MEMORY メモリーのレビュー・感想・評価
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男っぽさに溢れてました
リーアムニーソンの男臭いアクション新作。
しかも監督はマーティンキャンベルです。
アルツハイマーに侵されていく殺し屋という一風変わった設定で、主人公に対峙するのがガイピアースというのも面白い。
忘れないように体にメモを取る、あれって思いっきり「メメント」へのオマージュですよね?
そしていつもタフガイなリーアムも、気がつけば御年71ですよ。
しかしそこはリーアム。流石にスピード感は落ちるものの、その圧は未だ健在。身体の大きさもあって迫力があるんですよね。
あとリーアムは銃の構え方が格好良いんですよ。
痴呆から引退を決めた殺し屋が、信念に合わない仕事を押し付けられた事から、組織と汚れた権力者を真っ向から潰しにかかる。
いわゆる「悪を許さない!」なストーリーラインはとても大味です。
でも何だか観れちゃうのは、リーアムの魅力なんでしょうね。
その信念が引き継がれたようなラストも良かったです。
何だかんだその姿は、最後の最後まで男っぽさに溢れてました。
今月リーアム、来月もリーアム
序盤、配役がよく分からずストーリーが追いきれなかったのが不覚。
MEMORYの意味も映画でそこまで重要な言葉として描かれていたのか?
悪人の子分は大金を積まれても もうやめたいが、ロリコン趣味暴露で引き受けちゃうんだよね。(あってる?そんなんだったよね) 未成年相手だとフィクションの映画でも描けないのかな?
主人公の最後もあっさりだったし、そんな所に隠す?だった。
この映画の前に「探偵マーロウ」の予告編。リーアム連投。でもこの映画、全米公開1年前だった。
リーアムニーソンのシブさが活かされてるなー。
アルツハイマー抱えた殺し屋、って聞いた時、なぜそんな現実的な弱点を設定するのかと不安でしかなかったが要所要所に記憶ネタがうまく散りばめらていて楽しめた。さすがに年齢に合ったアクション展開だったけど決めどきは迫力満点。さすが、って感じで満足。
スッキリはしない殺し屋改心もの
2023年劇場鑑賞111本目。
殺し屋が仕事より女子供を救う方を選び組織から追われる、というのは割とよくある設定。
アルツハイマーの殺し屋の事件と、人身売買の捜査員の事件と同時に描かれていき、どうせ繋がるんだろうな、と思っていたら案の定という感じ。
とにかく人が死ぬので、どう納めてもハッピーエンドは無理な展開でカタルシスは低めでした。
「子供は殺さない」という自分ルールに「罪のない人は殺さない」がないので共感できない主人公に。
病がなくても…。
アルツハイマー病を患う老練な殺し屋。引退を考えるも押し切られて行う二人のターゲットのうちのひとりが少女だった事から狙う理由、目的を知り突発的な記憶の喪失に抗いながら依頼者を追い詰める。
観終わったあとにふと『隠し場所トリックの為のアルツハイマー?』って思ってしまった。
アルツハイマー病により自分の行動と記憶の葛藤を描いた訳ではなく、あくまでも自分の中の正義とは、制裁とはを主体に敵味方、正悪入り交じって進んでくお話。
アクション、緊張、悲壮。決してハッピーエンドではなかったけれども、見終わったあ後に残るものは感じた。
とても面白かったです。
リーアム・ニーソンが出てるから☆5。認知症設定はほとんど生かされず。殺し屋なので本来ワルイ人。
ここ何年かの中高年アクション映画ブーム(?)に乗って、おそらく「トレイン・ミッション」(2018)あたりからリーアム・ニーソンを応援しだした「にわかニーソン ファン」です。
リーアム兄さん(爺さん?)には、このままずっと付いて行こうと決めています。だから映画の出来・不出来に関わらず、リーアムおじさんが出ているという理由だけで☆5です。
2ヶ月前の「ブラックライト」は初日に行き損ねて、にわかファンの面目が立たなかったので、今回は初日に行きました。
ところが (^^)。
「TARター」 の後に見たら途中で寝てしまったので(すまんアニキ、にわかなんで)、ストーリーがよく分かりませんでした。
で、も1度見に行ったのですが(^^)。
やはり「TARター」 の後に見たら、やはり途中で寝てしまったので(父さんすまん、にわかなんで)、ストーリーがよく分かりませんでした。
「ター」はかなり体力・知力を消耗して脳が相当疲労する映画なので、にわかリーアム ファンは「タ~」を見た後だとアニキの映画で寝てしまうことが判明しました。だから今日は「MEMORY」だけを見て来ました。ストーリーがよく分かりました。
認知症設定による混乱を全体的にもっと多く出してたら面白かったと思う。
認知症は最近の出来事を忘れてしまうというより、そもそも記憶に定着していないという感じです。例えば「殺しに行ったらターゲットが子供だったから中止した」という出来事自体を記憶に留めていない場合もあります(必ず忘れてしまう訳ではない)。 だから2回も3回も「殺しにいったら子供だった」になる可能性もあります。
あと今回、隠し場所を思い出したから、あれはアルツハイマーとは関係ない単なるど忘れです。
アニキが、なんか世直しするイイ人みたいな話になってしまいましたが、本人が言ってるように本来 「悪いヤツ」。 ” 職業:殺し屋 ” ですからね。 「子供は殺さない」って、まるで 実は根は善人みたいなこと言ってますが、大人も殺してはいけまてん。
まあ、とにかく☆5。「探偵マーロウ」が楽しみ。
趣向の違う「怒るおじさん」モノ
リーアム・ニーソンお得意の「怒るおじさん」モノ。
でもちょっと趣向が違う。
決して正義ではない殺し屋ですが、
冷淡な殺し屋ではないというのがこの物語のミソ。
アルツハイマーで記憶が危うい殺し屋は
仕事をこなしていくのに大きなダメージでしょう。
共演のFBI捜査官がガイ・ピアースでしたが
「メメント」で記憶障害の役を演じていたのが面白い偶然。
モニカ・ベルッチも出演していましたが
年を喰ってしまったなぁと思ってしまいました。
哀しく、そして力強い
私は決していい奴ではない
それは認める
彼ほど悪い奴でもないが、
彼ほどいい奴でもない
2021年のアカデミー賞 主演男優賞をのアンソニー・ホプキンス
作品は『ファーザー』
その作品では記憶を忘れるだけではない、ありもしない妄想までもが現実と入り混じり本人は舞い込んだその世界に翻弄されてしまうとても怖い作品だった
この『MEMORYメモリー』では、記憶が徐々に無くなっていく
しかし人間性は保ったまま
どちらが幸せなのだろう、その病におかされたらどちらを選ぶことも出来ず本人も周りの人々も振り回されることになるだろう
私が好きな役者さん達も私同様歳をとっていく
彼を最初に見たのは『ダーティハリー5』だったと思う
その時は気が付かなかったけど『シンドラーのリスト』で、この人見たことあるぞ 調べたらハリーに出ていた
まさか『スターウォーズ』や『96時間』などであんなに激しいアクションをするとは夢にも思わなかった
しかしかっこいい
そんな彼も70歳になるのだ
昔と違って若者ばかりがもてはやされる映画ばかりではなくなったことは見ている私も嬉しくて力になる
トム・クルーズも60歳、ハリソン・フォードは80歳
クリントイーストウッドなんて92歳なのだから
まだまだ私も頑張らねば
そして、もう少しだけいい奴になれたらと思うのです
リーアム兄さん
アレックスが主人公かと思ってたが、、、
この映画は、主人公のマヌエルが、彼の妻の死を調べるために、彼女が最後に滞在した地であるコロンビアを訪れることから始まります。そこで、彼は彼女が持っていた秘密の過去を知るため、協力者であるアレックスと出会います。映画は、この秘密を解明するための調査やアクション、そして予期せぬ展開を交えながら進んでいきます。
全体的に、この映画はスリリングであり、緊張感があります。映像美も印象的で、コロンビアの風景や文化的な要素が描かれています。また、物語は一筋縄ではいかない展開を見せ、最後まで観る者を引き込みます。ただし、映画の中盤あたりから少しダレる場面があると感じるかもしれません。
総じて、「メモリー」は、スリリングなサスペンス映画をお探しの方におすすめの作品です。
醒めてしまった
シナリオが雑!
主人公のアレックス(リーアム爺さん)は仕事を請け負う時点でターゲットの年齢と名前くらいは調べて知ろうよってのと、仲介業者も長年の付き合いなら子どもはNGって主人公の性質を知ってんだろ!
ってのが引っかかって、ちと飲み込むのに時間がかかったものの。
ターゲットが子どもと分かって、爺さんがブチ切れしてからの展開はハラハラドキドキ。
実質W主人公となるFBI捜査官のキャラがいーな、と思ったらこいつ、『メメント』『L.A.コンフィデンシャル』のガイ・ピアースじゃないの。
ひねった配役で、めちゃくちゃ楽しい!
と思いながらのめり込んだのですが……
あと15分くらいを残すところで、
「リーアム爺さんが(アルツハイマーで)記憶をなくしていくって設定、ひょっとして『メメント』のパロディ?」って頭をよぎってしまったら、なんだか急に醒めて、面白く感じなくなってしまった。
今作も戦うおじさんリーアム・ニーソン
リーアム・ニーソン演じる主人公のアレックスも、FBI捜査官のセラも抱えているものが悲しすぎ
それで考えさせられる「正義」
ラスト間際で「えぇぇー」ってなったけど、とりあえず「それで良し」のラスト
あれは「正義」というより「報復」なのかもしれませんが
ストーリーは✩3くらいですが、銃も格闘シーンも戦うおじさんのリーアム・ニーソンは渋くてかっこ良くて楽しめたので✩3.5です
ぼやけたメモリー
リーアム・ニーソン主演作品、今年早くも2本目という事でありがたやありがたやという気分で鑑賞。平日の昼間ですが座席は7割方埋まっていました。
ただ中身は…。記憶障害がキーになるかと思いきや別にそんなことは無く、アクションが優れているのかといえばそうでもなく、物語に深みがあるのかと思いきやそうでもなく、物語が終わりに向かうに連れて自分の集中力も見事に削られていきました。
認知症の症状のせいもあって、記憶が飛ぶことが多い主人公、依頼を受けていつも通り殺しに向かうと子供だった…という感じで物語が進むんですが、いかんせん都合よく物事を忘れては軽くドンパチしての繰り返しなので早々に飽きてしまいました。
登場人物が多いのも厄介で、誰が今どんな状況にいるのか分からないくらい登場人物でしっちゃかめっちゃかしています。
リーアム・ニーソンの前作の「ブラックライト」よりかはアクションしているなと思いましたが、設定のせいか今ひとつな感じは否めませんでした。ほんの少しでしたが期待していただけに残念です。
鑑賞日 5/16
鑑賞時間 11:50〜13:55
座席 J-2
トリッキーなハードボイルドドラマ
スタート時点で主人公・アレックスが認知機能に関する病を患っているため、いわば彼は「信頼できない語り手」であり、アレックスの視点で描かれる物は本物なのか?アレックスの読みは正しいのか?という疑惑が、観客に対して常にスリリングに機能していた。流れるように相手を制圧するのに、武器を降ろした途端に観客を不安にさせるリーアム・ニーソンの演技は流石。
そして一番のインパクトは、本作がリーアム・ニーソン演じるアレックスの物語と思いきや、ガイ・ピアース演じるセラ捜査官の物語だったこと。正義と秩序の間の隔たりをストレートに描くとしたらセラ捜査官が主役のドラマになり、視点を捻ってアウトローが流儀を貫くアクションとして描けばアレックスが主役のサスペンスになる。
アレックス、地元警察、FBI、地元実業家、人身売買グループ、殺し屋組織...と様々な勢力が登場し、それぞれが表に出ないドラマを抱えていることを匂わせているものの、なかなか点と点が繋がらず、終盤になるまで各エピソードが散漫な印象になるのが残念。
地味に良い作品だったけど、 もっともっとアルツハイマーであることが...
地味に良い作品だったけど、
もっともっとアルツハイマーであることが大きく影響してくるのだと思ってた
タイトルもメモリーなのに
色々と文句が多いがそれなりに楽しんでしまった
リーアム・ニーソンが今回演じるのは、認知症を患っていく凄腕の殺し屋。殺し屋の記憶が曖昧になっていくってあまり見たことがない設定なので楽しみにしていた。
ところが認知症であることを説明するシーンがわかりづらい。殺すべきターゲットのことが曖昧になったり、自分が殺したのかわからなくなるシーンがわかりやすく配置してくれていたらいいのに。せっかくの面白そうな設定が十分に活かせていない気がした。
「少女を殺そうとするなんて許せない!」という基本的信念についても唐突な感じがした。寝たきりの母親の前で息子を殺しちゃうし!悪人なら残酷に殺してもいいというルール?殺し屋なのにいい人という設定も甘いんだよな。
と文句を言いつつ、なんだかんだでそれなりに楽しんでしまったのだから不思議。それがリーアム・ニーソン映画の魅力なんだろう。それにしても認知症の殺し屋という設定を持ってくるあたり、リーアム・ニーソンがおじさんアクション映画の主演を務めるのも終わりが近い気がする。今後のニーソン映画にも注目だ。
全89件中、21~40件目を表示