少女は卒業しない

劇場公開日:

少女は卒業しない

解説

直木賞作家・朝井リョウの連作短編小説を原作に、廃校前の高校を舞台に4人の少女の卒業式までの2日間を描いた青春恋愛映画。

廃校を控え、校舎の取り壊しが決まっている高校。進学のため上京するバスケ部長・後藤由貴は、地元に残る恋人・寺田との関係が気まずくなっていた。軽音楽部長の神田杏子は、幼なじみの森崎に思いを寄せている。クラスになじめず図書室に通う作田詩織は、図書室の管理をする坂口先生に淡い恋心を抱いている。そして卒業生代表の答辞を務める山城まなみは、ある思いを恋人に伝えられずにいた。

「サマーフィルムにのって」の河合優実がまなみ役で映画初主演を務め、「アルプススタンドのはしの方」の小野莉奈、「ヤクザと家族 The Family」の小宮山莉渚、「かそけきサンカヨウ」の中井友望が共演。短編「カランコエの花」で高く評価された中川駿が監督・脚本を手がけた。

2023年製作/120分/G/日本
配給:クロックワークス
劇場公開日:2023年2月23日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15

(C)朝井リョウ/集英社・2023 映画「少女は卒業しない」製作委員会

映画レビュー

5.0あんな先生ずるすぎる、忘れられないよ

2024年11月18日
iPhoneアプリから投稿

女のコなら誰でも、4人の誰かしらに共感してしまうのではないか。

やっぱり、先生には特別な感情が芽生えるよね。

図書室の優しい雰囲気の先生。存在感がないせいか、皆は気付いていない、だけど、実は結構かっこいい。私だけが気付いている。

役者はかなりのイケメンが演じていたが、多分彼女からそう見えていただけで、現実はそこまでかっこよくないと思う。

でも、それでも、やっぱり彼女の目にはかっこよく映るのだ。
高校生にとって、学校は全てである。そんな場所に居場所がないこと、行く意味を見いだせないことは、きっとものすごく辛いはずだ。そんな彼女を理解し、肯定し、理由になってくれる存在がいたら、どれだけありがたいか。

学生時代の自分を重ね合わさずにはいられない。大人になった今、むしろ先生と学生の恋なんて犯罪としか思えないし、未熟な高校生の恋心なんて、と自然に価値観が変化していったけれど、このくらいなら許してあげたいという気持ちが出てきてしまう。

性愛とか純愛とかそういうのどうでも良くて、やっぱり女子学生にとって、先生が唯一無二の絶対的な存在であることは、有り得るのだ。

あの先生は本当にずるいと思う。彼女は、先生のアドバイスで前に進めたわけだし、多分、先生も学生時代の自分を救うつもりで、彼女を通して自分を見ており、学生時代の自分🟰彼女が最後の最後勇気をだしてクラスメイトと関わったことで、彼の幼き自我は救われた、ということになる。多分、むしろ、あれは、始まりだったんだと思う。お互いに未完の部分が埋まったことで、スタート地点にたてた。なのに、卒業である。始まった途端、終わってしまうのだ。

先生は彼女が持ってきた新品の本を図書室のバーコードが着いた本と交換してくれた。そんなんされたら、一生忘れららないって!!!!!!
多分、あの本も先生がオススメしてくれた意味わかんない本なんでしょ!?残念ながら本の名前は聞いたこと無かったけど、多分海外の古典文学とかで、先生の気持ち悪い自意識とか美学とかなんかがぎっしり詰まってんだろうな。あんまり面白くないやつ。でも、そんなの関係ないんだよね、ずっと、あれだけは、少なくともあと10年くらいは捨てられないと思う。

いやーーーーーー、ズルすぎるね。

【演出とか内容について】
・とにかく、この映画は、配役が物凄くいい。そうそう!!部長ってこんな感じ!!バスケ部って!!実はかっこいいけど、まだ知られていない子って!!後輩って!こうだよねー!となる。配役が凄く合っている。

・その意味で言えば、気になったのはあの先生のメガネがオシャレすぎることだ。地味な先生が、あんなオシャレ君しか付けないような細ぶち丸メガネをかけていてはダメだ。もう少し機能性重視のものが良かったなと思う。

・河合優美最高!!!!、

コメントする (0件)
共感した! 0件)
桃子

3.0閃光少女

2024年8月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

明日のことは知らない、卒業していく彼女たちの刹那を描いた青春群像劇。カランコエと同じく終盤ずっと泣いてました。切なくて苦しくて、ちょっぴり物足りなさもあるけど、でも清々しい素敵な映画。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
大型扇風機

2.5惰性で見ました

2024年8月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

図書室の先生は良いヤツだった

コメントする (0件)
共感した! 0件)
おのもん

4.0少女たちの卒業を描く。 カーストが違い、同じ高校の同じ学年だけど互...

2024年6月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

少女たちの卒業を描く。
カーストが違い、同じ高校の同じ学年だけど互いに接触はない。でもそれぞれ確かに同じ場所で生きている。
それぞれ抱えているものがあるが、それが何かは観ていくうちに分かってくる。
それぞれに苦悩し、悲しみ、あがきながらも戦い、生きている。

ただ、家のテレビでU-NEXTで見たのですが、河合優実さんの声が小さい…!聞き取れない!
いつもボリューム25〜30でテレビ見てるのに、あまりに聞こえなくて90まで上げました。いいシーンほど声小さくて…直後に爆音バンド演奏が流れて飛び上がりそうになった。
河合優実さんの演技はその自然さが魅力で、声を張ってほしいわけではない。なのでこれは音響のバランスの問題。ウィスパーボイスのところを、聞きやすいように少し拡大してほしかった。そしてバンドの時は抑えてほしかった。
これは映画館で観たら音のメリハリが良かったんだろうけど、家で見るのは向いてなかったですね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
romi