NOPE ノープのレビュー・感想・評価
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血の雨(物理)
初ジョーダン・ピール監督作品。
情報統制が強かったという記事を見て、俄然興味を惹かれ、鑑賞。
個人的にはあまり合わなかった。
本筋にはネタバレ厳禁とするほど目新しさは感じず。
ハリウッド映画や日本のアニメ、実際の事件などのオマージュも多いとのことだが、それはあくまで付加価値と考えます。
「知っていれば面白い」ではなく、「知っていれば“なお”面白い」でなくては。
UFOかと思いきや生命体だった、というのは面白かったが、やや弱い。
また、敬意を欠いた傲慢な人間は逆襲される(馬に蹴られた映画スタッフ、ゴーディに襲われた役者たち、UFOに呑まれたジュープや記者など)というメッセージかと思ったが、だとしたら主人公はまだしも妹はやられなくてはならない。
散々重ねられた構図だから、意味はあると思うのだが。。
血の雨(物理)が降る中盤までの緊張感は良かったのだが、後半で盛り上がれませんでした。
ゴーディ事件の印象が強すぎたり、馬の名前をデカデカと出すなど、伏線と身構えた部分がオチに繋がらなかったのも散漫さを感じた。
ジョーダン・ピール版未知との遭遇
過去作と比較すると、UFOというSF的存在が出てくる分かりやすい作品に思える。凡人には思いつかない展開だった過去作のイメージでいると一見肩透かしに思えるかも知れないが、簡単で分かりやすい物語の中に、流石ジョーダン・ピールという社会風刺が込められている。やはり本作で主人公となるのは黒人。黒人が馬で駆る画が撮られた世界初の映画。その映画の主人公の子孫となる家系に育った兄妹の物語だ。黒人が虐げられてきたのはもはや世界共通の人類の恥とも言うべき歴史だが、もちろん本作でもそれは顕著に描かれている。どこか見下すように描かれているシーンでの加害者はやはり白人であり、寡黙な主人公はそれに耐えてきた。一方で陽気に振る舞う天真爛漫な妹の存在。不慮の(不可解な)事故で亡くなった父から受け継いだ牧場を経営しているが、上手く回っていないのが現状である。そんな中二人の前に現れたUFO。そんなピンチな状況を、それを撮影して一躍有名になろうと二人はチャンスに変えようとするのである。
本作のテーマはズバリそれである。SNSというツールを使い、様々な情報が行き来している現代に対する風刺だ。その中には暖かいものもあるが、冷たいものまで様々だ。そんなSNSに生きる人々には、「自分を知ってもらいたい」や、「有名になりたい」という思いがあるだろう。
本作にはもう一人忘れてはいけない存在がいる。主人公二人と同じ様な思いを抱えるアジア人だ。彼もまた「成功して稼ぎたい」などの思いから、やや過激なショーを披露しようとする。この両者に大きな関係は無いかもしれないが、我々アジア人も酷い差別を受けてきた存在である事を忘れてはいけない。「有名になりたい」という思いは時に自らを滅ぼす様な事になる。近年YouTuberの事故死、テレビタレントや政治家のSNS上での失言等による炎上。あまりの悪口雑言に精神を蝕まれ、自ら命を絶つ者まで出てくる。それを具現化したのが本作に登場するUFOなのではないか。はっきりとエイリアンと明言せず、捕食者と表現するのもそれを表しているのだろう。本作のUFOがSNSそのものなのだから。冒頭で動物タレントのチンパンジーが人間の演者を惨殺するシーンにも深い意味が込められている。調教され人に慣れ、安全なはずのチンパンジーに惨殺されたのだから。だがここでも白人の演者は必要以上に攻撃して、机の下に隠れていたアジア人の子役(ネタバレしすぎるので深くは記載しない)には襲うどころかグータッチをしようとする。このシーンは差別社会に耐え切れなくなった人種が反撃を開始した様にも思えるシーンで、かなり怖いシーンだと思う。これは手元に残しておきたい名作である。ちなみに、可能であればIMAXで鑑賞するとUFOの怖さが一段と高くなる。IMAXならば当たり前の事だが、派手なSFアクションでなくてもハッキリとした臨場感を味わえる事を証明している。これはオススメしたい。
良くも悪くも日本の感覚ではわかりにくいよね
日本にいると良くも悪くも人種差別を身近に感じないからジョーダンピールのメタファーは自分事化しにくいよね。あとキリスト教の聖書を読んだことある人なんて一握りだろうし。
しかも、この作品は今までのわかりやすい社会風刺をさらにSFに昇華させてるから、より難解になってる。
わからん。本当のメタファーがわからん!
だもんで、こういう時は、Twitterとかで「ナガさん」と「ISOさん」の解説を読んで反芻しております。いつもお世話になっております。
映画の意味がわからなかった人も、読んだら作品の見え方が変わる人もいるはず。
映画だけ観てつまらん、で終わっちゃうのは実にもったいない〜。
いろんな人の解説や思考を読むと、多角的な分析ができて超面白い作品。ジョーダンピールは観終わってからは別の楽しみ方があるから最高よね。知識も増えるし。楽しい。
今回は一番搾りやAKIRAやエヴァのオマージュなどなど、日本好きなのね!ピール!
「わたしはあなたに汚物をかけ、あなたを辱め、あなたを見せ物にする」旧約聖書の一節、ナホム書3章6節のエピグラフは、GOTのサーセイが裸で街を歩かされるシーンを思い出しちゃったよね。
とはいえ、
ハリウッドができた時から排除されてきた有色人種のOJと妹。キャスティングされても、主役にはなれないアジア系の元子役のリッキー。
CGやVFXではなく、アナログにこだわる激渋カメラマン。最後は不可能を撮影するというこだわりに取り憑かれてUAPの中へ…。
の方々はわかるけど、電気店のエンジェルは何のメタファーだったんだろう?
あと、転換時の馬の名前がドーンと出てくるのには何の意味があったんだろうか🤔??
チンパンジーのシーンも、何度も小刻みに反芻するのはなんでなんだろうか???
カメラマンの「…一つ目、一つの角、紫色の空飛ぶ人喰い…」は聖書の引用?何の意味があったんだろうか。
気になる〜。
解説にも書いてなかったから、誰か知ってる人いないかな〜。
IMAXで鑑賞して正解でした。 音響と映像は楽しめます。 内容は結...
IMAXで鑑賞して正解でした。
音響と映像は楽しめます。
内容は結局何だったのか⁉︎
皆さんのレビュー読んで「ふーん」となりましたが、自分にはあまり腑に落ちませんでした。
ホラー、スリラーかと思いきや、アクションっぽい
映画館にて鑑賞しました。
途中までは、正体がわからず(最後まで結局何なのかは明確になりませんが)、得体が知れないものに襲われる、という恐怖感やハラハラ感でドキドキです。なんか生物みたいだ、と長年馬と付き合っている兄が気づいてからは、アクションっぽくなっていきます。
正直、妹や電気店の男が家でGジャン(仮名)に襲われるところで終了かと思いましたが、兄がもう一度家に戻る、という話をしだしたとき「さっきのシーンが最高潮とかにならなければいいな」と思いましたが、自分的には最後まで割と楽しめました。
兄のあのよく分からん丹力はどころからくるんだ、と思ったり、絶妙に空気が読めないというか、頑固なところは割と自分は好きでした。
チンパンジーの話が時折挟まったり、時折チャプターを分けるような場面転換があるため、テンポ感が出ているような気がしました。
また、チンパンジーの話は、ストーリーには直接関係がないように思えますが、なんとなくジュープを通して、人間が動物と接すること、みたいなことを描いているのかな、と思いました。何を伝えたいのかは正確には分からなかったですが、チンパンジーの暴れるシーン自体がとても緊張感があったので、自分としては割と嫌いではありませんでした。
皆さんの感想を見ると、ジョーダン・ピール監督の前2作の期待を超えられなかったような感想ですが、自分は前2作を見ていないためか、割と楽しめました。
深海のイカ、あるいはクリオネ
映画好きの友達が、ジョーダン・ピール作品、イチオシだったので観た。
観ながら、観たあとも「???、なんだ、なんだ、なんだぁ?……」が感想。
これって、ホラー?、SF?、スリラー?…
戸惑う。
しかし、パンフレットの稲垣貴俊さんのReviewを読んだ途端、映画が別物になったようによみがえった。key wordは「見過ごされた人々」、「見世物を以て見世物を制す」。
俄然、興味が湧いて各場面、ストーリー展開を振り返った。
この監督は、映像やストーリー展開でテーマを語るのではなく、テーマを表現するために映像自体を暗喩的に駆使しているのかな、と思った。
「ゲット・アウト」や「アス」も観てみたくなった。
期待はずれ‥
こういってしまってはなんだけど、あるわけないだろの連続でリアリティに欠ける。
途中出てきたおじいちゃんカメラマンも、何かしてくれるのかと期待してたら、あっという間にUFOに吸い込まれ、そのまま登場せず。
恐怖の煽り方とか、映像の雰囲気は悪くないんですけどね‥
この映画で何を言いたいのかサッパリわかりませんでした。
メチャメチャイケテルーッ!!
洋画の中では、今年一番期待した作品でした。タイトルの「メチャメチャイケテルーッ」と思ったのは、映画の中で少年の看板が出てくる時でした。
主人公のOJ達がUFOと遭遇する物語です。
中盤あたりからどんどん映画の世界に引き込まれ、ハラハラドキドキしました。盛り上がる音楽も良かったです。
前作の「アス」もなかなか面白かったので、ジョーダン・ピールなかなかやるなと思いました。
まあ、あの動物がどうして出てきたのか、謎ですが。あの動物がUFOを表しているのかな?
とても面白いSF大作だと思います。
パンフレット読んでもよくわからなかった
私の映画経験が足りないのか、『ゴーディ家に帰る』の件りがよくわからなかった。でもチンパンジーは、子供の頃に人間の顔面を喰ったという海外ニュースに接した時から恐怖の対象だったので率直に目を引く怖さがあった。
UFOは無機質すぎて怖い通り越してシュールだったし、物足りなさを感じてしまった。
感想を投稿するときは必ず鑑賞後すぐにその興奮を書き付けるようにしているが、興奮は今回ない。面白くないわけではなかったのだが、?が多すぎた。
次回作やるなら観るつもり。
あっ『古代の宇宙人』はYou Tubeで公開されてるので見れる方はぜひ。
チンパンジーとの関連性
空飛ぶ円盤とそれにまつわる人間たちのお話。この手の映画だと、謎の飛行体と対決するためにその特性を把握する必要がある。本作はそれをさり気なく、そして徐々にわからせる見せ方がうまかった。
それにしてもUFOが生命体という設定はおもしろい。そしてその特性を活かして調教し、その姿を撮影しようとする展開も。
だからこそあのチンパンジーのシーンが活きてくる。人間が動物を調教しようとすることの意味。その危うさを見せつけてくる。
ジョーダン・ピールって監督はただ恐かったりハラハラする映画にするのではなく、こうやって考えさせようとしてくるんだよな。嫌いじゃない。
でも、盛り上がってくるまでの時間が少し長かったり、飛行体の第2形態が怖くないのは残念なところ。あまりホラー的な見た目にしないようにしたのかもしれないが。
ちなみにクライマックスでカーステレオから流れるのはコリー・ハートの「SUNGLASSES AT NGHT」。懐かしかったが、ちょっと嬉しかった。あんなにテンポを落とすだけで怖さの演出に役立つんだな。
「ゲット・アウト」(2017年)と「アス」(2019年)でホラー...
「ゲット・アウト」(2017年)と「アス」(2019年)でホラー界に新風を吹き込んだジョーダン・ピール監督の新作。
今回はSF色が濃く、空飛ぶ巨大な円盤にまつわる恐怖が描かれます。UFOという題材に挑戦したといっても斬新なプロットのひねりで鳴らす俊英の新作だけに、単なる空飛ぶ円盤の話ではありません。種明かしは見てのお楽しみとして、SF的な奇想と西部劇風の原風景を融合させた映像の雄大さに目を奪われました。
舞台は南カリフォルニア、米ロサンゼルス郊外の黒人が経営する平穏な牧場で、牧場主のオーティス・ヘイウッド・Sr. (キース・デイヴィッド)が空から降り注いだ異物の直撃を受け、死亡します。
亡き父から牧場を継いだ長男OJ(ダニエル・カルーヤ)は、半年前の父の事故死をいまだに信じられずにいました。「形式上は、飛行機の部品の落下による衝突死とされている。しかし、そんな“最悪の奇跡"が起こり得るのだろうか?」と。
何より、OJはこの事故の際に一瞬目にした飛行物体を忘れられずにいたのです。そして父が亡くなった日に飛行物体とおぼしき“何か”を見たと、牧場の共同経営者である妹のエメラルド(キキ・パーマー)に明かすのでした。
エメラルドはこの飛行物体を撮影して、“パズり動画"を世に放ち、一獲千金を狙おうと動き出します。
やがて起こる怪奇現象の連続。それらは真の“最悪の奇跡"の到来の序章に過ぎませんでした……。
難解さの一因は最後まで明確に意味が明かされないことによるもの。断片的にちりばめられた要素の数々はなかなか収斂されないのです。また消化不良気味のサブストーリーのせいで、中盤のテンポがもたつくのは難点で、退屈する人もいるかもしれません。
しかし、飛行物体の姿がはっきりと映し出されて以降の映像美と、最終盤のテンポの良さは目を見張るものがありました。
兄妹が呼んできた著名な映画監督アントラーズ・ホルスト(マイケル・ウィンコット)がUFO撮影用に手回し式のアナログカメラを持ち出すなど、細部のマニアックな描写も面白いところ。新鮮な驚きに満ちた見せ物映画でした。
草創期から黒人が関わっていたのだ、という演説のあたりまでは社会派ホラーのピール監督節です。
黒人差別の深層心理を暴いた「ゲット・アウト」、格差社会に鋭く切り込んだ「アス」に比べ、残忍な描写は抑えられています。夏休み向けの大作を志向したからでしょう。ただ、娯楽性と社会性を両立させるピール監督の作風は揺らぎません。直視してしまうと巨大な円盤が直視した人間を襲うというシーンに象徴される、壮大な光景や出来事、つまり「スペクタクル」(見せ物)に固執する人々と、社会にはびこる搾取への問題提起が確かに感じ取れました。
しかし物語は次第にシャマラン風のこけおどし的壮大さへと向かっていきます。日本アニメ風イメージまで加わって、こんな原始的な方法でモンスターに立ち向かう方法があるなんて!とあっけにとられる結末に。良くも悪くも期待は裏切ってくれました(^^ゞ(^^ゞ(^^ゞ
ところで中盤で登場する殺人チンパンジーは何だったのでしょう。よく分かりませんでした。
大作はこれにて終了。小さなホラーコメディーをもっと観たい。
「ゲット・アウト」があまりにも面白かったので2作目も今作も期待過剰で劇場へ行ったのがやはり間違いであった。作るごとに制作費が増えるごとに確実につまらなくなっていく映画の不思議よ。決めつけるのは良くないがジョーダン・ピールは大作を撮るような監督ではないしバジェットが大きくなりスタッフが増え優秀なプロデューサーと優秀な撮影監督を起用することによってどんどん普遍的になり個性が奪われちょっとしたブラックユーモアが使いづらい、もしくは効かなくなっているのではないだろうか。シットコムの猿の惨劇も寂れたテーマパークの東洋系経営者の背景としてちょっと描くアイデアとしては面白いと思うのだがスタジオセットにも美術にも凝ってCGまで駆使して大真面目に見せられてももはや笑えない領域にイッテしまっているのだ。彼自身は予算使って大好きなスピルバーグの「未知との遭遇」をやりたい放題できて楽しかったには違いない。それは分かるあなたの映画への愛情は十分理解するがでも普通にストーリーを追って見る観客のことを考えてみて欲しい。唯一AKIRAオマージュの金田バイクスライドを実写で完璧に再現して見せてくれたことに拍手を送りたい。
チンパンジーが一番怖い
空にいる「何物か」に人間が襲われるという設定のホラーでしたが、これで想起されたのが「クワイエット・プレイス」。物語の大前提となるこの設定以外にも、この2作品は構造的な類似点が結構あって、本作の「何物か」は、獲物(人間)が見上げると襲ってくるのに対して、「クワイエット・プレイス」の「何物か」は、獲物が音を立てると襲ってくる。そしてこの特徴を発見した主人公が、「何物か」を見上げないようになったり、音を立てないように気を付けるようになる展開も同じ。
また、これは物語上致し方ないかとは思いますが、双方の「何物か」ともに弱点があって、本作では旗が苦手、「クワイエット・プレイス」では高周波の音が苦手であり、やはりこれを主人公が発見して対峙するなどの構造も同じ。そして本作では兄妹、「クワイエット・プレイス」では親子という違いはあったものの、家族で「何物か」に立ち向かう点まで重なるなど、何から何まで構造が似ていました。
まあホラー映画をこういう見方をしてはいけないのかも知れませんが、こうも構造が似ていると、見せ場としては「何物か」がどれだけ恐ろしげに表現されているかがポイントとなるように思うのですが、残念ながら本作の「何物か」は余り恐ろしげではなかった。終盤になって「何物か」の正体が徐々に明かされて行き、最終的に全体像を観た時は、きっとこいつのモチーフは「大王イカ」なんだろうと思うに至り、微笑ましくなってしまいました。。。
ただかなり怖いシーンもあって、ある登場人物の子供時代の回想シーンに出て来た人を襲うチンパンジーは、現実味がある分恐怖を感じました。大王イカじゃなくて、チンパンジーを主人公にすれば、もっと怖い映画になったんじゃないかとすら感じてしまいました。
スピに引導を渡すアレ。
ピールのシャマ化を祝す。
超えるか?
構成から細部の意匠までを撮り手の癖で塗り固める映画的高密度を楽しんだ。
スピに引導を渡すアレ、使徒的造形、アキラなど旧作引用の洒落っ気も好調。
説教臭いテーマを前二作より奥に引いた塩梅も良し。
序盤の不穏の巧さ。
私的年テン入り。
ジョーダン・ピール監督のウルトラQ
まずこの手の映画が夏休みすれすれに滑り込んで上映される雰囲気が好きで、私の子供の頃も、「世界が燃えつきる日」と言う一見凄そうな映画が来てみるとB級だったなんて言う。
本作品も期待はありそうな作品でありながら、何とも胡散臭さ満点でのこの時期公開で、ちょっとばかり期待して見に来ました。
本作品の監督であるジョーダン・ピール監督って、前作「アス」で思いましたし、後々考えるのなら「ゲット・アウト」もその要素が満載だったけど、「アス」も「NOPE/ノープ」ジョーダン・ピール監督が作る「ウルトラQ」と言った具合でしょうか・・・
「ウルトラQ」でも、心に残る作品、驚いた作品、またその逆もありますが、私的には、本作品は、その逆で、新しい発想なものを作ろうと頑張ってみたものの・・・ちょっと残念な作りだったかな・・・・
「アス」の方は、私的にはよく出来ていると思っていたけど、本作品はね・・・確かに不穏な雰囲気や緊張感などはしっかり出ていたけど、何とも難解な部分もあるし、初めがちょっと長いと言うか無駄なシーンが多いかな・・・
ラストは、スリリングで見応えはありましたが・・・・
ジョーダン・ピール監督の世界観って、合う人、合わない人を選ぶと思いますね。
何か新しいモノ、誰も作ろうとしないモノみたいな熱意は伝わるんだけどね・・・
残念だったな・・・もう私的には「ノープ」です。
制御不能な未知との遭遇
空の中に実体の分からないものが存在する不気味さがよく描かれていると感じました。
通常スクリーンで鑑賞しましたが、重低音が響くような音が怖さを引き立ていました。
SFパニック系の映画は登場人物のIQが低く犠牲者が続出しやすい傾向がありますが、今回は皆さん頭が良く考えて行動しているのが意外とおもしろかったです笑
未知の存在がもう少し暴れてくれたほうが展開に強弱があっておもしろいかなと思いました…
かなりの期待はずれ
ジョーダンピールはその時代に合ったメッセージ性を踏まえると、実際の作品よりも過大評価されている部分はどうしても感じてしまう。
とはいえ、アメリカでGET OUTを観た時は観客に黒人が非常に多く、爆笑だったりの反応ポイントも全然違ったりしたので、あくまでも平均的な日本人の意見ですが。
で、今回は得意のメッセージ性やコメディー要素も除いたSFホラー的な作風で、ジョーダンピールだからといって無用な深読みをする必要も無いでしょう。
結論としては、驚くほど期待はずれ。90分にまとめるか、殺人猿の話で一本作った方がよほど面白かったのに、、、娯楽作品としてもホラーとしてもイマイチ。印象に残ったのがバイクが停まるシーンでアキラのオマージュ、という残念な一本でした。
昭和の奇妙な話風何じゃこりゃ?!
ストーリーはそれこそ昔のSF。なんだか判らん侵略者に襲われる田舎町の家族の攻防戦、なんだけど、貧乏解消のためにバズる動画を撮ろうという動機なのが今風。(でも主人公の持ってるのはガラケー)
音はすれども(大きすぎて)姿が見えずとかの演出は面白い。IMAXの値打ちありでした。
最初はUFOと思ったら使徒だしww
踊り喰いするけど堅い物は苦手。
それにしても、元子役のテーマパークオーナーの過去話は、なんかこの映画の本筋とうまくリンクしてない。これはこれで別のホラー話としてあったのに、無理矢理くっつけたのでは?と邪推してしまう。
あと、冒頭の「ダン、ダン」という字幕は、馬に伏せの芝居を教えてたのでは?はじめ主人公の名前かと思った
ありえない
まぁ、作品中でもテロップに出ている言葉だし、沢山のレビュアーが掲げている題名だから
被り捲りは必須であろうw
未知との遭遇、メッセージ、宇宙戦争等々、宇宙人かどうかは不明な、未確認空中現象(UAP)を題材とした
SF作品群にまた一つ加えられた作品である。近作品も又、監督の作家性の強いプロデュースになっており
前作をどんどんスケールアップ化していることは容易に確認でき、今回はハッキリと
エンタメに振り切っているのが面白い。
アメリカならではの広大な丘陵地と、その空を縦横無尽に馬の如く飛び回り、キャトルミューティレーションを
繰り返す"何か"・・・
それを退治しようとする兄妹のコンビネーションが終盤に炸裂し、カタルシスが心地よく出来ている展開だ
サブストーリー的なチンパンジーの話はどういう関連性があるのかは、自分の頭では結び付けられなかったので
これも解説を読んでみたいと思う。
監督の社会的メッセージ等も入っているのだろうが、今はそれよりもこの奇妙な内容が
SF映画としての面白さを原点回帰しているようなそんな気持ちにさせてくれた
追伸:IMAXレーザー/GTにて二度目の鑑賞
やはり今作は考察が試される作品だけに1回だけの鑑賞ではわかない内容であることを改めてヒシヒシと感じた しかも本来の画角画質での提供であればこその完璧なしつらえがあって初めて感動を貰えるモノである
今作は非常に解釈、読み説きが難しい映画であり、それはラストの主人公の生存自体が観客の解釈に委ねる作りになっていることからも明かである
私自身は生きていると思いたい 初めて"デニムジャケット"と目が合ったにも拘わらず生き延びることが出来た唯一の人間であるということで・・・
IMAXでの最大の演出はチンパンジーというのも興味深い演出だったというのも(勿論、"デニムジャケット"の口も同じく)加筆しておく
もう一つ、加筆が・・・ "デニムジャケット"腔内にいわゆる"唾液"的な演出が無かった事に違和感というか斬新さを再発見できた 鑑賞者が口々に言う"使徒"はもっと水分多めの物体だが、今作のそれは見た目に水気が感じない 表現もナイロン製若しくはビニール製の印象で、見た目にチープ感が漂ってしまっていることに違和感を感じたかもしれない しかし、何周も回ってあの表現、斬新さを垣間見た気持である 何でもかんでもドロドロと粘液とメルティングな表現一辺倒では面白くない もし注文つけるならば、そば粉を石臼で轢くようなしかも液体が一切無い演出があればと、無い物ねだりです・・・
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