女のコなら誰でも、4人の誰かしらに共感してしまうのではないか。
やっぱり、先生には特別な感情が芽生えるよね。
図書室の優しい雰囲気の先生。存在感がないせいか、皆は気付いていない、だけど、実は結構かっこいい。私だけが気付いている。
役者はかなりのイケメンが演じていたが、多分彼女からそう見えていただけで、現実はそこまでかっこよくないと思う。
でも、それでも、やっぱり彼女の目にはかっこよく映るのだ。
高校生にとって、学校は全てである。そんな場所に居場所がないこと、行く意味を見いだせないことは、きっとものすごく辛いはずだ。そんな彼女を理解し、肯定し、理由になってくれる存在がいたら、どれだけありがたいか。
学生時代の自分を重ね合わさずにはいられない。大人になった今、むしろ先生と学生の恋なんて犯罪としか思えないし、未熟な高校生の恋心なんて、と自然に価値観が変化していったけれど、このくらいなら許してあげたいという気持ちが出てきてしまう。
性愛とか純愛とかそういうのどうでも良くて、やっぱり女子学生にとって、先生が唯一無二の絶対的な存在であることは、有り得るのだ。
あの先生は本当にずるいと思う。彼女は、先生のアドバイスで前に進めたわけだし、多分、先生も学生時代の自分を救うつもりで、彼女を通して自分を見ており、学生時代の自分🟰彼女が最後の最後勇気をだしてクラスメイトと関わったことで、彼の幼き自我は救われた、ということになる。多分、むしろ、あれは、始まりだったんだと思う。お互いに未完の部分が埋まったことで、スタート地点にたてた。なのに、卒業である。始まった途端、終わってしまうのだ。
先生は彼女が持ってきた新品の本を図書室のバーコードが着いた本と交換してくれた。そんなんされたら、一生忘れららないって!!!!!!
多分、あの本も先生がオススメしてくれた意味わかんない本なんでしょ!?残念ながら本の名前は聞いたこと無かったけど、多分海外の古典文学とかで、先生の気持ち悪い自意識とか美学とかなんかがぎっしり詰まってんだろうな。あんまり面白くないやつ。でも、そんなの関係ないんだよね、ずっと、あれだけは、少なくともあと10年くらいは捨てられないと思う。
いやーーーーーー、ズルすぎるね。
【演出とか内容について】
・とにかく、この映画は、配役が物凄くいい。そうそう!!部長ってこんな感じ!!バスケ部って!!実はかっこいいけど、まだ知られていない子って!!後輩って!こうだよねー!となる。配役が凄く合っている。
・その意味で言えば、気になったのはあの先生のメガネがオシャレすぎることだ。地味な先生が、あんなオシャレ君しか付けないような細ぶち丸メガネをかけていてはダメだ。もう少し機能性重視のものが良かったなと思う。
・河合優美最高!!!!、