲求」と書いて「正欲」でしたが、私なりの受け止めとしては「生きることへの欲求」を描いていたように思います。それが出来ずに悲しい結末に迎える人もいる訳ですが、そうならないためにはやはり人との繋がり、共感と言ったものが必要だということであり、万人に対しても出来ることではないものの、誰かに対しては自分も出来るんじゃないかと思わせてくれました。
最も印象的だったシーンは、大学の教室における神戸八重子(東野綾香)と諸橋大也(佐藤寛太)のやり取りでした。一切心を開こうとしない大也に対し、自分の思いの全てをぶつける八重子。八重子がぶっ壊れてお仕舞いかと思いきや、薄っすらと光の見える展開に、思わず泣いてしまいました💦
また、”普通”の象徴たる検察官の寺井(稲垣吾郎)と、夫が逮捕されてしまった夏月(新垣結衣)の2度に渡るガッキー対決は、ドラマとしても最高だったし、微妙な感情を表現しきった2人の演技もアカデミー賞ものでした!
さらに、純粋かつ繊細な佐々木佳道を演じた磯村勇斗も、「月」で見せた”狂気”とは対照的な役柄を、相変わらず上手に演じていました。というか、「月」で磯村勇斗が演じた昌平も、夏月のような人に出会えていたら、ああした惨劇を起こすことはなかったんじゃないかと、作品横断的に考えた次第です。それにしても磯村勇斗こそは、最近の日本映画を名実ともに牽引していると言って過言ではないんじゃないかと率直に思えますね。
唯一気になったのは、仕事から帰宅した寺井が、食卓でネクタイを締めたまま夕食を取っているシーンがたびたびあったこと。”普通”の象徴である寺井の行動なので、このシーンにも意味を持たせているのでしょうが、家に帰ったらまずはスーツを脱ぎ、ネクタイを外し、Yシャツも脱いで家着に着替えるのが”普通”なんじゃないかと思うんだけど、どうなんでしょう。昔からネクタイを締めて家の食卓で食事をするシーンをちょくちょく観ますけど、こんな人おらんでしょと思うのは私だけでしょうか?
そんな訳で、最後にネクタイに対する敵愾心を曝け出してしまいましたが、それを除けば物語、演技、映像ともに、非常に素晴らしい出来栄えの作品でしたので、評価は★4.5とします。
机上の空論‼️
映画なのか原作からなのか、この映画には大きな間違いが二つある。
まず、水フェチは生きる上で、なんの問題もないし、あかしても指弾される可能性は無い。
磯村くんは生きる気力が無く、ガツキーを含めて、他人に関心が無いのが問題なのだ。
少年偏愛指向は、殺人に等しい犯罪であり、性指向の一つに含めるものでは無いない。
もう一つ大きな問題は、まともな捜査なら磯村くんが逮捕送検されることは無い。
ライン、メール、等や、SNSから、少年偏愛指向の者と間違えられる事はあり得ない。
だから、正欲などと議論する内容では無いのだ。
水フェチは、水を盗まない限り、良いんじゃ無いか。
ただし、磯村くんは水のクラシアンのCMに出てるので、大いに笑わせられた。
ガツキーは徹夜で栗をむいているそうだが、源くんとの暮らしは映画みたいなのかな。
暇なら、どうぞ。
ダイバーシティの大安売り
多様性を観客に押し付けてる感じがして、あまり好きになれないSTORYでした。
一番ビックリしたのは
検事の旦那が帰宅してもレンチン飯しか出さない奥さんには驚きました。
まだレンチンしてくれるだけましか。
自分でやらないより良いってか。
散らかった部屋を見て、苦言一つ言わない旦那も多様性の象徴なんかな。
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