劇場公開日 2023年5月12日

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TAR ターのレビュー・感想・評価

全359件中、161~180件目を表示

4.0性別関係ない世界

2023年5月26日
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soleilヾ(´ε`○)

4.5これは傑作だった、そして好きだった、

2023年5月25日
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ケイト・ブランシェットがベルリンのオーケストラで女性初の首席指揮者となったリディア・ターを演じた。

『ブラック・スワン』のようなエキセントリックな内容を想像してたが違っていた。静かに積もっていく何か。その噴出はむしろ『ジャンヌ・ディエルマン』の感触に近いか。

オーケストラのリハーサルも、私生活のエピソードも、すべてを失った後のささやかな再生も、そのすべてが好きだった。

出ずっぱりのケイトと過ごす時間が愛おしかった。

彼女のベストと言いきれる作品だがオスカーを逃したのは不運だったなぁ。エブエブの勢いに負けた。

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エロくそチキン2

3.5「幅を広げる哲学」

2023年5月25日
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知的

今年69本目。

規格外の指揮者であるケイト・ブランシェットに奇妙な事が起こって行くお話し。昨年3月の「ナイトメア・アリー」が突出して良かったケイト・ブランシェット、冒頭の男性との対談が内容は難しいが映画に引き込まれる仕掛け。若い学生さんとの会話が自分は受け入れがたくても、とりあえず一回触れてみる、自分の幅を広げる哲学が凄い好き。

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ヨッシー

4.0権力の魔性

2023年5月25日
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知的

難しい

週刊文春の映画欄で辛口評者5人中4人が5つ星を付けていたので、気になって観に行ったが、まさかここまで難解な映画だとは思わなかった。ネットのネタバレサイトなどを読み込みようやく理解ができるようになるまで多くの時間を要した。なにしろ不親切な映画なのである。送り付けられてきた本の表紙をターはなぜ破いて捨ててしまったか、ターは足を踏み外して転んだだけで顔にあんな大ケガをするのか、ラストシーンの観客はなぜみんなコスプレをしていたのか、なんの説明もない。また、自殺したクリスタという物語のキーとなる人物はどこに出演していたのか、わからない。観賞後は疑問点ばかりだったが、それを1つ1つ解釈できてくると、実に多層的で奥深い映画ということがわかり、もう一度観てみたいという気持ちになった。
ターはクラシック界では数少ない女性指揮者であり、レズビアンを公表していてパートナーとともに養子縁組の子供を育てている。いわばマイノリティの側に位置している人間であるが、ベルリンフィルの首席指揮者という世界的な権威としてマジョリティの側で権力を行使する立場になっている。結局、マイノリティだろうと、権力の側に立ってしまえば権力に支配されるということがわかる。権力者というのは自分では高尚で倫理的な振る舞いができている人格者だと思い込んでいるが、罪に意識がなく相手を傷つけていることがある。権力の存在に気付かないのは権力者本人なのだ。
こういう権力者の横暴の物語を観ると、同じエンタメの世界で同じ同性愛者ということもあって、日本のジャニーズ事務所性加害問題が想起せずにはいられない。権力の絶頂期にはなにをやっても許されてしまっても、満つれば欠けるのが世の習いであるならば、必ずどこかで(死後であっても)しっぺ返しをくらい、人々に与えた不利益の重い代償を払わなければいけない。しかし、一度でも成功を収めた者は転んでもただでは起きず、後で再生してくることがあるのも世の習いである。

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ミカエル

2.5どう観たら良かったのだろう?

2023年5月25日
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完全に観かたを間違えました。
予告編を未見のまま、ポスターに書いてある「狂気」というワードを見て観賞したのですが、言うほど「狂気」さを感じられなくて面白くなかったです。

オーケストラ界の優秀な女性指揮者の転落を描いた話で、最初は「オーケストラの指揮者」はどういう存在か、どのように考えながら指揮を取るか等が興味深いし、その説明を講演会という形で説明していく自然さが良かったと思います。

演じたケイト・ブランシェットも素晴らしかったです。ほぼ一人劇場で長回しで演技していきながらも自然に表現されてました。特に終盤の場面は圧巻です!

ただ、前述した通り「狂気」さを求め過ぎたためかその要素をあまり感じられずに淡々と物語が進んでいくにつれて、次第に退屈に感じていきました。

あと考察が必要な場面も多いですが、いかんせん退屈に感じたためにそこまで引き込まれませんでした。

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さうすぽー。

3.5さすがのケイト・ブランシェット

2023年5月25日
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まさのり

3.5長い!

2023年5月25日
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悲しい

怖い

折角、アタマにクレジットを持って来たのに、対談長過ぎ。転落劇はどこが面白いのか、実際面白かったので余計考えさせられる。現在一番心配なのは、大谷翔平クン。

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トミー

5.0心が震えた

hさん
2023年5月25日
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自宅でのピアノからの…
オーケストラのマラ5!!
心がいろんな感情を持った。

次観たらまた違う感情なのだろう。

もっともっと、もっと
音楽も聴きたくなった。

舞台袖のラッパも気持ちいい。
アコーディオンはもう狂気。

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h

4.5創作活動の苦しみと哀しみ

2023年5月25日
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指揮者というのは音楽の感動を身振り手振りで大げさに表現するだけの人達で、別に指揮者がいなくとも演奏は成り立つのではないか・・・・等の不埒な誤解を中学生のころは思っていましたが、後で大きな誤りであることがわかり、深く頭を垂れた記憶があります。

自分の持つ音のイメージとの小さな違いを見過ごさず、それを自分のイメージに近づけるために取るコミュニケーション手段は、デジタルでシュミレーションされた合成音などではなく、指揮者の口から発せられる音のイメージを表す形容詞と発声の緩急、そして全身の動き。作曲者のイメージから惹起された指揮者のイメージ。そしてそれがが楽団員のイメージと一致した瞬間に、一つの音が創造され、それが全体の大河となって響きだす。その創作の過程はまさに神がかり的で、その神がかり的な創作の瞬間を、同時に神がかり的なケイトブランシェットが演じきっていて、鳥肌が立ちました。

妥協は許されない世界。でも、それ故にその人格には不可避的に、不要なものは切って棄てる、暴君的な攻撃性を帯びることとなります。そしてその攻撃性はやがて、自分の生きる支えとなっているものとの矛盾を抱えるようになり、そしてそれが・・・・という物語。その矛盾が彼女の人格を徐々にむしばんでゆく光景は、一部タスコフスキーやヒッチコックの作品を連想させる演出で息をのみました。

カラヤンにインスパイヤされた脚本のようですが、カラヤンにはこの映画のような結末はなかったようなので、創作でしょう。でもプライベートジェットを利用するところとか愛車(多分ポルシェ)を乗り回すところなど共通点は多いようで、創作活動のもつ一種破壊的な側面の真実と哀しみがよく抽出されているように思いました。

マーラー、エルガーなどの作品の練習風景、バッハを題材とした講義風景は圧巻で、音も素晴らしく、その音楽と物語が渾然一体となって、身体の芯を射貫かれたような印象で、いくつかのシーンでは涙が出てきました。クラシック音楽好きでなくとも楽しめると思いますが、クラシック音楽好きは多分外せない作品と思いました。そしてできることなら是非劇場で。

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pen

2.5エンターテイメントとしてブラッシュアップの余地あり

2023年5月24日
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くまくま

5.0頂点って、恐ろしい。

2023年5月24日
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怖い

頂点に登り詰めたあとの転落をまるでホラーのように恐ろしく描いた映画でした。そしてまるでフルオーケストラのように、様々なエッセンスが重なり合いひとつになったとても見応えのある映画でした。
ケイト・ブランシェットの演技が素晴らしい!カメラワークも音の演出も素晴らしい!傑作です。

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光陽

4.5ヒリヒリした焦燥感

2023年5月24日
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悲しい

楽しい

興奮

ただ純粋に音楽に向き合った彼女が、常に追いたてられてる感は、痛々しい。
狂気なんて、1ミリも感じなかった。
天賦の才能は、周りの者がサポートすれば良いだけの事。
たった1人、純粋に彼女を愛してくれた娘とも引き離されて、たどり着いた場所で、彼女の音楽人生はリスタートした。
それはとても輝いて見えたな。
ただひとつ、アコーディオンのシーンは、コントかと思った😅

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アメリカの友人

3.0ノエミ・メルラン不発でした

2023年5月24日
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カールⅢ世

5.0とにかくケイト・ブランシェット

2023年5月24日
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alias

4.5ケイト・ブランシェットすごい

2023年5月24日
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最初のインタビューシーンからして、長回しと思うが、よくこんなに台本記憶して切れよく語れるなと驚く。魅力的な主人公。途中から怒涛の展開、最後びっくりの終わり方。割と長時間だったと思うがあっという間に終わった。

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ひぐらし2(ひぐらしから引継ぎ)

4.0張りつめた糸

2023年5月24日
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いやぁ~、見応えあったなぁ。ひじょうに完成度の高い作品だと思いました。
内容的に言って、あまり好きなタイプの映画ではないけれど、これは秀作です。文句をつけようにも、そういうところがほとんど見あたらない。

極限まで引っ張られた、硬く冷たい糸。その、いまにも切れそうな透明の糸をたどって我々鑑賞者は物語の中を進んでいく。
その糸は、細かく震え、ときに大きく、激しく振動し、狂気の音色を奏でる(大むかしに観た、『ほんとうのジャクリーヌ・デュ・プレ』を想起しました)。

凝ったシナリオ、端正な映像、練りに練られたカメラワーク。そして美しく迫力に満ちた音楽……。
ケイト・ブランシェットの演技については、まさに「圧巻」の一言。

「鑑賞する」というよりは、「体験する」と言ったほうがいいような、濃密な2時間半でした。

今もマーラーの5番の冒頭が頭の中で繰りかえし鳴っています。

追記
僕はクラシック音楽もいちおう聴くけれど、「『リディア・ター』という指揮者は記憶にないなぁ。コロナ禍の説明があるから、つい最近まで生きていた人なのかなぁ」、なんて思っていたら、架空の人物だったんですね。まんまとやられました。

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peke

3.5知らぬ間に毒が体を廻っている映画

2023年5月24日
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知的

難しい

毒素の強い映画はこの世に沢山あるけど
この「TAR ター」は知らぬ間に
観ている私達に毒が廻る作品。

カリスマ女性指揮者ターの天才的能力を
堪能する物語と思っているといつの間にか体は痺れ
危険を感じる。

しかし!フラグだらけでちゃんと伝えない演出なので
ハマらない人には邪悪で地獄。
ハマる人は毒と共に快楽天昇。

これ、もっとサスペンススリラーが上手い監督が
撮ったらもっと怖いし
ハートフルに撮れなくもないし
トッド・フィールドという
ニュアンスを楽しむ監督の作品なんだなーっていう
楽しみ方をしました。

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溶かしバター大盛りポップコーン

0.5ATGか

2023年5月24日
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昔見たATGの作品群、その中の出来のあかんやつを観てる時の感覚を思い出しながらスクリーンをぼー・・・っと眺めてました。

個人的に今年一番のハズレ。

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さるばば

4.0教えてあげよう族が湧いてるかと思ったらそうでもなかった/字幕が女言葉で?

2023年5月23日
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たちつてとん

4.0苦しくなる

2023年5月23日
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吉泉知彦