ザリガニの鳴くところのレビュー・感想・評価
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映像美。空気感。
映画館へ行けなかったので楽しみにしていた映画、やっと見れた。
こういう空気感が大好きで、家もインテリアも沼地も、全てが綺麗。全てが美しい。
ストーリーの終盤〜ラストは、予想通り。
むしろそうでなきゃ最悪だった。
失念したけど、全く同じような結末を何かで見た記憶がある。なんだっけ。。。
ミステリー好きの私からしたら
殺人のトリックが出されてない、根拠が示されてないのが
本当に残念。あのネックレスだけじゃバスの目撃者がいないことも指紋も全て拭き取られていたことも理由にならない。最後に全部覆して欲しかった。
『スマート』だけじゃ理由にならない。
子役の子の泣きのお芝居、めちゃくちゃ良かった。
もうここだけで星1つ増えた。
事件の真相は、初恋の中に沈んでいる――
原題
Where the Crawdads Sing
感想
リース・ウィザースプーンが自ら映画化権を獲得し、テイラー・スウィフトが自ら楽曲参加を懇願した全世界1500万部突破の大ベストセラーミステリー、待望の映画化!
ミステリーでもあり、ラブストーリーでした。
ちょっとラブが強めでしたかね。
湿地帯の映像綺麗でした、1人で生き抜くカイヤは強かったです。
ジャンピン夫妻、ミルトン弁護士、テイトも素敵でしたね。
チェイスは想像通りのクソ男でした笑
結末はびっくりしましたがまあそうなるよね。って感じでした。
※時には獲物が命をつなぐため捕食者を葬ることも
ザリガニほぼ関係ない…
シンプルに「湿地の娘」とかの邦題が良かった気がするはそれはそれとして。
カイア男運悪すぎるだろ…DV父親に裏切った彼氏にまたしてもDV彼氏かよ。
母親を暴力振るって追い出したくせに娘を残して蒸発するDV父親マジクソ。ザリガニ肉割れとけ←そういう話じゃない。
そしてまさかのセックス寸止めテイト。「君にもリスクが…」と言いつつ、実際は彼女を気遣ってるんじゃなくて、大学進学前に妊娠でもさせたら責任とらなきゃいけないから面倒だと思って思いとどまったヘタレに一票。ていうか避妊しろ避妊。
1人目の彼に裏切られたのはまだ仕方ないとして、2人目のチェイスはどこが良かったんだ。単に寂しかったから誰でも良かった?
婚約者もなんであんな男が良いんだよ。家柄?
セックスも雑だし三擦り半wだし、DVクソ野郎だし。あとお前も避妊しろ避妊。
弁護士の心を打つ演説と無罪勝ち取りハッピーエンドの後にまさかの貝殻…なんで???もしかしたらテイトが殺したのかもしれないと疑ってたけどラストの表情からすると帝都は関係なさそう。やっぱりカイアが殺したの?
それにしても物的証拠になりそうな貝殻のペンダント持ってたのなんで?しかも警察が捜索しても見つからなかったのに?
それとも実際はただの事故で、湿地帯に落としたペンダントを後からカイアが見つけたのかな???殺そうと思ってチェイスを呼び出したけど足を踏み外したのは事故だったとか???
いろいろ有耶無耶のまま終わるけど、殺されたのがDVレイプ犯クソ野郎なので一ミリの同情心も湧かず、まあいいやという感じでした。ザリガニが殺してくれたのかもしれないし!←そういう話じゃない。
雑貨店の黒人夫婦だけが善人でしたね。カイアに基礎的な数字の読み方なども教えてくれたようだし、あの夫婦のおかげでかなり救われたんだろうなあ。
感想メモ
殺された好青年、容疑をかけられたのは「湿地の娘」と呼ばれる少女、カイア
犯人当てミステリとしての側面はやっぱりな、という結末だし、犯行の全貌も明らかになっていないので満足いかないところもある
しかし、この物語の本質はそこではないのだろう
裁判での弁護士の話が印象的だった、我々が今まで差別してきた彼女を平等に扱う機会が与えられたのです、どうか偏見なしに、法廷内の事実だけで彼女を裁いてください
自然にとって善悪はないのではないか、生きるのに懸命なんです、という彼女の言葉が全てを語っていて良い、自然と生きてきた彼女だからこその説得力がある
マーティンは歪なりにも彼女のことを愛しているのかなぁ、と思ってたけど、単なる所有欲、優越感だったのかな、見ててかなり気持ち悪かった
沼地で生まれ育った女性の一生の物語
いきなりスタートで男性の死体。そこから、犯人は?のサスペンス要素から始まるので、引き込まれる。沼地で育った若い女性が疑われる展開へ。ただ、この女性がいかに過酷な人生だったかが語られるので、観客はこの女性の味方になっていくはず。裁判でも勝訴して無罪を勝ち取ったときは私もやったと思った。
しかしだ。時が経ち、最後、年老いて死んだ女性の旦那が、無罪を勝ち取ったはずの事件の証拠となる物を遺品から見つける。本当は殺したのか?ハッキリしないまま終わる。
という流れだが、美しい沼地や湖、鳥などの生物が描かれていて自然の風景に魅了される。そこに生きることに意味があるんじゃないかと感じた。いい1本だと思う。
カイアの語りと自然の美しさの調和の向こう側
のっけから旦那の暴力に耐えかねて子供を見捨てて家を出ていく母、兄。
取り残された家で父親と二人暮らしになったカイアだが、結局父も出ていき、幼い女の子が湿地の家で一人暮らしというなかなかヘビーな内容。
そんなわけないよね、的な無理のある設定もあるけど、暴力・偏見・差別という人間界独特の悪癖と、湿地の自然の美しさ、カイアの描く絵の美しさが対照的に描かれ、ぐいぐい引き込まれていく作品だった。
人里離れた湿地に一人住むカイアが純粋そうに見えたけど、結局一番純粋だったのはテイトで、年老いていく様も、そして何より終わり方も良き。
男性は出産の痛みに耐えられないって言われてるし、力以外で考えると結局強くて一枚上手なのは男性より女性なのかもしれない。
湿地の美しさ
湿地が沼地とはいっても自然豊かに描かれカントリーサスペンスな感じになっている。結末は予想通りな気もするけど、淡い伏線(カマキリの話)がまた奥ゆかしく感じられた。水彩画と自然の中にある家が良かった。
ビーチがあるのは良かったと思う。魔女が出るドロドロのザリガニランドではなく、思った以上に爽快感があった。タイトルやポスターなどから考察するに、もしかしたら小説などとは表現の方針が違うのかもしれない。
ここから親父カムバックと金持ちの男の胸糞展開来るのか?と年齢制限を確認し身構えたが、全体を通してカントリーな感じだったのでそこも安心してみることができた。弁護士おじさん、ショップおじさんに癒やされた。幼少期のサバイバル編も個人的には好き。
こんな話だったのか
もう既に小さいドレスを着て、テイトを砂浜で待つシーンは悲しかった。それ以外のシーンの服はどこから?と思わないでもないけどカイアというキャラクターが良かったのでハッピーエンドに安堵した。
時代背景とかからか、昔見たフライド・グリーン・トマト(すごい好きだった)を思い出した。なんかもう悲しい映画は見たくない…。年を感じる。
巻き戻したら結末のタイミングが分かった
WOWOWで観ていてラストでモヤって巻き戻したらいつ殺したのかが多分分かった。
だから待ってたし石待ってたし構わないでとか帽子何回投げ返すねんというやりとりをしてたんだ〜とか、巻き戻すと辻褄が合った。
私の勘違いで真実は違うタイミングかもしれないけど。
つまらなくはないが途中ちょっと長いなと感じた。評判が良くなければ途中でリタイアしてたかもしれない。
弁護士のおじさんが不憫で一番優しい。
鑑賞直後から寝るまでこの映画のことを考えていて、直後より寝る前の方が『いい映画だったな』と思った。
原作の良さを生かした映像美
友人から原作を勧められ、1度目は読めなくて断念。日を改めて2度目の挑戦。最後の最後まで読み終えて、深い感動を味わった。
映画も高評価と知り、調べたら自分の地域は終わっていた…。
年末に息子が帰省し、娘も一緒にアマプラで鑑賞。途中までは、悲しすぎるとか辛いとか子どもたちは言っていたが、ラストは報われたので、いい映画だったと語り合うことができた。
長編を2時間ほどにまとめており、どのように殺害したのかの謎解きは、端折られていたが、自然の美しさを映像で表現されており、しみじみとそこから離れたくなかった主人公の思いを実感できた。知らない俳優ばかりだったが、見応えのある映画だった。
詳しく知りたい方は、是非原作をお勧めしたい。
みんなが高評価なのも超納得の超絶良質作品
見逃すところだったのをみんなの高評価に興味をそそられて遅れながらの鑑賞です!
結論から言いますが キャスト 映像美 自然体の演技 物語の構成も含めてみなさんが高評価なのも当然の素晴らしい作品で劇場で見てないのを一生後悔して生きていかないとダメなくらい良い作品過ぎてタイトルだけの判断で全く見る気にならなかった自分を罰して戒めたいと思います!
とにかく映像はイチイチめちゃくちゃ綺麗だし主人公の小さい頃から死ぬまでの話をコンパクトに上手くまとめていて見終わった後の余韻が凄くて原作者も凄いし監督も相当信用できる上手い人だなあと思いました。
主人公は自然の生物を見て育っているから邪魔なモノを排除するのは自然の摂理で当たり前なんだろうなあとも思いました。
あとイメージ的に裁判がメインの話と思ってたら純愛作品にミステリー要素を加えているくらいの感じで
最初にあいつが死んでるところからのスタートなので
何故そんな事になんねん?て思いながら見てるので全く飽きる事無く話が進んでいきますしオープニングの掴みが上手いですね!
しかも実際に殺人を行っているのに元々街の人間から差別をされていたという事で不利になるところを偏見抜きで客観的事実で無罪と思いきやの本当は犯人でしたってのがめちゃくちゃ面白かったです!
主人公が最後に鬼滅の刃の煉獄さんと同じパターンで死んだ母と会いながら最期を迎えるのも良かったですねえ〜
見終わった後は怪物やクロースやアフターサンなどを見たような本当に良い作品を見た時の満足感が得られてマジで劇場スルーした事を後悔してます。
去年の作品ですが今年見た作品の中でもアッサリベスト級の最高に良かった作品っすハイ。
去年見てたらRRRとザリガニでNo.1がどっちか悩むところでした。
She is not guilty
親にも捨てられた湿地の娘カイアが必死に生きる話。
ムール貝を採って生計を立てようとするカイアを手助けしてくれる黒人夫妻。字を教えてくれた幼馴染の青年テイト。そういう人たちのおかげでカイアはどうにかこうにか生きてこれた。だけど、生存が脅かされる状態になったら....彼女の言う「自然に善悪はない」との言葉が響く。
映画は主人公のカイアの半生が描かれ彼女の老衰死で終わるが、残されたテイトは貝の首輪を見つけて何を思っただろうか。私なら、あの首輪を家に置いておいたりはしない。カイアは何を思って置いていたのだろうか。余韻の残る終わり方だが、私はあまり気持ちの良いものを感じなかった。なるほどと納得はできるが微妙な後味の悪さ。
確かにテイトはカイアのところに戻るという約束を破ってしまった。カイアを深く傷つけた。それでも最後には戻って生涯をともに過ごすことになったテイトに最後にあんなものを残すのは愛がないと感じるのは私だけだろうか。しかし、だからと言って、幸せに何もなく終わりましたでは軽すぎる。見て損したとは思わないけれど、ちょっと難しい映画かな。
★追記
1)カイヤの描写....多分もっと粗野で野性的な感じだと思いました。近寄りたくないくらいの感じ。女優さんはとても美しい人でとても魅力的。映画のムードを一人で作り上げていたと思いますが、おそらくこれほどの美人じゃあないと想像します。でも綺麗な人の方が絵になるというか、共感しやすいね。
2)雑貨屋の黒人夫婦....ほんとうに良い人たちだったなあ。自分も、こういう人間でありたいと願うばかり。
3)裁判について....私は無罪が出るとは思っていなかったので無罪が出た時ほっとした。多分、日本なら起訴は無理。あるいは袴田事件のように証拠が捏造されるでしょう。
自然の掟?
弱肉強食ではあるが無駄な殺生はしない自然界
で育った娘の、ごく自然な裁きに見えるけど
冷静に考えれば、かなり用意周到で人間らしい
計画性のある殺人だよね。
被害者が悪人で殺されたって罪悪感を感じない
キャラだったので、勧善懲悪で纏まった結末ではある。
内容的には関係無いけど、この映画のラストが
タイタニックの最後のシーンと、被った。
雰囲気がとても好きな映画だった。
土砂降りの日にゆっくりしっとり観るのがお勧め。
湿地帯の雰囲気味わえる。
❇️🦞?『湿地帯の魔女と呼ばれて』の方が良くない?😆
ザリガニの鳴くところ
1953〜1969年 🇺🇸ノースカロライナ州 バークリーコーヴ
湿地帯で男の死体が見つかる。
容疑者となった女性。
この女性は湿地帯に住む彼女カイヤ。
何故彼女は湿地帯に住み着いてるのか?
幼少期からさかのぼり徐々に解る真実とは?
❇️🦞ザリガニなんてどうにも関係ない気がしました。★彡『湿地帯の魔女』とかほ方が良くない?😆
◉70C点。
★彡ラストのエンドロールの歌詞がネタバレとなっている様な気がしました。
🟢感想。
1️⃣この時代だからこそ警察に相談できなかったのかな?★彡男女差別や、湿地帯住人での差別とかあったのかと察しました。
2️⃣自分を変える勇気のない主人公。
★彡人を好きになっても自分は受けのまま動かないのはどうかなぁと思いましたが、後半は頑張ってました。
3️⃣主人公の賛否を問いたい。
★彡ネタバレできないので好きか嫌いかと言えば嫌いですね。😅
4️⃣エンドロールの歌の歌詞が主人公の心を表している⁉️
★彡多分ラストの歌はネタバレで闇を感じました。斬新で良い⭕️
あなたは私を見ていない…😱
5️⃣殴られたら殴り返す!
主人公の強い部分や自分のスタンスを基本は変えない気が強い一面もちゃんと解るシーンあり。
6️⃣軽薄なボーイフレンドの立ち振る舞いが⭕️
★彡絶妙に軽く、優しそうでそうでもない、いい加減な面や人の心に無断で入ってくる、感じが絶妙に良かった。
🈲ネタバレ保管記憶用(主人公目線なりきりバージョン❗️)
🌀私は幼少時代から父親のDVで家族を失ってしもうた。ほぼ一人でなんとかやってきた。
やられたらやり返したい性格も父親似なのかな?
私の体目当てで暴力を振るうバカなチェイスを殺す事にした。
婚約者には悪いけど、アイツは許せない💢
私はね、ビクビクしながら生きていくのはまっぴらごめんやねん。
完全犯罪を計画して高所から突き落として、アリバイを作るために、次の日はまた本の編集者の所に戻った。
このアリバイで、なんとか無実を勝ち取り、よりを戻したティトと生涯死ぬまで幸せに暮らしたんけど、なんか文句あります?
この映画を観た方へ謝罪します。
今まで無罪を主張して皆さんを騙してしもうた事を勘弁願いたい🙇♀️
そしてティト障害私を愛してくれてほんま感謝しとるで〜あと、弁護士や私に物を売ってくれたおじさん、おばさんありゃーす!
🪶 🤔🤫🤛💄👁️👩❤️👨🧶🪲🕷️🦋🦅🦞🦜🪽🕊️🍃🎂🚤🏡🏞️🛏️🪟📘📝❣️❤️🩹㊙️
ラストは蛇足
ミステリーもの、法廷ものを、陪審員ものの映画としては一級品。ただ、あの衝撃のラストの蛇足がなければかなり評価の高い作品として評価できたのに、もったいない。あの蛇足がなければ、正義は必ず勝つという心地よい余韻に浸れたのに、残念。
彼女は学校では何も学ばなかった。すべては自然から学んだ、ということ?
これ程、宣材カットに翻弄されたことは無いな!その美しい口唇にハマる~
~真相は 初恋 の中に沈む~
才能あるよね~作製した人 凄いわ。
宣材チラシの 麗しい女性の口唇・・・
少し半開きで、誘惑されてとっても心引き込まれる。
目の部分は見えず 川のボートになってて。
一目このカットを観ただけで
この映画に興味を抱き 遠征して観に行った。
今回は「ザリガニの鳴くところ」鑑賞です。
アメリカで2年連続最も売れた本で
本屋大賞(翻訳小説部門)獲ってるらしい。
原作:ディーリア・オーウェンズ氏
監督:オリヴィア・ニューマン氏
・キャサリン・クラーク(カイア)主役:
デイジー・エドガー=ジョーンズさんが
メッチャ素敵で麗しく美しい。24歳で過去作もあまりなく
今後が楽しみだわ~い (#^.^#)
・ジュリアンヌ・クラーク(カイアの母親):アーナ・オライリーさん
これまた超美人さん、この娘にしてこの母アリって感じw
・テイト・ウォーカー(初恋の人):テイラー・ジョン・スミスさん
・チェイス・アンドリュース(被害者:遊び人):ハリス・ディキンソンさん
1950年代頃のノースカロライナ州の湿地帯に住むある家族。
父は退役軍人上がりで家族に暴力をする毎日。
子供兄弟は5人いて最初に母が暴力に耐えかねて家出。
※何で子供らを置いて行ったんだ??
そして、兄・姉・姉・次男(ジョディ)が家出。
最後に残った末娘のカイアだけが父と暮らす。
しかし親父も家出行方不明で・・・カイア独りだけが湿地で生き抜いて
湿地帯の少女と周囲に言われるようになる。
学業してないんで野生化する少女。唯一、昔にボートで
出会った事があったテイトだけが微かに知ってる人物。
※実のところ、そんな一人で生きられるわけ無いやんかぁ~と激しく思うが。
小売商店の黒人夫妻が唯一の生命線だったんだと思うね。
テイトと偶然再会し、色々教わり 本を読み知識を高め
生物学者並みになるカイヤ。
えっそんな 勉強して成れんの?とは思うが、
やがて芽生える初恋。テイトと恋に落ちる~。
楽しい時間を過ごした二人だが、テイトは大学進学で
暫く地元を離れてしまう。 そして約束の再会の日、
もの凄く 逢いたかったテイトを待つ カイヤが切ない。
海辺で待つカイヤ、カイヤ、カイヤ。
遠くをジッと見つめ彼の帰りを待っている姿に心打たれる。
やがて夕方 遠くで花火が上がり、そして真夜中に。
いつしか 朝に成って・・・
母も兄弟も、そして 初恋のテイトまでもが 私から離れていくと
そう思っただろう。きっとネ。
そして やがて迎える二度目の恋。
船着き場で目をつけられた 遊び人チェイスの登場だ。
彼は案の定、カイヤの体目的だけで彼女を物にした!
それ見て俺は 何故か激オコっすわ~。
男って奴を全く解ってない純粋過ぎる彼女。
そして 其の頃、地元に戻ってくるテイト。
真面目なテイト、遊び人チェイス、純粋なカイヤ。
この三角関係になるが、遊び人は結局 カイヤ以外の
女性と婚約。
裏切られたカイヤが激高し、結局チェイスを殺した??
っていう展開なんだな。
初恋のテイトと寄りが戻っていくが、
チェイスの高見台からの落下死体が発見されて
容疑者カイヤの裁判が この映画中心で話は展開する流れ。
最終的にカイヤ無罪!テイトと芽出度く結婚。
しか~し、事件の日、遠方のホテルまで出版社の人に会いに行く
バスに乗るカイヤ。誰にも分かる様に化粧メイクばっちりの
美人に成って周囲に印象付ける。
その日また密かにバスで戻ってきて、チェイスを誘き出し
高台から事故に見せかけて落下させて、またホテルに戻る計画。
犯行時間はたった1時間。
携帯も無いし、その犯行は無理と結論つけた陪審員たち。
この真面目で学者並みの知識人カイヤ。
彼女が人を殺すなんてとは思う。
そして無罪になって数十年後、
晩年 夫のテイトが 惜しくも亡くなったカイヤの執筆本から
事件で争点になった カイヤがチェイスに贈った
珍しい貝の手製飾りが見つかる。
その飾りの有無は、唯一の殺意認定に必要だったからだ。
警察がカイヤ家宅を調べでも出なかったのに
カイヤの執筆本から見つかるって事は・・・
俺は 最後の最後に ドキッとしたわ。
あの1時間内の犯行を、彼女は見事に遣ってのけた
訳なんだろうかと・・・。
年老いたテイトが それを見つけて
そっと海辺の波寄せる砂浜へ置いた。
波が 真実を洗い消し去って行く~
本人の亡き今となっては、
真実は無意味なのか そう思った。
やっぱり美人に心許しちゃう
世間も加担したと思うね。
湿地帯でちょっと鈍ヨリ感あって
なぜか全くザリガニが出て来なかったけどもw
中々の展開流れに 自分なりに頷いた次第。
彼女に心奪われた方は
是非、劇場へどうぞ!
ミステリというより貧困、差別、偏見への問題提起
湿地というエリアにて、1人の若い男性遺体が発見されます。容疑者は湿地に一人で住む女性カイア。町では「湿地の娘」と呼ばれ変わり者とされています。そこから彼女の回想による生い立ちが語られていきます。当初は誰がこの男性を殺したのかですが、物語が進むにつれ貧困、DV、差別、偏見といのが浮き彫りとなります。ここが重要な点ではありますがあまり深くまたリアルにするのではなく、回想らしくソフトな流れです。カイアは犯人なのかは裁判での評決になります。ここも結果だけであり真相は明確にしません。物語はカイアが亡くなるまで展開されます。カイアの回想録といった物でした。ミステリやサスペンスを求めるとやや弱い話。貧困、DV、差別、偏見に対する社会派としては薄い話。どっち着かずという感想です。原作は未読ですが、なぜ引退した弁護士がカイアを弁護するのか?人間不信になったカイアなのにまた別の人を信じてしまうのはなぜ?そもそも最も幼いカイアを家族の誰も連れて行かず家を出て行ったのか?モヤモヤも残りました。
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