MEMORY メモリーのレビュー・感想・評価
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ぼやけたメモリー
リーアム・ニーソン主演作品、今年早くも2本目という事でありがたやありがたやという気分で鑑賞。平日の昼間ですが座席は7割方埋まっていました。
ただ中身は…。記憶障害がキーになるかと思いきや別にそんなことは無く、アクションが優れているのかといえばそうでもなく、物語に深みがあるのかと思いきやそうでもなく、物語が終わりに向かうに連れて自分の集中力も見事に削られていきました。
認知症の症状のせいもあって、記憶が飛ぶことが多い主人公、依頼を受けていつも通り殺しに向かうと子供だった…という感じで物語が進むんですが、いかんせん都合よく物事を忘れては軽くドンパチしての繰り返しなので早々に飽きてしまいました。
登場人物が多いのも厄介で、誰が今どんな状況にいるのか分からないくらい登場人物でしっちゃかめっちゃかしています。
リーアム・ニーソンの前作の「ブラックライト」よりかはアクションしているなと思いましたが、設定のせいか今ひとつな感じは否めませんでした。ほんの少しでしたが期待していただけに残念です。
鑑賞日 5/16
鑑賞時間 11:50〜13:55
座席 J-2
トリッキーなハードボイルドドラマ
スタート時点で主人公・アレックスが認知機能に関する病を患っているため、いわば彼は「信頼できない語り手」であり、アレックスの視点で描かれる物は本物なのか?アレックスの読みは正しいのか?という疑惑が、観客に対して常にスリリングに機能していた。流れるように相手を制圧するのに、武器を降ろした途端に観客を不安にさせるリーアム・ニーソンの演技は流石。
そして一番のインパクトは、本作がリーアム・ニーソン演じるアレックスの物語と思いきや、ガイ・ピアース演じるセラ捜査官の物語だったこと。正義と秩序の間の隔たりをストレートに描くとしたらセラ捜査官が主役のドラマになり、視点を捻ってアウトローが流儀を貫くアクションとして描けばアレックスが主役のサスペンスになる。
アレックス、地元警察、FBI、地元実業家、人身売買グループ、殺し屋組織...と様々な勢力が登場し、それぞれが表に出ないドラマを抱えていることを匂わせているものの、なかなか点と点が繋がらず、終盤になるまで各エピソードが散漫な印象になるのが残念。
色々と文句が多いがそれなりに楽しんでしまった
リーアム・ニーソンが今回演じるのは、認知症を患っていく凄腕の殺し屋。殺し屋の記憶が曖昧になっていくってあまり見たことがない設定なので楽しみにしていた。
ところが認知症であることを説明するシーンがわかりづらい。殺すべきターゲットのことが曖昧になったり、自分が殺したのかわからなくなるシーンがわかりやすく配置してくれていたらいいのに。せっかくの面白そうな設定が十分に活かせていない気がした。
「少女を殺そうとするなんて許せない!」という基本的信念についても唐突な感じがした。寝たきりの母親の前で息子を殺しちゃうし!悪人なら残酷に殺してもいいというルール?殺し屋なのにいい人という設定も甘いんだよな。
と文句を言いつつ、なんだかんだでそれなりに楽しんでしまったのだから不思議。それがリーアム・ニーソン映画の魅力なんだろう。それにしても認知症の殺し屋という設定を持ってくるあたり、リーアム・ニーソンがおじさんアクション映画の主演を務めるのも終わりが近い気がする。今後のニーソン映画にも注目だ。
ここ最近の主演作で1番いい。
お爺ちゃん🤭
保証されない正義をどう執行するのか?
殺人にきつい表現があるので、映倫は「R15+」となり、15歳未満の人は鑑賞禁止で、15歳以上の人だけが鑑賞できます。
アメリカとメキシコを舞台にした少女売春、人身売買がテーマです。
日本人には、馴染みのないテーマなので、理解しにくいです。
似ている事件なら、日本でも起きています。
出入国在留管理局が関与しているので、ウィシュマ・サンダマリさんの事件を思い出しました。
2021年3月6日、スリランカ人のウィシュマ・サンダマリさん(33歳)は、名古屋出入国在留管理局の施設に収容中に体調不良を訴え、死亡しました。
2022年3月4日、ウィシュマ・サンダマリさんの母、2人の妹は、ウィシュマ・サンダマリさんが亡くなったのは、名古屋出入国在留管理局が必要な治療を怠ったためだとして、国に約1億5600万円の損害賠償を求め、名古屋地方裁判所に提訴しました。
日本において、正義は執行されるのでしょうか?
登場人物は、お互いに面識のない人々が、事件をきっかけに、絡み合います。
登場人物は多く、少女売春をする父親と娘、アメリカとメキシコでの組織的な少女売春、人身売買を取り締まるFBI捜査官、アメリカとメキシコの警察官、アメリカとメキシコでの組織的な少女売春、人身売買を行う犯罪者、殺人を依頼する人、殺人を仲介する人、殺人を請け負う人とアメリカの国家上層部に分けて、鑑賞すると、分かりやすいです。
主人公は、殺人を請け負う人ですが、少年時代にトラウマを抱え、子供を殺せず、認知症の初期状態で、記憶を失いながら、アメリカとメキシコでの組織的な少女売春、人身売買を行う犯罪組織に立ち向かいます。
アメリカとメキシコでの組織的な少女売春、人身売買を取り締まるFBI捜査官も、少年時代にトラウマを抱え、アメリカとメキシコでの組織的な少女売春、人身売買を行う犯罪組織に立ち向かいます。
殺人を請け負う主人公とFBI捜査官の立場は違いますが、目的が同じであるところが、ラストへの伏線になっています。
アメリカとメキシコでの組織的な少女売春、人身売買を行う犯罪者とアメリカの国家上層部がつながっているという壁が、主人公たちの前に立ちふさがります。
ストーリーは、二転三転するという複雑なストーリーですが、勧善懲悪なストーリーなので、すっきりします。
子細な点を気にせずに、楽しむことをお勧めします。
アメリカとメキシコでの組織的な少女売春、人身売買を行う人々に正義を執行するには、どうしたら良いのかということです。
お元気ニーアムさん。
ラストのお呼び出しに....ドキドキしちゃいました。
SICARIOの継承
リーアム兄貴の映画なのに、あの名作『ボーダーライン』の原題である SICARIO(シカリオ、スペイン語で暗殺者の意)というタイトルでもいいような重苦しい雰囲気にびっくりしました。
96時間シリーズやそれ以降の〝ほとんどソロ〟での大活劇とは、随分と趣きを異にしています。
今回もソロ活動中心ではあるのですが、ある弱味を抱えることによる不安と焦りから、第三者にサポートを求めることになります。その姿が意地らしくもあり、哀しくもあり…
よくよく考えてみれば、無慈悲な凄腕の暗殺者としての過去の所業を想像すれば、同情や憐れみを抱く対象にはなり得ないはずなのに、彼の内面については、『こどもは仕事の対象としない』ことしか伝わってこない構成になっている。ズルいというか上手いというか。
だから、「俺は悪人だ」と言われても、そんなことない❗️彼はある意味で正義を実行してるのだ‼️と鑑賞してる側は勘違いしたまま、ラストを迎える。
感情移入して、ハラハラドキドキしたかと思えば、そうこなくちゃ❗️と納得したり、もしやとは思ってたけど、やはりそうなるのかとため息ついたり、泣かされたり。
実生活で疲れることばかりとか、最近、なんだか心のストレッチが出来てないなあ、という方にはもってこいの映画です。
リーアム・ニーソン
に外れなしのはず?
やっぱり寄る年波には勝てずというところか。
トム・クルーズのような年齢を感じさせない超絶アクションは端から期待しておらず、
年齢を重ねたいぶし銀のような渋さを求めているのだが、
今回は結構モヤモヤした感じが残った。
それは当然ラストが大きく影響しており、
次世代へのバトンタッチなのかとも思うものの、
私が観たかったのはあくまでもリーアム・ニーソンだった。
どういう意図でこんな感じにしたのだろうか。
また、リーアム・ニーソンのことは置いておくとしても、
結局FBI内部の腐敗した構造は正されなかったわけでやはりすっきりしない。
女性刑事は魅力的だったが、他のキャラは影が薄かった。
リーアム・ニーソンに取って代われるとは到底思えない。
リーアムニーソンに頼りすぎよ
自分の過去も忘れたのかな?
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