向田理髪店のレビュー・感想・評価
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これからは熊本が熱いか
地方が衰退している様な作品でしたが、ニセコ、野沢温泉、そして台湾セミコンダクターの工場ができる熊本と、これからは地方でもビジネスチャンスが多くありますよね。カフェでも床屋でも経済が活発な場所だと単価が高くできるし。暗いニュースが多いので、そんな邦画を観たい!と思ってしまいました。20代、30代がガンガンチャレンジできる様な政策をお願いします。
ジェネレーションズ・ギャップ‼️
過疎化が進む寂れた町を舞台に、昔ながらに理髪店を営む父親と、東京から帰ってきた息子が町の活性化をめぐって対立する様を、様々な町民たちのドラマを交えながら描いてくれた佳作‼️中国人の花嫁を迎えたばかりに町民たちの噂話が気になってしまう青年の話‼️帰郷してスナックを始めた、マドンナと呼ばれた母を持つ一人の女性の話‼️町を舞台にした映画の撮影隊がやってきた話‼️犯罪に加担した町出身の青年の話‼️その一つ一つのエピソードがユーモラスに綴られており、観ている側もほのぼのと温かい気持ちになる‼️イイ味だなぁと思います‼️ところで海外の映画祭でグランプリを獲った劇中劇である「レオン」のパクリ映画「赤い海」も気になる(笑)
田舎の良いところも良くないところもおもしろおかしく描かれている。 ...
ああ、勘違い
原作は奥田英朗さん。なのにずっと荻原浩さんの「海の見える理髪店」の話だと。
どっちも2016年発売。かつ好きな作家さん。
「海の見える理髪店」は、結構ゾクっとする内容だったので。それを高橋克実さんが?と
(ごめんなさい)。
田舎の街で理髪店を営む、主人公夫婦。
そして都会から帰ってきた息子。
地元に暮らす親世代、帰ってきた子世代。
両世代の憤り・諦め・迷い。
そんな思いが渦巻いてました。
「故郷は避難場所じゃない」「ここは沈みかけた船」。
主人公の、子を思うあまりのきつい言葉は。
年を取った今だから、わかる気がする。
それをフォローする母親や地域の人、ナイス。
映画の中に、地域ロケ映画の話があって。
大牟田市を舞台に、ちょっと重なりある「町おこし映画」。いいんじゃない?。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「好きに生きれば、よかよ」
暖かい感動
帰るふるさとがあるって
離れる人。戻る人。遠くから偲ぶ人。故郷というのは、どんな人にとっても変わらずそこに存在して欲しいものなのだろうな、とそんな事をしみじみ考えるきっかけになる作品です。
地方発作品と聞くと、気になってしまいます。
この作品もそんな訳で鑑賞しました。
九州の小さな都市で理髪店を営む夫婦。
そこに突然、東京から息子が帰ってくる。
東京で仕事に就いてまだ1年なのだが…。
「廃れていく故郷を何とかしたい」
「もう一度、活気ある町にしたい」 と 息子。
戻った息子が嬉しくない訳はない。 …しかし
手放しで喜べる話でもない。
「この町は沈みかけの船」
「今さら、どうにもならん」 と、父。
やってみなくては、分からない。
息子を始め、町の若い世代が活動を始める。
地方発映画の舞台になる話も絡んで
暮らす人の日常に少しずつ
変化が起き始めるのだが… さてどうなる?
というお話。
中国人の嫁の話、とか
その地方が抱える課題や問題を
割と沢山入れてきているなぁ と思うのですが
その割には、淡々とストーリーがが進む作品
との印象を持ちました。
富田靖子さんの笑顔が素敵です。
見ていて 癒されました。
◇
この作品を観た後
「故郷」を詠んだ詩がいくつか頭に浮かんできて
エンドレス気味に脳内再しています。
#ふるさとは遠きにありて思ふもの 室生犀星
#帰去来辞 -かえりなん いざ 陶淵明
#思えば遠くへ来たもんだ 武田鉄矢(海援隊)
#ふるさと(うさぎ追いし…) 高野辰之 (文部省唱歌)
「故郷」というのは
無くなっては困る場所 そして
いざとなれば帰りたい場所なのだと思います。 うん。
# あーぁー 誰にも 故郷があるぅぅぅ ♪
(「ふるさと」 詞 山口洋子/歌 五木ひろし)
◇最後に
劇中劇 「赤い海」 ※ あれ? 「紅い海」?
ロケで住民を盛り上げて
試写会でガッカリさせ
どこかの映画祭でグランプリを取り
ロケ地で凱旋公演をすることになる。 そして
「レオン」へのパク…もとい オマージュに溢れた作品
…って
これは一体どんな作品なんでしょ
本編よりもこっちが気になって…。
しかも良く考えると、マチルダ相当の女の子も
最後に死んで終わってるし…。
まさかのレオン無駄死に?
あぁ 色々と気になる気になる…。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
どこにいても生きていける。
過疎化問題と人間の生き方をコメディで魅せる映画。
一見地味な映画だがこれを丁寧に制作するのは至難の技。ご当地映画は数あるがどれもつまらなく、地方から資金を集めて撮りました。終わりました映画が多い中、丁寧にちゃんと計算して撮っている映画。役者陣のキャスティングも素晴らしい。これこそ地味になりがちだが、そこはちゃんと演技力のある役者でカバーしているので飽きないし、観ていて気持ちがいい。
シナリオも分かりやすく、画も丁寧に撮っていて、老若男女、年齢に問わず楽しめる映画になっている。
息子に最後言われる言葉で救われる父が微笑ましい。
毛の多い少ないにかかわらず料金は一緒ですよね
高橋克実さすが。
安心感があります。
板尾創路もあんまり気持ち悪くなくて良かった。
スナックのあけみママ(根岸季依)は最初、カルセール麻紀かと思いましたよ。すごい付けまつ毛(笑)
最初からぶちかましてくれました。
中国人の香蘭さんを嫁に迎えたミカン農家の後継ぎ。村人の噂を気にして、閉じこもりがち。
リンリンランランりゅうえん?
素晴らしいお披露目でした。
還暦世代のマドンナの娘(筧美和子)がかえって来て、スナックを開店。
村の男たちで大盛況。
ママ~、巨乳サワーおかわり❗
あけみママの店ではトリスなのに一番高い「山崎」を入れる近藤芳正。
昔は国産ウイスキーの方が安かったのにね。関税の問題ですかね。
田舎の町に映画が来た。
腰の低い町長。
題名は「赤い海」
「こんなレオンのパクリみたいな映画」
「パクリじゃなくてオマージュ」
「オマージュってスープですか?」
「それはポタージュ」
思わず、「ふん」と鼻で笑ってしまいましたよ。
山崎一門、日本統一っていう本宮泰風主演のシリーズ映画が同時期に上映中ですけど、番宣ですか?
大牟田がロケ地でした。
赤い海の偽ナタリー・ポートマン役と香蘭役はHKT48のお嬢さん。
うしろの席のおじいさんたち(3人)が懐かしそうに話していました。
昔、スナックあけみに行ったのかな?
上映中にしゃべったりせず、マナーのよい方でよかったです。
もうちょっと若かったら富田靖子、スナックのママ役いけたかも。昔はいろいろ「訳あり」だったような記憶が・・・「さびしんぼう」の頃とのギャップにずいぶんショックを受けたような記憶が・・・
映画の本番と練習のギャップはさすが役者でした。
うーん😔なぜこんな評価が…
過疎化・少子高齢化・介護・結婚難のカルテットは日本社会の縮図か?! 寂れた町を舞台に本当の"地方創生"を問う社会派人情映画
高橋克実さん主演というなんともいぶし銀なキャスティングにまず惹かれつつ、寂れゆく地方問題をテーマにして変化に否定的な住民側を主体に如何にネガティブに偏り過ぎずされど理想論に終始しないエンタメ作に仕上げられているか、俄然興味が湧いて劇場に足を運んだ次第です。
田舎の閉塞感と出歯亀根性が嫌になって上京した身としては主人公の息子世代の心情に近いハズなのですが、彼らのその時々の熱情に正直なもののその実非常に移り気で一貫性の無い様がどうしても目についてしまう老壮世代の心情もよくよく共感されるところであり、その相克がそのまま地方創生を巡る問題の難しさを表しているという本作のスタンスがなんともしっくり来て感心しました。
鑑賞後に周縁情報を調べてまずオヤッと思ったのが、原作と舞台となる地方町が違う点。原作では北海道ですが映画では福岡県に置き換えられており、それに伴って作中の地方ロケ映画も『赤い雪』→『赤い海』に変更されています。同じ元炭鉱町といえど北から南に変更されているということで真逆な印象を受けますが、それでもきちんと成立しているあたり地方の過疎の町の問題が普遍的なものであることをあらためて実感させられますし、実際、地理的には全く異なる関西の山間部の町の出身である私にも十二分に身近なテーマとして受け入れられました。
とどのつまり、田舎での生活とは"冒険しない"という冒険をし続ける生活だと思います。何か他人と違ったデカいことをやろうものなら白い目で見られて瞬く間に引き摺り下ろされ、その地域の流儀に均されてしまう。
作中では、新しいチャレンジをするのを後押ししてくれる、つまりはそれまでの失敗を水に流して先入観無しに協力してくれる場が"都会"であり、そのチャレンジがしんどくなった人のためのドロップアウトの場所として"田舎"があり、実際現在の社会でもほぼほぼそのような棲み分けが為されていると思います。
そのチャレンジを行うのに制度だけでなくそこに住む人々も臆面無く後押しできる土壌が地方創生には必要だということが本作の示す一つの答えだと思えました。
ほっこりくるね。
根岸季衣が良かった
2022年映画館鑑賞54作品目
10月23日(日)チネラビィータ
一般スタンプ会員1400円
原作未読
原作は『イン・ザ・プール』『サウスバウンド』『真夜中のマーチ』『ララピポ』『ガール』『純平、考え直せ』の奥田英朗
監督と脚本は『問題のない私たち』『子猫の涙』『女の子ものがたり』『ハダカの美奈子』『上京ものがたり』『純平、考え直せ』の森岡利行
原作の舞台は北海道苫沢町だが映画では福岡県筑沢町
どちらも架空の町
ロケは福岡県大牟田市
過疎に苦しむ寂れた町という設定
ハートフルコメディー
福岡県筑沢町で理髪店を営む向田夫妻の息子が東京の会社を辞め故郷に戻ってきた
理容師の免許を取り家業を継ぐという
理髪店にカフェを併設する計画も披露
父は反対するが
息子たちの町おこし計画
幼馴染との再会と喧嘩と仲直り
大輔さんと香蘭の結婚披露宴
訳有りさなえママ
東京の息子が警察沙汰になり意気消沈昭和下町のママ
筑沢町を舞台に映画撮影
いろいろと詰め込みすぎ感が否めない
でもそれほど悪くはない
NHKのドラマ10とかTBSの日曜劇場など連ドラでじっくりやっても良い題材
『赤い海』のヒロインと大輔の中国人嫁はHKT48のアイドル
巨乳女優の筧美和子は今回大胆に胸の谷間を露わにすることはなかった
脚本を熟読した上でその必要はないと判断したら大したものだ
「私である必要がありますか!」と涙ながらに抗議し降板体調不良休業しなくて良かった
役者さんでは特に根岸季衣が良かった
息子への想いを演じた姿にグッっときた
エンドロールの笑顔の面々を見ていたらパチンコ店のCMを連想した
理髪店店主の向田康彦に高橋克実
康彦の妻・向田恭子に富田靖子
康彦と恭子の息子で東京の会社を辞め故郷に戻ってきた向田和昌に白洲迅
康彦の同級生で電気屋の谷口修一に近藤芳正
康彦と同級生でガソリンスタンドを経営している瀬川真治の板尾創路
康彦たち同級生のマドンナの娘で東京から筑沢に引っ越してきたばかりのスナック「さなえ」のママ三橋早苗に筧美和子
老舗スナック『昭和下町』のママ大黒明美に根岸季衣
筑沢町を舞台に撮影された映画『赤い海』の主演俳優宮本風秦に本宮泰風
メイク室で『レオン』のパクリだとぼやく映画『赤い海』のヒロインでアイドルの大原零に矢吹奈子
中国から筑沢町の農家に嫁いできた香蘭に運上弘菜
中央官庁から出向してきた筑沢町役場職員の佐々木良平に田中俊介
東京で会社を経営している明美の息子・大黒修平に永田崇人
真治の息子で自宅のガソリンスタンドに漫画専門の本屋を併設しようと目論む瀬川陽一郎に鈴木大輝
香蘭の夫で農業を営む野村大輔に重松隆志
康彦の近所に住んでいた幼馴染で東京八王子から引っ越してきたばかりの馬場武司に芦川誠
町役場の地域振興課長で映画撮影を誘致した藤原健司に坪内守
劇中映画のホテル受付に林田麻里
筑沢町を訪れるテレビレポーターにまこパーティー
向田理髪店の親子
誰でも楽しめるよか映画たい
わたくしサプライズ、生まれも育ちも、そして現在も在住している、生粋の福岡人でございます。
大牟田とはあまり縁がありませんが、やはり福岡を舞台にした映画となると凄く嬉しい。少し遅れましたが、そこそこ期待して鑑賞。想像以上に上品で、心が温まるよか映画でした!
やっぱり、福岡の方言は馴染みがあるけん癒されるとよ。出演者全員、流暢な博多弁で一気に引き込まれたとさ。結構地元を舞台にした映画だと、んなこと全然言わんっちゃけど、って不満を持ちがちなんやけどさ、この映画はそんな不満一切なか。役者ってすごかね〜。割かし癖強めな方言やけど、めちゃくちゃよく発音できとったよ。
方言はここまでにしといて笑 (読みにく過ぎ)
この映画、意外にも構成がしっかりしていて、色んなエピソードがまるでドラマのように盛り込まれているんだけど、ちゃんとテーマが繋がっていて、映画として綺麗にまとめられているんですよ。一つ一つのエピソードにもうちょいパンチがあったり、見応えがあったほうが良かったなぁと思ったりもしたんだけど、この緩さがひとつの田舎町で起こる些細な事件って感じがして、いいかもね。
キャラクター設定も良き。
高橋克実、板尾創路、近藤芳正、富田靖子などの日本映画界を支えるバイプレイヤーが織り成す人間ドラマ。見る前からこの4人の会話が楽しみでしょうがなかったんだけど、やっぱり居心地が良くて、笑えて、楽しかった。会話部分だけでも、見に来て良かったなぁと思えるくらい面白いです。
地元・福岡っていうこともあってか、肩の力を抜いて楽しめる映画なんです。それで終わり?って感じがしてならないんだけど、やっぱり後味はいい。主題歌HKT48は合ってない気もするけどね笑 だけど、地元愛に溢れた映画だったし、満足です。福岡の人は、絶対に見らんといかんよ?
田舎あるある
ちょっとやっちゃいましたかね・・
このような事を書くのは、申し訳ないのですが・・、伏線が回収されないままと思われる状態が認められたり、会話の描写においてあまり深い意味がないと思われる部分がなかなか見られたりと、作品のクオリティとしては結構残念でした。
田舎町の様相をもっと上手に紡ぎ出せば、もっと評判になりうるであろうプロットなだけに、ちょっと残念です。
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