ザリガニの鳴くところのレビュー・感想・評価
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"すへては自然の摂理のなかで"
基本的にはミステリータッチです ラブストーリー的な要素もあります ノースカロライナの自然が素晴らしいのでもう少しそこを見せて欲しかったかなという感じもします
最後に落ちがありますが そういうことなんでしょう 納得のいく結末だとは思います まずまず良い出来ではないでしょうか
異質なものを疎外する人間の性。
いやーな映画。描かれる父や恋人のクソな所業がとにかく許せなくて、映画のこととは思えないほどに腹立たしい。報道されることは氷山の一角で、いまだに至る所でこのようなことが起こっていることに嫌気がさす。
だからこそ、裁判後に訪れる穏やかで幸せな時間がとても沁みる。かつて話題になった某洗剤のCMでもあったのような老夫婦像。
そして、大ラスの展開はやっぱりといった感じで、してやったり。
この数年で観た映画で最高傑作!
湿地の自然が美しい
ザリガニは鳴かないそうです
けど、ワタシが泣けるわー
一人でも立派に生きていってくれー
けど風呂入ってんのか?女のコやしな。
心配や。
ええ彼氏できたやん。
次の彼氏は顔つきからしてクズ男やけど
それでええのかー?
前の彼氏とヨリ戻ってよかったやん
あーずっと寄り添って行くんやね
あー最期は幸せ満載で逝くんやね
完全に感情移入して
涙腺爆発のエンディング
で、真相はコレ?!
ミステリーならではの快感です。
80点
4
TOHOシネマズ日比谷 20221130
パンフ購入
やったー月間10本 新記録
湿地が美しい
まあまあ
何通りも考えられるラスト
カイヤが湿地を離れなかったのは、母親が迎えに来てくれるのを待っていたからなのだろうか?
井の中の蛙でも大海は知っとこう
事件の真相は初恋のなかにある!!
1969年のノースカロライナ州
静けさの中で川から飛び立つ鳥の羽ばたき
湿地帯を覆う木々の自然界。
ある日、少年2人が見つけた沼に横たわる
男性の死体。
死体はチェイスでした。
カイアにチェイス殺害の容疑がかかります。
ストーリーは、孤独と初恋を主軸に描かれています。
父親に暴力を振るわれて、家を去る母親
それに続いて次々と家を出ていくきょうだいたち。
学校に通うことが出来なかったカイア。
何かあったらザリガニの鳴くところまで
逃げろと助言を受けていたカイア。
6歳の少女が孤独を抱えながら必死で
生きていく強い生命力を感じました。
湿地帯の地面に根付いた森林。
朝霧の靄がかかる中で水面に浮かぶボートを漕ぐカイア。
羽ばたいていく雁を見て、カイアがどんな人生
だったかを考えさせられるストーリーでした。
世捨て人
映画という総合芸術の高みを堪能できる名作
封切り当時、チラシ&ポスターのビジュアルやちらほら見ていたレビュー、コメントからなんとなくホラー色を感じてしまい、迷っている間に終わってしまいました。
それでも、映画仲間の人たちにも評判がよく、中には2022ベストムービーと言う人もいたので、ようやく下北沢トリウッドで。
2/11〜すでに上映していたのに気が付かず、3/10(金)で終わるところ、週末駆け込みで。
これは、観れてよかった!
ミステリー要素も映像美の要素も、普遍的な偏見や差別への警鐘も、自然(そのものも、それを体現する主人公という存在)への畏敬も全部入っていてあの完成度は凄い!
ストーリーや映像から芸術への昇華のさせ方などいろんな意味で実に「ビックリ」なクオリティ。
あまりの余韻にパンフレットを求め、映画館のスタッフさんに話しかけ、帰宅途中でじっくりと読んで映画を噛みしめました。
これはもう一度、もう二度見てもまだまだ映画の深みにハマる気がしました。
また、2014年に公開された『MUD』という、、マシュー・マコノヒー主演の少し設定の似た映画を思い出しました。(当時この映画にもいたく感動しました)
ちょっとエキセントリックなタイトルからは全く想像できない、こんなに美しく深層のあるドラマが描かれていたとは(墓場まで持って行く秘密はともかく)、原作にもそれを映像化したプロデューサーのR・ウィーザースプーンと制作チームにも、ただただ脱帽です。
ラストは、流れから「もしかして」と思ったらその通りでした。だからこそ、自然(とそれを体現した主人公)への畏敬がもう一つのテーマになっていると感じました。
主人公のmarsh girlは、荒ぶる自然そのものだった…ということが、映画の最後でわかるのです。
良い映画でした。語りたいです。
原作を読んでとても素敵で美しい作品だと思ったので映画も見た。 映画...
原作を読んでとても素敵で美しい作品だと思ったので映画も見た。
映画のロケ地はノースカロライナではなくルイジアナ州だそうだけど、小説を読みながら想像していた、カイアが生まれ育った湿地帯の美しい姿を映像で見られてとてもよかった。
この小説には様々な要素があって、素晴らしいミステリとしても有名だけど、貧困や差別を描いた社会派文学性もあり、親に捨てられた少女カイアが美しく聡明に成長する姿を描く成長譚でもある。
映画ではその要素が広く浅く取り入れられていて、カイアと恋人たちの恋愛シーンとミステリ要素を主軸にしている。あの濃厚な小説を2時間の映画にするために、やはりいろいろな要素が細切れにされていて、目まぐるしくいろいろな事が起こる。拘置所のサンディ・ジャスティスを映像に詰め込んでくれたのは良かった。
この小説で一番心に残ったのはカイアの成長譚としての要素で、一人の少女が差別や貧困に苦しみながらも賢明に生き、よい人達に出会いながら美しく育ち、そして秘密を残しながら去ってゆくところまでを丁寧に描いていて、それが最後に余韻となって響いていたと思う。
なのでその過程を丁寧に描いている小説のほうが最後の余韻も深く感じた。
あと自然は映像化してもその美しさは変わらないが、人物については映像化するとイメージが固定化してしまうので、文章で読んでいる方が想像力が良い方に働いて自由に読むことができ楽しく感じると思った。
原作を読みたくなる
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