劇場公開日 2022年11月18日

ザリガニの鳴くところのレビュー・感想・評価

全284件中、21~40件目を表示

3.0人は自然の一欠片の生き物。良くも悪くもなくただ生き抜くためにはなんだってやるのだ。

2024年6月11日
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アメリカの片田舎。どう考えてもこの湿地帯に住もうという気は起きない。でもどんな所にだって優れたところはある。例えば生物好きにとっては幸せが手のひらいっぱい、いやそれ以上の幸福感に浸れる最高の場所だったりする。そんな土地に6歳からひとりぼっちで暮らす女の一生をミステリー仕立てにした映画なのだ。孤独はいいが孤立はよくない。身心を蝕む。それが最大の理由であるのは間違いなさそうだ。この映画を最後まで観ればわかるように作られているから…。人は生きていればどんどん汚れていく。汚れるのが嫌なのであれば死ぬしかない。しかしまあ、呆れるほどに汚れていくことを自覚できない人もいる。よくあるパターンだ。最悪の状況になった時、それは他人の所為だと大声で叫ぶ人。 自然には善悪はない。ただ生き抜く為の当たり前の行為をしているだけ。これほど恐ろしさを感じたセリフはなかった。

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はる

5.0【大傑作】緊迫感溢れる社会派サスペンス。

2024年6月10日
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鑑賞方法:その他

興奮

知的

これほど引き込まれたサスペンスは久しぶり。何より主人公の境遇に心乱されるし、作品全体が強いリアリティをもって迫ってくる。よく見れば美男美女しか出てこないし、設定にも無理はある。しかし、家庭内暴力、男女差別、貧困、偏見といった社会の暗部をきちんと描いていることが現実味と緊迫感につながっている。 主人公を追い詰めるのが全て男性の暴力性というのも痛烈なメッセージだし、自然の美しさと残酷さを語る主人公のセリフと行動にも説得力がある。 映像は美しく、演技も脚本も全てハイレベル。極めて上質な作品だった。

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パンダ

3.0可もなく不可もなく普通の映画

2024年6月3日
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プロットの爪が甘い。ラストが読めちゃう。 演出とプロット少し変えたら大傑作になったかも?

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ペーニャ

3.03時間くらいに感じた。

2024年5月9日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

タイトルに惹かれて鑑賞。 必要なのだろうけど、振り返り部分が長すぎてだれてしまった。やたら脱ぐし。 それと彼氏二人の顔の区別がいまいち付かなかった。 そもそも一番小さい子を残して、みんな出ていくなよ。 デビッド・ストラザーンは渋かった。

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ねこ

0.5何が良いのか

2024年4月22日
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微塵も分からなかった。原作が良いともとても思えない。湿地の舞台設定は全くいかされていないし(ダウンバイロー、デッドマン、あるいは、悪魔の沼、ペーパーボーイ真夏の引力)そもそも取ってつけたような捨て子設定や、衣装のフェミニンや、黒人夫婦の描き方や、全てが薄い。こんなものをどう評価出来るのか?

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pigeyes

3.5虐待親父から一家離散…

2024年4月6日
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鑑賞方法:DVD/BD

子ども一人であんな所で生き抜いてってちょっと酷すぎる 母親が去り、兄弟も去り、果ては離散の元であった父親まで消えるとは、無責任極まりない。 父親は国の為に戦っていたのだろうか?軍に居たことを言っているシーンもあったので、戦闘のPTSDから酒と狂っていったのかもしれないが…。 近所の雑貨店の黒人夫婦だけがまともな社会との繋がりだったのが泣けてくる。 テイトがお似合いの仲だったのにチャラ男のチェイスが案の定出張ってきて、カイヤが弄ばれるのは居たたまれない。 チャラ男チェイスの死によって、容疑者にされたカイヤを救うミルトン弁護士が陪審員の判断を動かせるかひや冷やしたけど、殺した証拠もなくよく思い込みだけで容疑者にするとか差別やよそ者扱いって恐ろしい。 作品としては謎解きではなく湿地の娘であったカイヤの一生を紐解いて語っていく内容で、チェイスが何故死んだか?については明かされない。 景色も綺麗だし、主演も美人で良いのだが、放置されていたカイヤが身綺麗な姿だったのはジャンピンの夫妻が色々教えたのだろうか?

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

4.0法と道理

2024年4月2日
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60年代70年代のアメリカ田舎町で、父親の暴力に縛られる家族がある日崩壊して、ひとり取り残される少女カイア。そんなカイアがいかにして人間の尊厳を失わずに生き延びていけるのか。カイアにとっては自然が唯一の救いであり、その中で生きていくことが幸福なのだけれど、人との交わりもまた人間として求めざるをえないことの一つなのでしょう。 いくら不条理を訴えても、道理を求めても、受け入れてもらえないと悟ったカイアは、決して人に媚びず、自分の生きるべき道を突き進む姿は、賞賛に値すると思う。  彼女の描く自然界の生き物たちの絵と、孤独ながらもその生活を楽しんでいるノースカロライナの広大な沼地の美しさ、そして音楽の魅力も加わり、あっという間に見終わってしまった。  星4つにしたのは、最初の恋人がなぜ約束通り戻って来れなかったのかの説明が、今一つクリアーではなかったことでマイナスにさせていただきました。そもそも彼が約束通り戻ってきていたら、映画のストーリー展開はないはずなので、このきっかけをしっかり描いて欲しかったかな… ここのところ納得のいかない映画を何本か見た後なので、この映画はすんなり納得できて、楽しめたと思います。

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Camme

4.0えつ?そういうお話なんだ!消化不良の木綿のハンカチーフとガンダーラ。

2024年3月29日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

いつも女装映画鑑賞でご迷惑をおかけしてる名画座での『秘密の森の、その向こう』と同時上映だった本作。スケジュールの都合で鑑賞できなかったんですよ。 頃合いを見計らって、いつか観てレビューを書きたいと思っていた作品でした。遅れに遅れやっと鑑賞したです。アマプラ配信の19インチのモニタでですが。 この馬鹿めは、本作ってジブリテイストの、ハートウォーミング物が始まると思ったんですよね。これが。 なのに、いきなりDVかよ!こんなの知ってるジブリジャナイ! カイアを可哀そうに思い観続けていると、今度は第一級殺人を巡っての法廷かよ!どんだけ波乱万丈の人生やねん! アマプラの作品ジャンルを見れば、確かに“サスペンス”の文字が。 そしてテイト、オマエなんやねん!って思いましたね。砂浜で彼を一晩中待っていたカイアが不憫で不憫で泣けましたよ。 「変わってく僕を許して。毎日愉快に過ごす街角、僕は帰れない」ってかよ! 木綿のハンカチーフじゃなくて、贈ったのは赤い毛糸の帽子かよ!そんなんで涙拭かれへん!粘膜痛いし! その上それが裁判の物的証拠になってるし! 「躓くと、いつも湿地に救われた」と言うカイアにとっての“そこ”って彼女の人生と希望そのものだと思ったの。 『ザリガニの鳴くところ』は、カイアにとってのガンダーラなのかなー…と思えてきて。「そこに行けばどんな夢も叶うと言うよ」「どこかにあるユートピア、どうしたら行けるのだろう、教えてほしい」そして僕は学校に行きたくなくなる…(なにそれ?上手く表現できません。どうかニュアンスを汲み取ってやってください) 物語終盤に入ってから、出版社の社長との会食でケイト自身が雄弁に語った 「自然には善悪はないのかも。全てが生きるため。懸命なの」そのまんまに思ったの。うん、こっちの方が、ガンダーラ云々よりもしっくりくるです。 懸命に生きるカイアを弄んだチェイス許すまじ!死んで当然のクズだよ! そしてミルトン弁護士グッジョブ(๑•̀ㅂ•́)و✧ ただね…この映画、困ったことに“ラブシーンが”濃くて生々しくて多いの。お茶の間では観られないよね!←いつ時代の話よ! そしてね…投げっぱなしにされたのはチェイスの死因。事故だったのか、事件だったのかが結局?のままでした。 もしかすると、テイトやったんかなー…とも思っていたんですが。真相や如何に?それがかなり消化不良を起こしてしまいました。 えっ!そういうを明らかにするお話じゃなかったんだ! でも、ラストのラストで、カイアの本から、例の“貝のネックレス”出てきましたよね。あれって…もしや…?このあたりがサスペンスの醍醐味だったのかな? 「全てが生きるため、懸命なの」なのかね?「そして時には、弱者が強者を葬ることも」なのかね?いやいや、そういう展開はなかったことにしておきましょうよ。 そっと、ずっと封印しておいた方がよいってこともあるんだよ。 何にせよ、疎まれ蔑まされて生き続けてきた彼女の幸せな最期を看取ることができて、本当嬉しかったです。 やっとガンダーラに行けたんだね。←だから! 今回ね、ちょっと体調のすぐれない中、命を削って文字を綴りました。←誇大表現にもほどがあるJARO案件 いえ、マジで!とうとう朝方に倒れて救急車のお世話になっちゃったの。健康って大事。 なので、こんな消化不良なレビューになってしまいました。 まぁ、いいじゃないですか。たまにはこのくらいあっさりしていても。

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野球十兵衛、

3.0本当に愛したただ一人の人

2024年3月3日
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 原作を読んで湿地のイメージがもっと暗くじめっとした印象だったので映像が明るく綺麗な風景ばかりで映画の印象も変わった。原作はもっと一つずつが陰惨で父親との暮らしも耐え難い印象だった。全てが綺麗めになり、さらーっと流れていった感じ。事件の捜査も結構しっかり描かれていて法廷のやり取りもドキドキなのだが、結末を知っているからかそんなにはな感じだった。わたしのイメージをそのまま映像化するとちょっと耐えられず見れなかったかも。

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GAB I

4.0ザリガニの鳴くところ…はどこ

2024年2月7日
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悲しい

幸せ

小説は未読。 ピュアなカイヤ 幼少期の子役の子が切なくて …切なくて。(名演技) この子の演技だけても評価があがる 逞しく成長したカイヤが 湿地の妖精のような美しさ 湿地の沼地の風景もまた美しい~ と思いながら。カイヤが… いつの間にか殺人事件の容疑者に。 …どうして…? ここから… 裁判がはじまり カイヤの行動が分かってくる カイヤは死刑か無罪かの判決を望んでいて 司法取引は望まない…何故 不思議に思った …湿地の娘と悪い噂とデマや思い込み でカイヤを悪者にする それを逆手に取って裁判は勝訴した カイヤにとっては父親の暴力と チェイスのDVは 死と等しいのかもと思った 裁判が終わって 大好きなテイトと結婚して 好きな生き物たちに囲まれた生活 楽しく♡幸せに暮らすことが出来た カイヤには・・ …テイトが 心の拠り所だったのかも知れない ザリガニの鳴くところは…. サスペンスもあったけど …湿地の美しさとカイヤの画く絵が素敵で どちらかと言うと二人の会話が楽しかった …カイヤとテイトのラブstoryですね

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しろくろぱんだ

3.0作品との出会い方が評価をわける。

2024年1月1日
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鑑賞方法:VOD

原作ファンですが映画化されていたことも昨年日本公開されていたことも知りませんでした。 あまり宣伝されてなかったのか単にアンテナが低かったからなのか。 原作はジャンルを特定するのも難しい独創的な魅力溢れる作品なのに、映画の予告を観たらサスペンス色が強い期待を抱かせる。 あんな煽り方されたらそりゃラストも想像できちゃうし、衝撃?っていわれても、という気持ちもわかる。 映画はカイヤ役のイメージも原作の良さも損なわず、短い尺ながら粛々と湿地と少女の関わりや成長を主軸に据えた作品に仕上がってると思ったけど、あの予告はないわ。 配給会社としてはサスペンスに寄せた方が興収見込めるとの判断だったのかもしれない。 しらんけど。

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ヒビノミライ

5.0純粋な女性の強さが、うまく描写された作品

2023年12月23日
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幸せ

両親の宗教的理由から、辺鄙な場所で暮らす家族だったが、 やがて主人公の女性だけになってしまう。 彼女は馬鹿にされながらも、男に騙されても、その辺鄙な場所に住む貝殻などの絵を本にする。 本が売れ、結婚し… やがて… 彼女の人生がその純粋さと強さを通して美しく描かれている。

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R41

3.5まあまあ

2023年12月7日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

まあまあ面白かったです☆最後の方は感動しました。

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hide1095

5.0個人的には近年最高。

2023年12月5日
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泣ける

楽しい

知的

人間社会の歪みを自然と共生するヒロインの視線から暴きつつ、そのヒロインも孤独さ故に愛のない愛(人間社会)を受け入れる悲しみ。しかし最後は驚くべきオチが待っている。それこそが、隠れテーマかも。美しい自然、性描写など映像も素晴らしい。感動しました。

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kazuma

4.0久々にいい感じ

2023年11月26日
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鑑賞方法:DVD/BD

興奮

知的

ここ最近あたり映画があまりないところにヒット。 設定がなかなか面白くて割とすぐに引き込まれました。 ミステリーと聞いてたからここからどうやってその展開に持っていくのかと思いながら鑑賞。 話としては最近の流行りなのか今と過去を行き来しながら物語が進む感じ。 主人公の女の子の子供時代から大人まで、恋をしたり成功したり、2時間があっという間でした。 映画館で見たらもっと没頭したんだろうな。

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しょう

3.5生存本能

2023年11月2日
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悲しい

知的

タイトルの「鳴く」は「sing」なんだ。普通「ザリガニ」は「crawfish」だが、この作品では「crawdad」、「父親」の「dad」と掛けているのだろうか。ちなみにエビカニの「爪」は「claw」、てっきり爪があるから「クローフィッシュ」なのかと思ってた。「crawl」(水泳の「クロール」)には「這う」という意味もあるので、そっちか。 何の予備知識も無く見始めた。タイトルも地味で劇場上映されていたのも知らなかった。オープニングからハリウッド映画っぽさがなく、「赤毛のアン」のような映像で文芸的な香りを感じた。差別と偏見、家庭内暴力に曝される主人公、アメリカ版「破戒」か。 結末は予想通り、ただ、事件の詳細な状況説明がされないのでモヤモヤが残ったまま。ここで他の人の感想を読んで、「あ、父親」と理解した時のカタルシス。 一見、差別や偏見に批判的な描き方に見える、普通の観客はそのように善意の視点で観がちだが、実のところ町の人々の「湿地の娘」に対するスタンスは正しかったということになる。湿地の娘が暴力から身を守るためにそうしたように、町の人々も自らを守るために忌避していたのだ。

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あらP★

4.0湿地で孤独に生きた女性の生涯

2023年10月29日
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 暴力に耐えきれず出て行った母親、徐々に家を出る兄弟たち。残ったカイアを父親まで置いて出て行ってしまう。もうこれだけで酷すぎて、一つ物語が出来そうだが、カイアの物語はまだ始まりにすぎない。  たった6歳で1人になった少女。普通ならここで行政の手が差し伸べられそうだが、そうならない。時代的なものか、カイア自身も拒んだのだろうが、1人で生きると決めたカイア、貝を摂り、売ってお金を得る。小売店の老夫婦が手助けをしてくれたのが微かな救い。  それにしても、よく1人で生きていけたな。物語とはいえ、胸が苦しくなる。年頃になって出会ったテイト、恋に落ち、別れが来てもいつかまた帰ってくると信じて待つ。でも約束した時にケイトは帰ってこなかった。ケイトに罪はない、そりゃあ悩むよね。でもケイトのおかげで読み書きもできるようになって、本を出す手助けもしてくれて、よかったとは思う。  次に出会ったチェイスが、結局死んで殺人の容疑がかけられるが、チェイスは暴力的だし、カイアのことはただの浮気相手としか見ていない、腹立たしい奴。  裁判が始まり、無罪になったが、では死の真相は?はっきりしないまま、一気に物語は進んで、カイアとテイトが共に暮らし、年老いてカイアが死んで、、、、この流れが早すぎて、もう少し時間をかけて語られてもいいのに。  1人になったテイトが片付けていると、一冊の本の中から見つかるあるもの。本当に最後の最後で真実がわかるのが、驚愕、でもそこがとても良かった。

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アンディぴっと

3.0自然が自由にしてくれる

2023年10月24日
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悲しい

殺人容疑で捕まってしまった主人公の人生を追ってみると、父親のDVが引き金で湿地に一人きりでサバイバルしていた話。 法廷バトルなのかな?と思いきや、家庭内暴力の話で、かと思えば純愛ストーリーで、その背景には何にも変えがたい自然があり、でもやっぱり法廷に場面は移りーーと四本ぐらいの軸がある映画。 予告ではサスペンス要素を推されていたけど、そこ重視で観ない方がいいかも。 正直なところ、別にそんなにどんでん返しでもない。事件解決のカタルシスは感じられなかった。 そっちよりも圧倒的な自然に魅了された。白鳥(?)の大群と遭遇するシーンは絵本みたいだった。自分だけの海があるとか羨ましい。 めっちゃ一部男性クズやし、めっちゃエッチするし、めっちゃ雑貨屋の夫妻優しい。

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パンダマン

5.0湿地の景色とストーリーがとにかく美しい

2023年10月17日
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鑑賞方法:VOD

サスペンスでもあり、ラブストーリーでもあるんですが、個人的には不幸であるが純粋で賢い女性が自分の未来を切り開くといった映画だと思いました。 父親のDVによって一家がバラバラになり、その中でもお母さんがいなくなった事が主人公の心に深いダメージを与える。 時が経ち、主人公にも恋人ができる、その相手は父親と同じように暴力的な男だった。 孤独に生きることと、恐怖に怯えて生きることは違う。 母は逃げるという選択しかできなかったが、強い女性である主人公はもう一つの選択肢をとった。 裁判中の回想シーンで、チェイスと殺したのはテイトだろうと思わせといて、最後の最後で「ああ、やっぱりそうだったのか。」と納得させてくれる。 後味が最高に良い映画。

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ジュンヤ

3.5魅惑の映画だが、完成度は高くなく

2023年9月17日
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鑑賞方法:VOD

とても評価が難しい映画というのが見終わった時の最初の感想。サスペンス映画だというのであれば、もっとストーリーを複雑にしても良い気がするし、切ない叙情詩だと考えればこういうものもありかもしれないが、最後の「転」の部分が唐突すぎるし。 とても深く美しい映像に、それをさらに魅力的にしている主人公なのに・・・ちょっと勿体ない気がしました。

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にこにこどり